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法人が即日でファクタリングするには?即日ファクタリングの注意点とコツを徹底解説!

突発的な資金需要に見舞われた場合、皆さんはどう対処するでしょうか。
利用できる資金調達方法を限られており、八方ふさがりになる可能性も…
そんなときに役立つのが、法人でも即日で資金調達できるファクタリングです。
しかし、ファクタリングを利用したからといって、即日で資金調達できるとは限りません。
そこで大切なのが、

即日でファクタリングできないケースを知ること
即日でファクタリングするためのコツを知ること
です。
この記事では、法人が即日でファクタリングするための基礎知識を詳しくお伝えします。

法人は即日で資金調達できる?
法人経営者にとって大切な仕事は色々ありますが、中でも特に重要なのが資金繰りを回すことです。
日々事業に取り組み、キャッシュフローを把握し、資金繰り計画を立て、不足資金を調達することによって、絶えず資金繰りを回さなければなりません。
資金繰りが回らなくなる状態を「資金ショート」といいます。
資金ショートに陥ると、取引先への支払いや銀行への返済ができず信用を失い、最悪の場合には倒産に至ります。
そうならないためにも、法人経営者は日々資金繰りを考えるわけです。
ところが、普段から資金繰りに取り組んでいても、想定外の資金不足が発生することがあります。
この場合の緊急度は様々ですが、即日で資金調達しなければ資金繰りがショートすることも珍しくありません。
法人の資金調達方法は色々ある中で、即日で資金調達できる方法はあるのでしょうか?
いくつか考えてみましょう。

銀行融資は不可
法人にとって、最も身近な資金調達方法は銀行融資です。
融資は銀行の基幹業務であり、法人の資金調達にも広く対応しています。
調達コストが安く、多額の資金調達も可能なため、法人にとって資金調達の要といえます。
しかしながら、銀行は即日の融資に対応していません。
どれほど優秀な法人でも、最短で2週間はかかると考えるべきです。
経営内容が悪い法人や、新規融資を申し込む法人、あるいは信用保証協会の保証を受ける法人であれば、即日はもとより数週間での資金調達さえ難しく、少なくとも1ヶ月程度はかかるでしょう。
即日で資金調達したい法人は、初めから銀行融資は対象外として資金調達を進める必要があります。

ノンバンクは可能だが…
即日で資金調達したい法人にとって、有力候補となるのがノンバンクです。
信販系や消費者金融系など、ノンバンクの提供するビジネスローンでは、最短即日融資を謳っている会社も多いです。
しかし、実際に即日融資を受けられる法人はごくわずかで、大抵は数日を要します。
事業資金ですから、数百万円単位で融資を依頼する法人も多いため、即日で融資するのはリスクが高いのです。
ノンバンクに融資を申し込む際には、即日融資を過度に期待することなく、他の資金調達方法と併用しながら「即日で融資してくれたら助かる」くらいに考えておくのが無難でしょう。

ファクタリングがおすすめ
ノンバンクに即日融資を依頼しつつ、他の資金調達方法と併用する場合、特におすすめなのがファクタリングです。
ファクタリングは、会社が所有している売掛金を売却することで資金を調達できます。
ファクタリングの種類にもよりますが、基本的にスピーディな資金調達方法であるため、即日で資金調達できる可能性が高いです。
今でこそ、個人事業主向けのファクタリングも増えてきました。
しかし本来、ファクタリングは法人向けの金融サービスであり、スピーディなだけではなく、まとまった資金需要にも対応しています。
したがって、即日で資金調達したい法人は、まずファクタリングで資金を調達し、足りない部分をノンバンクで補完するのが良いでしょう。
そうすることで、ノンバンクでの必要調達額が小さくなり、即日で審査に通る可能性が高まります。

即日で資金調達できるファクタリングとは?
法人の即日資金調達に最適なファクタリング。
ファクタリングの基礎知識と、即日対応できる仕組みについて解説します。

ファクタリングは債権譲渡取引
上記の通り、ファクタリングは売掛金を売却する資金調達方法です。
ファクタリングに利用する「売掛金」は、企業間の信用取引によって発生するものです。
売掛先の信用を担保として、代金を後日支払う条件で取引した際に、「将来的に代金を受け取る権利」として売掛金が発生します。
売掛金は権利(売掛債権)ですから、ファクタリングは権利の売買であり、債権譲渡取引の一種であるといえます。
このことについては、金融庁のファクタリングの定義からも明らかです。

一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。

出典:出典:金融庁「ファクタリングに関する注意喚起」
金融庁の定義では、ファクタリングは「事業者が保有する売掛金を早期資金化するサービス」です。
事業者区分が法人でも個人事業主でも、ファクタリングが債権譲渡であることは変わりません。
もちろん、即日でのファクタリングも債権譲渡です。
後述の通り、これもファクタリングが法人に即日対応できる理由の一つです。

法人の即日ファクタリングは合法?違法?

 
近年、法人の間でファクタリングが急速に普及しています。
しかしながら、ファクタリングの歴史は浅く、他の資金調達方法に比べるとまだまだマイナーです。
そのため、ファクタリングの合法性に疑いを抱く法人も少なくありません。
特に、即日ファクタリングを初めて利用する法人は、法的根拠を気にするケースが多いようです。
資金調達方法によってスピードは異なりますが、法人が即日で資金調達できる方法は限られており、違法なサービスも存在します。
法人の即日ファクタリングに疑いの目を向けるのも無理はないでしょう。
しかしながら、法人の即日ファクタリングは完全に合法であり、法的根拠も明確です。
即日ファクタリングの法的根拠は、「ファクタリング=債権譲渡」という点にあります。
以下のように、債権譲渡は民法で認められているのです。

(債権の譲渡性)
第四百六十六条 債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。
2 当事者が債権の譲渡を禁止し、又は制限する旨の意思表示をしたときであっても、債権の譲渡は、その効力を妨げられない。

出典:出典:e-Gov法令検索「第四節 債権の譲渡」
これをみれば、債権譲渡が法律で認められていることが分かります。
法人のファクタリングも債権譲渡の一種ですから、民法第466条によって合法性が担保されているのです。
「ファクタリング=債権譲渡=合法」という法的根拠は、ファクタリングを利用するのが法人であるか個人事業主であるか、あるいは即日対応か否か、といったことには左右されません。
ファクタリングは、法人が即日中に、合法的に資金調達できる方法です。

法人が即日でファクタリングできる方式

 
法人のファクタリングには、大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。
最近では、2社間ファクタリングの派生形としてオンラインファクタリングも徐々に普及してきました。
法人のファクタリング方式を簡単に説明すると以下の通りです。

