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ファクタリングを即日で利用したい!審査なしでもファクタリングできる?
ファクタリングは、資金調達スピードに優れています。
最短即日で資金調達できることも多く、緊急の資金需要にもおすすめです。
中には、確実に即日で資金調達するために、審査なしで利用できるファクタリング会社を探す人もいます。
しかし実際には、ファクタリングには審査がつきものです。
むしろ、審査なしで利用できる業者には色々な危険があります。
この記事では、
- 即日ファクタリングと審査の関係
- 審査なしではファクタリングできない理由
- 審査なしの業者の危険性
- 審査ありでも即日でファクタリングするコツ
などを詳しく解説します。
ファクタリングとは?
会社が資金を調達する方法は複数あり、伝統的な方法もあれば、時代の発展とともに新たに普及した資金調達方法もあります。
近年、急速に普及しているのはファクタリングです。
会社が所有している売掛金を売却することで、最短即日で資金調達できることから、多種多様な資金需要をカバーできる方法として注目を集めています。
ファクタリング市場は拡大を続け、ファクタリング会社の数も増加の一途をたどっています。
また、政府がファクタリングを推奨していることも、ファクタリングが普及している一因です。
ファクタリングは債権譲渡取引
現在、ファクタリングに明確な定義はないものの、一般的には「売掛金の売却による資金調達」とされています。
金融庁の定義は以下の通りです。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
出典:出典:金融庁「ファクタリングに関する注意喚起」
ここにある通り、ファクタリングは債権譲渡取引に含まれます。
そもそも売掛金は、企業間の信用取引によって発生する売掛債権であり、「支払期日に代金を受け取る権利」にほかなりません。
この権利(売掛金)を、ファクタリング会社に譲渡(売却)することで資金を調達するのがファクタリングです。
ファクタリングの法的根拠は?
初めてファクタリングを利用する際、気になるのが法的根拠です。
ファクタリングは最近急速に普及している資金調達方法であり、法整備が追い付かない状況となっています。
また、即日で資金調達できることから、審査なしで融資するヤミ金と混同し、危険視する人も少なくありません。
しかしながら、ファクタリングは合法であり、法的根拠もあります。
それは、金融庁の定義にある「ファクタリングは法的に債権譲渡」ということです。
民法第466条では、債権譲渡について以下のように述べています。
(債権の譲渡性)
第四百六十六条 債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。
2 当事者が債権の譲渡を禁止し、又は制限する旨の意思表示をしたときであっても、債権の譲渡は、その効力を妨げられない。
出典:出典:e-Gov法令検索「第四節 債権の譲渡」
これをみれば、ファクタリングが合法であることは明らかです。
即日で対応するファクタリングも、即日で対応できないファクタリングも、債権譲渡の一種であれば完全に合法といえます。
もっといえば、ファクタリングとしての要件を損なわない限り、審査あり・審査なしに関係なく合法です。
危険視されているのは「ファクタリングを装った違法行為」であり、ファクタリングそのものに違法性はありません。
悪質業者に要注意
債権譲渡取引は民法(第466条)に明記されている通り、完全に合法的な取引ですから、ファクタリングも完全に合法です。
しかし、ファクタリング自体が合法でも、ファクタリングを提供する業者が全て合法というわけではありません。
ファクタリングの普及は始まったばかりですから、法整備が不十分な状況です。
ファクタリング業を開業するにあたって、免許や登録も要りません。
このため、ヤミ金などの違法業者がファクタリングを隠れ蓑にするケースが増えています。
このことについて、金融庁の注意喚起は以下の通りです。
中小企業の経営者などを狙い、貸金業登録を受けていない者が、ファクタリングを装って、業として、貸付け(債権担保貸付け)を行っている事案が確認されています。
詳しくは後述しますが、「即日」「審査なし」といったことを過度に期待すると、悪質業者に遭遇するリスクが高まります。
ファクタリングを利用する際には、悪質業者を避けることが大前提です。
ファクタリングの方式
ファクタリングの方式は大きく分けて2つあります。
簡単にまとめると以下の通りです。
- 2社間ファクタリング:ファクタリングの利用会社(以下、利用会社)とファクタリング会社の2社間で取引する方式
- 3社間ファクタリング:利用会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間で取引する方式
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの最大の違いは「売掛先が関与するかどうか」です。
2社間ファクタリングは、申し込みから入金まで売掛先が一切関与しません。
このため、簡単な手続きでスピーディに(即日も可)調達できるのがメリットです。
売掛先が関与しないことから、売掛先にファクタリングの利用を知られる心配もありません。
ただし、手数料が割高なことや、「審査なし」を謳う悪質業者が紛れ込んでいることがデメリットといえます。
最近では、2社間ファクタリングの手続きを全てオンラインで行う「オンラインファクタリング」も普及してきました。
オンラインファクタリングは、オンライン化によって従来の2社間ファクタリングよりも安く、スピーディに、安全に利用できるのが特徴です。
3社間ファクタリングは必ず売掛先が関与するため、手続きが煩雑です。
手続きの仕組み上、即日でファクタリングすることもできません。
その反面、手数料が安いことや安全性が高いことがメリットです。
後述の通りファクタリングは審査なしでは利用できません。
2社間(オンラインを含む)・3社間を問わず、必ず審査を行うものと考えてください。
審査なしではファクタリングできない理由
資金調達を急いでいる場合、できるだけスピーディに、可能ならば即日でファクタリングしたいと考えます。
資金調達の際に時間がかかるのは「審査」です。
「申し込み→審査→契約→入金」という流れのうち、審査は特に時間がかかります。
申し込み手続きは簡単にでき、契約も審査に通っているため速やかに手続きできます。
契約を結べば、入金もすぐに行われるのが普通です。
