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ファクタリングは融資と異なる独自審査!基準を知って確実に審査を通過させよう!

ファクタリングの特徴として、融資による資金調達と比較して、迅速に振り込みまで進むということが挙げられます。
それは、ファクタリングが融資とは異なる独自審査の基準で行われているからです。

ファクタリングは当事者間の自由な契約が優先する民法上の行為です。
融資のように銀行法や貸金業法、銀行の「ガイドライン」などでガチガチに決まっているものはなく、各ファクタリング会社に裁量があります。

つまり、ファクタリングは各ファクタリング会社が独自審査で事業主様の売掛債権について買い取りの可否を判断できるということになります。

ファクタリングの独自審査は「独自」なので、基準が共通ではなく怖いというイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
今回はファクタリングだからできる独自審査について解説していきます。

ファクタリングの独自審査について融資と比較してみた

ファクタリングは融資と異なる独自審査によって売掛債権の買い取りの可否が判断されます。
まず、独自審査の基準について知っておきましょう。
なお、独自審査ですので、この基準も多くのファクタリングに共通しますが、絶対的なものではありません。

極端な話、売掛債権の請求書だけで独自審査を行いOKということも、ファクタリングならば可能なのです。
民法の契約は双方が同意の意思表示をすればよく、契約書や契約書への署名捺印も法律的な条件ではないことにも注意です。

契約書を取り交わし、署名捺印し、印紙を貼るのはあくまで証拠として残すための双方のリスクヘッジになります。
独自審査を行い、その場で現金で買い取ることも法的には問題ありません。
銀行融資ではそんなことは絶対にできません。
融資とファクタリングで独自審査の射程(範囲)が全く異なることに注意してください。

ファクタリングと融資の審査について表にしましたのでご覧ください。

ファクタリングの審査基準 融資の審査基準
売掛先の信用力を重視する
財務内容はそれほど重視されない
決算が悪くても売掛金があれば可能
信用情報照会が無い
消費者金融からの借入があってもOK
申請者の信用力を重視する
財務内容重視、借入が多いと不可
赤字企業の場合融資の審査が厳しくなる
信用情報照会で厳しくチェックされる
消費者金融からの借入があると厳しい

これはあくまで最大公約数的な審査になります。
ファクタリングの場合、独自審査の裁量が大きいので、もっと独自審査で項目を減らせます。

既存の融資の審査基準では借入を断られてしまうような経営が難しい会社も、独自審査するファクタリングならば意外と簡単に審査に通り、資金調達できる可能性があります。

ファクタリングの独自審査の特徴

ファクタリングの場合、独自審査によって融資よりも審査が緩い、甘いという印象がありますが、これは審査基準が異なるからです。
審査基準が異なり、さらにファクタリング会社ごとの独自審査を受けられるので、自社のうまくマッチするファクタリング会社に出会えれば、迅速で簡便、緩いと感じられる資金調達を達成できます。

まず、ファクタリングの審査の特徴は以下になります。

  • 売掛先の信用力を重視
  • 信用情報照会がない
  • 申込人の信用力よりも売掛先の信用力が重要
  • AIなどコンピューターによる独自審査が進む
  • 「総量規制」やビジネスローンにおける1000万円上限がない
  • 3社間ファクタリングの方が2社間ファクタリングより審査が緩い
  • 請求書(確定債権)だけではなく注文書や発注書(将来債権)もファクタリング会社によっては買い取り可能

ファクタリングの審査(独自審査)は主にこのような基準で行います。

独自審査になるので、もっと先駆的な審査基準を設けているファクタリング会社もあるかもしれません。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングを比べた場合、3社間ファクタリングの方が緩めの審査になります。
時間はかかりますが、売掛先の同意を取り付けるので回収漏れのリスクが減ります。

独自審査がうまく機能していれば、通常数日かかる3社間ファクタリングの同意についても短縮できる可能性があります。
同意を売掛先から明示して取り付けなければならないので、ファクタリング会社の独自判断で勝手に同意を得ることはできません。

ファクタリングを行うための必要書類は融資と比べて少ない

ファクタリングは独自審査が可能なので、審査にあたり求められる書類も融資とは異なります。
こちらも多くのファクタリング会社に共通するものであり、独自審査の内容によっては、これよりも少ないことがあります。

繰り返しになりますが、ファクタリングは民法の契約なので、当事者間で合意できれば口頭でも解約は成立し、契約書や署名捺印も不要なのです。

ファクタリングの審査に必要な書類 融資の審査に必要な書類
売掛金の請求書
(例外的に「将来債権」を紹介する発注書、注文書などでファクタリングできる会社もある)
売掛金が発生する旨の契約書
確定申告書、決算書(それほど重視しない)
本人確認書類(身分証明書)
銀行の通帳(売掛金の入金確認のため)
商業登記簿謄本(法人のみ)
決算書(2期分)
試算表
資金繰り表(共通)
事業計画書
銀行取引一覧表
納税証明書
商業登記簿謄本(法人の場合)
本人確認書類(個人の場合)