  • 2社間ファクタリング:ファクタリングを利用する法人(以下、利用法人)とファクタリング会社の2社間で取引する方式
  • 3社間ファクタリング:利用法人、ファクタリング会社、売掛先の3社間で取引する方式
  • オンラインファクタリング:2社間ファクタリングの取引を全てオンラインで行う方式

ただし、法人が即日でファクタリングする場合、利用できる方式は限られます。
即日ファクタリングを希望する法人は2社間ファクタリングの一択となります。
2社間ファクタリングは売掛先が関与しないため、簡単な手続きでスピーディに利用でき、即日で資金調達することも可能です。
もちろん、2社間ファクタリングだからといって、すべての業者が即日で対応できるわけではありません。
2社間ファクタリングに数営業日を要する業者もあれば、事務処理能力・審査能力が低いために手続きに時間がかかり、即日で対応できない業者もあります。
とはいえ、No.1のように最短即日を基本とするファクタリング会社が多いのは事実です。
これに対し、3社間ファクタリングは即日で資金調達できません。
3社間ファクタリングは主に法人向けのサービスですが、手続きが煩雑であるため即日ファクタリングはできないのです。
上記のうち、オンラインファクタリングは法人の即日ファクタリングに最も適しています。
全ての手続きをオンラインで完結し、AIを導入している業者も多いため、最短数時間での資金調達も可能です。
通常、法人のファクタリングでは「2社間か3社間か」を選ぶことになりますが、即日でファクタリングしたい法人は「2社間ファクタリング一択」と考えてください。

なぜスピーディ?
さて、なぜファクタリングは法人に即日対応できるのでしょうか。
主の理由は4つあります。

審査基準が異なる
まず、ファクタリングは他の資金調達方法と比べて、審査基準に特徴があります。
銀行やノンバンクなどの融資とは明らかに異なるため、即日で融資を受けることは難しくとも、即日でファクタリングすることは可能なのです。
融資で資金を調達する場合、銀行やノンバンクなどの貸し手は厳しく審査を実施します。特に重視するのは法人の返済能力であり、この点で問題がある法人には融資しません。
また、返済能力をしっかりと見極めるためにも、ある程度時間をかけて決算書などを分析する必要があり、即日融資が困難となります。
ファクタリングは、ファクタリングを利用する法人(以下、利用法人)に対して厳しく審査しません。
ファクタリング会社が重視するのは、「利用法人の信用力」ではなく、「売掛先の信用力」です。
ファクタリング会社は、売掛金を額面金額よりも割安に買い取り、支払期日に満額回収することで利益を得ています。
このため、売掛先の支払能力が十分であれば、利用法人の信用力は大して問題になりません。
売掛先の信用力さえ確かであれば、即日でのファクタリングも十分に可能というわけです。

対応が柔軟
ファクタリング会社は、対応の柔軟性にも優れています。
とりわけ、優良ファクタリング会社は柔軟性が高く、即日でのファクタリングにも積極的です。
対応の柔軟性にはいくつかのタイプがあります。
まず、手続きの柔軟性。
どのファクタリング会社も、基本的には一定の流れで手続きしますが、法人の事情に応じて提出書類の種類や手続きの流れを一部変更することも可能です。
そして、審査の柔軟性。
ファクタリング会社は、審査の結果に応じて手数料率を設定します。
現在、ファクタリングには規制がなく、手数料率の法定上限などもありません。
したがって、即日ファクタリングを希望する法人に対しては、

スピーディに審査を行い、即日でファクタリングする。審査の精度が落ちるため、手数料を高めに設定する
審査の結果、リスクが高いと判断した。本来ならば買い取りを拒否するが、資金調達を急いでいる事情を汲んで、手数料を高く設定して即日ファクタリングに応じる
といったように、柔軟な条件設定により即日対応も可能となります。

売掛先が関与しない
上記の通り、ファクタリングの方式は大きく分けて2種類です。、大きく分けると以下の2種類です。

2社間ファクタリング:利用会社とファクタリング会社の2社間で取引する方式
3社間ファクタリング:利用会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間で取引する方式
売掛先が関与するかどうかによって、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの区別が生じます。
即日ファクタリングを希望する法人には、売掛先が関与しない2社間ファクタリングがおすすめです。
売掛先が関与しないため、「利用法人―売掛先」あるいは「売掛先―ファクタリング会社」の手続きが不要となり、よりスピーディな資金調達が可能となります。
ほとんどの法人は、3社間ファクタリングではなく2社間ファクタリングを選びます。
これも、売掛先を交えずに取引し、即日でファクタリングできることが大きな理由です。

オンラインでの取引も可能
近年、オンラインファクタリングを導入するファクタリング会社が徐々に増えてきました。
オンラインファクタリングとは、2社間ファクタリングの手続きを全てオンラインで完結する仕組みのことです。
これにより、手続きがよりスムーズになり、契約時の対面取引も不要となるため、最短数時間でのファクタリングも可能となりました。
No.1のオンラインファクタリングも、最短60分入金の実績が多数あります。
即日でファクタリングしたい法人は、オンラインファクタリングを活用しましょう。

即日でファクタリングできないケース
ただし、ファクタリングを利用したからといって、必ず即日で資金調達できるとは限りません。
即日でファクタリングできない代表的なケースを紹介します。

申し込みの時間帯が遅い
弊社でもよくあることですが、遅い時間帯にお申込みいただいた場合、即日でのファクタリングが難しくなります。
いくらファクタリングがスピーディとはいえ、一定の手続きを踏まなければ買い取りはできません。
利用法人からファクタリング会社に申し込み、必要書類を提出し、審査を実施し、契約を結び、それでようやく資金を調達できます。
必要書類に不備があったり、審査に問題があったり、さらには対面で契約を結ぶ場合にはさらに時間がかかります。
そして、契約後の入金は振り込みが基本となるため、これらの手続きを銀行の営業時間内(基本的には15時まで)に完了する必要があるのです。
したがって、例えば昼以降などの遅い時間帯に申し込んだ法人は、審査や契約といった手続きが全て即日で完了しても、振り込みは翌営業日となり、即日での資金調達はできません。

