カテゴリー: ファクタリング

在庫ファクタリングとは何?会社が不良在庫を抱えるリスクをファクタリングで解消しよう!

事業者が持っている商品在庫は、大切な「資産」です。

しかし、その商品在庫がまったく売れず、不良在庫化してしまうのは大きなリスクになります。商品は「資産」だと言いましたが、資産価値があるのは「売れる商品」であることが前提です。

不良在庫、不良債権化してしまう、つまり過剰な在庫、売れない在庫を抱えてしまうと、もはや「資産」ではなく「負債」になってしまいます。

負債は会社の経営に悪影響を及ぼすのはご存知の通りで、貸借対照表の価値も大きく下がってしまいます。

今回は、このような不良在庫を含めて、自社の在庫を活用したファクタリングを紹介します。在庫を上手にファクタリングできれば、迅速な資金化だけではなく、不良債権化した、または不良債権化しそうな在庫について、上手に資金化、処理し、経営へのダメージを減らせます。

負債になる前に、あるいは負債を資金化することで、経営上のリスクを減らせます。今回は在庫ファクタリングについて解説していきます。

在庫ファクタリングとは何?

まず自社の商品在庫のファクタリングとはどのようなものか紹介します。在庫のファクタリングは「在庫ファクタリング」あるいは「商品在庫ファクタリング」と呼ばれます。

ここでは「在庫ファクタリング」と書きますが、ファクタリング会社によっては「商品在庫ファクタリング」としてメニューを提供しているところもあるので注意してください。

在庫ファクタリングの仕組み

在庫ファクタリングは簡単に言うと「商品在庫をファクタリング会社に購入してもらい資金化すること」を指します。

これは古本や中古ゲーム、いらないブランド品を買い取ってもらうのとほぼ同じ仕組みになります。

在庫ファクタリングは一般的に言われる「古物買い取り」と同じカテゴリの資金調達、資金化手法になります。

通常のファクタリングは売掛債権(売掛金)が必要で、それを買い取りますが、在庫ファクタリングの場合、売掛債権(売掛金)は不要です。

在庫ファクタリングに必要なのは在庫商品です。この在庫商品は、売れる在庫でも構いませんし、全然売れていない半分不良在庫化しているものでも構いません。

ともかく誰か買ってくれそうな商品、在庫があればファクタリングできます。なお、在庫ファクタリングで買い取れるのは商品なので、原材料ではありません。

プラスチックの原材料や木材ではなく、それを加工してそのまま販売できる商品になっていることが重要です。

オークションサイトやネットショップで「新品」なのに定価より安い商品が並んでいることがありますが、その一部はこの在庫ファクタリングで買い取ったものを出品していることもあるようです。

その意味では在庫ファクタリングは「小売業」あるいは「卸売業」に限定されます。製造業や飲食店、建設業などは商品在庫を持たないので、在庫ファクタリングは利用できません。

在庫ファクタリングで買い取るのは商品在庫であり、会社が持っている不動産ではありません。商品価値のある動産に限られます。不動産売買はファクタリングではなく、不動産会社に買い取ってもらう案件です。

在庫ファクタリングの流れ

在庫ファクタリングは本やゲームの中古買い取りと基本的に同じ流れになります。

  • 小売業、卸売業の事業者様がファクタリング会社に商品在庫ファクタリングの利用を申し込む
  • ファクタリング会社が在庫商品を査定、評価し、買い取り価格を決定
  • 小売業、卸売業の事業者様がファクタリング会社に在庫を売却
  • ファクタリング会社が買い取り代金を支払い、現金化

中古品販売と同じ流れになります。通常のファクタリングのように「売掛金支払日」「支払いサイト」などの概念はなく、今ある中古商品在庫を買い取ってもらうことになります。

