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中小企業の新しい資金調達方法「ファクタリング」の特徴や活用法を解説!

売上は順調なのに手元の現金が底をつきそう…そんな悩みを抱えていませんか?特に、中小企業にとって資金繰りの行き詰まりは死活問題。そこで今回は、なぜファクタリングが中小企業の資金調達に向いているのか、リアルな成功事例と合わせてご紹介します。

中小企業の資金調達方法

中小企業向けの資金調達方法を大きく分類すると、下記の3種類に分けられます。

▼中小企業向け資金調達方法の種類

  • 負債を増やす(デットファイナンス):銀行融資/ビジネスローン/友人・知人からの借入など
  • 資産の資金化(アセットファイナンス):ファクタリング/固定資産の売却/手形割引など
  • 資本を増やす(エクイティファイナンス):ベンチャーキャピタル/株式・社債の発行など

ここからは、中小企業の代表的な資金調達方法について個別に見ていきましょう。

銀行・ノンバンク・日本政策金融公庫からの融資

中小企業の資金調達方法として最もポピュラーなのが、デットファイナンスにカテゴライズされている融資ではないでしょうか。

財政上、体力のある企業であれば低金利での資金調達が可能です。

その反面、借入先によって審査の難易度・金利相場・入金までの期間に大きな差があります。

審査の難易度 金利相場(年利) 借入までの期間(平均)
銀行/信用金庫 1~9% 2週間~2ヵ月
ノンバンクのビジネスローン 1~3% 1週間~1ヵ月
日本政策金融公庫 1.11%(基準利率) 1ヵ月ほど

特に、銀行融資は審査が非常に厳しいため通過率が高いとは言えません。

創業間もないベンチャー企業、一時的とはいえ赤字決済や税金などを滞納している中小企業にとっては、難易度の高い資金調達方法と言えるでしょう。

手形割引

すでに持っている資産を資金化するアセットファイナンスも、中小企業にとっては低リスクの資金調達方法として定評があります。

中でも「貸金業法」の対象になっている手形割引は、譲渡先の金融機関や手形割引業者の安全性が高く、悪徳業者に遭遇しにくいのが強みです。

ただし、1~15%程度の手数料が差し引かれるうえ、銀行融資なみに審査が厳しいのが難点。

また、手形を譲渡した後も「貸し倒れリスク」が残ってしまうのも注意点として挙げられます。

詳しくは、「手形割引とファクタリングの違い6つ!自社に有利な資金調達方法は?」をご一読ください。

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、資本を増やすエクイティファイナンス型の資金調達方法です。

株式や転換社債を発行するよりも難易度が低く、ここ数年ベンチャー企業を中心に利用率が増加しています。

自分の夢や事業プランなどをインターネット上で公表し、不特定多数の賛同者から低金利で資金を調達する方法です。

クラウドファンディングには「金融型」、「購入型」、「寄付型」がありますが、資金調達を目的とする中小企業の場合は、「金融型」の貸付またはファンド形式が一般的。

ただし、必ずしも希望金額が集まるとは限りませんし、独創性のあるアイディアが求められます。

中小企業でもファクタリング契約を結べる?

中小企業の経営者様が銀行に融資を申請した場合、「自己資金が不足している」「担保にできる不動産を持っていない」などの理由から、審査に通らないケースも珍しくありません。

銀行からの融資を断られた経験がある事業主様としては、「ファクタリングも中小企業にとってはハードルが高いのでは?」と連想されるかもしれません。

しかし、ファクタリングはたとえ不動産などの固定資産を持っていない中小企業であっても、売掛債権(売掛金)さえ保有していれば早期に資金化できる資金調達方法です。

だからこそ、政府が中小企業向けの資金調達方法としてファクタリングを推奨しているのでしょう。

実際、弊社でも「融資の審査で落された」「ブラックリストに入っている」という中小企業の事業主様から多くのお問い合わせを頂いており、その90%以上が審査に通過して資金を手にされています。

詳しい特徴や種類については、「ファクタリングとは?」を参照してください。

「ファクタリング」と「融資」の違い

中小企業の代表的な資金調達方法である「融資」と「ファクタリング」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この段落では、特筆すべき2つの大きな違いについて取り上げてみました。

契約内容・仕組みの違い

大手都市銀行であろうとノンバンクであとうと、全ての融資はあくまで借入金という負債を増やす「金銭の貸借契約」です。

一方、ファクタリングは掛取引の際に発行した請求書をファクタリング会社が買取り、手数料を差し引いた残金を売掛債権(売掛金)の買取代金として先払いする仕組みになっています。

