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リスケ中の資金調達はどうする? ファクタリングを利用するメリット・デメリットや手数料の節約術を紹介
リスケ中は基本的に銀行から追加融資を受けるのは難しくなるため、突発的な支払いが発生して資金不足に陥った場合、他の方法で資金を調達する必要があります。
ファクタリングであればリスケ中でも資金を調達できますが、メリットが多い反面、いくつかのデメリットもあるため、検討する際は注意が必要です。
本記事ではリスケ中の資金調達が難しい理由や、リスケ中でもファクタリングを利用できる理由、ファクタリングを利用するメリット・デメリット、ファクタリングのコストを抑えるポイントをまとめました。併せて、リスケ中のファクタリングを成功させるための手順も紹介しています。ファクタリングでの資金調達をお考えの方はぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
- リスケ中は原則として銀行からの追加融資は受けられない
- 負債を増やしたくない、すぐに資金が欲しいという場合はファクタリングの利用がおすすめ
- ファクタリングの手数料相場は2社間で8~20%、3社間で1~9%
リスケ中の資金調達は銀行以外が基本。銀行融資が難しい理由
リスケ中に追加で資金が必要になった場合、銀行から追加融資を受けるのは難しいといわれています。その理由は、リスケ中の企業 = 要注意先または破綻懸念先と見なされるためです。
そもそもリスケとはリスケジュールの略称で、金融業界においては当初提示された融資条件の変更を求めることを意味します。リスケを行えば、一定期間だけ返済額を減額する、元本支払いを据え置く、返済期間を延長するなどの措置が適用されるため、その間に資金繰りの改善に取り組むことが可能です。
融資を受けた企業にとってはメリットのある手段ですが、その一方で融資側からは、資金繰りの悪化によって当初の融資条件を破ったハイリスクな企業と見なされます。このような企業は再びリスケするか、場合によっては事業が破綻して貸し倒しになるリスクが高いと判断されるため、追加融資の対象にはなりません。
金融機関は独自の基準で以下のように債務者を区分しています。
| 債務者区分 | 概要 |
|---|---|
| 正常先 | 業績が良好で財務状況にも問題がない状態 |
| 要注意先 | 金利の減免や減額などのリスケを行ったり、返済状況に問題がある状態 |
| 破綻懸念先 | 財務状況が悪く、破綻の可能性が高い状態 |
| 実質破綻先 | 経営難に陥っており、実質的に破綻している状態 |
| 破綻先 | 法的に経営が破綻している状態 |
追加融資の場合は正常先に区分されていることが前提条件となるため、リスケ済みであれば追加融資は諦めた方がよい良いでしょう。
銀行以外の資金調達方法
では、リスケ中の資金調達先はどこに頼れば良いのでしょうか。ここでは、リスケ中でも資金調達が可能な手段を4つご紹介します。
ABL
ABLとは、企業が保有する動産や債権を担保にする融資です。ここでいう動産や債権とは、在庫や売掛金、機械設備といった流動性の高い資産を意味します。
有担保ローンであれば、万が一返済が滞ったとしても動産や債権を回収することで貸し倒れリスクを低減できるため、リスケ中でも融資してもらえる確率が高くなります。
ただし、ABLで融資を受けるには、売掛先の数や信用力、融資先の市場規模や将来性などにおいて、一定以上の評価を受けなければなりません。そのため、ABLは担保としての価値がある優良な動産や債権を保有する企業向けの方法といえるでしょう。
経営改善サポート保証
経営改善サポート保証とは、事業再生を目指す中小企業向けに、信用保証協会の保証付きで運転資金や設備資金を融資する制度です。
経営サポート会議や経営改善計画策定支援事業などによって作成した計画に基づき、経営改善や事業再生を実行し、その進捗を報告することを条件に、2億8,000万円(一般の普通・無担保保証とは別枠)を保証限度額とした融資を受けられます。融資利率は金融機関によって異なりますが、信用保証料率には国による一部補助が適用されるため、かなり低めに設定されているところが特徴です。
ただし、同制度を利用するには特定の計画に従って事業再生計画を作成し、これを実行する必要があります。また、当該計画に係る債権者全員の合意が成立していることが前提条件となるため、要件を満たすためのハードルは高めです。
※参考:中小企業庁.「物価高や人手不足等の影響を受けている中小企業者に向けた新しい保証制度の取扱いを開始します」.(参照2026-03-30).