融資の審査の場合は、特に現在の経営状況を確認し、毎月の返済を行えることが大前提です。
したがって、確定申告書(決算書)が重視されます。

融資の審査では「信用情報照会」が義務付けられています。
ここで、申請者が消費者金融からの借入がわかると、審査では大きなマイナス点になります。

ファクタリングは融資とは異なる資金調達方法なので、審査に信用情報照会がありません。
独自審査で信用情報照会を行うことも難しいです。
信用情報機関は金融機関(融資を行う)以外に情報提供できないからです。

ファクタリングの審査では、売掛債権の存在を示す請求書があれば理論上は買い取り可能です。
もちろん独自審査で「これだけでOK」とすることもできますが、請求書の偽造捏造や、本人確認を行わないこともデメリット、リスクが大きすぎるため、最小限の書類となっています。

ファクタリング会社と長く取引し、お互いに信頼関係を構築できれば、独自審査の過程でほぼ無審査で請求書を買い取るくらいの関係になるかもしれません。
融資の場合はいくらお得意様でも行わなければならない審査がありますが、ファクタリングはそういうことがないので、「ATM感覚」で使える関係になるかもしれません。

ファクタリングの審査に必要な書類の方がそろえやすく、その意味では緩い審査になるのかもしれません。

独自審査でも買い取りできない、ファクタリングできないものもある

ファクタリングはなんでも買い取れるわけではありません。
あくまで売掛債権であり、金額や入金日が決まった確定債権(請求書)に加えて、ようやく2020年の民法(債権法)改正で、将来債権(注文書や発注書)の買い取りにエンジンがかかっている段階です。

買い取れる債権と買い取りできない債権を区別しましょう。
いくら独自審査でも買い取りできない債権のファクタリングは難しいと解してください。

独自審査のファクタリングで買い取れる債権 独自審査のファクタリングでも買い取れない債権
製品売買代金
サービス提供代金
運送料、輸送料
業務請負代金
診療報酬
調剤報酬
介護報酬
行政や法人に対する債権
「下請代金支払遅延防止法」に規定される債権
個人に対する債権
売掛先への買掛金が売掛金より多い
その他売掛金回収に不安がある場合

個人に対する債権とは「友人のAさんに10万円プライベートで貸した。来月末までに返してもらう」「友人のBさんに要らないパソコンとソフトを20万円で売った。支払いはBさんのボーナス後」みたいな債権です。
仕事に関係ないものであり、これはファクタリング会社の買い取り対象外になります。
独自審査でもさすがに買い取りするファクタリング会社はないでしょう(違法というわけではない)。

「下請代金支払遅延防止法」に規定される債権は買取りできないというよりもファクタリング会社が避ける可能性があります。
下請法は大企業からの仕事を受注している個人事業主や零細企業を守る法律で、不当な価格下げや「買いたたき」を禁止しています。

そうした債権を「買いたたく」ような低額で買い取るとファクタリング会社が違法行為になってしまう可能性があります。
ファクタリング会社の資本金等も関係しますが、そのあたりは事前にファクタリング会社に聞いてみましょう。

・自社の規模(個人事業主、零細企業(小規模事業者))
・売掛先の規模(資本金等)
・ファクタリング会社の規模

それぞれが関係することがあり、下請法の規制適用となると独自審査は対抗できないことになります。

ファクタリングの独自審査に落ちてしまうことももちろんあり

ファクタリングは銀行法などに縛られないため、なるべく依頼人の利益になるよう「よいところ」を評価し、独自審査に通してあげるのがファクタリング会社の姿勢ですが、それでも独自審査の結果どうしようもなくて、落ちてしまう、審査不合格になってしまう可能性があります。

その理由について、まとめてみました。

ファクタリング会社の申し込み基準を満たしていない

ファクタリング会社の申し込み条件を満たさなければ、独自審査しようがありません。

「開業2年以上の法人の売掛債権をファクタリングします」

という条件のファクタリング会社に、個人事業主やフリーランス、それもごく小規模で売掛債権額数万円という人が申し込んでも、審査の遡上に乗りません。

あるいは、開業して2か月、まだ売掛金回収を1度も行っていないような会社です。

このような場合は、独自審査を行えないことになります。
もちろん、ファクタリングは独自審査できるので、個人事業主だが年収3000万円といった人ならば例外的な対応を取ってもらえる可能性はあります。

ファクタリング申し込み者の信用力にとても不安要素がある

ファクタリングは売掛先の信用度重視ですが、申込人の信用度を完全に無視できるものでもありません。
過去に返済事故を起こしたかどうかは、信用情報照会がないのでわかりません。

そうではなく、申込人の名前で検索すると過去の重大犯罪の容疑者だったなど、消せない過去がわかってしまうと、いくら罪を償っていても買い取りできないという可能性もあります。

特に詐欺事件などの場合、ファクタリング会社は目の前の請求書も信用できなくなってしまいます。

本来、罪を償えば不当な扱いはできませんが、「独自審査」なので独自の判断で落とされても仕方ないことになります。
「独自」の裁量はファクタリング会社にあります。

売掛債権の取引先の信用度が問題で独自審査落ちする

売掛先の信用度に問題がある場合、独自審査かどうかに限らず、売掛債権を買い取ることができないこともあります。

信用情報機関を利用しなくても、ファクタリング会社の独自審査によって売掛先に問題ありと判断されれば、あとはファクタリング会社の意思によって不採用となってしまいます。