手数料を支払うのではなく、ファクタリング会社が安く買い取って高く売り利益を上げるモデルです。

在庫ファクタリングを行うファクタリング会社は、在庫を買い取った後、独自の販売網で商品在庫を販売して利益を得ます。これは中古買い取りのお店とほぼ同じです。

在庫ファクタリングは2社間ファクタリングで審査は超簡単

在庫ファクタリングは売掛債権(売掛金)の買い取りではありません。売掛債権(売掛金)は取引先がいて成立しますが、在庫ファクタリングは商品在庫を売るだけなので、取引先(売掛先)は関係ありません。

したがって、2社間ファクタリング、3社間ファクタリングのくくりでは分けられません。債権者(依頼主)とファクタリング会社で完結するので2社間ファクタリングと同じような契約になります。

債権者とファクタリング会社で完結するので、事業者様がしっかり契約書をチェックしないと不利になります。

また、通常のファクタリングのように、資金化にあたり審査はとても簡便です。売掛債権(売掛金)の場合、本当に期日に入金されるのか、売掛先や事業者様が信頼できるのか、今後倒産のリスクがあるのか、など複数の項目をチェックしなければなりませんが、在庫ファクタリングの場合、目の前にある商品在庫の価値がすべてです。

中古の本やゲームを売却するときに、チェックするのは本人確認のための身分証明書くらいです。偽名で販売する人や不正コピー品を売ることをフィルターにかけますが、在庫ファクタリングも商品在庫が本物であるかどうかが重要です。本物であるなら、その買い取り価値が自然に決まります。

在庫ファクタリングの手数料は?どのくらい資金化できる?

通常のファクタリングの場合、買い取り金額は

(売掛債権(売掛金)額×買取率)-(売掛債権(売掛金)額×買取率×手数料率)

になります。買取率(掛け目)を考えないと、売掛債権(売掛金)の額面の80%~90%の資金化になります。

2社間ファクタリングの手数料率は10%~20%、3社間ファクタリングの手数料率は1桁台(2%~9%)です。

したがって、100万円の売掛債権(売掛金)ならば資金化できるのは80万円~95万円くらいになります。

しかし、在庫ファクタリングの場合、中古品買い取りになるので、本やゲーム、ブランド品の買い取りのケースに似ています。

いくら人気ゲームを発売日すぐに売っても、定価の半額がせいぜいです。「転売」ではなく「中古品」買い取りになるので、それは仕方ないことです。

在庫ファクタリングの場合も、買い取り金額は商品在庫価格の10%~50%くらいになります。そのまま不良在庫化して負債になるよりは、多少なりとも資金化できる、それにより在庫を整理できることが目的となります。

在庫ファクタリングができる業者

通常のファクタリングは、誰でも買い取り資金さえあれば開業できます。しかし、在庫ファクタリングは中古品買い取りと同じ建て付けになりますので、行うには「古物商許可」が必要になります。

古物商許可を与えるのは、その地域の公安委員会(警察)です。つまり、在庫ファクタリングできるファクタリング会社は警察の許可を得るため、会社情報を提出して審査にパスしています。

ここで、ヤミ金融や反社会的勢力の可能性はなくなります。ファクタリング会社は玉石混交で、健全な会社からヤミ金融や反社会的勢力のフロント組織までさまざまですが、少なくとも在庫ファクタリングができるファクタリング会社は警察の信用があるわけで、一定の安心感を持っていただいてかまいません。

逆に古物商許可がないのに在庫ファクタリングするのは違法です。在庫ファクタリングを申し込む前に必ずそのファクタリング会社に古物商許可があるか確認してください。

どのような事業者に在庫ファクタリングは向いている?

在庫ファクタリングは、売掛債権(売掛金)の売却ではなく、商品在庫の買い取りによる資金化です。実際にはどのような事業者様が使うべきなのでしょうか?