不動産担保融資
不動産担保融資とは、企業が保有している土地や建物を担保にする融資です。
不動産は短期間で価値が大きく低下するリスクが少なく、たとえ返済が滞ったとしても債権を回収しやすいことから、リスケ中でも融資を受けられる可能性が高くなります。
ただし、担保にするのはどのような不動産でも良いわけではなく、万が一のときに残債分を完済できるほどの額で売れる土地・建物でなければなりません。使い道の少ない土地や、建築基準法のルールを満たせず、新たな建物を建築できない土地などは担保として活用できないため、価値のある不動産を保有しているかどうかが重要なポイントです。
ファクタリング
ファクタリングとは、企業が保有している売掛債権などをファクタリング会社に譲渡し、売却金を得る資金調達法です。
既に保有している売掛債権を売却して資金を得るという性質上、返済の義務はなく、保証人や担保も必要ありません。利用に当たって審査はありますが、融資よりも期間が短く、特に利用者と業者だけで取引する2社間ファクタリングの場合、最短で即日に対応してくれるケースもあります。
突発的な出費が発生した場合や、急ぎの資金が必要になった場合などにうってつけの方法といえるでしょう。
リスケ中にファクタリングで資金調達するメリット

リスケ中でも利用できる主な資金調達方法を4つご紹介しましたが「借入金をこれ以上増やしたくない」「担保に入れられる不動産や動産がない」という場合はファクタリングの利用がおすすめです。
リスケ中にファクタリングを利用して資金調達すると、以下のようなメリットを期待できます。
リスケ中が悪くても利用できる
ファクタリングは売掛債権を売買する性質上、利用者の支払い能力よりも売掛先の支払い能力を重視する傾向にあるため、財務状況が悪くても利用できます。
リスケ中はもちろん、赤字経営であっても売掛先の信用力が高ければ問題なく利用できるでしょう。
スピーディな現金化が可能
ファクタリングは買い取りの申し込みから現金化までのスピードが速いところが大きな特徴です。前述したように、2社間ファクタリングなら最短で即日に入金してくれる場合もあります。
ABLや不動産担保融資など、金融機関ならではの融資は申し込みから審査完了までにかなりの日数がかかるのが一般的で、場合によっては1カ月以上かかります。
リスケ中は元々資金繰りが苦しい状態に陥っているため「金融機関の審査が終わるまで待てない」というケースもありますが、スピード入金が可能なファクタリングなら突発的な支払いにも対応できるでしょう。
株式会社No.1では最短即日のスピード審査に対応しているため、ファクタリングを検討中の方は、ぜひご相談ください。
負債が増えない
ファクタリングは借り入れではなく、既に保有している売掛債権を売却して資金を調達するため、貸借対照表上の負債が増えることはありません。
融資の場合は負債が増えるため、今後の融資審査がますます厳しくなるリスクがありますが、ファクタリングなら財務諸表上のデメリットを負わずに済みます。
未回収リスクの低減
リスケ中の企業にとって、売掛債権の未回収リスクを低減できるのも大きなメリットの一つです。償還請求権がないノンリコースのファクタリングを利用した場合、売掛金を回収する前に売掛先が倒産したとしても、利用者はその債務を負わずに済みます。
ファクタリングで得たお金はそのまま自社の資金として手元に残せるため、未回収による資金繰りの悪化を未然に防ぎやすくなります。
リスケ中にファクタリングで資金調達するデメリット
リスケ中にファクタリングを利用する場合に、知っておきたいデメリットや注意点は3つあります。
手数料がかかる
ファクタリングの利用手数料は業者によって異なります。特に、2社間ファクタリングは手数料が割高になるのが一般的で、手元に残るお金が少なくなるところがデメリットです。