つまり、融資が「金銭の貸借契約」なのに対し、ファクタリングは「売掛債権(売掛金)の譲渡契約」または「売買契約」なのです。

ファクタリングと混同されがちな資金調達方法として、売掛債権(売掛金)を担保にする「売掛債権担保融資(ABL)」があり、どちらも中小企業の利用率が高いという点は共通しています。

とはいえ、利息が発生する借入金(負債)という点では他の融資と全く同じ扱いです。

詳しくは「売掛債権担保融資(ABL)とファクタリングの違いは何?10項目で比較」を参照して下さい。

審査項目と優先順位の違い

融資とファクタリングでは、「審査の項目数」と「重視される優先順位」に大きな違いがあります。

まずは、融資の審査項目について見てみましょう。

▼融資の審査項目と優先順位

  • 1. 申込企業の信用度:反社会的勢力との付き合いや、過去の犯罪履歴がないか
  • 2. 決算書:貸借対照表や損益計算書から、財務の健全性を調査
  • 3. 資金使途:融資の目的
  • 4. 日常取引:メインバンクや取引先と円滑な関係が維持されているか
  • 5. 経営計画:中長期の経営方針や、今後のビジネス展開

上記の通り、融資の審査でメインとなるのは「申込企業の信用度」です。

そのため、審査対象となる項目が広範囲にわたるのはもちろん、時間をかけて多角的に判断されます。

たとえ完済能力があると見なされて審査に通っても、結果が出るまで長ければ数カ月かかるケースも珍しくありません。

一方、ファクタリングの審査項目はいたってシンプルなのが特徴です。

特筆すべきは、審査のメインがファクタリング利用者ではなく、「売掛先」であるという点でしょう。

▼ファクタリングの審査項目と優先順位

  • 1. 売掛先の信用度:支払い能力があるか
  • 2. 売掛債権(売掛金)の質:実在している売掛債権(売掛金)か/差押えリスクがないか
  • 3. 利用者(債権者)の人柄:二重譲渡など、詐欺行為を行う兆候はないか

つまり、ファクタリングの審査は「限られた項目をピンポイントで調査するシンプルさ」、「融資よりも難易度が低い」という2点の優位性を備えているのです。
だからこそ、中小企業のファクタリング利用率が増加している2大要因として、「最短即日で入金される迅速さ」と「審査通過率の高さ」の2点が高く評価されているのでしょう。
なお、ファクタリング審査の内容や方法については「【保存版】ファクタリングで即日資金調達するためには?」でも詳しく解説しております。

ファクタリングが中小企業に与えるメリット8つ

ほんの数年前まで、中小企業の資金調達方法と言えば「融資」または「手形割引」が主流でした。

しかし、ここ数年でファクタリングのシェアが急激に伸び、利用者の中心となっているのが中小企業なのです。

なぜ、手元資金を調達する手段としてファクタリングが選ばれているのか、その理由は中小企業ならではの悩みをカバーしてくれるメリットが豊富だからでしょう。

▼ファクタリングのメリット

  • 最短即日で資金調達できるので、短期間でキャッシュフローが改善する
  • ノンリコースファクタリングなら、貸し倒れリスクがゼロ
  • 2社間ファクタリングなら、取引先に知られず内密に利用できる
  • 借入負債に計上されない
  • 審査の結果を問わず、信用情報に傷がつかない
  • 審査の難易度が低く、税金や保険の滞納、赤字決済、設立1年目でも利用できる
  • 融資を断られた中小企業でもOK
  • 担保や保証人が不要なので、不動産を持っていない中小企業でも利用可能

詳しくは、下記のコラムをご一読ください。

中小企業の上手なファクタリング活用法

ファクタリングは中小企業向けの資金調達方法として、幅広い業種で活用されています。

ここでは、中小企業の中でも特にファクタリングの利用率が高い、下記2業種の成功事例についてご紹介しましょう。

  • 運送業:新規事業立ち上げに向けた資金調達
  • 建築業:資金繰りの改善による黒字倒産のリスク回避

中小企業のファクタリング事例1:運送業

最初にご紹介するのは、大阪市内でタクシー会社を営まれているH社長のファクタリング事例です。

取引先に知られずに資金を調達したいというご希望から、2社間ファクタリングを選択されました。

▼契約したファクタリングの内容

  • 利用履歴:初回
  • タイプ:2社間ファクタリング
  • 売掛債権(売掛金)の金額:600万円
  • 手数料率:10%
  • 買取り額の入金日:2日後

資金調達が必要になった理由

H社長がファクタリングの利用に踏み切った理由は、介護タクシー事業の立ち上げに伴う資金調達が目的でした。

元々、従業員数25名ほどではあるものの、旅行会社と提携して外国人をメインとする観光タクシーとして、経営状態は良好でした。

しかし、新型コロナウィルスが拡大するにつれて外国人観光客が激減。

そこで、かねてより検討していた介護タクシー事業を新たに立ち上げることにしたそうです。

早速、税理士にも相談して必要経費を算出したところ、車両や設備の購入費に人件費や広告宣伝費などを含めると、少なくとも600万円ほどの資金が必要という結論に至りました。

