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カテゴリー: ファクタリング

売掛金ではなく買掛金の買い取りもファクタリングでできる?買掛金ファクタリングとは何?

ファクタリングは融資などに代わる新しい資金調達方法として近年盛んに利用されています。

銀行法や貸金業法など融資にかかわる法律が適用されないため、迅速かつ柔軟な対応が可能になり、資金繰りに悩む事業者にとって非常にありがたいものになっています。

しかし、ファクタリングを利用できるのは売掛金を計上している事業者のみのはずです。ファクタリングは売掛債権の買い取りであり、請求書の存在が必須だからです。

しかし、請求書や売掛債権を必要としないファクタリングも登場してきました。それが「買掛金を買い取るファクタリング」です。一瞬何のことかわからないかもしれません。買掛金を買い取るとは・・?

今回はまったく異なる論理で展開する買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」について解説します。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」とは何?

通常のファクタリングは「売掛金を受け取る権利」の買い取りで、中古ゲームや本の買い取りに近くイメージしやすいのですが、買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」は、「買掛金を支払う義務」をファクタリング会社が支払うものです。

リバースファクタリングとは、債権者ではなく債務者が持つ買掛金を支払期日到来前にファクタリング会社に買い取ってもらい現金化します。それを債権者に支払うという債務現金化になります。

要は、買掛金がある会社がファクタリング会社に買掛金を立て替えて支払ってもらい、後日買掛金+手数料をファクタリング会社に支払うというものです。

手持ち現金がなく、買掛金が支払えない(=不渡り)になることを防ぐために、後で手数料を上乗せしてもいいので、ファクタリングの仕組みを使ってファクタリング会社に支払ってもらうというものです。

あるいは債権者(買掛先)の信頼度を高めるために、本来の買掛金支払期日より前に(手持ち現金がないのに)買掛金の支払いを行うために用います(売掛金を本来の期日より前に受け取って困る債権者はいないはずです)。

資金調達目的ではなく、資金繰り悪化によって買掛先(債権者)に迷惑がかかることを防ぎます。

買掛金ファクタリング「リバースファクタリング」の事例研究

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」についてわかりやすいように、下記の事例で考えてみましょう。

    債権者(下請け先、業務委託先、受注企業):A社
    債務者(発注元、発注企業):B社
    ファクタリング会社:C社
    毎月末日締め翌々月末払いで機械の部品製造をB社がA社に発注している
    6月30日締め:売掛金請求書発行(A社→B社) 200万円
    8月31日支払い:買掛金支払(B社→A社) 200万円
    (支払いサイト2か月)

    <買掛金のリバースファクタリング>
    6月30日締め:売掛金請求書発行(A社→B社) 200万円
    7月31日:B社がC社にA社が発行した請求書を提出。B社の買掛金をC社が買い取り
    8月1日:C社がA社に手数料を引いた売掛金195万円を支払い
    8月31日支払い:買掛金(B社→C社) 200万円を支払い

リバースファクタリングの場合、売掛金支払いまでのサイト期間中に、債務者が持つ買掛金をファクタリング会社が買い取り、手数料を引いて債権者(受注先)に支払います。

受注先は本来の売掛金満額よりも少し減った金額の受け取りとなります。期日前に多少手数料を引かれて受け取るので、そこで受注先がどう考えるかも重要になります。上の例だと8月31日なら本来の売掛金200万円を受け取れるのに、8月1日だと5万円減った195万円になってしまいます。

ですが、買掛金ファクタリング「リバースファクタリング」の仕組みを用いることで、買掛金期日到来前に、債権者に売掛金を支払えます。

債権者(受注先)が「多少本来の売掛金よりも減ってよいので、前払いしてくれないか」という債権者の資金繰りが良くない場合にお願いされたときにもこの買掛金ファクタリングは利用できます。

買掛金ファクタリング「リバースファクタリング」を行うファクタリング会社(C社)は、利用者(債務者)であるB社の買掛金支払期日前に、買掛先のA社に売掛金として代金を支払います。

