カテゴリー: ファクタリング ・ ファクタリング会社
マネーフォワードアーリーペイメントの評判は?手数料、審査、口コミ、活用事例や利用法などを徹底解説
今回は「マネーフォワードアーリーペイメント」というファクタリング会社を紹介します。
ファクタリングは売掛債権(売掛金)の売却ですが、金額や日時が確定している「確定債権」としてファクタリングするのが一般的です。
しかし、請求書以前の注文書や発注書の段階で資金調達できればさらに助かるという事業主様も多いはずです。
マネーフォワードアーリーペイメントはそうした需要に応えるためのファクタリング会社です。マネーフォワードアーリーペイメントは、従来の確定債権に加えて「将来債権」の買い取りも行います。
マネーフォワードアーリーペイメントは注文書や発注書の段階でも買い取りします。2020年の民法(債権法)改正によって明文化された「将来債権」の譲渡をいち早く自社のメニューに採り入れています。
今回、しっかりマネーフォワードアーリーペイメントの概要を掴んでいただき、自社の経営改善に役立てていただくことを期待します。
ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説|ファクタリング初心者必見
マネーフォワードアーリーペイメントとはどのようなファクタリング会社か?
まず、マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリングについてその概要を説明します。マネーフォワードアーリーペイメントは法人限定、2社間ファクタリング限定のファクタリング会社で、従来の請求書(確定債権)だけでなく「注文書」や「発注書」の段階での将来債権ファクタリングも可能にする会社です。
マネーフォワードアーリーペイメントにおけるファクタリングの概要
マネーフォワードアーリーペイメントは、オンラインに特化したファクタリング会社です。運営会社の「マネーフォワードケッサイ株式会社」は東証プライム市場に上場しているマネーフォワード株式会社の100%子会社になります。上場企業のグループということもあり、信頼性は非常に高いといえるでしょう。
なお、マネーフォワードの会計ソフトのアカウントや利用経験がなくても、問題なく利用可能です。会計ソフトとしてマネーフォワードを利用していると、より使いやすくなります。
大手企業が運営しているため、即日の資金調達は難しく、最短2営業日かかります。提出が必要な書類も比較的多めです。
ただし、請求書だけでなく、「将来債権」である発注書や注文書を使ったファクタリングにも対応しており、新しい形のファクタリング、資金調達に関心のある方には一度相談してみる価値があります。
【マネーフォワードアーリーペイメントの概要】
審査通過率 | 非公開 |
---|---|
手数料 | 1%~10%(初回は2%~10%) |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
入金までのスピード | 最短2営業日 |
買い取り可能額 | 50万円~数億円 |
必要書類 | 請求書(注文書、発注書)、通帳コピー(6か月分)、決算書2期分、最近の残高試算表 |
対象者 | 法人限定(合同会社、個人事業主やフリーランス不可) |
運営会社 | マネーフォワードケッサイ株式会社 |
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリングはオンライオンファクタリングかつ2社間ファクタリングの仕組みを利用します。
注文書や発注書など「将来債権」のファクタリングに積極的なのが最大の特徴です。
マネーフォワードアーリーペイメントの各重要項目について解説
マネーフォワードアーリーペイメントの各項目について上の表に沿って解説していきます。
審査通過率
マネーフォワードアーリーペイメントの審査通過率は非公開です。
他社と比べて審査に時間をかけます。そのため、マネーフォワードアーリーペイメントの審査に通れば、かなり安定した経営をしていることの証明にもなります。
ファクタリングは信用情報と無関係なので、ダメでもそれが後々のファクタリングへ影響することもありません。
手数料
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリング手数料は1%~10%となっています。
2社間ファクタリングとしてはかなり低く、注文書ファクタリングや発注書ファクタリングといった将来債権のファクタリング手数料もこの中に入ります。通常、将来債権のファクタリング手数料は高めになるので、それを考えても、2社間ファクタリングの手数料相場(10%~20%)の下限ですので、かなり条件が良いファクタリングになります。
契約方式
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリングは2社間ファクタリングでオンラインファクタリングになります。
クラウド会計ソフトの「マネーフォワード」系列のファクタリングサービスですので、そのあたりのシステムは安心して使えるはずです。