このように、手続きにかかる時間のうち、審査が大部分を占めています。
ファクタリングも例外ではありません。
そこで、即日で資金調達するために、審査なしで利用できるファクタリング会社を探す人もいます。
結論から言うと、ファクタリングは審査なしでは利用できません。
No.1をはじめ、即日対応のファクタリング会社もありますが、そのようなファクタリング会社でも必ず審査を実施しています。
審査なしではファクタリングできない理由は、以下の通りです。
ファクタリングは「償還請求権なし」
ファクタリングの契約条件は「償還請求権なし(ノンリコース)」が原則となります。
償還請求権は、買い取った売掛金が回収できなくなった場合、ファクタリング会社が利用会社に買い戻しを求める権利のことです。
「償還請求権なし」ということは、買い取った売掛金が回収できなくなったとしても、買い戻しを求めることはできません。
ファクタリング会社は、売掛金を審査することで回収不能リスクを測り、リスクに応じて額面金額よりも割安に買い取ります(リスクが高いと判断すれば買い取りを拒否)。
その後、売掛先の経営悪化や倒産によって回収できなくなれば、ファクタリング会社は買取価格相当の貸倒損失を被ります。
審査なしでファクタリングすれば、売掛先の経営状況を把握できず、回収不能に陥るリスクが高いです。
しばしば回収不能に陥るようでは、ファクタリング事業は成り立たないため、審査なしではファクタリングできません。
ファクタリングは無担保・無保証
また、ファクタリングは無担保・無保証で利用できます。
即日対応だからといって、担保・保証を要求することはできないのです。
そもそもファクタリングは、売掛金の売却であって借入ではなく、返済義務もありません。
返済義務がなければ、返済不能に備えるための担保や保証も不要というわけです。
これも、審査なしではファクタリングできない大きな理由です。
仮に、ファクタリング会社が担保や保証、あるいはそれに類似する保全策を使えるならば、審査なしでもファクタリングできるでしょう。
しかし実際には、そのような保全策はほとんどない状態でファクタリングします。
無担保・無保証で、なおかつ償還請求権もないのですから、回収不能になればファクタリング会社は損失を避けられません。
このように考えても、審査なしでファクタリングを請け負うことはあり得ないのです。
売掛先の支払能力が重要
償還請求権なし、無担保・無保証の条件で、ファクタリングというビジネスが成立するためには、売掛金の回収不能を極力避ける必要があります。
そのためには審査を実施して、売掛先の支払能力を測り、リスクに応じて適切な対応をしなければなりません。
審査なしのファクタリングが、ファクタリング会社にとってどれほど危険か、具体的に考えるとよく分かります。
例えば、100万円の売掛金を10件、手数料率は15%で買い取ったとしましょう。
手数料として15万円を差し引き、利用会社には85万円を支払います。
10件全て回収できた場合、ファクタリング会社の利益は150万円です。
このうち1件が回収不能になれば、買取代金分の85万円が損失となり、全体での収益は50万円に目減りします。
2件が回収不能になれば、2件分の買取代金170万円が損失となり、全体で50万円の赤字となります。
全体のごく一部が回収不能になっただけで、ファクタリング会社の経営が成り立たなくなる恐れがあるのです。
このように考えると、審査なしではファクタリングできない理由がよくわかるでしょう。
詐欺被害防止の観点から
ファクタリング業界には、悪質な業者がいる一方で、悪質な利用者もいます。
悪質な利用者を避けることも、審査なしではファクタリングできない一因です。
悪質な利用者は、ファクタリング会社に対して詐欺行為を働きます。
主な詐欺行為は以下の通りです。
- 架空債権:実在しない売掛金をファクタリングする(売掛金が実在しないため、ファクタリング会社は支払期日に回収できない)
- 二重譲渡:あるファクタリング会社に売却した売掛金を、別のファクタリング会社に再度売却する(譲渡を受けたファクタリング会社がそれぞれ債権を主張するため、回収時にトラブルになる)
- 売掛金の再利用:売掛先が既に支払った売掛金をファクタリングする(例えば、支払期日よりも早く入金された場合、未入金を装って売却を持ち掛ける。売掛金は支払い済みのため、ファクタリング会社は支払期日に回収が困難となる)
- 計画倒産:利用会社と売掛先が共謀し、売掛金をファクタリングした後に売掛先が計画的に倒産する(ファクタリングは「償還請求権なし」のため、売掛先が倒産した場合の損失はファクタリング会社が全て負担する)
このような詐欺行為に引っかかってしまうと、売掛先から回収することはできず、かといって利用会社から回収することも困難です。
そもそも、利用会社は意図的に詐欺行為をはたらいており、損害賠償に応じる気はさらさらありません。
したがってファクタリング会社は、これらの詐欺行為を審査によって見抜く必要があります。
審査なしでは詐欺師のカモになり、ファクタリング事業が成り立ちません。
条件設定が困難
ファクタリング審査は、売掛先の支払能力を測ったり、詐欺を見抜いたり、ファクタリングの可否を判断するために必要です。
また、ファクタリングが可能であればどのような条件でファクタリングするか、つまりファクタリング条件を決めることも、審査の目的となります。
ファクタリング条件の中でも、最も重要なのが手数料です。
手数料は、リスクとリターンのバランスを考慮して決定します。
審査の結果、「買い取りは可能だが、ややリスクが高い」と判断した場合には、手数料を高めに設定することでリスクヘッジを図ります。
逆に、「リスクが低い優良債権だから、積極的に買い取りたい」と判断すれば、手数料は安く設定できるというわけです。
もし、審査なしでファクタリングすれば、売掛金のリスクを測ることもできず、リスクに応じた手数料を設定することもできません。
安く買い取れば損失を被るリスクが高く、かといって高く買い取ればリピーターは獲得できないため、ファクタリング事業が成り立たないのです。
結論:ファクタリング事業は審査なしでは成り立たない
審査なしではファクタリングできない理由を解説しました。
全ての理由に共通するのが、「審査なしではファクタリング事業が成り立たない」ということです。
即日対応を謳っているファクタリング会社も、必ず審査を行います。
即日で資金調達したい場合には、できるだけスピーディに審査してもらうためにも、事前の準備が重要です(詳しくは後述)。
審査なしのファクタリングは危険!