ファクタリング業界内の「ブラックリスト」に売掛先が載っているかもしれません。
経営状況に問題があるだけではなく、過去の3社間ファクタリングで回収できなかったなどの場合もこのチェックに引っかかってしまいます。

3社間ファクタリングで売掛先が同意しない

上とも関係しますが、3社間ファクタリングで、売掛先がファクタリングへの協力を断られてしまうと、これで止まってしまいます。

過去に3社間ファクタリングでトラブルになったという情報があれば、ファクタリング会社としても3社間ファクタリングで進められません。
この場合、2社間ファクタリングにせざるを得ません。

ファクタリング会社との相性が悪い業種が売掛先で独自審査落ちする

独自審査は特定の業種に強い場合威力を発揮します。
逆にまったく詳しくない売掛先の場合、ファクタリング会社としても審査できないことがあります。

建設業に強いファクタリング会社は業界動向や地元の建設会社の業況などにも詳しいのですが、そうしたファクタリング会社にIT業のファクタリングを依頼しても、審査できない可能性があります。

もちろん請求書の宛名(売掛先)が誰もが知っている有名企業なら別ですが、そうでない場合、信用情報照会もできないので困ってしまいます。

特定の業種に特化しているファクタリング会社に、別業種の個人・会社が申し込むと独自審査落ちしてしまうかもしれません。

ファクタリングする売掛債権の支払いサイトが長すぎる

売却する売掛債権の支払いサイトによっては審査落ちするかもしれません。
通常の売掛債権の場合、支払いサイトは30日~60日です。
支払いサイト180日、半年の売掛債権は、不払いリスクも大きく買い取れないかもしれません。

建設業など支払いサイトが長い売掛債権の場合、それに特化したファクタリング会社を選ぶべきです。

なお、独自審査なのでファクタリング会社が「この売掛先ならサイトが長くても信用できる」と判断すれば買い取りできる可能性があります。
統一的な基準がなく、独自審査の裁量が大きいのです。

ファクタリングする売掛債権に二重譲渡の疑いがある

債権の二重譲渡は違法です。
もし申込人が売却の意思を示した売掛債権に二重譲渡の疑いがある場合、審査不合格になります。
独自審査云々ではなく、すでに譲渡され、「存在しない債権」を買い取ることはできません。

もちろん、そうしたことがバレると「ブラックリスト」に入りますし、依頼人が善意無過失でなく、悪意(知っていて二重譲渡する)ならば詐欺罪で告発される可能性もあります。

過去にあった事件ですが、存在しない金塊を売却したらダメなのは当然です。
独自審査以前に詐欺行為です。

ファクタリングの対象が不良債権である

入金日が10月31日なのに入金がない請求書を11月10日にファクタリングしようとしても、ファクタリング会社は買い取りません。

売掛「債権」ではなく回収不能の負債、不良債権です。
そのような請求書を出されても、独自審査するまでもなく買い取れません。
買い取りしてくれるファクタリング会社はおそらく存在しないはずです。

不良債権とは約束した利息や支払いが受けられないなど、ファクタリング会社が買い取りに困る債権のことです。
期日が過ぎた債権もファクタリング会社が買い取りに困ることから、独自審査落ちの理由になります。

もちろん、ファクタリングは各会社独自審査できるので、特別対応は可能ですが、それでもファクタリング会社がリスクを取れないということです。

ファクタリング会社それぞれの独自審査基準があるので、ひょっとするとファクタリング会社を変えることで審査に通る可能性があります。

ファクタリングは融資ではないので、審査に落ちてもそれが信用情報に記載されることはありません。
よほどファクタリング業界の「ブラックリスト」に載るようなものでない限りはバレませんので、やれるだけのことはやってみましょう。

独自審査で売掛債権の信用度を見抜き迅速な資金調達を実現! No.1のファクタリングに相談しよう!

独自審査はファクタリングが融資とは異なり持っている大きなアドバンテージです。
ファクタリング会社の独自審査によって、迅速かつ簡略化された審査が可能になり、より早く資金調達できるようになります。

独自審査によってファクタリング会社にも差異ができ、事業主様がご自身の売掛債権をどこに売るのか、比較検討できます。
独自審査は緩い方向にすべきということではないので、厳格に審査し、手数料率が低く安心できるファクタリング会社を選ぶという選択もできます。

ファクタリングならば、全国各地からオンラインで審査できます。
オンラインも独自審査になるので個性が出ます。
個性あるファクタリング会社からぜひ選んでください。

「株式会社No.1」は歴史と実績があるファクタリング会社です。
口コミの評判も確かで、業界でも評価いただき、独自審査も事業主様に寄り添ったものになっていると好評です。

売掛先の信用度をしっかり把握し、可能な限り少ない工程で独自審査して買い取りを行います。

No.1にぜひ一度ご相談ください。
独自審査はしっかりしたものですのでご安心いただけます。
わからないことには丁寧にご説明させていただきます。

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