入金までのスピード
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリングスピードは最短2営業日です。他のファクタリング会社が「最短即日、○○分!」とアピールしている中で、最短2営業日というのはやや時間がかかると言えます。
「本当に急な資金調達」の場合にはマネーフォワードアーリーペイメントは不向きかもしれません。
買い取り可能額
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリング買い取り金額は下限50万円、上限数億円です。
後述のようにマネーフォワードアーリーペイメントは法人限定のファクタリング会社なので、個人事業主やフリーランス向けの少額債権買い取りは不要ということになります。
必要書類
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリングに必要な書類は「請求書」「通帳コピー(6か月分)」、そして「決算書2期分」、「(前期決算以降の)最近の残高試算表」になります。
法人なので法人税の申告書&決算書、そして前期決算以降の残高試算表も必要です。税理士が管理している場合、税理士から受け取ってください。
オンラインファクタリングですので、必要書類についてはPDFや画像ファイルにしてすぐにアップロードできるようにしておいてください。
対象者
マネーフォワードアーリーペイメントは「法人限定」です。個人事業主やフリーランスの方は利用できないので注意ください。
また、法人でも「合同会社」の事業主様は利用できません。つまり、利用できるのは株式会社、有限会社、合名会社、合資会社になります。
医療法人や社団法人は別途お問い合わせください。
マネーフォワードアーリーペイメントの申し込み手続きの流れ
マネーフォワードアーリーペイメントの申し込み方法や手続きについて、その流れを解説します。
売掛債権(売掛金)の発生
事業主様から売掛先にサービスを提供して、請求書を発行して売掛債権(売掛金)が発生します。あるいは仕事を売掛先から受けて、注文書や発注書を受け取ります。
売掛債権(売掛金)買い取りの見積もり依頼
事業主様からマネーフォワードケッサイ株式会社(マネーフォワードアーリーペイメント)に売掛債権(売掛金)買い取りの見積り依頼を行います。
ファクタリング審査
事業主様からマネーフォワードケッサイ株式会社(マネーフォワードアーリーペイメント)に必要情報をご提出いただき、審査を進めます。
審査通過後に、マネーフォワードアーリーペイメントよりファクタリング条件を提示いたします。
ファクタリング申し込み
事業主様からマネーフォワードアーリーペイメントに売掛債権(売掛金)の買い取り依頼を行います。
ファクタリング代金振り込み
お見積り内容に問題がなければ、マネーフォワードアーリーペイメントから手数料を差し引いて代金振り込みを実行します。
回収売掛金のご送金
売掛先からの入金から5営業日目安に、事業主様からマネーフォワードアーリーペイメントに回収売掛金を返金します。
マネーフォワードアーリーペイメントのメリットとデメリット
ここでマネーフォワードアーリーペイメントのメリットとデメリットについて説明します。
マネーフォワードアーリーペイメントのメリット
マネーフォワードアーリーペイメントを利用するメリットは以下になります。
注文書や発注書など将来債権のファクタリングが可能
マネーフォワードアーリーペイメント最大のメリットは、「注文書ファクタリング」や「発注書ファクタリング」という将来債権のファクタリングが可能なことです。
請求書は金額や日付が決まらないと発行できませんが、将来債権である注文書や発注書の段階でファクタリングできるのは大きなメリットです。
売掛債権(売掛金)の回収サイトが長い建設業、運送業、IT業などの方にはまだ金額が確定していない仕掛中の仕事であってもファクタリングで資金化できるのはとてもありがたいことになります。
「当事者間の自由な意思表示」による民法上の契約というファクタリングの大きな特徴を生かしたメリットになっています。
債権譲渡通知、債権譲渡登記が不要
マネーフォワードアーリーペイメントは2社間ファクタリング限定なので、売掛先に債権譲渡通知はいかず、ファクタリングの事実はバレません。
また債権譲渡登記も不要であり、外部に知られることなくファクタリングできます。
2社間ファクタリングの中ではとても安い手数料
マネーフォワードアーリーペイメントの手数料率は1%~10%です。
2社間ファクタリングの手数料率相場は10%~20%と比較しても、その下限がマネーフォワードアーリーペイメントの上限となります。
この手数料率は通常の請求書ファクタリングだけでなく、将来債権の注文書ファクタリングや発注書ファクタリングにも適用されます。
通常、将来債権のファクタリング手数料はかなり高くなるので、そこから考えてもマネーフォワードアーリーペイメントによる将来債権のファクタリングはかなりおすすめです。
売掛債権(売掛金)回収日から支払い日までの期日が5日ある
