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【完全保存版】調剤報酬ファクタリングとは?メリットやデメリットとおすすめのファクタリング会社を紹介!

ファクタリングと聞いて、皆さんはどのような資金調達をイメージするでしょうか。
多くの人は、取引先に掛け売りすることで得た売掛金を売却する流れをイメージするでしょう。
確かに、これがファクタリングの最も一般的な形ですが、ファクタリングの種類は様々です。
調剤報酬ファクタリングも、一般的なファクタリングとはやや異なるファクタリングです。
この記事では、調剤報酬ファクタリングの基礎知識、メリット・デメリット、おすすめのファクタリング会社などを徹底解説します。

調剤報酬ファクタリングとは

一般的によく知られているファクタリング(買取ファクタリング)といえば、会社同士で信用取引をした際に発生する売掛金を、ファクタリング会社に売却するものです。
この基本的な形を応用することで、ファクタリングにも複数のタイプがあります。
この記事のテーマである調剤報酬ファクタリングも、基本的には買取ファクタリングの仕組みと変わりません。
ただし、取り扱う売掛金は調剤報酬に限られます。
調剤報酬は、医療に関する売掛債権の一種であり、薬局などで薬剤師が行う調剤業務に対する報酬です。
皆さんもご存じの通り、日本には健康保険制度があるため、薬局で薬を処方してもらった際の自己負担割合は原則3割です。
残る7割の調剤報酬は、薬局で調剤報酬明細書(レセプト)を作成し、国に請求することで受け取ります。
調剤報酬、介護報酬、診療報酬など、医療に関する売掛債権は全てファクタリング可能であり、調剤報酬ファクタリング以外にも介護報酬ファクタリングや診療報酬ファクタリングが有名です。
薬局は毎月、前月分の調剤報酬明細書を作成し、実際に調剤報酬を受け取るのは調剤業務を提供した2ヶ月後となります。
つまり、薬局などの回収サイト※は2ヶ月間ということですから、他の業種に比べてかなり長く(全業種平均は1ヶ月程度)、資金繰りが苦しくなりやすいのが特徴です。

※代金を回収するまでの期間

調剤報酬ファクタリングのメリット

調剤報酬ファクタリングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
代表的なメリットを紹介します。

負債にならない

調剤報酬ファクタリングに限ったことではありませんが、ファクタリングは負債になりません。
企業の資金調達は融資が基本です。
公的金融機関、民間金融機関、ノンバンクなどから借り入れた場合、それらは全て貸借対照表の「負債の部」に負債として計上されます。
「債務償還年数」や「自己資本比率」は、企業財務を判断する重要な指標です。
借入によって負債が計上されると、債務償還年数は長くなり、自己資本比率は低下するため、財務に対する評価はどうしても低くなってしまいます。
一般的に、企業は借金しながら経営するものであり、負債が悪いわけではありません。
しかし、後ろ向きの融資(赤字補填資金など、悪い事態に対処するための融資)であれば悪評価になりますし、負債が大きいほど返済負担は大きくなり、資金繰りが不安定になります。
これに対し、ファクタリングは売掛金という「流動資産」を売却する方法であり、借入ではないため、いくら利用しても負債が増えることはありません。
さらに、ファクタリングによって回収サイトを短縮すれば、それだけお金の巡りが良くなり、資金繰りが安定します。
ファクタリングを活用して財務状況を改善し、金融機関の評価を高め、今後の融資につなげていくことも可能です。

ビジネスローンよりも調達コストが安い

ファクタリングには手数料がかかります。
手数料はファクタリング審査によって決定され、その大部分は売掛先の信用によって決まります。
一般的な買取ファクタリングの場合、売掛先は一般企業であるため、売掛先の経営状況次第で回収不能になるリスクがあります。
ファクタリング会社としても、このリスクに備える必要があるため、

  • 2社間ファクタリング※1:売掛金額面に対して10~30%
  • 3社間ファクタリング※2:売掛金額面に対して1~10%

の手数料が請求されます。
これは、一般の銀行融資はもとより、ビジネスローンよりも高い設定です。
しかし、調剤報酬の請求先は国であり、売掛先の信用力が非常に優れています。
それだけにファクタリング手数料が安く、0.25~1.0%程度の手数料率で利用できるケースがほとんどです。
年利に換算すると3~12%ですから、年利15%程度で借り入れるビジネスローンに比べてかなり安いコストで調達できます。

※1利用会社とファクタリング会社の2社間で取引する方式
※2利用会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間で取引する方式