休業日に申し込む
多くのファクタリング会社は、休業日を設けています。
「365日24時間受付」としているファクタリング会社も多いのですが、これはあくまでもメールやフォームでの申し込みを年中無休で受け付けているだけで、年中無休で即日対応しているわけではありません。
このため、休業日に申し込んだ場合にも即日ファクタリングは不可能です。
また、平日休業のファクタリング会社にも注意してください。
平日休業であれば土日祝日でも利用しやすく、好都合と考える法人経営者もいます。
しかし、土日祝日に申し込んだ場合、ファクタリング会社が営業していても銀行が営業しておらず、振り込み対応が翌銀行営業日に持ち越しとなります。
即日ファクタリングしたい法人は、休業日に注意しましょう。

即日ファクタリングに非対応の会社も
ファクタリング市場は急拡大している今、ファクタリング会社の数も増加の一途をたどっています。
中小ファクタリング会社の多くは、2社間ファクタリングを取り扱っており、即日対応を売りにしている会社が多いです。
このため、「2社間ファクタリング=即日ファクタリング可能」というイメージがあるのですが、必ずしもそうとは限りません。
ファクタリング会社の中には、2社間ファクタリングでも審査に時間をかける会社があります。
そのようなファクタリング会社では、はじめから「最短翌日」「最短2~5営業日」などに設定しています。
そもそも即日ファクタリングに非対応なのですから、即日での資金調達は不可能です。

3社間ファクタリングを利用する
3社間ファクタリングを選んだ法人は、即日でファクタリングできる可能性はゼロです。
3社間ファクタリングは売掛先が関与するため、手続きも複雑になります。
具体的には、2社間ファクタリングの手続きに加えて、例えば以下の手続きが必要です。

利用法人から売掛先に内諾を得てからファクタリングを申し込む
審査後、利用法人から売掛先に債権譲渡通知を行う(債権譲渡通知書を内容証明郵便で郵送する)
売掛先からファクタリング会社に対して、債権譲渡に承諾する旨を伝える(債権譲渡承諾書を郵送する)
他にも、ファクタリング会社によって色々と煩雑になるわけですが、特に厄介なのが債権譲渡通知書・承諾書の郵送手続きです。
郵送が必要になるため、どうしても配達に数日を要します。
往復で考えると、少なくとも1週間程度は見積もっておくべきでしょう。
このように、3社間ファクタリングでは即日ファクタリングできない理由は明らかです。

対面取引に時間がかかる
上記でも述べた通り、最近は対面取引不要のオンラインファクタリングが徐々に普及してきました。
とはいえ、オンラインファクタリングを導入しているのは、優良ファクタリング会社でもごく一部に過ぎません。
それ以外のファクタリング会社では、未だにオフラインで手続きしています。
オフラインで2社間ファクタリングする場合、契約時に対面取引が必要です。
利用法人の代表者がファクタリング会社に出向く、あるいはファクタリング会社のスタッフが利用法人を訪問することで契約を結びます。
このとき、スケジュール調整の必要が生じるだけではなく、移動にも時間がかかることによって、即日でファクタリングできなくなる法人も少なくありません。
スムーズに対面できるとしても、やはりオンラインに比べると時間がかかるため、この意味でも遅い時間帯の申し込みはNGです。

「来店不要」の落とし穴
ファクタリング会社の中には、「来店不要」を強調している会社があります。
来店不要のファクタリング会社を利用すれば、対面取引の必要がなくなり、即日でファクタリングしやすいと考える法人経営者もいることでしょう。
しかし、「来店不要」の文言には注意が必要です。
来店不要だからといって、即日でファクタリングできるとは限りません。
来店不要には、以下の3つの意味があります。

ファクタリング会社のスタッフが利用法人を訪問するため、来店しなくてよい
提出書類や契約書類のやり取りを全て郵送で行うため、来店しなくてよい
申し込みから契約まで全てオンラインで行うため、来店しなくてよい
1の場合、来店不要でも対面取引は必要ですから、対面取引が難しい法人は即日ファクタリングも困難です。
2は、郵送で書類のやり取りを行うため、3社間ファクタリング並みの時間がかかります。
1~3のうち、法人の即日ファクタリングに役立つのは3だけです。
しかし、来店不要を謳うファクタリング会社には、1と2のケースも多いため注意してください。
オンラインファクタリングを導入せずに「来店不要」を謳っているならば、1か2の可能性が高いです。

利用経験がないファクタリング会社に申し込む
これまでに利用したことがないファクタリング会社に申し込む場合、即日ファクタリングできないかもしれません。
もちろん、ファクタリング会社によって対応が異なり、No.1では初めての法人様にも積極対応しています。
しかし、新規利用の法人に対しては、継続利用の法人よりも厳しく審査する傾向があるのは事実です。
ファクタリング会社は、利用法人による詐欺を警戒します。
実在しない売掛金をファクタリングする(架空債権詐欺)、倒産予定の売掛先の売掛金をファクタリングする(計画倒産詐欺)などの詐欺被害が実際に起こっているからです。
継続利用であれば信頼があるため、利用法人に対する審査の手間がありません。
しかし新規利用の場合、詐欺行為を避けるために、利用法人に対してもある程度慎重に審査します。
審査に時間がかかる分だけ、即日ファクタリングも難しくなるというわけです。

売掛金の額面金額が大きすぎる
最後に、売掛金の額面金額が大きすぎる場合にも注意してください。
それぞれのファクタリング会社は、会社の規模に応じて利用可能額を設定しています。
例えば、No.1の利用可能額は10~5000万円、5000万円以上をご希望の場合には応相談としています。
ファクタリング会社によって設定は様々で、数億円まで対応できる会社、数十万円しか対応できない会社など様々です。
たとえ利用可能額の範囲内でも、ファクタリング希望額が大きい場合には、即日での対応が難しくなります。
なぜならば、ファクタリング会社にも資金繰りがあるからです。
例えば、数千万円の売掛金を即日で買い取る場合、そのファクタリング会社の手元資金(買取準備資金)が1日で数千万円も目減りすることになります。
これは、ファクタリング会社の資金繰りにとって大きな負担です。
さらに、万が一この売掛金が回収不能になれば一大事です。
したがって、時間をかけて審査する必要があり、即日対応が難しくなります。
また、「応相談」レベルのファクタリングを依頼する場合、即日対応は期待できません。
ファクタリング会社の手元資金だけでは足りない可能性が高く、ファクタリング会社が買取資金を調達する必要があるからです。
多額のファクタリングを希望する法人は、複数のファクタリング会社に分散して依頼したり、他の資金調達方法と併用したりすると良いでしょう。

法人が即日でファクタリングするメリット

 
即日で資金調達できること自体、法人にとっては大きなメリットです。
しかし、法人が即日でファクタリングするメリットはほかにもたくさんあります。
ここでは、即日ファクタリングの代表的なメリットをみていきましょう。