審査なしではファクタリングできないと分かっていても、業者側から「審査なし」「即日対応」などと持ち掛けられると、興味を惹かれるものです。
実際、そのように謳っている業者もあります。
しかし、審査なしの即日ファクタリングは非常に危険です。
なぜならば、審査なしで対応する業者は、ファクタリングを装う違法業者の可能性が高いからです。
具体的には、以下のような危険があります。
「償還請求権あり」の可能性大
審査なしではファクタリングできない大きな理由は、ファクタリングは「償還請求権なし」が原則だからです。
逆に、もし「償還請求権あり」であったとすれば、業者の対応は大きく変わります。
リスクの高い売掛金を審査なし・即日で買い取り、結果的に回収不能になったとしても、利用会社に買い戻しを請求することで、業者側は損失を回避できます。
このため、審査なしでファクタリングする業者は、「償還請求権あり」に設定していることが多いです。
償還請求権ありの条件で売掛金を買い取った場合、ファクタリングではなく実質的に貸金業とみなされます。
これは、金融庁の公式な見解からも、また違法業者の判例をからも明らかです。
貸金業とみなされた場合、貸金業法の順守が求められるわけですが、償還請求権ありでファクタリングしている業者は、ほぼ例外なく貸金業法を守っていません。
実際、貸金業登録を受けていない違法業者がほとんどです。
貸金業登録を受けずに貸金業を営んでいるのですから、これは無登録業者(ヤミ金)にあたります。
「審査なし」で「償還請求権あり」の業者は、たとえ即日対応でも利用してはいけません。
担保・保証を求められる
上記でも述べた通り、ファクタリングは無担保・無保証で利用できます。
逆に、担保・保証を求められる場合には、違法業者の可能性が高いため避けてください。
違法業者は、審査なしで即日対応する代わりに、回収不能リスクに備えて担保・保証を求めることが多いです。
「償還請求権なし」で契約し、回収不能時に買い戻しを請求できなかったとしても、担保・保証があれば業者は損失を回避できます。
どちらかといえば、「償還請求権あり」よりも「担保・保証あり」のほうが好都合です。
「償還請求権あり」の場合、資金不足などを理由に、利用会社が買い戻しに応じられない可能性があります。
しかし「担保・保証あり」ならば、あらかじめ確保していた担保を処分したり、連帯保証人に請求したりすることによって、損失を回避できる可能性が高いです。
違法業者は、以下のような担保・保証を好みます。
- 担保:売掛金や約束手形、利用会社の発行済み株式などを担保として徴求する
- 保証:利用会社の代表者や家族に連帯保証人になることを求める
- その他:売掛先から振込予定の通帳・銀行員・キャッシュカードを預かる(担保・保証ではないものの、類似の機能を持つ保全策)
このような担保・保証によって保全策を講じるならば、審査なしでも即日対応は簡単です。
しかし、担保・保証を請求する場合も、ファクタリングではなく実質的に貸金業とみなされます。
「即日」「審査なし」「担保・保証つき」の条件は、違法業者の常套手段です。
手数料が高額になるおそれ
「償還請求権なし」「無担保・無保証」の条件であっても、まだまだ安心できません。
というのも、手数料が高額になる可能性が高いからです。
既に解説した通り、審査なしではリスクを測定できず、適切な手数料を設定することができません。
リスクを把握できず、なおかつ「償還請求権なし」「無担保・無保証」となれば、不明なリスクに対処する方法は手数料だけです。
普段から高額な手数料を請求していれば、審査なしで即日ファクタリングに対応し、高頻度で貸し倒れが発生しても、ビジネスを成立させることができます。
少し具体的に考えてみましょう。
100万円の売掛金を10件、手数料率15%で買い取った場合、2件の貸し倒れによって全体の収益が赤字になります(50万円の赤字)。
即日対応のために審査なしで買い取り、10件中5件が貸し倒れになる場合、黒字を維持するためには手数料率をどのように設定すればよいでしょうか?