そのため、ファクタリングでより賢く資金調達するには、手数料コストをいかに抑えるかが重要なポイントになります。ファクタリングの手数料相場とコストを抑えるこつは後述するため、そちらも併せて参考にしてください。
売掛金の範囲内でしか資金調達できない
ファクタリングは売掛債権を現金化するサービスであるため、調達できる金額は売掛金の範囲内にとどまります。さらには先述の通り手数料が差し引かれる分、手元に残る金額は満額より少なくなります。
審査の結果によっては大きな額の融資が可能な場合もある他の方法に比べると、調達できる資金の額が決まっているところがデメリットとなるケースもあるでしょう。
取引先にファクタリングの利用を知られる
ファクタリングには、取引先も含めて3者で契約をする「3社間ファクタリング」という方式もあります。取引先の合意が必要な3社間ファクタリングの場合は当然ながら、取引先に、利用者がファクタリングを利用するという事実が知られます。ファクタリングを利用する = 資金繰りが悪化していると認識された場合、取引内容の見直しや縮小を打診されるかもしれません。
なお、2社間ファクタリングを利用すれば基本的には取引先に知られることはありませんが、3社間より手数料が高くなる傾向にある点に注意が必要です。
リスケ中のファクタリング手数料の相場とコストを抑えるポイント

ファクタリング手数料は、ファクタリングの種類や依頼した業者によって異なります。以下では、ファクタリングの種類ごとに手数料の相場を表にまとめました。
| ファクタリングの種類 | 手数料相場 |
|---|---|
| 2社間 | 8~20% |
| 3社間 | 1~9% |
金融機関による事業融資の場合、メガバンクなら年0.5~3.0%がおおよその相場となるため、ファクタリングはコスト負担がやや高めになるケースが多いでしょう。
ただし、ファクタリングを利用する際にいくつかのコツを押さえれば、コストを安くすることが可能です。ここからは、ファクタリング手数料のコストを安く抑えるポイントを5つご紹介します。
3社間ファクタリングを利用する
上記の表からも分かる通り、ファクタリング手数料は3社間の方が低く設定されているため、コストを抑えたいのならなるべく3社間ファクタリングを利用するのがおすすめです。
同じファクタリング業者でも2社間と3社間で手数料に差が出る理由は、売掛先の合意を得られる3社間の方が、ファクタリング会社にとっての売掛債権の信用力が高くなるためです。未回収リスクが低減される分、手数料が低めに設定されているため、コスト重視なら3社間を選んだ方が節約になります。
ただし、3社間ファクタリングは売掛先の合意を得る過程が必要になるため、2社間よりも現金化のスピードが遅くなります。また先述の通り、取引先にファクタリングの利用を知られるリスクもあるため、3社間を選ぶ際はこれらのデメリットも踏まえて慎重に検討しましょう。
信用力の高い売掛先の債権を選ぶ
ファクタリング手数料は売掛先の信用力が高いほど低くなる傾向にあるため、なるべく優良な売掛先の債権を選ぶのがコスト節約のこつです。
具体的には、上場企業や財務状況の良い企業の売掛債権を選ぶと、未回収リスクが低いと判断され、手数料も下がりやすくなります。
売掛先の信用力は決算書類や与信情報、取引実績などから判断できるため、譲渡する売掛金を選ぶときは、あらかじめこれらの情報を整理しておきましょう。
支払期日までの日数が短いものを選ぶ
ファクタリング手数料は、支払期日までの日数が短いものほど低くなる傾向にあります。
支払期日が短い売掛金は、売掛先の倒産による未回収リスクが低いと判断されるためです。なお、審査も支払期日が短いものほど通りやすくなるため、現金化までのスピードも速くなるメリットがあります。
相見積もりを取る