法人の状況を問わず即日で資金調達

 
上記でも述べた通り、融資とファクタリングでは審査基準が異なります。
これによって即日ファクタリングも可能になるわけです。
しかし、この審査基準の違いによって、法人の状況を問わずに即日で資金調達できるというメリットも生まれます。

業績が悪化している法人も即日で

 
法人が融資を受けられない理由のうち、最も多いのは業績悪化です。
融資には返済義務が伴うため、返済力に不安のある法人は融資を受けられません。
返済力の審査に時間がかかるため即日融資は不可能、仮に即日でなかったとしても業績が悪ければ融資は不可能と判断します。
一方、法人向けファクタリングの審査基準は売掛金です。
たとえ業績が悪化している法人でも、売掛金・売掛先に問題がなければ即日でファクタリングできます。
一時的に業績が悪化している法人はもちろんのこと、慢性的な業績悪化に悩んでおり、業績改善の見通しが立たない法人も即日ファクタリングの対象です。

業績が赤字の法人も即日で

 
単なる業績悪化よりも深刻なのが赤字決算
直近の決算が赤字になっただけでも、銀行から融資を受けられなくなる法人は珍しくありません。
赤字ということは利益がマイナスということです。
銀行は、法人が本業から得る利益を返済原資とみなすため、赤字の法人は「返済力に問題あり」とみなします。
赤字の法人が融資を受けるには、赤字の原因を特定していること、そして赤字解消の見通しが立っていることが最低限の条件です。
たった1期の赤字でも融資環境が悪化するのですから、2期以上の連続赤字に陥っている法人はなおさらです。
即日で融資を受けられないだけではなく、融資そのものを断ち切られる可能性があります。
そのような状況の法人も、ファクタリングならば安心です。
売掛金に問題がなければ、2期以上の赤字に悩む法人でも即日でファクタリングできます。

債務超過の法人も即日で

 
債務超過に陥っている法人も、銀行から融資を受けることはできません。
債務超過とは、法人が所有している資産よりも負債の方が多く、決算書の貸借対照表の「資本の部」が△(マイナス)になっている状態です。
通常、銀行は債務超過の法人を強く警戒します。
負債が資産を上回っているということは、その法人の資産を全て換金しても(倒産に伴い清算しても)借入金を返済できないということです。
返済できない法人には融資しないのが銀行の基本姿勢ですから、債務超過の法人は即日融資どころか時間をかけて融資交渉しても無駄といえます。
状況によっては、現在の融資の引き上げを図る銀行もあるのです。
債務超過に陥っている法人は、ファクタリングを利用しましょう。
ファクタリングは返済義務がないため、債務超過の法人でも問題なく利用でき、即日で資金調達することも可能です。

税金を滞納している法人も即日で

 
税金を滞納している法人は、融資審査に100%落ちると考えてください。
なぜならば、差し押さえを受ける恐れがあるためです。
税金や社会保険料を滞納し、督促に応じない場合、税務署は法人に対して差し押さえを執行します。
現金預金など、銀行が返済原資とみなしている部分が差し押さえられる可能性も高いです。
このように、差し押さえによって返済できなくなる恐れがあるため、銀行は税金を滞納している法人に決して融資しません。
もちろん、税金さえ支払えない法人に「返済力に問題なし」と判断するはずはありませんから、差し押さえ以前の問題でしょう。
法人向けファクタリングは、税金滞納中の法人でも利用できます。
ファクタリング会社によっては「分納の申請をしていること」などの条件付きになりますが、それさえクリアすれば即日でファクタリングすることも可能です。
税金を滞納している法人は、即日ファクタリングで速やかに資金を調達し、滞納を解消することをおすすめします。

開業後間もない法人も即日で資金調達

 
法人が即日で資金調達する際には、業歴がひとつのポイントとなります。
業歴は、その法人の信用の裏付けになるためです。
業歴が長い法人は、長期にわたって景気の変動や社会の変化に対応し、多くの取引をこなしてきたといえます。
これが安定的に稼ぐ力の証明となり、延いては返済力の裏付けにもなるのです。
銀行の場合、業歴が長い法人でも即日で融資することは難しいでしょう。
しかしノンバンクのビジネスローンなどでは、業歴が長い法人ほど即日で融資を受けられる可能性が高まります。
逆にいえば、業歴が短い法人は即日での資金調達が難しくなります。
銀行の即日融資はもとより、ビジネスローンでも即日融資を受けることは困難です。
また銀行の場合、業歴が短い法人への対応は消極的ですから、即日でなくとも融資を受けられないのが普通です。
即日かどうかにこだわらなければ、日本政策金融公庫からの借入れが考えられます。
しかし業歴が短い法人、とりわけ開業後間もない法人は日本政策金融公庫から開業資金を調達していることが多く、追加融資を受けられないことがしばしばです。
業歴が短いために即日で資金調達できない法人は、ファクタリングを利用してください。
基本的に、ファクタリングは業歴不問です。
業歴が長い法人も、業歴が短い法人も、売掛金の信用にはあまり関係ないため、即日で資金調達できます。
No.1をはじめとする優良ファクタリング会社では、創業1年未満の法人でも即日でファクタリングできます。

担保・保証が不足している法人も即日で資金調達

 
法人が融資を受ける場合、担保・保証を求められるのが普通です。
無担保・無保証で融資を受けられる法人は全体の1割に過ぎません。
大多数の法人は、不動産や売掛債権による担保付融資、あるいは信用保証協会の保証付融資で借り入れています。
担保・保証が不足している法人は、融資の審査に落ちる可能性が高いです。
また、担保・保証を利用できる法人も、即日での資金調達は不可能と考えてください。
というのも、担保付融資の場合には担保資産の評価に時間がかかり、保証付融資の場合には信用保証協会の保証審査に時間がかかるためです。
したがって、担保・保証付き融資は通常の融資以上に時間がかかります。
本来は即日融資に強いノンバンクも、不動産担保ローンは即日融資が困難です。
担保・保証の不足によって融資を受けられない法人、あるいは担保・保証はあっても即日で調達できずに困っている法人にはファクタリングをおすすめします。
ファクタリングは原則として無担保・無保証です。
ファクタリングは債権譲渡であり、返済義務がありません。
そのため、債務不履行に備えるための担保・保証も一切不要なのです。
担保資産の提供、信用保証協会や保証会社による機関保証のほか、第三者または法人代表者による連帯保証も必要ありません。
担保資産の評価や保証審査も行われず、即日で資金調達しやすいというわけです。
担保・保証が不足している法人だけではなく、担保・保証を温存しておきたい法人、即日で資金調達するために担保・保証を活用できない法人などはファクタリングを活用してください。