答えは手数料率50%。
手数料率15%であれば、10件中5件貸し倒れた際の収支は350万円の赤字になりますが、手数料率50%であればプラスマイナスゼロになります。
このように、手数料率を大幅に引き上げることで、審査なしでも即日対応できるというわけです。
しかしながら、50%もの手数料を取られてしまうと、利用会社の資金繰りがほぼ確実に悪化します。
審査なし・即日で資金調達できるメリットよりも、資金繰り悪化のデメリットのほうがはるかに大きいでしょう。
違法な取り立ての危険がある
審査なしのファクタリングには、違法な取り立ての危険もあります。
ここまで挙げた通り、審査なしのファクタリングは償還請求権あり、担保・保証あり、高額の手数料など、様々なデメリットがあります。
特に違法な取り立ての危険が大きいのは、償還請求権あり、または担保・保証付きのファクタリングです。
償還請求権ありの場合、売掛金が回収不能になると利用会社が買い戻しを請求されます。
しかし、調達した資金をすでに使っており、手元に買い戻し資金がないケースも多いです。
すんなりと回収できないと分かれば、業者は違法な取り立てを行います。
これによって業務に支障を来したり、取引先に悪評が広まったり、事業に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
また、利用会社の代表者や家族が連帯保証人になっている場合は、保証人になった人が脅迫まがいの取り立てを受けます。
悪質性の高い業者になると、親兄弟・親類の勤務先に取り立てに出向くこともあり、事業と全く無関係の人を精神的に追い詰めることになってしまいます。
このような危険に遭わないためにも、審査なしのファクタリングは避けるべきです。
売掛先からの信用を失うリスク
最後に、売掛先からの信用を失うリスクも知っておくべきでしょう。
審査なしのファクタリングを希望する場合、即日で資金調達したいと考えているのですから、当然ながら2社間ファクタリングを利用します。
2社間ファクタリングならば、利用会社とファクタリング会社の2者間で取引し、売掛先が関与しないため手続きが簡素です。
また、売掛先に資金繰り事情を勘繰られることなく、信用リスクの回避にも役立ちます。
売掛先に知られないために2社間ファクタリングを選ぶ会社も多いのですが、この弱みに付け込んでくるのも違法業者の常套手段です。
例えば、以下のような手口です。
- 「審査なし」「即日」といった条件で利用者を誘い込む。この条件に魅力を感じる会社は、とにかくスピーディにファクタリングしたいと考えているため、契約内容を詳しく確認せずに契約を結ぶことが多い。
- 契約は、利用会社に圧倒的に不利な内容になっている。例えば、ちょっとしたことで違約金や損害賠償が発生したり、ファクタリング後に追加費用が発生したりする。
- 後日、違約金や損害賠償、追加費用などを請求される。利用会社は、ここで初めて違法業者であると気がつく。違法業者の要求に素直に応じることなく、解決策を探ることも多い。
- 利用会社が支払いを渋ると、違法業者は「売掛先に請求する」と脅しをかける。利用会社は、売掛先の信用悪化を避けるために、違法業者の請求に応じてしまう。
3の脅しを受けても請求に応じない場合、違法業者は本当に売掛先に取り立てを行う可能性があります。
強硬姿勢を利用会社に示すことで、支払いに応じるように仕向けるのです。
会社経営において、売掛先の信用は非常に重要であり、信用悪化は命取りになります。
審査なしのファクタリングを利用したばかりに、このような被害に遭うケースは少なくありません。
結論:「審査なし」でも対応できるカラクリがある
即日で資金調達できるからといって、審査なしのファクタリングを利用すれば、違法業者の被害に遭うと考えてください。
そもそも、審査なしではまともなファクタリングは成り立たないのです。
逆に言えば、審査なしでファクタリングできる場合、「償還請求権あり」「担保・保証あり」「法外な手数料」「脅迫まがいの取り立て」など、審査なしで対応できるカラクリがあると考えるべきでしょう。
「審査あり」でもファクタリングを利用するメリットは?
ここまで述べてきたように、審査なしでファクタリングすることはできません。
仮に「審査なし」を謳うファクタリング会社を見つけたとしても、悪質業者のリスクが高いため利用は避けるべきです。
経営悪化によって資金調達に悩んでいる会社は、「審査なしで利用できなければ意味がない」と思うかもしれません。
資金調達を急いでいる会社ならば、「審査なしでなければ即日で調達できないのでは…」と不安になることもあるでしょう。
しかし、たとえ審査ありでもファクタリングの利用価値は非常に大きいです。
ここからは、審査ありでもファクタリングを利用するメリットを解説します。
審査の難易度が低い
ファクタリングは審査なしでは利用できないものの、これは大したデメリットにはなりません。
「審査なしでは利用できないが審査に通りやすい」というのが、ファクタリングの大きなメリットです。
特に、融資の審査に比べれば雲泥の差があります。
ファクタリングと融資の審査難易度が大きく異なるのは、審査基準が異なるためです。
融資の審査基準
銀行の融資でも、ノンバンクのビジネスローンでも、審査なしでは利用できません。
銀行融資は特に審査が厳しく、審査に落ちる会社も少なくありません。
なぜ融資の審査が厳しいかといえば、融資先を基準に審査するためです。