商品在庫の品質劣化を防ぎたい事業者様

本来はお客様に全部商品として売れるのが望ましいのですが、どうしても余ってしまうことがあります。食品の場合賞味期限がありますが、そうではないものの場合、保管すればいつまでも持ちます。

しかし経年劣化や新商品によってどんどん売り物にならなくなってしまいます。

在庫ファクタリングによって定期的にファクタリング会社に買い取ってもらえれば、古い在庫がなくなります。処分する、あるいは捨て値同然で売るよりもファクタリング会社に高く買い取ってもらえるかもしれません。

在庫管理コストを減らしたい事業者様

商品在庫によっては保管にコストがかかるものがあります。広い倉庫、あるいは温度管理などを行って、売れるか売れないかわからない在庫を補完するよりも、ファクタリング会社に買い取ってもらうことでコスト低減につながります。

倉庫のスペース、倉庫賃料、保管・管理のための人件費などをカットできます。売れ筋の商品の在庫保管に経営資源を回せます。

資金繰りを改善したい事業者

商品在庫を売って換金するだけなので、融資や通常の売掛債権(売掛金)のファクタリングよりもはるかにわかりやすく簡単に資金化できます。

買い取り金額は低くなってしまうものの、即時現金化を考えると融資にはない迅速さになります。また掛売をしていない小売業の方も利用できます。自社の商品在庫を大量に一度に買ってくれる在庫ファクタリングは資金繰り改善に役立ちます。

在庫ファクタリングのメリットとデメリット

在庫ファクタリングを行うメリットとデメリットについても理解しておきましょう。基本的にメリットは「どのような事業者に在庫ファクタリングは向いている?」の答えと関連します。

在庫ファクタリングのメリット

在庫ファクタリングのメリットは以下になります。

在庫調整が気軽にできる

買い取ってもらいたい商品在庫のみを売却できるので、在庫調整を意図的に行えます。廃棄ではなく売却なので、定価ではありませんがお金になります。

シーズンを過ぎたもの、過去に流行したが今後流行を見込めない在庫については、積極的に在庫ファクタリングで資金化しましょう。廃棄したり不良在庫化になったりするよりもはるかに有用です。

資金繰りが改善する

「どのような事業者に在庫ファクタリングは向いている?」と関連しますが、在庫ファクタリングによって、在庫を即時資金化できるため、急な資金調達に対応できます。

また売れない在庫を持っているだけで、棚卸資産として会計処理する手間がかかります。在庫を管理するコストをかけても売れないならば、定価以下でも買い取ってもらった方が経営上も得策です。

審査が実質ない

中古品買い取りなので、審査が通常のファクタリングよりもはるかに簡便です。在庫ファクタリングは小売業や卸売業に限られますが、掛売をしている事業者様でも、売掛債権(売掛金)のファクタリングではない在庫ファクタリングを利用できます。

売掛債権(売掛金)の売却を控え、不要な商品在庫をファクタリングして買い取ってもらうことを優先しても構いませんし、その方がはるかに審査が楽ですぐに資金化できます。

在庫ファクタリングのデメリット

一方在庫ファクタリングにはデメリットもあります。押さえておきましょう。

買い取り金額が安い

上述のように在庫ファクタリングは中古品買い取りと同じ枠組みですので、商品価格(定価)の10%~50%での買い取りになることが多いです。商品によってはそれ以上の金額になることもありますが、逆に「安くても売れない」と判断されれば、買い取れない(買い取り不可)と査定されることもあります。

そうなると、廃棄するかコストをかけて売れるまで商品在庫を持っているかになります。資金調達したい金額によっては通常の売掛債権(売掛金)のファクタリングや融資などを考えた方がいいでしょう。

対応しているファクタリング会社が少ない

在庫ファクタリングできるファクタリング会社が少ないです。古物商許可が必要なのですが、それなら、ファクタリングではなく中古品売買を行った方が良いかもしれません。

一般的な中古品売買、リサイクルショップでは扱わないものを在庫ファクタリングで買い取れることがあります。

そうした商品在庫を買い取れる古物商許可を持ったファクタリング会社が少ないということは知っておきましょう。

在庫ファクタリングと動産担保融資(ABL)の違い

在庫ファクタリングと同じように、商品在庫など動産を使った資金調達方法に「動産担保融資」(ABL)というものがあります。動産担保融資と在庫ファクタリングの違いについても簡単に押さえておきましょう。