リバースファクタリングの仕組みは、期日前に債権者(A社)に振り込まれるわけで、絶対にバレますし、本来の売掛金額よりも減じた額の振り込みになるので、債権者(A社)の同意も得ている「3社間ファクタリング」になります。

ファクタリング手数料も1%~5%と低いのが特徴です。

期日よりも前に本来の金額よりも少ない売掛金を債権者に支払うわけで、当然、債権者、債務者、ファクタリング会社3者の合意、契約が必須になります。債権者(A社)に黙って行っては大変なことになるので注意してください。

通常のファクタリングと買掛金ファクタリング「リバースファクタリング」の違い

買掛金ファクタリングであるリバースファクタリングと通常のファクタリングとの違いについて以下のとおり表にまとめました。

買掛金ファクタリング
(リバースファクタリング)
通常のファクタリング
利用者・申請者 債務者、発注先 債権者、受注先
買い取り対象債権 買掛金 売掛金
買い取った最近の支払先 債権者、受注先 債権者、受注先
手数料負担 債権者、受注先 債権者、受注先
買い取りスピード 即日~3日 即日~1週間までさまざま
手数料率 1%~5% 10%~20%(2社間ファクタリング)
5%~9%(3社間ファクタリング)
何社間ファクタリング? 3社間ファクタリングのみ 2社間ファクタリングか3社間ファクタリング

通常のファクタリングが主に債権者による資金調達目的の早期現金化や、貸し倒れ(売掛金支払い不能になる)リスクヘッジ目的なのに対して、リバースファクタリングは、買掛側(債務者)が以下のような目的で利用します。

・債務者にキャッシュがないので買掛金の支払いサイトを延ばして資金繰りを改善する
・優良な債権者(受注先、外注先)に当初契約した売掛金支払日契約よりも早く現金を支払い、「金払いが良い発注者」として振る舞う
・結果、債権者(受注先、外注先)をつなぎとめる

買掛金を支払う側が資金難でファクタリング会社に代理払いしてもらうほか、ぜひ継続依頼したい買掛先(債権者)に予定よりも先払いする目的もあります。

尤も、債務者側にキャッシュがあれば、ファクタリングの仕組みを利用せず、売掛金支払い日前に自社のお金で支払えばよいので、キャッシュフローが潤沢ではないケースで用いられる方法だとご認識ください。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」のメリット

買掛金のファクタリングである「リバースファクタリング」は発注先(債務者)、外注先(債権者)双方にメリットがあります。

3社間ファクタリングなので、それぞれ(+ファクタリング会社)で合意ができれば有効な決済方法となります。

ではそれぞれのメリットについて確認します。

債務者(発注先)のメリット

債務者(発注先)のメリットについて説明します。

リバースファクタリングは買掛金を支払う発注企業のメリットが大きいから行われるユニークなファクタリングになります。

資金繰りの改善

リバースファクタリングによって、ファクタリング会社が外注先(債権者)へ支払いを代行します。つまり、売掛先企業への支払い期日を先延ばしすることもできます。

ファクタリング会社への支払い日は、原則、当初の支払日ですが、もう数日待ってもらうことも可能です。ファクタリングは当事者間の合意が優先されるので、買掛金支払日を延ばすことが可能になります。

これにより発注企業にとっての買掛金の支払いサイトを長くすることができます。

事例では8月31日が買掛金の支払日でしたが、契約(と手数料)によってはファクタリング会社への支払日を9月中旬などにすることも可能です。

もちろん、ファクタリング会社との信頼関係や実績がないと、こうした特例は難しいでしょう。

しかし、これが可能になれば、8月31日以降も支払うべき現金が手元に残るため、一時的な資金繰り改善になります。自社の売掛金受け取りサイトの関係で、一時的に手元に資金が必要な場合などに買掛金のファクタリングが有効になります。融資を受けなくても当座をしのげます。