多くのファクタリング会社では、売掛債権(売掛金)回収日即日、ないし翌日にファクタリング会社で返済することが求められますが、マネーフォワードアーリーペイメントの場合「5日以内」でOKです。
支払いに猶予があるため、返済に間に合わなかったというリスクを減らせます。もちろん、売掛先から回収した売掛債権(売掛金)はそのままマネーフォワードアーリーペイメントに返済することが必要ですが、それでも時間的余裕があるのはいろいろ助かります。
マネーフォワードアーリーペイメントのデメリット
一方マネーフォワードアーリーペイメントにはデメリットもあります。デメリットについても知っておきましょう。
資金調達までの期間が長い
多くのファクタリング会社が「即日資金調達可能」を謳っている中で、マネーフォワードアーリーペイメントは「最短2営業日」という資金調達期間になっています。
「今日、明日お金が欲しい」という人にとっては、マネーフォワードアーリーペイメントは利用できません。ある程度時間の余裕がある事業主様向けのサービスになっています。
法人限定、しかも合同会社不可
マネーフォワードアーリーペイメントを利用できるのは法人現地で、個人事業主やフリーランスの方は利用できません。
また、法人でも「合同会社」は利用できず、株式会社や有限会社の利用しかできないことに注意してください。
合同会社は「新会社法」によって新しく設立が可能になった会社形態で、資本金などもほとんどかからないのが特徴です。新規設立法人の中では、合同会社は30%弱と言われています。
その合同会社が資金調達にマネーフォワードアーリーペイメントを利用できないのは大きなデメリットと言えるでしょう。
マネーフォワードアーリーペイメントの評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介
マネーフォワードアーリーペイメントの口コミや評判を抜き出してみました。
「うちは売上が入金される前に広告費の支払いが必要だったので、毎月中旬を過ぎると手元資金にほとんど余裕がなく、ずっと資金繰りに悩まされていました。
そんな中、ファクタリングを利用して売掛金を早めに現金化できるようになったことで、広告費の支払いにも余裕を持って対応できるように。おかげで毎月の資金繰りもずいぶんと楽になりました。」
(公式サイト事例をわかりやすく修正)
「内装工事を手がけています。年商はおよそ10億円ですが、案件によっては着手から入金まで数か月かかることもあり、その間に外注先への支払いや材料費の負担が先に発生します。特に大規模案件が重なると、一時的に手元資金が心もとなくなるのが悩みでした。
そこでファクタリングを活用してみたところ、約1,500万円の売掛金を50日前に現金化でき、資金のやりくりに余裕が生まれました。今では複数の大きな案件が同時に進行しても、資金繰りに追われることなく安心して業務に集中できています。」
(公式サイト事例をわかりやすく修正)
「東京都でアパレルのデザイン企画を手がける会社を経営しています。設立から10年ほどで、主に企業や店舗向けのユニフォームの企画・制作、そしてプロモーションの運営などを行っています。
私たちの業界では、案件のスタート時点から材料費や外注費といったコストが先行して発生します。一方で、受注から納品までは3〜6か月、その後さらに1か月ほどかけて入金されるため、実質的に4〜7か月もの間、資金が回収できない状態が続いていました。その間の資金繰りは常に頭の痛い問題でした。
そんなときにマネーフォワードアーリーペイメントを知り、試してみることに。発注書の段階でも売掛債権(売掛金)として資金化が可能だったため、大型案件が見込まれていたタイミングで非常に助かりました。銀行融資を待つよりもスピーディーに資金が確保でき、キャッシュフローに余裕が出たのは大きなメリットです。」
(公式サイト事例をわかりやすく修正)
「東京都でPR系マッチングプラットフォームを運営している、設立3年目のITサービス企業です。年商はまだ2,000万円ほどですが、ありがたいことに最近は案件数がどんどん増えてきています。
ただ、サービス提供後の入金が2〜3か月後になる一方で、プロモーション費や運営コストなどは毎月発生するため、常に資金繰りのバランスに気を使う必要がありました。
そんなときに出会ったのが、マネーフォワードのアーリーペイメントです。正直、融資も検討していたのですが、審査や入金までに時間がかかりそうで間に合わないと判断。多少手数料がかかっても、スピード感を優先してこちらを選びました。
結果として、スムーズに審査が通り、すぐに資金化できたことで、新規案件の受注を止めることなく事業を拡大できました。」
(公式サイト事例をわかりやすく修正)
やはり、売掛債権(売掛金)の回収サイトが長い建設業やIT業の方に高評価だと言うことがわかります。将来債権ファクタリングについても一切にやって助かった口コミもあります。
マネーフォワードアーリーペイメントの利用をおすすめする活用事例
マネーフォワードアーリーペイメントは他社にはない大きなメリットがあります。そのメリットを生かすためにおすすめなのはどのような事業主様でしょうか?
