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保証ファクタリングとは何か徹底解説

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近年、売掛金を早期資金化する「ファクタリング」が急速に普及しています。一般的に、「ファクタリング」という場合には売掛金の買取サービスを指すことが多いのですが、ファクタリングには様々なタイプがあります。例えば、売掛金ではなく診療報酬や介護報酬を買い取るファクタリングがあるほか、資金調達を目的としない保証ファクタリングなどもあります。
中でも、目的の違いから特に理解しづらいのが保証ファクタリングです。本稿では、ファクタリングのより良い利用のために、保証ファクタリングを徹底解説します。

保証ファクタリングとは?

 一口にファクタリングといっても、色々なタイプが存在します。例えばNo.1では、以下の3種類のファクタリングサービスを提供しています

▼主なファクタリングの種類

  • ・最も一般的な売掛金の買取ファクタリング
  • ・診療報酬を資金化する診療報酬ファクタリング
  • ・介護報酬を資金化する介護報酬ファクタリング

このほかにもいくつかのファクタリングがあります。ファクタリングの種類については以下もご参照ください。
ファクタリングの種類についての詳しい説明はこちら

中でも経営効率化のために推奨されることもある「保証ファクタリング」を眼にする機会が多いです。

 保証ファクタリングは、色々なタイプがあるファクタリングの中で、仕組みや目的が大きく異なります。もし、一般的なファクタリングのイメージをもって保証ファクタリングを利用してしまうと、期待した効果はほとんど得られず、却って資金繰りに支障をきたす恐れがあるため、注意が必要です。

 一般的なファクタリングの利用を考えている方も、保証ファクタリングの仕組みを良く理解した上で使い分けていくことが大切です。

保証ファクタリングの仕組み

保証ファクタリングとは、売掛金の回収を保証するファクタリングサービスであり、簡単にいえば保険のようなものです。
 保証ファクタリングを利用しておくと、売掛先が倒産して売掛金の回収が不可能になった場合に、ファクタリング会社によって売掛金の支払いが保証されます。
 つまり、保証ファクタリングは、ファクタリング会社に保証料を支払って売掛金に保険をかけることにより、貸し倒れリスクを回避できるサービスです。

保証ファクタリングと一般的なファクタリングの違い

 保証ファクタリングと一般的なファクタリング(買取ファクタリング)の最大の違いは、ファクタリングを利用する目的にあります。
 一般的に、ファクタリングといえば「売掛金の買取」として知られています。ファクタリング手数料を支払うことで売掛金を買い取ってもらい、スピーディに資金を調達することが目的です。これを買取ファクタリングといいます。
 したがって、買取ファクタリングの主な目的は「資金調達」であるといえます。
 これに対し、保証ファクタリングの主な目的は「貸し倒れリスクの回避」です。
保証ファクタリングを利用しても、買取ファクタリングのように即座に売掛金を回収できるわけではなく、資金調達を目的として利用することはできません。
 このような目的の違いを認識しておくと、保証ファクタリングの特徴がよくわかると思います。

どのような場合に保証される?

 保証ファクタリングでは、ファクタリング契約の際に保証上限額を取り決めます。売掛先の経営破綻が確認されると、契約した保証上限額の範囲内で、ファクタリング会社から保証が行われます。

 保証ファクタリングを利用した会社が、売掛金の保証を受けられるのは、売掛先が法的な経営破綻、または事実上の経営破綻に至ったことが確認されたときです。経営破綻した売掛先から売掛金を回収することはできないため、ファクタリング会社の保証が適用されます。
 逆に、売掛先が支払い期日に遅れて回収が難航していても、売掛先が完全な経営破綻状態にはなく、売掛金回収の見込みが残っている段階では、保証を受けることはできません。
 したがって、保証の条件はかなり厳格に決められています。保証される主な条件は以下です。

▼保証される条件

  • ・破産、会社更生、民事再生、特別清算などの法的倒産手続きが開始された場合
  • ・6ヶ月以内に手形の不渡りを2回起こして手形交換所の取引停止処分を受け、事実上の経営破綻に至った場合
  • ・本店事務所の閉鎖、全ての営業活動の廃止など、事業活動が完全に停止し、事実上の経営破綻に至った場合

保証ファクタリングのメリット

 一般的な買取ファクタリングのイメージばかりを持っていた人には、即日で資金調達できない保証ファクタリングのメリットがあまり分からないかもしれません。
 確かに即日資金調達には使えないものの、保証ファクタリングには色々なメリットがあります。