少ない書類で便利に資金調達

 
資金調達の際には書類を揃える必要があります。
必要書類は方法によって異なり、書類の内容次第で利便性や即日での資金調達のしやすさが変わります。
法人が即日で資金調達しやすいのは、必要書類が少なく、なおかつ作成・取得に手間がかからない資金調達方法です。
即日ファクタリングはこの点でも優れています。
多くの場合、法人向けファクタリングは少ない書類だけで利用できます。
少ないだけではなく、簡単に揃えられる書類ばかりです。
一例として、No.1で即日ファクタリングをご希望の法人様には、以下の書類をご提出いただきます。

  • 直近3ヶ月の取引入金が確認できる書類(入金通帳・当座通帳・当座照合表)
  • 決算書直近2期分(勘定科目明細付で税務申告済みの捺印のあるもの)
  • 成因資料(請求書・発注書・納品書など)
  • 取引先企業との基本契約書

これらの書類は、法人ならば常に手元にあるはずです。
もちろん、書類がない場合には他の書類で代替することもできます。
必要書類が少なく、必要なタイミングですぐに申し込めるからこそ、ファクタリングは即日で資金調達しやすいのです。
銀行融資ならば、決算書や資金繰り表、試算表、計画表、見積書など多くの書類を提出しなければなりません。
書類の準備だけでも、即日で完了することは困難でしょう。
書類の作成・取得に時間がかかるほか、融資担当者や支店長と面談することを考えても、「即日」とは無縁です。
資金調達方法によっては必要書類が少ない場合もありますが、即日で書類が揃うほど簡単ではありません。
手軽に、即日で資金調達したい法人にはファクタリングが最適です。

法人の回収不能リスクを即日で軽減

 
法人がファクタリングするメリットは、即日で調達できるスピードだけではありません。
ファクタリングは回収不能リスクの軽減にも役立ちます。
多くの法人にとって、回収不能リスクはコントロールが難しいものです。
回収不能リスクを軽減するには与信管理が欠かせず、売掛先に対して随時信用調査を行い、必要に応じて与信限度額や契約内容を見直す必要があります。
与信管理が不十分な法人は、専門の人材を雇用したり、営業部門と経理部門がうまく連携できるように社内体制を整えたり、様々な取り組みが求められます。
つまり、回収不能リスクの軽減には時間とコストがかかるのです。
与信管理において、「簡単な取り組みでサクッと」「即日で」といったことはまず不可能です。
しかしながら、多くの法人が人材不足や資金不足に悩んでいる中、与信管理のためにコストをかけることはできません。
むしろ与信管理を徹底している法人はごく少数でしょう。
最近、このような認識は徐々に変わりつつあります。
ファクタリングの登場によって、与信管理のハードルが大きく下がったためです。
ファクタリング契約は「償還請求権なし」が原則となります。
償還請求権とは、譲渡した売掛金が回収できなくなった場合、譲受人が譲渡人に買い戻しを求める権利のことです。
ファクタリングにはこの権利がないため、即日ファクタリングの後に売掛金が回収不能になっても、利用法人が責任を負うことはありません。
回収不能による損失は全てファクタリング会社の負担となります。
これは、即日ファクタリングを利用することにより、回収不能リスクをファクタリング会社に転嫁できるということです。
少なくとも、即日ファクタリングによって譲渡した売掛金については、利用法人が与信管理を行う必要はなくなります。
特に効果的なのは、取引が大きい売掛先の売掛金や、新規取引先の売掛金などをファクタリングすることです。
これにより即日中に、回収不能リスクを大幅に軽減できます。

法人の信用を傷つけずに即日調達

 
法人が即日で資金を調達する場合、気を付けたいのが信用の悪化です。
即日ファクタリングは、法人の信用を傷つけずに資金を調達できます。
しかし他の資金調達方法の場合、信用悪化につながる危険があるのです。

即日融資で信用が悪化するワケ

 
ビジネスローンの即日融資を考えると、信用悪化の理由がよくわかります。
ノンバンクのビジネスローンは即日での融資にも対応しており、即日で資金調達したい法人には魅力的です。
ただし、ビジネスローンは即日で資金を調達できる代わりに信用を損ないます。
ビジネスローンは金利が高いです。
ノンバンクが即日で融資するためには、審査を簡略化せざるを得ません。
これにより審査の精度が下がるため、リスクに備えるためにも金利を引き上げる必要があります。
実際、ノンバンクから即日融資を受ける場合、金利設定は法定上限ギリギリの水準(年15~20%)に設定されるのが普通です。
当然ながら返済負担は大きくなります。
支払利息によって利益が目減りすれば、その分だけ返済力の低下は避けられません。
銀行はこれを重く捉え、ビジネスローンから借り入れている法人を低く評価します。
そもそも、銀行から融資を受けられない理由があるからこそ、ビジネスローンで即日融資を受けているわけです。
例えば、「銀行の融資審査に落ちた」、「資金繰り管理に問題があり、即日で資金調達を迫られた」などなど。
銀行からみれば、同業者(他の金融機関)の審査に落ちた法人や、資金繰りがずさんな法人に対し、積極的に融資する理由はありません。
実際に、ビジネスローンから即日融資を受けたことにより、銀行の融資審査に落ちるケースが珍しくないのです。

即日ファクタリングは信用が悪化しない

 
即日ファクタリングならば、信用が悪化することはありません。
このことは、即日でファクタリングした際の資産の動きを考えるとよくわかります。
売掛金は、貸借対照表の資産の部に計上される流動資産です。
売掛金を即日でファクタリングした場合、帳簿の上では売掛金が現金預金に変わる動きが即日中に起こります。
即日ファクタリングを利用せずに(支払期日を待って)売掛金回収した場合にも「売掛金→現金預金」という動きは何ら変わりません。
したがって、融資を受ける際の提出書類から、即日ファクタリングの利用がバレることはないのです。
また、ファクタリングの利用歴が記録されることもありません。
ビジネスローンで即日融資を受ける場合、信用情報機関に利用歴が記録されます。
審査に落ちて即日融資を受けられなかったとしても、申し込んだ事実と審査結果は確実に記録され、銀行やノンバンクの間で共有されるのです。
その点、ファクタリングは貸金業者ではなく、信用情報機関にも加盟していないため安心です。
以上のように、即日ファクタリングの利用によって信用が悪化することはありません。
融資環境を維持するためにも、即日での資金調達にはファクタリングを利用しましょう。