融資は返済義務を伴うため、返済力に問題があれば貸倒れリスクを避けるためにも融資を拒否します。
決算書などの資料から経営状況と返済力を把握する必要があるからこそ、審査なしでは成り立たないのです。
審査の結果、業績や財務に問題があれば融資を受けることはできません。
コロナ禍の影響が残る中、多くの中小企業が何らかの問題を抱えており、銀行融資に苦労しています。
ノンバンクのビジネスローンも、審査なしでは利用できないこと、融資先を基準に審査する点では同じです。
確かに、ビジネスローンの審査はやや緩いといえますが、返済力に問題がある会社は審査に落ちます。
深刻な問題を抱えている場合、銀行融資とビジネスローンがどちらも同じ理由で審査に落ちることも珍しくありません。
そのような会社は、借入先に限らず融資での資金調達は難しいと考えるべきでしょう。
借り入れ可能とすれば、ほとんど審査なしで対応するヤミ金くらいのものです。
ファクタリングの審査基準
ファクタリングの場合、売掛金が審査基準となります。
ファクタリング会社は、利用会社の売掛金を割安に買い取り、支払期日に売掛先から満額回収することで利益を得ます。
つまり、ファクタリング会社の収益は売掛金の回収次第です。
ファクタリングは審査なしでは利用できませんが、利用会社が審査対象になりません。
このため、経営に問題を抱えている会社でも、売掛金に問題がなければ審査に通ります。
業績が長期的に悪化している、赤字決算が続いている、債務超過に陥っている、税金を滞納しているなど、融資が絶望的な状況でも審査に通るのです。
ファクタリングそのものは「審査あり」ですが、利用会社に対しては「審査なし」と考えてもあながち間違いではありません。
ファクタリングは業歴不問
基本的に、ファクタリングは業歴不問です。
開業したばかりの会社でも、即日中に資金を調達できます。
他の資金調達方法であれば、業歴は重視されるのが普通です。
業歴を特に重視するのが融資です。
業歴が短い会社は、長期の実績によって収益力・返済力を示すことができません。
また、業歴が短いほど業績は不安定であり、財務は脆弱になる傾向があります。
そのような会社に対して、審査なしで融資せよというほうが無理でしょう。
業歴が短い会社の中でも、創業1年未満の会社は特に資金調達に苦労します。
民間金融機関からの借入れは非常に困難で、借りるとすればビジネスローンか公的金融機関です。
日本政策金融公庫などの公的金融機関は、業歴が短い会社でも融資を受けられます。
しかし、これは審査なしということではなく、むしろ民間金融機関以上に厳しく審査されます。
業歴が短く信用がない会社に対し、創業計画などから材料を見出して融資するのですから、いきおい審査は厳しくなるのです。
実際、日本政策金融公庫を含め、業歴が短いことを理由に融資を受けられない会社が少なくありません。
ファクタリングを利用すれば、業歴が短い会社でも安心です。
上記の通り、ファクタリングの審査基準は売掛金・売掛先ですから、利用会社の業歴はほとんど問題になりません。
創業1年未満の会社も、ファクタリング会社を正しく選べば利用できます。
したがって、業歴が短い会社が即日で資金を調達する際にはファクタリングが役立ちます。
「審査なし」ではないものの、「(売掛金に対して)審査あり」だからこそ業歴不問でファクタリングできるのです。
これはもはやメリットといってよいでしょう。
無担保・無保証で利用できる
「審査なしではファクタリングできない理由」でも述べたように、ファクタリングは原則的に無担保・無保証で利用できます。
これはファクタリングの大きなメリットなのですが、このメリットを「審査なし」と勘違いする人がいることも事実です。
無担保ということは、担保評価などの審査なしで利用できるということです。
また無保証であれば、信用保証協会などの保証審査が不要となるため、その意味では審査なしといえます。
しかしながら、「ファクタリングは無担保・無保証」というのは「審査なし」ということではありません。
ファクタリングは、法的に無担保・無保証を原則とせざるを得ないのです。
そもそも、融資の際に銀行が担保・保証を重視するのは、融資が法的に消費貸借であるためです。
返済義務が前提となるため、どうしても「返済義務を履行できなくなったら」という発想になり、延いては「保全のために担保・保証を」と考えます。
だからこそ、銀行融資では不動産担保や信用保証協会の保証が重要なのです。
一方、ファクタリングは消費貸借ではなく債権譲渡です。
債権譲渡は返済義務を前提としておらず、有償譲渡によって得た資金の使途にも制限はありません。
そのため、ファクタリングには「保全のための担保・保証」という発想がなく、おのずと無担保・無保証が原則となります。
仮に担保・保証を求めた場合、ファクタリングではなく実質的に貸付とみなされ、貸金業者に対する厳しい規制を受けます。
当然、無登録営業や上限金利違反などで摘発される恐れがあるため、そのようなリスクを避けるためにも、正規のファクタリング会社は必ず「無担保・無保証」です。
担保・保証の不足によって融資を受けられない会社も、ファクタリングならば安心して利用できます。
このほか、資金調達の際にファクタリングを優先することにより、担保・保証を温存することも可能です。
必要書類が少ない
ファクタリングは審査なしでは利用できず、審査書類の提出が必須となります。