コストの削減

リバースファクタリングの手数料はすべて債権者(受注先)が負担します。

債務者(発注先)は買掛先(受注先)への振り込み多数料や振り込みにかかる時間的コスト、事務コストをすべて、債権者とファクタリング会社へ丸投げできます。

リバースファクタリングによって、買掛金の支払いについて、ファクタリング会社に債権者へ手続きを一元化できれば支払いを簡素化でき、コストの削減につながります。

優秀な外注先の確保

リバースファクタリングによって買掛金を期日よりも早く支払えるようになります。

債権者(受注先)にとって貴社は「金払いの良い発注先」となるため、評価が高くなります。

債権者(受注先)から見ると、請求書発行後すぐ現金が手に入る仕事を優先します。

支払いサイトが数十日、数か月後の仕事は後回しにならざるを得ません。優秀なクライアント確保のためにリバースファクタリングは使えます。しかし、100%の支払いにならないため、差額を改めて支払うなど、本来の契約の差額を受ける努力も必要になります。

債権者(受注先、外注先)のメリット

仕事を受ける債権者側にもメリットがあります。このメリットがないと、3社間ファクタリングである買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」は成立しません。

早期現金化

通常の売掛金支払い日よりも早期に現金化が可能です。売掛金支払いサイトが長ければ「売上」の計上から、実際に現金が振り込まれるまでに時間がかかり資金繰りが悪化してしまいます。

資金繰り改善や、資産(売掛金)はあるのにキャッシュが足りないために引き起こされる黒字倒産」のリスクも減らせます。

ただし、売掛金100%の早期現金化はできません。ファクタリング手数料は債権者が払います。当初の売掛金契約日より大幅に早い支払いなど、早期の現金化を求めて実現させることも重要になります。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」は、3社間ファクタリングなので、手数料率は低く、5%以下です。手数料5%以下と早期現金化を天秤にかければ、悪い話ではないはずです。

貸し倒れリスクの軽減

債権者が行う通常のファクタリングのメリットと共通することです。

債務者(発注先)の倒産や不渡りで売掛金の回収ができなくなってしまいます。どんなに発注先が優良企業でも行政機関や健保組合でない限り何があるかわかりません。売掛金が振り込まれるまでのサイトが長ければ、貸し倒れリスクをゼロにできません。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」で、「買掛金を支払う義務が債務者からファクタリング会社に移転する」ので、売掛金回収不能になるリスクが減ります。

本来の期日よりも早期に現金として回収できるため、貸し倒れリスクを減らせます。ただし、ファクタリング会社が倒産や不渡りを起こす可能性もあります。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」のデメリット

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」はあまり聞きなれないものなので、やはりデメリットも意識してください。

買掛金ファクタリングをしているファクタリング会社が少ない

リバースファクタリングを取り扱っているファクタリング会社がとても少なく、利用している顧客もあまりおらず、少数の(資金力がある)ファクタリング会社のメニューになっています。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」を利用できるファクタリング会社自体が少ないのです。

でんさいネットへの加入が必要

リバースファクタリングを利用するためには、電子記録債権(でんさい)取引を可能にする「でんさいネット」へ加入しなければなりません。

でんさいネット加入には、銀行と取引があり、審査も通過しなければなりません。でんさいとファクタリングは異なる資金調達方法です。

でんさいネットの審査は融資の審査以上に厳しく、でんさいネットに加入できる会社はかなりの優良企業です。

それだけ買掛金のファクタリングについては、ファクタリング会社の方で利用者を厳選したいという意向があります。

さらに、買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」を利用するためには、このでんさいネットに債権者、債務者双方が加入しなければなりません。その段階でかなり利用のハードルが高くなります。

債権者が手数料を支払う

ファクタリングを申し込む側ではなく、申し込まれる側、つまり債権者が手数料を支払うのが買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」のデメリットです。

わざわざ自分の手取りが少なくなるものに同意するでしょうか?債権者が自己資金に余裕があり、ある程度売掛金回収サイトが長くても問題ないと思っていれば、3社間ファクタリングに同意しません。