貸し倒れリスクの回避

 既に述べた通り、保証ファクタリングを利用することで貸し倒れリスクを回避することができます。このメリットの大きさは、具体的な数字で考えると分かりやすいです。

 例えば、利益率10%のビジネスを営んでいる会社が100万円の利益を得るためには、1,000万円の売上をあげる必要があります。しかし、1,000万円の売上を得たとしても、売掛先が倒産してしまえば売上は得られず、1,000万円の貸倒損失が発生します。
 さて、この貸し倒れ損失を取り戻すためには、いくらの売上が必要でしょうか。利益率10%ですから、1億円の売上が必要になります。
 このように、売掛先が倒産して貸倒損失が発生してしまうと、それを取り戻すためにさらに多くの売上が必要となり、キャッシュフローが大きく悪化する危険があります。
 
 保証ファクタリングを利用していると、このリスクを大幅に軽減できます。保証ファクタリングでは、売掛金の額面を100%保証するのではなく、いくらかディスカウントしたものを保証上限額として設定し、その範囲内で保証を行います。
 例えば、1,000万円の売掛金のうち900万円を上限に保証するといった契約です。

 この場合、売掛先が倒産してもファクタリング会社から900万円が保証されるため、貸倒損失は100万円で済みます。これを取り戻すには再び1,000万円の売上が必要になるだけで、キャッシュフローの悪化は起こりません。

 保証上限額は売掛先の信用調査によって決まるため、この例のようなケースばかりではありません。とはいえ、本来ならば全額が貸倒損失になるべきところを、大部分を保証してもらえるメリットは非常に大きいといえます。

与信管理をファクタリング会社に任せられる

 ファクタリング会社に与信管理を任せられるのも、非常に大きなメリットです。
 ほとんどの会社が掛取引をしています。掛取引をする以上、与信額の設定や売上回収のために与信管理を行う必要がありますが、多くの中小企業では十分な与信管理ができていません。
 これは、与信管理にノウハウが必要であることや、手間がかかることが原因です。
 与信管理は、決して簡単なものではありません。ほとんどの会社には十分な与信管理ノウハウがなく、与信管理業務に人材を振り分けられるほど、労働力の余裕もない会社がほとんどです。自社で与信管理ができるのが理想ですが、現実的には困難な場合が多いのです。
 自社では無理がある業務や、自社でやろうとすれば効率が低下してしまう業務などは、アウトソーシングするべきです。保証ファクタリングを利用すれば、ファクタリング会社に与信管理を任せることができます。
 保証ファクタリングを提供しているファクタリング会社では、貸し倒れの際に保証を行うだけではなく、それに付随して与信管理やその周辺業務を手掛けています。
具体的には以下の与信管理業務を委託できるのです。

▼委託できる主な与信管理業務

  • ・特定少数の取引先に売上が集中しているが、現在設定している与信限度額は適正か?(与信限度額を引き下げるべきか?いくらまで引き上げてもよいか?)
  • ・売掛先から取引の拡大を持ち掛けられたが、与信限度額はいくらが適正か?(いくらまでの取引を許容して良いか?)
  • ・売掛先が遠方にあるため営業マンが頻繁に足を運べず、経営状況の変化を掴めない。(懸念すべき材料があればすぐに知りたい。与信限度額の引き下げなども提案してほしい)

 特に、売掛先の情報を逐一把握できるのが魅力的です。例えば、三井物産クレジットコンサルティング株式会社の保証ファクタリングでは、売掛先の信用状況の常時モニタリングを依頼できます。特に重要性・緊急性の高い情報が発生した場合には、毎日情報を受け取ることも可能です。

 自社で与信管理する場合、重要・緊急の情報を即座にキャッチすることは難しく、大きな変化が起きたからといって毎日調査し続けることも現実的ではありません。
 それをアウトソーシングできることは、保証ファクタリングの大きなメリットです。

ファクタリング会社に安心感がある

 このほか、保証ファクタリングを提供しているファクタリング会社は大手が多いため、安心感があることもメリットといえるでしょう。以下のような、東証一部上場の大企業の子会社が多数あります。

▼保証ファクタリングを扱っている主な会社

  • ・出光クレジット株式会社(出光興産の子会社)
  • ・りそな決済サービス株式会社(りそなホールディングスの子会社)
  • ・三井物産クレジットコンサルティング株式会社(三井物産の子会社)

 このようなファクタリング会社に保証ファクタリングを依頼する場合、少なくともファクタリング会社を装って違法営業している悪徳業者を利用する危険は避けられます。
 また、上記の通り保証ファクタリングの大きなメリットは与信管理のアウトソーシングにありますが、大手ファクタリング会社は金融業としての経験やノウハウがしっかりしているため、充実したサービスが期待できます。

保証ファクタリングのデメリット

 メリットだけではなく、保証ファクタリングのデメリットもしっかり押さえておきましょう。
 保証ファクタリングのデメリットとして、「即座に資金調達ができないこと」が挙げられる場合があります。しかし、保証ファクタリングと買取ファクタリングは全く別物であり、保証ファクタリングは売掛金の早期現金化を行うものではありません。したがって、これはデメリットとはいえません。
 ここでは、保証ファクタリングを利用することで自社に生じる負担や、利便性の問題などを取り上げていきます。