融資より審査に通りやすい

調剤報酬の請求先は国であり、信用力に優れているため、ファクタリング審査にも通りやすいです。
調剤報酬ファクタリングを取り扱うファクタリング会社としては、調剤報酬の確実性に目を付け、手堅いビジネスとして取り扱っているのですから、調剤報酬の買い取りを拒否する理由はありません。
銀行融資は、借入希望者の業績や財務から返済能力を把握し、貸し倒れリスクの低い相手を選んで融資するため、審査は非常に厳しいです。
ノンバンクのビジネスローンは、銀行に比べていくらか審査が緩いですが、貸し倒れリスクの高い会社に融資するわけにはいきませんから、やはり返済能力を重視します。
調剤薬局などの医療機関でも、融資を断られることは少なくありません。
そんなときでも、調剤報酬ファクタリングならばほぼ確実に資金を調達できます。

導入月は2ヶ月分の売上を資金化できる

上記でも少し触れましたが、調剤報酬の回収サイトは2ヶ月です。
例えば、1月(調剤月)の調剤報酬を請求する場合、2月10日までに請求を完了し、支払いは3月末(20日以降)となります。
調剤業務の提供が完了している1月から数えると、常に2ヶ月分の売掛金を所有していることにほかなりません。
2月時点では、3月末に回収予定の1月分の調剤報酬と、4月末に回収予定の2月分の調剤報酬の2ヶ月分を所有しています。
このため調剤報酬ファクタリングを導入する際、導入月は手元の売掛金を2ヶ月分まとめて資金化できます。
その後は、1ヶ月分の売掛金をファクタリングする流れです。
まとめて2ヶ月分ファクタリングすれば、資金繰りが大いに助かるでしょう。

調剤報酬ファクタリングのデメリット

調剤報酬ファクタリングにはいくつかのデメリットがあります。
注意すべきデメリットは以下の3つです。

利益率が下がる

まず、利益率の低下に注意してください。
上記の通り、調剤報酬ファクタリングには0.25~1.0%のファクタリング手数料がかかります。
ノンバンクのビジネスローンや、一般的な買取ファクタリングに比べてかなり安い水準ですが、油断は禁物です。
手数料の分だけ利益が目減りするため、調剤報酬ファクタリングを利用すれば確実に利益率が低下することを意識しましょう。
また、調剤報酬ファクタリングを取り扱うファクタリング会社の中には、0.25~1.0%の相場を大きく超える手数料を設定する会社もあるため、そのようなファクタリング会社を避けることが重要です。
もっとも、調剤報酬ファクタリングによって資金を調達し、資金繰りが助かることは事実であり、それによって資金ショートを回避できることもあります。
調剤報酬ファクタリングの手数料は「必要経費」と割り切ることが大切です。

使いすぎに要注意

ファクタリング手数料によって利益率が低下することを考えると、調剤報酬ファクタリングの利用はできるだけ慎重に考える必要があります。
特に注意したいのが、ファクタリングに対する慣れです。
ファクタリングは非常に便利なサービスです。
便利であるからこそ、ファクタリングに依存してしまう会社も少なくありません。
ファクタリングに依存すると、ファクタリングの利用を前提に資金繰りを回すようになります。
これは、手数料の分だけ利益率が低い状態が当たり前になるのですから、好ましくありません。
会社にとって、本当に頼るべきものは利益によって生み出したお金です。
銀行から借り入れたお金や、調剤報酬をファクタリングして得たお金も同じ「現金」ですが、本業で継続的に生み出せるお金こそが最も重要です。
ファクタリングに慣れると、この基本を見失ってしまいます。
調剤報酬ファクタリングは、本当に必要な時に利用することを心掛けましょう。

資金調達スピードがやや遅い

このほか、資金調達スピードがやや遅いことも調剤報酬ファクタリングのデメリットです。
ファクタリングは、他の資金調達方法に比べて圧倒的に資金調達スピードが早い方法として知られます。
2社間ファクタリングならば最短即日、3社間ファクタリングでも最短数日で資金調達できます。
最近普及しつつあるオンラインファクタリング※では、最短数時間で入金するサービスも珍しくありません。
これに比べて、調剤報酬ファクタリングは資金調達に時間がかかります。
特に、初回利用の場合には入金までに2週間程度を要するため注意が必要です。
これは、調剤報酬ファクタリングの審査にあたり、利用会社が本当に国保・社保の適用業者であるかどうかなど、慎重に審査する必要があるからです。
2回目以降は5営業日程度で入金されるため、それなりにスピーディに資金調達できます。

※全ての手続きをオンラインで完結するファクタリング方式

調剤報酬ファクタリングの必要書類

調剤報酬ファクタリングを申し込む際には、色々な書類を提出する必要があります。
提出書類は、一般的なファクタリングとはかなり異なるため注意してください。
依頼先によって異なりますが、基本的な必要書類は以下の通りです。