法人の資金繰りを即日で改善

 
ファクタリングは即日で資金調達できることに加えて、資金繰りの改善にも役立ちます。
中小の法人であれば、多かれ少なかれ資金繰りに問題を抱えているものです。
資金繰りが悪化する原因として、売掛金の影響は見逃せません。
売掛金の増減は資金繰りに大きな影響を与えるのです。
これは、資金繰りの原則を考えるとよくわかります。
そもそも信用取引とは、信用を担保として代金の後払いを認めるものです。
これによって生じる売掛金は、支払期日に代金を受け取る権利であると同時に、支払期日まで代金の受け取りを待つ義務でもあります。
つまり売掛金には立替金としての側面があるのです。
売掛金の増加は立替負担の増加にほかならず、資金繰りの悪化を意味します。
逆に、売掛金が減少すれば立替負担は軽くなり、資金繰りも改善するというわけです。
このように考えると、ファクタリングで法人の資金繰りが改善する理由もみえてくるでしょう。
ここまでの解説にもある通り、ファクタリングは債権譲渡取引であり、償還請求権がありません。
したがって、即日ファクタリングに利用した売掛金は、所有権が利用法人からファクタリング会社へと移ります。
利用法人の資産から売掛金は完全に切り離され、即日ファクタリングに利用した分だけ確実に減少するのです。
その結果、資金繰り改善につながります。
普通、資金繰りを改善するには時間と手間がかかります。
売掛先に交渉し、支払期日を早くしたり、現金取引の比率を高めたりするのが一般的です。
売掛先との交渉がスムーズにまとまることは少なく、即日で資金繰りを改善するなどは夢のまた夢。
ところが、ファクタリングを利用すれば即日中に資金繰りを改善できます。
資金繰りに悩んでいる法人は、ぜひファクタリングを活用してください。

法人が即日でファクタリングする際の注意点

 
上記の通り、即日ファクタリングによって法人は多くのメリットを得られます。
しかしながら、即日ファクタリングにはいくつか注意点があります。
代表的な注意点として、ここでは手数料と悪質業者についてみていきましょう。

手数料に注意

 
ファクタリングの際には手数料が発生します。
即日ファクタリングを利用する際には、手数料に注意しなければなりません。

即日ファクタリングの手数料相場

 
ファクタリング会社は、法人の所有する売掛金を額面金額よりも割安に買い取り、支払期日に売掛先から満額回収することで差額を儲けます。
この差額が「ファクタリング手数料」と呼ばれるものです。
手数料率はファクタリングの方式やファクタリング会社の方針、売掛金の内容によって大きく変わります。
方式別の大まかな目安は以下の通りです。

  • 2社間ファクタリング:額面金額の10~30%
  • 3社間ファクタリング:額面金額の1~10%
  • オンラインファクタリング:額面金額の10%以下

額面金額100万円の売掛金を手数料率10%でファクタリングする場合、額面金額の10%にあたる10万円が手数料となります。
即日ファクタリングであれば、申し込みから入金までを即日中に完結します。
法人に振り込まれるのは、額面金額から手数料を差し引いた金額です。
つまり即日ファクタリングでは、手数料の支払いも即日中に行うわけです。
支払期日まで待って回収すれば満額受け取れたはずのところ、即日ファクタリングによって手数料の分だけ目減りします。
これは利益の減少にほかなりません。
即日ファクタリングを無計画に繰り返していると、法人の収益力そのものが低下し、却って経営が悪化する恐れがあります。

即日ファクタリングの手数料は割高?

 
法人が即日でファクタリングする際に気を付けたいのは、即日ファクタリングはその他のファクタリングに比べて手数料が高くなりやすいということです。
このことは、ファクタリング会社のリスクを考えるとよくわかります。
即日ファクタリングには償還請求権がないため、買い取った売掛金が回収不能になった場合、ファクタリング会社は損失を被ります。
損失を避けるためには、審査によって売掛金の回収不能リスクを把握し、リスクに応じた手数料率を設定しなければなりません。
時間をかけて審査すれば、リスク測定の精度を高めることもできます。
しかし即日ファクタリングは、即日中に買い取るために審査を急ぐ必要があります。
どうしても簡易的な審査にならざるを得ないため、リスク測定の精度が低くなりがちです。
即日ファクタリングの手数料が高くなりやすい理由はここにあります。
簡易審査では把握しきれないリスクに備えるためには、手数料を引き上げるのが確実です。
上記の相場の範囲内でも、即日ファクタリングは高い水準に落ち着くことが少なくありません。
もっとも、必ずしも「即日ファクタリング=手数料が割高」というわけではなく、いくつかのコツによって手数料を抑えることもできます。
即日ファクタリングの際には、下記の「法人が即日でファクタリングするコツ7選」を参考にして下さい。

悪質業者に注意

 
即日ファクタリングには、悪質業者のリスクがあります。
悪質業者を避けることは、即日でファクタリングする際の大前提です。

ファクタリングの悪質業者とは?

 
もっとも、悪質業者のリスクは即日ファクタリングに限ったことではありません。
現在のファクタリング業界は、悪質業者が紛れ込んでいるのが実情です。
即日で資金調達できる方法として、法人の間でファクタリングが急速に普及した結果、法整備が追い付いていません。
例えば、新規にファクタリング業を開業する場合、免許や登録などは不要です。
貸金業者であれば、貸金業法や利息制限法・出資法などによって厳しく規制されますが、ファクタリングにはそのような規制がないのです。
悪質業者としては、違法な貸金業者(ヤミ金)として営業するよりも、ファクタリング業を装った方が摘発のリスクは低くなります。
だからこそ、ファクタリング業を装う悪質業者が後を絶たないのです。
このことについて、金融庁では以下のように注意を喚起しています。

中小企業の経営者などを狙い、貸金業登録を受けていない者が、ファクタリングを装って、業として、貸付け(債権担保貸付け)を行っている事案が確認されています。

出典:出典:金融庁「ファクタリングに関する注意喚起」

即日だからこそ悪質業者に注意

 
通常のファクタリングでも、悪質業者には注意しなければなりません。
即日ファクタリングであればなおさらです。
基本的に、「即日」というフレーズには悪質業者がつきものと考えるべきでしょう。
「即日」を重視する法人は、何らかの理由によって緊急の資金調達を迫られているのが普通です。
例えば、以下のようなケースがよくみられます。

