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ファクタリングで通帳提出は絶対に必要!?通帳提出できない場合の方法はあるか解説!

ファクタリングの手続きにおいて通帳提出は必要なのでしょうか?通帳にはさまざまな支払いや入金が記載されています。正直、見られたくないところの入出金が記載されているかもしれません。

通帳提出せずに済めばありがたいという方もいるかもしれません。今回はファクタリング手続きの中で通帳提出が必須かどうか解説していきます。

結論から言うと通帳提出は原則必要です。原則通帳提出必須を踏まえたうえで、例外的なケースはどのような場合なのか理解してください。例外は本当に例外なので、素直に通帳提出した方が良いことになります。

それでは通帳提出について解説していきます。

ファクタリングに必要な書類を確認

まず、ファクタリング契約に必要な書類について確認します。通帳提出だけでなく必要な書類があります。

  • 本人確認書類(身分証明書)
  • 売掛金の請求書
  • 銀行の通帳(売掛金の入金確認)
  • 確定申告書、決算書
  • 商業登記簿謄本(法人のみ)

多くのファクタリングの審査では、最低これらの書類が必要になります。

通帳提出しないファクタリング会社はないくらい絶対的に必要な書類

実は上記の必要書類の中でも、あらゆるファクタリング会社で求めるのは「通帳コピー」と「請求書(発注書、注文書など将来債権含む)」です。本人確認書類不要、あるいは確定申告書が要らないファクタリング会社もありますが、通帳と請求書はほぼ必ず求められます。それだけファクタリングには不可欠な書類だと思ってください。

WEB口座で紙の通帳がない場合や当座預金の場合、紙の通帳コピーでなく、入出金画面の画像やPDFを提出します(データ、あるいはプリントする)。支払い状況や入金状況が数か月にわたって把握できるための証拠になるので、紙の通帳がない方は、これらをご用意ください。

通帳提出しないファクタリング会社はないくらい絶対的に必要な書類だとご認識ください。

ファクタリングで通帳提出が必須な理由

ファクタリング手続きで通帳提出は原則的に必要な理由を確認します。これを読めば納得いただけるはずです。

売掛金の存在を確認するため

請求書だけではその請求書が架空のものであるかもしれません。3社間ファクタリングで売掛先に問い合わせられれば別ですが、2社間ファクタリングの場合は確認できません。

架空の請求書を買い取ってしまうことを防ぐため、ファクタリング会社は審査の際に通帳提出を求めています。そこで、請求書の会社から確かに入金があるか確認し、請求書が本物で、買い取る債権が確かに存在するものだとチェックできます。

存在しない売掛債権(売掛金)を買い取ってしまうと、返済されないリスクが生じます。それを避けるためには、売掛金の有無を確認できる通帳が必須で、事業主様には通帳提出を求めます。

売掛先と継続的に取引が行われているかの確認

確かに請求書の会社から入金があっても、まだ1回か2回の入金しかないから、その売掛契約が単発のものかもしれません。

そうなると、単発契約していた売掛先の請求書を偽造して・・というリスクもありますし、売掛先が倒産している可能性もあります。売掛債権(売掛金)支払日に遅延が生じるかもしれません。

ファクタリング会社が確実に売掛債権(売掛金)を回収するためには、その売掛金が「継続的に取引を行っている売掛先とのものか」が重要です。何年も毎月同じ会社が決まった日に振り込みがあれば、その売掛債権(売掛金)は請求書通り確実に振り込まれる可能性が高くなります。

結果、ファクタリング会社の未回収リスクが下がるため、支払遅延や未払いが起こりにくくなると判断でき、買い取りできます。買い取り条件も良くなるかもしれません。

通帳提出によって継続取引を確認することで、売掛先と依頼人双方の信用が高くなります。ファクタリング会社のリスクヘッジとして、継続取引を通帳提出で確認することは重要なのです。

売掛先の信用力のチェック

通帳提出して売掛先からの入金を確認することで、売掛先の信用度もチェックできます。

ファクタリングでは申込人の信用以上に売掛先の信用が重視されます。期日に売掛債権(売掛金)を入金してくれるところであれば、正直、債権者(申込人)にあまり信用がなくてもファクタリング会社は資金を回収できます。

そのため、通帳提出によって、契約書通りに毎月決まった日に売掛債権(売掛金)を入金しているかチェックできます。

期日にしっかり入金している、あるいは期日前に入金している売掛先は信用できます。逆に、期日以降の入金が恒常化している場合、その売掛先は信用できません。資金繰りが悪く貸し倒れや倒産リスクも出てきます。

「毎回期日を過ぎて支払われている」ことが通帳提出によって確認できれば、その売掛先への債権は信用できない危ないものになります。

ファクタリング会社が売掛先の信用力をチェックするには、通帳提出が必要になります。また、通帳提出で他の入金先も確認できます。大手企業や行政機関、都道府県の名前があれば、その依頼人は社会的に信用されていることが確認できます。