手数料体系や審査の基準は業者ごとに異なるため、複数の業者から相見積もりを取れば、より良い条件でサービスを利用できる可能性が高まります。
また相見積もりの結果を材料に、手数料の引き下げを交渉する方法もあります。このときは、単に「手数料をもう少し下げてほしい」と頼むよりも、他社の具体的な数字を出した方が交渉を有利に運びやすくなるでしょう。
ただし手数料面だけで業者を選んでしまうと、現金化までに日数がかかる、償還請求権なし(ノンリコース)が適用されないといったリスクを負う可能性があります。特に償還請求権ありのファクタリングは、取引先が倒産した場合、未回収分を請求されるリスクがあります。
万が一のことも考慮しながら、安心して利用できるサービスかどうかを慎重に検討しましょう。
リピート利用で手数料を抑える
業者によっては、繰り返し利用し続けるリピーター向けに手数料の割引を行っているところもあります。
今後も定期的にファクタリングを利用する予定があるのなら、継続利用による割引が適用されるかどうかを基準に業者を選ぶと、コストの節約につながります。
リスケ中にファクタリングで資金調達する手順
リスケ中にファクタリングによる資金調達を実現するには、以下の手順で申し込みを行いましょう。
譲渡する売掛金を選ぶ
まずは保有する売掛金のうち、どれを譲渡するかを選びます。選んだ売掛金によって、審査の通りやすさや適用される手数料率などに差が出るため、コストを節約したい場合はなるべく信用力の高い売掛債権を厳選しましょう。
また、現在必要な資金をあらかじめ決めておくことも大切です。ファクタリングの必要以上に利用すると、手数料の負担が増加して収益を圧迫する原因となります。
そのため、現在必要な資金に応じて最小限の売掛金を選択すれば、無駄のない資金調達を実現できるでしょう。
業者を選ぶ
資料請求や問い合わせ、相見積もりなどを経て、ファクタリングを申し込む業者を選定します。急ぎで資金が必要なら、即日対応が可能な業者を選ぶのがおすすめです。
また、相見積もりの申し込みや問い合わせへのレスポンスが早い業者を選べば、その後の手続きもスムーズに進みやすいでしょう。
株式会社No.1ではファクタリングの申し込みに対し、最短即日のスピード対応を心掛けています。どの業者にするか悩んでいる方は、ぜひ株式会社No.1へご相談ください。
必要書類を準備する
ファクタリングを申し込む際に必要な書類は業者によって異なりますが、一般的に以下のような書類の提出を求められます。
- 商業登記簿謄本
- 決算書
- 売掛先の契約書・発注書・納品書
- 預金通帳の写し
- 印鑑証明書
- 身分証明書
中には取得までに日数を要するものもあるため、必要な書類はなるべく早めに準備しておきましょう。
なお近年では、従来よりも必要書類が少ないケースも存在します。準備の手間などを減らしたい場合は、そのようなファクタリング会社を選ぶのも一つの手です。
審査・契約・入金
必要書類の内容を基に審査が行われ、無事にパスした場合は本契約に進みます。書類に不備がなく、かつ2社間ファクタリングの場合は、即日審査が完了する場合もあります。
本契約を締結したら、売掛金から手数料を引いた差額が売却金として入金されるため、指定した口座を確認しましょう。
まとめ:ファクタリングならリスケ中でもスムーズな資金調達が可能
リスケ中は基本的に銀行からの追加融資は不可能であるため、他の方法で資金調達する必要があります。リスケ中の資金調達方法は複数ありますが「負債を増やしたくない」「すぐに資金が必要」という場合は、売掛金を現金化できるファクタリングを利用するのがおすすめです。
特にスピード審査が可能な業者を選べば、最短で即日に資金調達できるため、急ぎの場合でも対応できるでしょう。
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