といっても、利用会社と売掛金・売掛先に関する情報を把握するだけですから、必要書類は少なく内容も簡素です。
例えば、No.1のファクタリングサービスをご利用いただく際には、基本書類として以下の4点をご提出いただきます。
- 直近3ヶ月の取引入金が確認できる書類(入金通帳・当座通帳・当座照合表)
- 決算書直近2期分(勘定科目明細付で税務申告済みの捺印のあるもの)
- 成因資料(請求書・発注書・納品書など)
- 取引先企業との基本契約書
以上の書類は、改めて作成・取得するものではなく、大抵は手元にあるはずです。
手元の書類を提出するだけで、即日中に資金調達することもできます。
銀行融資では多くの書類を求められ、計画書などの作成には手間がかかります。
融資交渉を有利に進めるために、専門家の協力を得て決算書対策を行う会社も多いです。
書類を揃えるだけでも大変な労力ですが、ファクタリングならばそのような心配は無用です。
ただし、No.1のように少なくとも3~5点程度の書類は必ず提出するものと考えてください。
必要書類が少なすぎる業者は注意が必要です。
必要書類が少なすぎるということは、書類を用いた審査をほとんど行っていない可能性があり、「審査なし」の悪質業者の疑いも出てきます。
最低限の書類を用い、必要十分な審査を行うことで簡単かつ即日中に資金調達できるのがファクタリングのメリットです。
最短即日で資金調達できる
ここまでの解説でもしばしば述べたことですが、ファクタリングは資金調達スピードに優れています。
審査なしでは利用できず、ファクタリング審査にはある程度の時間を要します。
とはいえ、方式によっては最短即日で資金調達できるのが大きなメリットです。
方式別の資金調達スピードの目安は以下の通りです。
- 2社間ファクタリング:最短即日
- 3社間ファクタリング: 最短1週間程度
- オンラインファクタリング:最短数時間
ファクタリング以外の方法では、即日中に調達するのは難しいでしょう。
銀行融資は数週間~1ヶ月を要し、「即日融資可」とするビジネスローンでも数営業日を要するのが一般的です。
緊急の資金需要に見舞われている、とりわけ「今日中に」「明日までに」「週末までに」といった場合、即日で調達できるかどうかがカギとなります。
資金ショートを避けるには、複数の資金調達方法を比較検討する余裕はありません。
かといって「審査なし」の悪質業者を利用するわけにもいきません。
このような場合の資金調達は、迷うことなく「ファクタリング一択」と考えるのが賢明です。
ファクタリングで即日中に調達し、資金ショートを回避した上で善後策を講ずるべきでしょう。
回収不能リスクの軽減に役立つ
ファクタリングは回収不能リスクの回避にも役立ちます。
「審査なしではファクタリングできない理由」でも述べた通り、ファクタリングには償還請求権がありません。
償還請求権がなければ、ファクタリングした売掛金が回収不能になっても、ファクタリング会社は利用会社に買い戻しを請求できないのです。
その際、回収不能による損失は全てファクタリング会社の負担になりますから、そのリスクを見極めるためにも審査なしでは買い取ることができません。
別の見方をすれば、これは利用会社の回収不能リスクをファクタリング会社が肩代わりすることでもあります。
これにより、ファクタリングは回収不能リスクの軽減に役立つのです。
通常、回収不能リスクの軽減には与信管理が軸となります。
売掛先の状況を逐一把握し、信用に応じて与信限度額や契約条件を見直すことによって回収不能リスクを低く抑えることができます。
しかしながら、与信管理は簡単ではありません。
与信管理には専門知識が必要であり、そのための人材を確保しなければならず、信用調査にもコストがかかります。
多くの会社が人手不足に悩む昨今、適切な与信管理を行うことは難しいといえるでしょう。
だからこそ、ファクタリングが役立ちます。
このとき、取引の金額が大きい売掛先や新規取引先など、与信管理の負担が大きい売掛金を優先するのがポイントです。
これにより、回収不能リスクを大幅に軽減できます。
信用情報への影響はゼロ
資金調達にあたり、信用情報への影響は気になるところです。
ファクタリングは、審査なしでは利用できないものの、即日で資金調達できるスピードや利便性、そして信用情報への影響でもメリットがあります。
信用情報が悪化する資金調達方法の代表例といえばビジネスローンです。
ビジネスローンは金利が高く、資金繰りへの負担も大きいのが特徴です。
支払利息によって利益が目減りし、返済力の低下につながります。
また、ビジネスローンで借り入れているという事実そのものが、何らかの問題を抱えている証拠です。
例えば、「業績・財務に問題があり、銀行の融資審査に落ちた」「資金繰りに計画性がなく、即日中の資金調達を迫られた」といった問題が考えられます。
つまり、ビジネスローンで資金を調達すると、返済力や経営状況を問題視されやすく、信用の悪化につながるのです。
実際に、ビジネスローンからの借入れがある会社は、銀行の融資審査に大きくマイナスとなります。
銀行の評価を悪化させないためにも、ビジネスローンでの資金調達はできるだけ避けたいところです。
その点、ファクタリングは信用情報が悪化しません。
ファクタリングは売掛金の売却であり、ファクタリング会社に売掛金を有償譲渡することで資金を調達します。
調達した資金は借入れにならず、ファクタリングの利用歴が信用情報機関に記録されることもありません。