通帳を偽造するととんでもないことになる

通帳提出をファクタリング会社に求められても、とても通帳提出できない、バレると困る事情があるからと言って、通帳を偽造するととんでもない重罪になります。

偽造:架空の通帳を作る
変造:通帳の数字や文字を変える

通帳の偽造については、以下のような重罪です。

私文書偽造罪:3か月以上5年以下の懲役
私文書変造罪:3か月以上5年以下の懲役
偽造(変造)私文書行使罪:3か月以上5年以下の懲役
詐欺罪:10年以下の懲役

罰金刑がなく、執行猶予が付かなければ刑務所行きです。軽い気持ちで通帳をでっちあげると、取り返しがつかないことになります。

ファクタリングは信用情報照会も信用情報への記載もないのですから、通帳提出に自信がなくても、落ちても良いくらいの「ダメもと」でそのままの通帳提出をしてください。

ファクタリング会社から通帳の内容について外部に漏れることはありません。正々堂々と通帳提出をお願いします。

例外的に通帳提出しなくてよい場合について解説

このようにファクタリングの手続きでは通帳提出が原則不可欠です。「原則」ということは「例外」があります。例外的に通帳提出を免除されるケースはあるのでしょうか?

通帳不要を謳っているファクタリング会社の利用

ファクタリングは融資ではないので、その契約について当事者間の自由な意思表示が優先します。通帳提出がなくても、事業主様とファクタリング会社が契約できればそれは有効になります。

ごく少数ですが、ファクタリング契約にあたり通帳提出不要としているファクタリング会社があります。そこならば通帳提出せずにファクタリングできます。

その場合は「本人確認書類」と「請求書」などで審査を行います。

しかし、定期的な取引を通帳で確認できず、本当に売掛金が振り込まれているかチェックできないので、ファクタリング会社にとってリスクになります。手数料が高いなど事業主様にとって不利な要素が出てくることは覚悟してください。

ずっと継続して利用しているファクタリング会社で「お得意様」になっている

銀行もそうですが「お得意様」になるとサービスがよくなります。ファクタリングは銀行法や貸金業法の規定に縛られず、当事者間の自由な意思表示で民法上の契約をします。

契約に際して通帳提出は必須ではなく、あくまでファクタリング会社のリスクヘッジとして事業主様に求めています。

事業主様があるファクタリング会社を継続して利用し、買い取ってもらった金額も多ければ、そのファクタリング会社にとって「お得意様」になっています。当然信用されています。

その信用されているお得意様ならば、その都度通帳提出しなくても「顔パス」で審査OKになる可能性があります。

A社への売掛債権(売掛金)を長期間ファクタリングしていれば、あとは毎月の請求書を出すだけでファクタリング契約ができます。

あくまで長年利用して「お得意様」になっていることで通帳提出不要になります。初回やファクタリングを始めた当初は信用がないので、都度通帳提出を求められます。

初手から通帳提出不要というのはやはり例外的なケースとも言えます。

クラウドソーシングサイトの売掛債権(売掛金)をファクタリングする

後述しますが、ランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングサイトを使っている場合、そこと提携しているファクタリングサービスによって資金化する場合、通帳提出が不要なことがあります。

これは、クラウドソーシングサイト内に入出金明細があるため、疑似通帳の機能があります。利用できるのはクラウドソーシングサイトで行った案件のみですが、全部クラウドソーシングサイト内で完結するイメージになります。

その場合は「提携しているファクタリングサービス」「本人確認書類をすでに提出している」「利用歴」など条件があります。

通帳提出不要は悪徳業者の可能性あり

通帳提出は売掛債権(売掛金)が確かに契約通り期日に入金されているかどうか確認するものです。ファクタリング会社としては、ここが売掛債権(売掛金)の存在をチェックするために必要であり、自社の信用を維持する意味でも不可欠な審査工程になります。

その中で、通帳提出不要をアピールしているファクタリング会社は、全部ではありませんが、何らかの罠が潜んでいる可能性があります。端的に言うと、悪徳業者の可能性があります。

融資でも、甘い言葉で「即日現金で渡します」という業者は、金融業の許可のないヤミ金融の可能性があります。開業にあたり許可が要らないファクタリング会社の場合、さらにそうしたヤミ金融、あるいは反社会的勢力が進出してフロント企業になっているかもしれません。

彼らは、通帳提出不要の代わりに、年利換算数百パーセントになる公序良俗に反する法外な手数料を求めるかもしれません。そこで資金が不足する事業者にはヤミ金融へ誘ってお金を借りさせ、身ぐるみはがすパターンです。

あるいは、通帳提出不要の代わりに、償還請求権付きファクタリング契約を求めるかもしれません。償還請求権付きファクタリングは「動産担保融資」であるという裁判例が出ていますが、そうしたことはお構いなしに、利息制限法をはるかに超える手数料で「融資」します。

よほど口コミサイトなどで信頼できそうなファクタリング会社を除き(あるかわかりませんが)、通帳提出不要をアピールするファクタリング会社は何らかの罠があると意識して、避けた方が賢明です。

ファクタリングは融資のように利用者を守ってくれる法律がない(民法の一般原則のみ)ので、自衛が大切なのです。

クラウドソーシングサイトの売掛債権(売掛金)をファクタリングする場合どうする?