介護タクシー事業は今後も持続的に需要が伸びると予想されていますので、「融資が受けやすいのでは?」という思惑もあったそうです。

ところが、最初に検討した創業融資制度は低金利で借り入れができる反面、必要な自己資金割合が1/3と決まっているため、今回のケースでは200万円を捻出しなければなりません。

税理士からも「時勢の影響を受けやすい中小企業だからこそ、開業後の経営を安定させるために自己資金を増やしておくべき」とアドバイスされ、手元の売掛債権(売掛金)をファクタリングによって資金化することにしたそうです。

ファクタリングで資金調達した結果

H社長が選択された2社間ファクタリングは、3社間よりも手数料が割高ではあるものの、売掛先への通知・承諾が不要という強みがあります。

いずれは観光タクシーとしての需要が回復すると想定し、一定のコストを甘受しても風評被害のリスクを回避すべきという判断でした。

ファクタリングによる資金調達が無事に成功した結果、車椅子やストレッチャーごと乗車できる専用車両の購入はもちろん、介護タクシー運転手に必須となっている介護職員初任者研修の資格取得費用まで、全てが予算内で賄えたそうです。

福祉タクシーとして身体障害者向けのサービスが提供できるよう、介護福祉士の有資格者を新たに雇用できたのも、今後の事業展開にポジティブな要素となるでしょう。

スピーディーに資金化できる中小企業向けのファクタリングだからこそ、新規事業の立ち上げという攻めの経営と自己資金の上積みという守り、この攻守を両立させるために役立てて頂いた事例でした。

中小企業のファクタリング事例2:建設業

こちらは、東京都内で建設会社を経営されているY社長のファクタリング事例です。

比較的、中小企業向けのファクタリングとしては高額でしたが、3回目のご利用ということで契約の流れを熟知されており、あらかじめ必要書類が全て揃っていたため、契約当日の夕方に入金させて頂きました。

▼契約したファクタリングの内容

  • 利用履歴:3回目
  • タイプ:2社間ファクタリング
  • 売掛債権(売掛金)の金額:1,500万円
  • 手数料率:12%
  • 買取り額の入金日:即日

資金調達が必要になった理由

今回のファクタリングは、資金繰りの改善によって黒字倒産を予防することが目的でした。

Y社長が経営されている建設会社は、従業員数が50名ほどの中小企業ではあるものの、民間と公的機関からコンスタントに受注があり、健全な財政状態を維持されていました。

とはいえ、たとえ帳簿上は黒字でも元請業者からの支払いサイクルが長く、部材の購入費など運転資金として使える現金が常に不足しがちだったそうです。

特に今季は大手元請業者から受注した事業の規模が大きく、下請け業者への支払いにも配慮する必要がありました。

一時は融資も検討されたそうですが、信用情報への悪影響や負債計上の負担を考え、手元の売掛債権(売掛金)を使ったファクタリングを選択されました。

ファクタリングで資金調達した結果

迅速な資金調達により、先出し費用として必要だった外注費や材料費が賄えたのはもちろん、他の現場も滞りなく進捗しているそうです。

ただし、たとえ工事が完工しても代金が支払われるのは検査が完了してから、という建設業ならではのリスクは今後もついてまわります。

検査が長引けば、さらに入金が遅延して手元資金が枯渇しかねません。

そこで、弊社で提供している中小企業向けの経営支援コンサルティングをご提案させていただきました。

現在、キャッシュフロー・融資の正常化など、根本的な問題点が徐々に解決へと向かっている状態です。

なお、弊社では運送業や建設業だけでなく、医療や介護、IT(SES)業まで様々なケースのファクタリングを取り扱っております。

「同業者のファクタリング事例が知りたい」または「中小企業向けの経営支援コンサルティングに興味がある」という方は、下記のコラムをご一読ください。

どうしても資金操りが上手くいかない場合はファクタリングを検討してみよう

即効性の高いファクタリングは、「今すぐ現金が必要!」「融資の審査が通らなかった!」という中小企業にとって、おすすめの資金調達方法です。

とはいえ、融資の金利に比べて手数料が割高なのも事実。

緊急時の応急処置として一時的に利用するのは効果的ですが、ファクタリングによって財政が改善した後は根本的な問題を解決するための対策を講じるべきでしょう。

場合によっては、助成金や補助金を活用するという選択肢もあります。

弊社では、ファクタリングに加え中小企業の事業者様向けに「経営支援コンサルティングサービス」も提供していますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

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