つまり、ファクタリングの利用を知られることはなく、信用も悪化しないというわけです。
銀行融資を利用できない会社は、ビジネスローンよりもファクタリングを優先しましょう。
資金繰りを改善できる
資金繰り改善に悩んでいる会社は、ファクタリングの活用をおすすめします。
ファクタリングは審査なしでは利用できませんが、資金繰り改善に効果的です。
ファクタリングで資金繰りが改善する理由は、売掛金の性質を考えるとよくわかります。
信用取引によって発生する売掛金は、支払期日に代金を受け取る権利です。
逆にいえば、支払期日まで代金の受け取りを待つ義務でもあり、資金繰りの負担になります。
手元の売掛金が増加すれば、支払待ちの状態で多くの売掛金が滞留するわけですから、資金繰りは悪化します。
当然ながら、手元の売掛金が減少すれば、それだけ資金繰りも改善するというわけです。
ファクタリングは売掛金の譲渡であり、償還請求権もありません。
債権譲渡契約を結べば、売掛金の所有権はファクタリング会社に移り、利用会社の資産から完全に切り離すことができます。
その結果、ファクタリングした分だけ手元の売掛金は減少し、資金繰りも改善する仕組みです。
普通、資金繰り改善には手間と時間がかかります。
しかし、即日でファクタリングするならば、即日中の資金繰り改善も可能です。
ファクタリングを利用する際の注意点
審査なしでは利用できないものの、ファクタリングには「たとえ審査ありでも利用すべき」といえるメリットがたくさんあります。
しかし、ファクタリングにはいくつかの注意点があります。
ここでは、ファクタリングを利用する際の注意点をみていきましょう。
手数料負担に注意
まず注意すべきは、ファクタリング手数料です。
ファクタリングの際には必ず手数料がかかります。
上記において、審査なしのファクタリングが危険な理由の一つとして、「手数料が高額になるおそれ」があるとしました。
しかし、たとえ審査ありのファクタリング会社でも、手数料には注意しなければなりません。
前提として、ファクタリングの手数料率は他の資金調達方法に比べて割高になります。
ファクタリングの手数料率を利率に換算した場合、融資よりもはるかに高くなるのです。
ファクタリングの手数料率は、方式や売掛金の内容によって大きく変わります。
方式別の手数料率の目安は以下の通りです。
- 2社間ファクタリング:額面金額の10~30%
- 3社間ファクタリング:額面金額の1~10%
- オンラインファクタリング:額面金額の10%以下
1ヶ月後に回収の売掛金をファクタリングする場合、相場の手数料率を年利換算すると以下のようになります。
- 2社間ファクタリング:年利120~360%
- 3社間ファクタリング:年利12~120%
- オンラインファクタリング:年利120%以下
このように年利換算すると、手数料率の高さが分かると思います。
ファクタリングの実際の調達コスト(調達金額に対する総コスト)は、ビジネスローンよりもはるかに安く、場合によっては銀行融資並みに抑えることも可能です。
とはいえ、無計画なファクタリングを繰り返せば、手数料負担によって資金繰りが悪化する恐れがあります。
即日で調達できるとは限らない
次に気を付けたいのが、資金調達スピードです。
たとえ「審査あり」の正規ファクタリング業者でも、2社間ファクタリングやオンラインファクタリングを利用すれば、審査なしの悪質業者とほぼ変わらないスピードで調達できます。
しかし、これはあくまでも「“最短”即日」というだけであって、「必ず即日」ということではありません。
即日対応を強く打ち出しているファクタリング会社でも、実際には即日での対応力に欠ける業者があります。
また、即日対応に強いファクタリング会社であっても、利用会社の対応が悪ければ(必要書類の提出が遅いなど)即日では資金調達できません。
審査ありでも即日でファクタリングするポイントについては、下記(審査ありでも即日でファクタリングするコツ)で詳述します。
悪質業者に注意
審査なしの業者は、ファクタリングを装う悪質業者の可能性が高いため利用は避けるべきです。
しかし、これは「審査ありの業者は安全」「審査ありのファクタリングは悪質ではない」という意味ではありません。
「審査なしのファクタリングは危険」「審査なしは悪質業者の危険あり」といった注意喚起は、徐々に浸透してきています。
これにより、「審査なしをアピールしても顧客獲得につながらない」と考える悪質業者も増えているはずです。
当然、実際には審査なし(そもそも審査能力がない)でありながら、あえて「審査あり」を装う悪質業者が出てきても不思議ではありません。
したがって、悪質業者の判断基準が「審査なし・審査あり」だけでは不十分です。
たとえ審査ありでも悪質業者の可能性があるため、複数の観点から悪質業者を見極めていきましょう。
もっとも、悪質業者を避けるのは簡単です。
優良ファクタリング会社を選びさえすれば、悪質業者のリスクはほぼ避けられます。
No.1をはじめとする優良ファクタリング会社は法律を遵守しており、業界の代表として悪質業者の排除に努めています。
悪質業者とは対極の存在ですから、悪質性・違法性とは無縁です。
審査ありでも即日でファクタリングするコツ
審査なしではファクタリングを利用できず、危険も多いため避けた方が賢明です。
ならば、即日でファクタリングしたい場合にはどうすればよいのでしょうか?