動産担保融資(ABL)(アセット・ベースト・レンディング)とは

動産担保融資ABLは、「動産(資産)担保」(Asset Based Lending:アセット・ベースト・レンディング)の頭文字をとったものです。

金融機関から融資を受ける際に、担保として提供するものが不動産(土地、建物)ではなく、動産や売掛債権(売掛金)など流動資産を担保にして資金調達を受ける融資を総称して、本稿で言及する「ABL融資」といいます。

このABL融資ですが、金融庁が積極的に進めていて、従来の不動産担保融資に加え、新しい担保付き資金調達の方法として取り扱うよう、全国の金融機関に通達を出しています。
それを受けて各金融機関もABL融資のメニューを揃えつつあり、窓口で相談するとしっかりとした説明を受けることができます。

『ABL(動産・売掛金担保融資)の積極的活用について(金融庁通達)』
https://www.fsa.go.jp/news/24/ginkou/20130205-1/01.pdf

ABLにおける動産とは

  • 製品や商品の在庫
  • 仕掛品
  • 原材料
  • 機械
  • 車両

などを指します。在庫ファクタリングでは仕掛品や原材料などは売れませんが、動産担保融資の場合、それらを担保にしてお金を借りられます。

ABLは不動産担保融資を動産に置き換えたものなので、商品在庫についても維持しながらお金を借りられます。売るわけではないので、所有権は事業者様にあります(抵当権が設定される)。

また、「融資」なので、銀行法や貸金業法、利息制限法の適用を受けます。利率は20%超にはできませんし、審査についても厳しいものがあります。決算書の状況や他社からの借り入れ状況なども審査の対象になります。また信用情報照会もあります。

中古品買い取りの枠組みで迅速な資金化を可能にする在庫ファクタリングとはこの点が違います。

もちろん、在庫ファクタリングの場合、買い取り後の商品在庫の所有権はファクタリング会社に移ります。

在庫ファクタリングと動産担保融資の違いを表にまとめました。

在庫ファクタリング 動産担保融資(ABL)
内容 商品在庫の売却 商品在庫を担保にした融資
商品の販売 売却し所有権がファクタリング会社に移るので不可能 そのまま販売可能
適した商品 不良在庫化している売れない商品 販路があり流動性が高い商品
審査 融資の審査。業況や決算、借り入れなど考慮 在庫の価値(売れればOK)

在庫ファクタリングのデメリットも理解!通常のファクタリングが可能ならぜひNo.1のファクタリングにご相談を!

在庫ファクタリングと言うのは、通常のファクタリングとは異なり、中古品買い取りの一種とも言えます。掛売をしていない個人相手の小売業などにおすすめの資金化方法です。

不良在庫化している商品が多いならば、在庫ファクタリングの利用も検討に値しますが、換金率の悪さもあります。不良在庫がなく、かつ掛売をしているならば、通常の売掛債権(売掛金)のファクタリングを検討してみましょう。こちらの方が、資金化できる金額が多くなります。

在庫ファクタリングはメリットだけではなくデメリット(買い叩かれる)ことについてもご理解ください。

「株式会社No.1」は業界で高評価をいただいているファクタリング会社です。在庫ファクタリングの取り扱いはありませんが、通常の売掛債権(売掛金)のファクタリングについては高額で買い取りしています。在庫ファクタリングと通常のファクタリング、両方選べる方はぜひ当社の(通常の)ファクタリングをご利用ください。

No.1ファクタリングはオンライン申し込みもできますので、より迅速な資金化に貢献します。在庫ファクタリングと同じくらいのスピードで資金化できます。

自社の商品在庫や売掛債権(売掛金)をどのように資金化につなげるのか、ぜひ今回の記事も参考にご検討ください。

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