建設業やIT業などで将来債権をファクタリングしたい場合におすすめ
マネーフォワードアーリーペイメントは注文書ファクタリングや発注書ファクタリングが可能です。
売掛債権(売掛金)の回収サイトが長く、金額がいつまでも確定しないと請求書が発行できない場合、新規受注もできず経営が厳しいことになってしまいます。
しかし、注文書ファクタリングや発注書ファクタリングができれば、仕掛中の仕事も資金調達の対象となります。
特になかなか金額が買規定しない建設業やIT業の事業主様が新規案件を受注する場合、運転資金が必要です。
外注費や仕入代金などを先払いするため、将来債権である注文書ファクタリングや発注書ファクタリングを行うことで、速やかな受注につながります。
建設業やIT業など特に仕事を請けてから、納品し検品、検収され、実際に振り込まれるかでの期間が長い事業主様にはマネーフォワードアーリーペイメントの将来債権のファクタリングがおすすめできます。
高額の資金調達を実現したい事業主様におすすめ
マネーフォワードアーリーペイメントでは、調達可能な資金の上限が非常に高く、数億円規模まで対応しています。
これにより、中小企業だけでなく、大企業のファクタリング、も問題なく可能です。
数億円レベルの大規模な運転資金や高額のプロジェクト資金を必要とする企業にとっても、有力な資金調達手段のひとつとなり得ます。
一般的なファクタリング会社では、「上限なし」と言っても実際の運用で1億円程度に抑えられていることもあります。
しかし、マネーフォワードアーリーペイメントではその枠を大きく超えており、「ダイナミック」な資金需要にも対応できるのが特徴です。
大規模なキャッシュを確保したい法人には、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
マネーフォワードアーリーペイメントで審査通過するためのポイント
マネーフォワードアーリーペイメントのファクタリング審査に通るためには、オンライオンファクタリングの特性をしっかり見極めてください。
オンライオンファクタリングは面談がないことも多く、「定量面」だけで審査されます。
「特段の事情」ややる気、熱意と言った「定性面」の評価があまりないので、面談で事情を説明して大逆転という戦術は使いにくいのです。
そのため、オンライオンファクタリングに出す請求書(や注文書、発注書)の宛名(売掛先)については社会的信用度が高いところにしてください。
例えば自治体、官公庁、行政機関などの公共セクターや誰もが知っている有名企業の売掛債権(売掛金)であれば、マネーフォワードアーリーペイメントの審査にも通りやすくなるでしょう。
またそれらと取引できている事実も、事業主様への社会的信用度を高めます。
注文書や発注書の段階でも自治体や大企業のものであれば問題なく審査に通り、手数料率も低いものになるはずです。
マネーフォワードアーリーペイメントは特に将来債権のファクタリング活躍できる!
マネーフォワードアーリーペイメントは法人限定(合同会社不可)の限定されたファクタリング会社というイメージを持たれたかもしれません。
しかし、株式会社や有限会社にとっては、将来債権である注文書や発注書の段階でもオンライン手続きでファクタリングできるのは大きなメリットです。
審査時間は最短2日なので、他社よりも互いですが計画的にファクタリングできれば問題ありません。
特に株式会社や有限会社の将来債権ファクタリングについて、マネーフォワードアーリーペイメントは大きな役割を担います。
自社の会計ソフトでマネーフォワードを利用している事業主様もそうでない事業主様も、ファクタリングサービスとしてマネーフォワードアーリーペイメントを問題なく利用できます。
将来債権ファクタリングという新しいファクタリングに相性が良い建設業やIT業の事業主様には特におすすめできます。
ぜひ自社の経営改善に資するので検討してみてください。
ファクタリングなら株式会社No.1 詳細情報
株式会社No.1の各サービスの紹介は下記からご覧ください。
ご不明点やご質問はお気軽にお問い合わせください。
よく見られているファクタリング記事