安心してください。
いくつかのコツを知ることによって、即日でファクタリングできます。
2社間ファクタリングを選ぶ
即日でファクタリングするために、最低限必要な条件は「2社間ファクタリングを利用すること」です。
ファクタリングの方式には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 2社間ファクタリング:利用会社とファクタリング会社の2社間で取引する方式。最短即日で資金調達可能。
- 3社間ファクタリング:利用会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間で取引する方式。最短でも1週間以上かかる。
このように、売掛先が関与するかどうかに大きな違いがあります。
2社間ファクタリングは売掛先が関与しないため、申込時にファクタリング会社に提出する資料も少なく、申込後の手続きも簡素です。
3社間ファクタリングの場合、売掛先とファクタリング会社の間で書類をやり取りすることもあり、手続きに時間がかかります。
即日で資金調達を希望する場合には、必ず2社間ファクタリングを選びましょう。
オンラインファクタリングを選ぶ
近年、ファクタリング業界でも徐々にオンライン化が進んでいます。
オンラインファクタリングは、2社間ファクタリングの手続きを全てオンライン化した仕組みで、さらにスピーディなファクタリングが可能です。
従来の(オフラインの)2社間ファクタリングは、最短でも即日です。
契約時には対面取引を行うのが基本ですから、スケジュールや移動の都合により、即日でファクタリングできないことも珍しくありません。
しかしオンラインファクタリングならば、契約を含む全ての手続きがオンラインで完結します。
したがって、日本全国どこからでも、最短数時間で資金調達できます。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- オンラインファクタリングを導入しているファクタリング会社が少ないこと
- 即日対応ではないオンラインファクタリングも存在すること
なお、No.1でもオンラインファクタリングを提供しています。
No.1のオンラインファクタリングは、最短60分での振り込み実績が多数ありますので、即日での資金調達をご希望の方は是非ご利用ください。
必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶ
即日でファクタリングするためには、スピーディに審査や契約ができるファクタリング会社を選ぶことが重要です。
しかし、審査や契約がいくらスピーディでも、必要書類が複雑であれば申し込み段階で時間がかかり、即日での資金調達が難しくなります。
そこで、必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶことも欠かせません。
ポイントは、既に手元にある資料だけで申し込めるかどうかです。
ファクタリング会社の中には、申し込みの際に事業計画書や登記簿謄本などを求めるケースがあります。
事業計画書の作成や登記簿謄本の取得には時間がかかるため、このようなファクタリング会社は即日ファクタリングに向いていません。
No.1では、通帳コピー・決算書・請求書の3点のみでお申し込みいただけます。
同じファクタリング会社を継続利用する
即日ファクタリングに便利なファクタリング会社を見つけたら、そのファクタリング会社を継続利用することも大切です。
新規利用と継続利用では、ファクタリング会社の対応スピードが明らかに異なります。
なぜならば、新規利用の会社は審査に時間がかかるのに対し、継続利用の会社は審査に時間があまりかからないからです。
新規利用の場合、ファクタリング会社は利用会社に対して何ら信用がありません。
ファクタリング会社は、架空債権詐欺などを警戒して、利用会社に対してもある程度厳しく審査します。
これに対し、継続利用ならば既に信頼関係があり、ファクタリング会社は利用会社の情報を把握しています。
このため、利用会社に対する審査が簡単になり、即日でファクタリングしやすくなるのです。
ファクタリング条件に不満があれば、積極的に乗り換えを検討すべきですが、不満がなければできるだけ継続利用したほうが良いでしょう。
ファクタリングしたことがある売掛金を選ぶ
同じファクタリング会社を継続利用することに加えて、同じ売掛金を選ぶこともポイントとなります。
例えば、売掛先Aの売掛金をファクタリングし、翌月再び売掛先Aの売掛金をファクタリングしたとしましょう。
この場合、ファクタリング会社は、先月の利用時に売掛先Aを審査しており、支払能力その他を把握しています。
先月の審査の時点で「回収不能リスクが低い。即日ファクタリング可能」と判断したのですから、今月の審査でも同様の判断をする可能性が高いです。
なおかつ、先月買い取った売掛金がスムーズに回収できたとなれば、ファクタリング会社の安心感は一層高まり、即日ファクタリングしやすくなります。
即日でファクタリングするためには、いかにファクタリング会社に安心感を与えるかを考えましょう。
信用力の高い売掛先を選ぶ
色々ある売掛先の中でも、特に信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶことも重要です。
特に、売掛先が自治体や大企業であれば、審査なしのファクタリングと比較しても遜色ないスピードでファクタリングできます。
自治体や大企業の売掛金が回収不能になるリスクはほとんどありません。
したがって、契約書や請求書、入金明細などによって売掛金の存在を証明できれば、即日で買い取ってもらえる場合が多いです。
自治体や大企業と取引がない会社も、できるだけ知名度が高い売掛先の売掛金を選ぶことによって、即日ファクタリングの可能性を高めることができます。
支払期日が近い売掛金を選ぶ
最後に、支払期日ができるだけ近い売掛金を選びましょう。
支払期日が近い売掛金ほど、ファクタリング会社は回収不能リスクが低いと判断します。
同じ売掛金でも、「1週間後に支払予定の売掛金」と「2ヶ月後に支払予定の売掛金」では、回収不能リスクには大きな差が生じます。
ファクタリング会社は、審査を実施し「回収不能リスクが低い」と判断して買い取るわけですが、この判断の時点から支払期日までの間に、想定外のリスクが発生するかもしれません。
支払期日が遠いほど、ファクタリング会社は想定外のリスクに備えるためにも、審査に時間をかける、手数料を高くする、ファクタリングを拒否するといった対応が必要になります。
逆に、支払期日が近い売掛金であれば、スピーディな審査で買い取りやすく、即日対応しやすいというわけです。
まとめ:即日ファクタリングはNo.1におまかせ!
スピーディに資金調達できることは、ファクタリングの大きな魅力のひとつです。
このため、即日ファクタリングを希望する会社が多いのですが、審査なしではファクタリングできません。
審査なしで対応しているならば、悪質業者の可能性が高いため避けるべきです。
しっかりと審査を実施し、なおかつ即日対応できるファクタリング会社もあります。
No.1は、長年にわたってノウハウやデータを蓄積し、スピード対応に磨きをかけてきました。
審査なしではないものの、2社間ファクタリングならば最短即日、オンラインファクタリングならば最短60分での対応実績が豊富です。
資金調達をお急ぎの方は、ぜひNo.1にお任せください。
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