個別の会社と直接取引していて、その売掛債権(売掛金)をファクタリングする場合の通帳提出の原則と例外については以上になります。しかし、クラウドソーシングサイトで仕事をしている場合、売掛債権(売掛金)の売却が少々複雑になります。

「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトでは、各依頼者からの支払いを売掛金としてプールします。

1月10日 A案件 15万円入金顎堤
1月15日 B案件 10万円入金確定
1月27日 C案件 40万円入金確定

この場合、合計65万円の売上がありました。しかし、クラウドソーシングサイトでは65万円は毎月15日か末日締めで入金依頼をするか、ずっとプールするか利用者が判断します。

もっとプールしたい場合は、65万円の入金は3月や4月にすることも可能です。

しかし、1月末日に入金依頼をすると、サイト半月、2月15日の指定口座に入金されます。

その場合、末日締め翌月15日払い、支払いサイト15日、金額65万円の売掛債権(売掛金)とみなせます。売掛債権(売掛金)はA~Cそれぞれ入金の可否を選べるのではなく、一括しての振り込みとなります。BとCだけで50万円2月15日に入金希望ということは叶いません。

振込依頼後、入金日までならファクタリングできます。

なお、入金日に通帳に印字されるのは、案件A~Cの依頼主ではなく「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサイトの会社名です。

つまり、ある会社(依頼主)との継続的な取引を通帳ではファクタリング会社が確認できない可能性があります。

ここからはファクタリング会社の方針ですが、「クラウドソーシングサイトと継続的な取引があるので、その通帳提出だけでOK」「継続的な取引をしている会社を確認したいので各月のクラウドソーシングサイトの明細も添えてください」「クラウドソーシングサイトは買取できない」、この3つの判断が考えられます。

通帳提出だけでOK、通帳提出+詳細提出、通帳提出しても無理、いずれかになる可能性があり、クラウドソーシングサイトの売掛債権(売掛金)のファクタリングについてはよく考えて、事前にファクタリング会社へ相談などしてください。

なお、クラウドソーシングサイトには提携しているファクタリング会社があり、クラウドソーシングサイトのサイトからファクタリングを申し込めます。この場合、案件Aだけ資金化ということもできるので使い勝手がよくなります。ただし、全部クラウドソーシングサイトの指定になるので、好きな全国の会社を選べるというファクタリングのメリットがなくなります。

クラウドソーシングサイトと提携しているファクタリング会社の場合、通帳提出は不要です。クラウドソーシングサイトの仕事履歴が通帳代わりになるからです。本人確認もクラウドソーシングサイト上で行っているので(本人確認行わないで利用している場合、クラウドソーシングサイト提携のファクタリングは利用不可)、手続き的にはかなりスムーズに進みます。

クラウドソーシングサイトの売上について、売掛債権(売掛金)とみなしてファクタリングする場合、全債権をまとめて売却する場合は、通帳提出だけでは済まない可能性があります。

逆に、個別債権も含めて確実にファクタリングしたい場合、通帳提出はいりませんが指定のファクタリングサービス利用になります。

クラウドソーシングサイトのファクタリングは特殊な事例になりますので、利用している方は押さえておいてください。

通帳提出は必須!しかしそれ以外の書類が少なく迅速な資金化を可能にする株式会社No.1のファクタリングを利用しよう

ファクタリングにおいて、通帳提出は売掛債権(売掛金)が定期的にその会社から行われていることを確認するため、多くの場合必須です。通帳提出できないとなると「やましい取引」があると邪推されかねません。

なるべく必要書類が少ないところが望ましいですが、通帳提出しないでOKのファクタリング会社はリスクがあると思ってください。

「株式会社No.1」は歴史と実績があるファクタリング会社です。必要書類も少なく

  • 取引入金が確認できる書類(入金通帳・当座通帳・当座照合表)
  • 売掛金の請求書、発注書、納品書
  • 決算書直近二期分(勘定科目明細付で税務申告の捺印のあるもの)
  • 売掛先との契約書

です。通帳提出(WEB口座の場合、入出金明細のPDFなど)が必要ですが、それ以外の書類も最小限です。迅速な資金化につながります。

通帳提出については、売掛先からの入金を確認するために必須ですのでお願いします。それが通帳提出の狙いですので、他の取引先がどうか、は審査に直接影響しませんのでご安心ください。

通帳提出により、貴社の資金繰りや経営上の改善点などがわかるかもしれません。ご希望でしたら、通帳提出からわかることをアドバイス、コンサルティングも可能です。一言その旨おっしゃってください。不要ならばファクタリングだけで問題ありません。

ぜひ迅速な資金調達を可能にする株式会社No.1のファクタリングをご利用ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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