  • 「即日中に調達できなければ手形が不渡りになる。その場合、銀行取引が停止し、実質的な破綻に追い込まれる」
  • 「銀行の借入金の返済が迫っている。即日で資金調達できないとしても、できるだけ早く調達したい。即日ならばありがたい」
  • 「銀行から融資を断られ、ノンバンクのビジネスローンも審査に落ちた。資金調達に奔走するうちに従業員の給料日が迫った。即日で資金調達できなければ従業員の信用を失う」

このような状況では、冷静さを失うのも無理はありません。
そこが悪質業者の狙い目です。
ここでいう悪質業者はヤミ金とほぼイコールです。
実際に、悪質なファクタリング業者の摘発・裁判の事例をみると、年利換算で数百~千%超での貸し付けや、違法な取り立てが問題視されています。
そして、悪質業者は必ず「即日対応」を強くアピールしているのです。
金融庁はヤミ金の手口を以下のように述べています。

「低金利で融資」「他店で断られた方でもOK」「らくらく・簡単」「即日融資」など利用者の心理をついて誘い込んできます。

出典:出典:金融庁「違法な金融業者にご注意!」
このことからも、「即日」というキーワードをみた場合、悪質業者の可能性を疑うべきです。
少なくとも、「最短数営業日」の業者に比べて、「最短即日」の業者の方が悪質業者のリスクが高いことは間違いないでしょう。
悪質業者の売りは「即日対応」くらいであって、わざわざ「最短数営業日」などの対応を打ち出す理由がないからです。
正規のファクタリング会社でも即日ファクタリングは利用できます。
特に、No.1をはじめとする優良ファクタリング会社ならば、即日かつ好条件でファクタリングできることも多いです。
悪質業者を避けるためにも、優良ファクタリング会社を利用しましょう。

法人が即日でファクタリングするコツ7選
即日でファクタリングできないケースを知ると、法人が即日でファクタリングするコツも自ずと見えてきます。
ここで紹介する7つのコツを実践することで、即日ファクタリングの成功率が格段にアップします。

1.方式は2社間ファクタリングで
法人が即日ファクタリングするための第一の条件は、何といっても2社間ファクタリングを選ぶことです。
優良ファクタリング会社には、No.1のように2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方を提供している会社もあります。
しかし、3社間ファクタリングは1週間以上を要するため、即日で資金を調達するには2社間ファクタリングを選びましょう。
もちろん、「最短即日」を謳っているファクタリング会社を選び、「最短翌日」「最短〇営業日」を避けることも意識してください。

2.オンラインファクタリングを利用する
現在、オンラインファクタリングを提供しているファクタリング会社はごく少数です。
しかし、即日ファクタリングを強く希望する法人には、オンラインファクタリングをおすすめします。
オンラインファクタリングならば最短数時間で手続きが完了し、即日でファクタリングできる可能性が高いです。
また、業務効率化によってファクタリング会社の採算が高まるため、手数料が大幅に安くなる傾向があります。
実際、No.1のオンラインファクタリングは、手数料率2~8%でご利用いただけます(通常の2社間ファクタリングは5~15%)。

3.早い時間帯に申し込む
ファクタリングは、申し込みから契約までの手続きが完了した後、買取資金を振り込む流れが基本です。
契約時点で銀行営業時間を過ぎていると、振り込み対応が翌日になります。
オンラインファクタリングでも、「必要書類提出後、24時間以内に審査結果を回答、即日または翌営業日に振り込み」という対応がしばしばですから、安心はできません。
したがって、できるだけ早い時間帯に申し込むことで、即日ファクタリングの成功率が高まります。
目安としては、「午前中に申し込む」と考えておけば問題ありません。
もちろん、前日の夕方や夜に申し込みを済ませ、翌朝一番にファクタリング会社から連絡をもらうよう、段取りをつけておくのも良いでしょう。

4.ファクタリング会社への直接訪問
ファクタリング会社の営業所が近ければ、直接訪問も効果的です。
メールやフォーム、FAXなどで申し込む場合、ファクタリング会社は現在の業務が一段落してから新規の申し込みに取り掛かるため、混み合っているときなどは対応が遅くなりがちです。
直接訪問すれば、ファクタリング会社のスタッフは現在の業務を一旦中断して対応するため、即日でファクタリングできる可能性が高まります。
ただし手続きを開始するには、必要書類が全て揃っていることが前提です。
直接訪問したものの、必要書類に不備があれば、一旦会社に戻って書類をそろえる必要があり、却って時間がかかります。
ファクタリング会社に事前に連絡し、必要書類をしっかりそろえた上で訪問することが大切です。
なお、オンライン化が進んでいる昨今、オンラインファクタリング専業のファクタリング会社も増えてきました。
このようなファクタリング会社は、オンラインファクタリングしか取り扱っておらず、営業所を持っていません。
したがって、直接訪問は不可能なため注意しましょう。

5.信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶ
ファクタリングする売掛金を選ぶとき、信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶことで、即日対応を受けやすくなります。
特に、自治体や大企業の売掛金を持っている法人は、積極的に活用しましょう。
自治体や大企業は、短期間で(売掛金の支払期日までの間に)財政破綻に陥る可能性が極めて低いです。
つまりローリスクな優良債権というわけですが、この事実は慎重に審査するまでもなく明らかです。
したがって、ファクタリング会社は簡易的な審査だけで買い取ってくれることが多く、即日で資金を調達できる可能性が高いです。
自治体や大企業の売掛金を持っていない法人も、できるだけ信用力の高い売掛金を選ぶことを意識しましょう。

6.過去に利用経験があるファクタリング会社を選ぶ
これまでにファクタリングの利用経験がある法人は、過去に利用したファクタリング会社を選びましょう。
ファクタリング会社は、新規利用の法人に対して慎重に審査するのが普通です。
審査に時間がかかる分だけ、即日ファクタリングのハードルも高くなります。
継続利用の場合、主に売掛先に対して審査を行うため、新規利用の法人よりもスピーディに手続きできます。
もちろん、そのファクタリング会社が即日ファクタリングに対応していない場合や、条件が悪かった場合にはファクタリング会社の乗り換えが必要です。