  • 調剤報酬ファクタリングの申込書
  • 債権譲渡通知書
  • 薬局や医療機関の登記簿謄本
  • 預金通帳のコピー(個人名義人ページ、国保連・社保からの入金ページ)
  • 過去の請求書、支払決定額通知書、直近の明細書コピー
  • 印鑑証明書
  • 保険医療機関指定通知書
  • 病院開設許可証
  • 決算書
  • 納税証明書

必要書類はファクタリング会社によって異なり、決算書は何期分提出するか、報酬請求書や支払決定額通知書を何ヶ月分提出するか、といったことはファクタリング会社に直接尋ねるのが確実です。
なお、提出書類の中に決算書や納税証明書が含まれていますが、融資のように詳しく審査するわけではありません。
あくまでも参考資料としての位置づけであり、中には決算書を求めないファクタリング会社もあります。
赤字や債務超過、税金滞納といった問題がある場合にも利用できるケースが一般的です。
利用会社の経営に問題があっても、ファクタリング会社は国からほぼ確実に調剤報酬を回収できますから、利用会社の経営状況は関係ありません。
求められた書類の内容は深く考えず、不備のないように確実に提出することを意識しましょう。

調剤報酬ファクタリングのおすすめ会社3選

調剤報酬ファクタリングを提供しているファクタリング会社は色々ありますが、中でもおすすめのファクタリング会社を3社紹介します。

1.カイポケ

カイポケは、介護事業者の経営支援全般を手掛けるエス・エム・エスが提供するサービスです。
調剤報酬ファクタリングだけではなく、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングも手掛けています。
エス・エム・エスは東証一部上場企業であり、約1,800法人がカイポケを利用しているため、安心感をもって利用できます。
カイポケの調剤報酬ファクタリングの条件は以下の通りです。

  • ファクタリング手数料:早期支払い額(請求額の80%)に対して0.8%
  • その他手数料:初回手数料として5,000円、月額利用料として2,000円
  • 入金スピード:5営業日後に請求額の80%を入金(残る20%は従来の支払い日に入金)

カイポケは、必要な時に必要なだけファクタリングするのではなく、毎月の調剤報酬を継続的にファクタリングする契約となります。
契約期間の縛りはなく、更新料も0円ですから、安心して利用できます。
毎月の調剤報酬をファクタリングし、資金繰りを円滑化したい会社におすすめです。

2.スルガ銀行

スルガ銀行も、調剤報酬ファクタリングを提供しています。
銀行系ファクタリングは、民間のファクタリングに比べて手数料が安い傾向があるため、調達コスト削減を重視する会社におすすめです。
スルガ銀行の調剤報酬ファクタリングは、調剤報酬の90%を上限として早期資金化し、残金は従来の支払い日に手数料を差し引いて支払う仕組みです。
入金スピードは5営業日であり、調剤月の翌月10日に請求した調剤報酬を15日には回収できます。
1月の調剤報酬であれば、本来3月末に振り込まれるところを、2月15日には回収できるため、売掛金の回収サイトを60日から15日へと大幅に短縮できます。
ファクタリング手数料やその他手数料などは公開されていないため、利用の際には事前に問い合わせてください。

3.三菱HCキャピタル

三菱HCキャピタルは、三菱グループのリース会社です。
本業はリース・レンタル業ですが、コンサルティングや債権回収、ファクタリングなどのビジネスサポートも手掛けています。
大手グループの安心感があるほか、調剤報酬ファクタリングのサービス内容も充実しています。
三菱HCキャピタルの調剤報酬ファクタリングは、業界最低水準の月0.2%~の手数料で利用可能です。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、メール・電話・郵送などを用いて非対面で手続きできるため、手軽さも魅力的です。
ファクタリングの流れは、調剤報酬の80%を早期資金化し、残金は従来の支払い日に支払われます。
入金日は、国保・社保への請求から最短5営業日ですから、スピードも他社に劣りません。
なお、契約時の事務手数料など、詳細な利用条件については非公開です。
利用の際には直接尋ねてみてください。

まとめ

調剤報酬ファクタリングの仕組み、メリットとデメリット、おすすめのファクタリング会社などを解説しました。
調剤報酬ファクタリングは、一般的なファクタリングに比べて利用しやすいのが特徴です。
売掛先は一般企業ではなく国ですから、回収不能リスクに陥る可能性が極めて低く、好条件でファクタリングできます。
国は資金調達の多様化を推進しており、ファクタリングの普及を後押ししています。
調剤報酬ファクタリングは、国の政策にもマッチする方法であり、ファクタリングの利用を国に知られたところで何ら不都合はありません。
資金繰り改善のためにも、調剤報酬ファクタリングの活用を検討してみてください。

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