保証料がかかる

 まず、保証ファクタリングには保証料がかかります。
 保証ファクタリングでは、売掛金額の価値をいくらか低く見積もって保証上限額を決めるため、この減額分を保証料と勘違いしてしまう人がいます。例えば、1,000万円の売掛金に800万円の保証をつけるとき、差額分の200万円が負担のように思えてしまうのです。
 しかし、これはあくまでも保証限度額を決めているだけで、差額の200万円がファクタリング会社の売上になるわけではありません。貸し倒れになった場合、満額の1,000万円ではなく、800万円までの保証に抑えられるだけであって、ファクタリング会社の売上とはなんら関係ありません。
 ファクタリング会社の儲けは保証料です。保証料は以下などを総合的に見て決めています

▼保証料が決まる主な要因

  • ・売掛先の信用状況
  • ・売掛金額
  • ・保証期間(支払い期日までの期間)

 保証料率は保証する売掛金ごとに異なり、ファクタリング会社によっても変わります。基本的には1~4%が相場といわれますが、上記に挙げた出光クレジットなどの大手ファクタリング会社でさえ、保証料率をあらかじめ「〇~〇%」と明記することなく、審査に応じて取り決めるとしています。したがって、依頼前に「大体これくらいだろう」と考えすぎないほうがよいでしょう。
 

保証ファクタリングが受けられないこともある

 このほか、売掛金によっては保証ファクタリングを受けられないこともあります。保証ファクタリングは、保証料を受け取ることで売上を得ていますが、売掛金が支払われずに保証が必要になれば保証料など簡単に吹き飛んでしまいます。
 例えば、1,000万円の売掛金を3ヶ月間、保証料率3%で保証する場合、

  1,000万円×3ヶ月×3%=90万円

の保証料が得られます。しかし売掛先が倒産したために800万円の保証を支払うことになれば、ファクタリング会社は710万円の損失を被ることになるのです。
 保証上限額の引き下げや保証料率の引き上げによって対応できる売掛金ならば、保証を受けられる可能性が高いです。しかし、売掛先の信用状況が悪すぎる場合には、保証上限額や保証料率ではリスクをコントロールできないため、保証を断るのが普通です。

保証ファクタリングがおすすめの会社

 すぐに資金調達が必要な会社は、保証ファクタリングではなく一般的な買取ファクタリングを利用してください。No.1にご相談いただければ、即日での対応も可能です。

 しかし、今は買取ファクタリングが必要な会社も、いずれ保証ファクタリングが役立つ機会があるかもしれません。
 保証ファクタリングが特におすすめの会社は、「回収サイトが長い会社」、「与信管理に困っている会社」の2つです。

回収サイトが長い会社

 
 回収サイトをできるだけ短縮し、支払いサイトをできるだけ延長することが資金繰り改善の基本です。
 このため、回収サイトが長くて困っている会社では、売掛先との交渉や買取ファクタリングの活用によって回収サイトを短縮していくべきです。
 しかし、すでに回収サイトの短縮に十分取り組んでいる会社や、業種特有の慣例・商習慣によって回収サイトが長くならざるを得ない会社もあるでしょう。
 そのような会社には、保証ファクタリングがおすすめです。回収サイトが長いということは、支払いを待っている期間中に売掛先の経営が悪化するリスクも高いということです。保証ファクタリングによって、このリスクにあらかじめ対処しておくのは効果的な使い方です。

与信管理に困っている会社

 回収サイトに悩んでいない場合でも、「信管理の難しさに悩んでいる」、「信管理にかかるコストや労働力に悩んでいる」といった会社は多いと思いますが、そのような会社も保証ファクタリングがおすすめです。

 保証ファクタリングのメリットで解説した通り、保証ファクタリングを利用することで与信管理をアウトソーシングすることが可能です。与信管理のプロに任せてしまえば、与信管理に伴う悩みの大部分を解消できるはずです。
 新規取引先開拓や新規事業展開など、与信管理が難しい局面でも安心して事業に専念できるため、積極的に事業を拡大していきたい会社にもおすすめです。

まとめ

 ファクタリングには様々な種類があり、それぞれ目的が異なります。中でも、保証ファクタリングは、「売掛金の早期資金化」ではなく「貸し倒れリスク回避」を目的とするため、一般的な買取ファクタリングとは全く異なるサービスです。
 まずは、買取ファクタリングと保証ファクタリングの違いをしっかり理解し、自社に必要なものを適切に活用していくことを心がけてください。
 No.1では、保証ファクタリングを提供していませんが、一般的な買取ファクタリングをはじめとする数種のファクタリングサービスを提供しています。

ファクタリングについての詳しい説明はこちら

 経営支援コンサルティングも請け負っているため、「自社の資金繰りにとって、保証ファクタリングと買取ファクタリングのどちらが役立つ?」といった相談にも丁寧にお応えします。
 どうぞ、お気軽にご相談ください。

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