7.過去にファクタリング経験がある売掛金を選ぶ
過去に利用経験があるファクタリング会社を選び、なおかつ過去にファクタリングしたことがある売掛金を選ぶならば、即日ファクタリングできる可能性が大きく高まります。
まず、ファクタリング会社の継続利用によって、利用法人への審査の手間が減ります。
そして、過去にファクタリングしたことがある売掛金を選べば、ファクタリング会社はその売掛先の情報をある程度把握しているため、売掛先に対する審査もスピーディです。
特に効果的なのは、過去数ヶ月以内にファクタリングした売掛金を選ぶことです。
この場合、売掛先の「前回のファクタリング時の信用力」と「現在の信用力」は、さほど変化していないでしょう。
つまり、前回のファクタリング時に「ファクタリング可」と判断したならば、今回も「ファクタリング可」と判断できる可能性が高いのです。
むしろ、前回のファクタリングで買い取った売掛金が無事に回収できた実績があるだけに、今回はファクタリング条件が良くなるかもしれません。
ファクタリング条件が良くなれば、手数料が安くなるだけではなく、対応がよりスピーディになり、即日ファクタリングの可能性も高まるというわけです。

法人が即日でファクタリングする流れ

 
ここまで読んで、実際に即日ファクタリングを利用したいと考えた方も多いことでしょう。
最後に、法人が即日でファクタリングする流れを解説します。

1.売掛金の発生

 
即日でファクタリングする前提として、手元に売掛金がなければなりません。
即日ファクタリングに利用できるのは、原則として確定債権に限られます。
確定債権とは、請求内容(支払人、支払期日、請求金額など)が確定している売掛金のことです。
利用法人が請求書を発行し、それを売掛先が受理することによって請求内容が確定します。
請求が未確定の売掛金(将来債権など)は、特殊なファクタリングを利用することとなり、即日でファクタリングできないことも多いです。
加えて、支払期日前であることも必須条件となります。
即日ファクタリングは、支払期日前の売掛金を即日で買い取るサービスです。
支払期日を過ぎた売掛金は、もはや不良債権です。
売掛先の支払い能力に問題があることは明らかですから、即日ファクタリングだけではなく、通常のファクタリングにも利用できません。
「請求内容が確定していること」「支払期日前であること」の二点を満たして、初めて即日ファクタリングを利用できます。

2.即日ファクタリングを申し込む

 
次に、ファクタリング会社を選びましょう。
まずはファクタリング会社の公式HP(特にトップページや質問ページ)をみて、「即日対応」「最短即日」といったキーワードを確認します。
業者によっては、3社間ファクタリングしか提供していなかったり、「最短〇営業日」を基本としているケースがあり、そのような業者は即日でファクタリングできません。
詳しくは、上記の「法人が即日でファクタリングするコツ7選」を再確認してください。
即日ファクタリングの申し込み方法は、電話・メール・FAX・公式HPの申込フォームなど様々です。
即日でファクタリングするには、電話が最もよいでしょう。
メールやFAX、申込フォームを利用した場合、業者の確認を待たなければなりません。
業者の確認が遅れると、即日でファクタリングできなくなる恐れがあります。
即日ファクタリングに申し込むと、業者から即日でファクタリングする流れや条件、必要書類などについて簡単な説明があります。
業者によってはヒアリングを行うため、「即日で資金調達したい」と伝えておくのがよいでしょう。

3.必要書類の提出

 
業者の求めに応じて書類を提出します。
基本書類はファクタリング会社の公式HPに記載されていることも多いので、事前に準備しておくのがベストです。
No.1の即日ファクタリングをご利用いただく法人様は、以下の4点をご準備ください。

  • 直近3ヶ月の取引入金が確認できる書類(入金通帳・当座通帳・当座照合表)
  • 決算書直近2期分(勘定科目明細付で税務申告済みの捺印のあるもの)
  • 成因資料(請求書・発注書・納品書など)
  • 取引先企業との基本契約書

書類に不備があったり、追加書類の提出を求められたりした場合、即日ファクタリングに支障を来します。
そうならないためにも、必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶのがポイントです。
必要書類が少なければ、書類の不備も発生しにくくなり、即日ファクタリングの確度が高まります。

4.審査を実施

 
即日ファクタリングは、「申し込み→審査→契約→入金」という一連の手続きを即日中に完了するものです。
申し込みから審査に移るには、書類が全て揃っていることが前提となります。
いくら「即日でファクタリング」「最短即日」「即日審査」などと謳っていても、必要書類が揃わなければ審査できず、即日ファクタリングも不可能です。
書類が全て揃った時点で、ファクタリング会社は審査を開始します。
ファクタリング会社は、提出書類から売掛金の内容と採算、売掛先の支払い能力などを把握し、即日ファクタリングの可否と条件を決定します。

5.ファクタリング契約を結ぶ

 
利用法人が即日ファクタリングの条件に合意すれば、いよいよ契約です。
即日ファクタリングの際、利用法人とファクタリング会社は複数の契約を結びます。
基本となる契約は以下の3つです。

  • 債権譲渡契約…売掛金の譲渡に関する契約
  • 売掛金回収委託契約…ファクタリング後の売掛金の回収・決済に関する契約
  • 債権譲渡登記代行契約…即日ファクタリングに伴う債権譲渡登記に関する契約

即日ファクタリングは2社間で行うため、上記のうち債権譲渡契約と売掛金回収委託契約が必須となります。
加えて、ファクタリング会社が第三者対抗要件を備えるためにも、債権譲渡登記を求められることが多いです。
悪質業者を避け、不利な条件でファクタリングしないためにも、契約内容はしっかりチェックしてください。

6.買取代金を入金

 
契約締結後、ファクタリング会社は速やかに買取代金を振り込みます。
銀行の振込対応時間内であれば、ここまでの流れは全て即日中に完了します。
振込対応時間を過ぎている場合、入金の反映は翌営業日となるため、即日で資金調達することはできません。

まとめ:法人の即日ファクタリングはNo.1におまかせ!
この記事では、法人でも即日で資金調達できるファクタリングについて詳しく解説しました。
即日でファクタリングできないケース、即日でファクタリングするコツを知ることで、より便利に、スピーディに利用できます。
気を付けたいのは、即日ファクタリングのコツを実践しても、即日でファクタリングできないケースがあることです。
ファクタリング会社によって強みは様々ですから、即日で対応しやすい売掛金もあれば、即日で対応しにくい売掛金もあります。
つまり、ミスマッチによって即日ファクタリングできなくなることがあるのです。

No.1は中小ファクタリング会社の中では特に業歴が長く、多くの実績を積み重ねてきました。
ノウハウ・データの蓄積も豊富で、あらゆる売掛金に即日対応を基本としています。
即日ファクタリングをご希望の法人様は、ぜひNo.1におまかせください。

総合フリーダイヤル0120-700-339

名古屋支店直通052-414-4107

福岡支社092-419-2433

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