通常の3社間ファクタリングとは逆に債権者が「債務者の経営が危ないのでは?自分の手取りが減る方法には到底同意できない」「このままこの債務者と取引を継続してよいのか?」とマイナスの心象を与えかねません。

債権者が身銭を切って債務者に協力するためには、丁寧な説明や相応の報酬アップなどが必要にもなるでしょう(手数料分報酬を上げて契約するなど)。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」の手続き

実際にリバースファクタリングができるファクタリング会社は少ないのですが、手続きの大きな流れをまとめると以下になります。

①でんさいネットへの加入(債権者、債務者双方が加入する)

②掛取引(買掛金)の発生(現金取引や手形取引は利用不可)

③債務者がファクタリング会社にリバースファクタリングを依頼

④ファクタリング会社によるファクタリング審査

⑤ファクタリング契約(3社間ファクタリング・債権者、債務者、ファクタリング会社)

⑥債権者から債務者へ請求書を発行し売掛債権が発生

⑦債務者がファクタリング会社にリバースファクタリングを申し込み

⑧ファクタリング会社が債権者に買掛金を先に支払う(債権者にとっての『「売掛金」-手数料』を支払う)

⑨買掛金支払日、あるいは期日後に債務者が買掛金をファクタリング会社に支払う

注意すべきは「でんさいネット」への加入です。債務者だけではなく債権者も加入しなければならず、ここがネックになります。債権者、債務者相互に信頼がなければリバースファクタリングはできません。

買掛金のファクタリング「リバースファクタリング」をおすすめできる会社は?

リバースファクタリングのメニューを提供しているファクタリング会社自体少数ですが、もしお近くにあった場合、利用を検討してもいい事業者について紹介します。みなさんの会社がこれらに当てはまれば買掛金の支払い方法をファクタリングに変えてみても良いかもしれません。

買掛金の支払いサイトが短い会社

買掛金の支払いサイトが短い会社は資金繰りに困ることがあります。売掛金のサイトが2か月、買掛金のサイトが1か月なら売掛金の回収までに買掛金の支払いが2回到来します。

リバースファクタリングを行うと、ある程度買掛金の支払いサイトを延ばせる可能性があります。買掛金の支払いサイトについて、1か月を2か月にはできないかもしれませんが、1カ月半(45日)に延ばせられればかなり資金繰りは楽になります。

買掛金の金額が多い会社

買掛金の支払い金額が多いと、売掛金の回収にトラブルがあった場合などに、一気にキャッシュが不足し支払い不能に陥ります。

ある程度リバースファクタリングを利用し、ファクタリング会社に対して「実績」を作っておくことで、緊急時にリバースファクタリングを使って買掛金の支払いを行い、売掛金の回収漏れに備えられます。

緊急時のリスクヘッジのため、リバースファクタリングの利用実績を作っておくとよいでしょう。

資金繰りが厳しい会社

リバースファクタリングによって、買掛金の支払いサイトを「ある程度」調整できます。

直近の買掛金の支払いをファクタリング会社に行ってもらい、ある程度の時間を稼げます。資金繰りが厳しい会社も一時しのぎくらいにはなります。その間に売掛金、買掛金の支払いサイトの見直しや経営改善などに着手してください。

リバースファクタリングでは根本的な解決は難しいので、そこは意識してください。

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買掛金ファクタリング「リバースファクタリング」を利用するにはさまざまなハードルがあります。

実施しているファクタリング会社も少なく、相互に「でんさいネット」に加入するなどあまり現実性がないファクタリングなのかもしれません。

買掛金をファクタリングするという一見するとイレギュラーな対応ですが、ファクタリング会社に売掛先への支払いを先払いしてもらう新しい手法になります。これを債権譲渡の枠組みで行えます。

まずさまざまなファクタリングメニューを提供できる会社を選び、そこで相談をしてください。ファクタリングは当事者間の合意が優先するので、新しい形の資金調達やリスクヘッジができるかもしれません。

「株式会社No.1」は歴史と実績があるファクタリング会社です。低い手数料、高い買取率、豊富なメニューで業界の評判も良く、口コミでも高評価をいただいています。

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