カテゴリー: ファクタリング

ファクタリングで単発債権の資金化は可能か?注意したいポイントや単発債権の選び方を紹介

ファクタリングは売掛債権(売掛金)の譲渡によって資金調達する方法ですが、何年も取引している売掛先の債権、継続債権を買い取りするケースが多いはずです。

しかし、1回だけの単発仕事について、売掛債権(売掛金)を持っていてそれをファクタリングしたいこともあります。金額が多い、継続ではないのでバレても良い、継続債権はいじりたくないなど諸事情があり、単発債権のファクタリングについて挑戦したい事業主様もいらっしゃるはずです。

単発債権のファクタリングは何を気を付けたらよいのでしょうか?今回は単発債権をファクタリングする際に注意したいことなどを解説していきます。

単発債権について

通常の売掛契約は、「辞退の申し出がない限り自動的に更新」「1年間で特に問題なければ翌年以降も」とある程度1年、数年になる長い契約期間を前提にしています。契約書にも、ある程度の期間取引を行うことを前提として規定が置かれています。

しかし、中には「この1回限り」という契約もあります。その1回限りの契約について、売掛契約によって生じるのが単発債権です。

単発債権は1回だけの単発契約における売掛債権(売掛金)になります。単発ならば、納品→検収→即入金でもよいと思われますが、発注者側の資金繰りや経理処理の関係上、一定のサイトを置いたあとに入金する契約が必要なのかもしれません。

単発仕事でも重要で、売掛債権(売掛金)入金サイトが長くても契約することもあるでしょう。その場合、入金までに日が長く、資金繰りがつかずファクタリングして資金化したいケースもあるはずです。

特に建設業やIT業の場合、大型の単発案件というものがあります。公共事業や大きなシステム構築は継続ではなく単発です。金額も大きいですが、納品→検収→入金まで時間がかかります。

このような大型事業の単発債権はファクタリングしないと資金繰りに苦労します。そういうこともあり、大型の単発債権はファクタリングと相性がよさそうです。問題は継続債権ではない、単発債権を買い取ってくれるファクタリング会社があるかどうか、あった場合どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

以下で単発債権のファクタリングについて詳しく説明していきます。

単発債権の買い取りができないファクタリング会社もある

ファクタリング会社にとって、買い取る際にリスクが低い売掛債権(売掛金)は、何年も継続していて、毎月決まった期日に振り込みが通帳で確認できる場合です。

3年間毎月末日に入金されている売掛債権(売掛金)ならば、翌月も翌々月も入金されるとファクタリング会社は判断し、審査も通りやすくなります。ファクタリング会社も継続している債権を買い取ってもリスクは低そうです。

しかし、単発債権の場合、本当に期日に振り込みがあるのか、通帳では確認できず、担保するものがありません。

実際に振り込まれないかもしれない売掛債権(売掛金)の買い取りになるので、単発債権のファクタリングについて避けるファクタリング会社もあります。

「ファクタリングは半年以上継続しているもののみ」というような条件を付けているファクタリング会社もあるので、単発債権のファクタリングを行いたい場合は、ファクタリング会社選びに注意してください。

単発債権をファクタリングするメリット

単発債権のファクタリングはファクタリング会社が嫌がるので避けるべきでは?と思われるかもしれません。しかし、自社の資金繰りに問題がある場合、遠慮なくファクタリングしましょう。現金がなく不渡りを起こしては元も子もないですし、ファクタリングできず、融資も間に合わないためヤミ金融などに手を出してしまうと、大変なことになってしまいます。

単発債権をファクタリングするメリットとして、売掛先にバレてもダメージがないことが挙げられます。継続して取引している売掛先にファクタリングの事実がバレると、「この会社は資金繰りが悪いのか?」「倒産が近いのか?」「自社(売掛先)を信用しておらず、期日に入金されないと思っているのか」などと邪推されてしまい、ネガティブな心証を与える可能性があります。

これまで構築してきた良好な関係が、ファクタリングをきっかけに崩れてしまうかもしれません。

しかし、単発債権のファクタリングならばバレても継続取引しないので問題ありません。今後もまた単発取引するかもしれませんが、1回だけ取引した相手についてそこまで深くおぼえていないでしょう。

単発債権ならば3社間ファクタリングや債権譲渡登記で売掛先にバレてもダメージがないという大きなメリットがあります。

継続取引している売掛先の売掛債権(売掛金)についてファクタリングするのは気が引ける、という事業主様はまず単発債権で影響がないものをファクタリングしてみてはいかがでしょうか?

単発債権をファクタリングしたい場合に注意すること

どのような単発債権でもファクタリングできるわけではなく、やはり単発債権はファクタリング会社にとってリスクがあるのは事実です。なるべく単発債権をファクタリングするために注意したいことを挙げます。これらのポイントをクリアできるか考えてください。

単発債権お断りのファクタリング会社は諦める

単発債権は買い取りしません、と謳っているファクタリング会社については利用できません。

単発債権の内容(行政機関の公共事業など信用できるもの)によっては話が変わってくるかもしれませんが、要求されるエビデンスも多く、それなら最初から単発債権でも問題なく買取します、と言っているファクタリング会社を選んだ方が効率的です。

単発債権のファクタリングを行っているファクタリング会社はノウハウもあるので、あまり多くの書類(エビデンス)を求めなくてもファクタリングできるかもしれません。

単発債権のファクタリングにあたり必要書類が増える可能性がある

通常のファクタリングで提出する書類はこれらの場合が多いです。

  • 本人確認書類(身分証明書)
  • 売掛金の請求書
  • 銀行の通帳(売掛金の入金確認)
  • 確定申告書、決算書
  • 商業登記簿謄本(法人のみ)

特にファクタリング審査で重要なのは「請求書」と銀行の通帳です。しかし、単発債権の場合、売掛先からの入金が一度もない単発契約なので、通帳コピーが無意味になります。

通帳コピーは売掛先から継続的に売掛債権(売掛金)が入金されているか把握するための書類なのですが、単発債権のファクタリングではそれがありません。

入金実績がない中でファクタリング審査をしてもらうためには、通帳コピーに代わる書類でファクタリング会社を納得させる必要があります。

そのための書類としては、例えば以下になります。その他、ファクタリング会社の求めに応じて提出しなければなりません。

  • 印鑑証明書
  • 売掛金との契約書/li>
  • 資金繰り表(融資の借入なども含む)
  • 売掛先の商業登記簿謄本

売掛先が法人ならば、その法人が実在していることを確認できる商業登記簿謄本が必要になるでしょう。そのほか、依頼人が信用できる人だと証明するため、印鑑証明書などを提出することになるかもしれません。

3社間ファクタリングの方が単発債権をファクタリングしやすい

2社間ファクタリングでは売掛先が本当に期日までに入金するかわかりません。単発債権のファクタリングであっても、売掛先の同意を得る3社間ファクタリングの方が、ファクタリング会社のリスクは下がります。

3社間ファクタリングを契約できれば、支払日にファクタリング会社が直接売掛先から売掛債権(売掛金)を回収して一連のファクタリングは終了になります。

上記のように単発取引なら、3社間ファクタリングでファクタリングの事実がバレても、ほとんどダメージがありません。

安心して3社間ファクタリングを行えます。これでファクタリング会社のリスクも下がり、事業主様にはあまりデメリットがないことになります。

即日資金化を積極的に求めない

継続債権であれば、通帳の入金から次回の入金も推定できますが、単発債権の場合それができないので、審査に時間がかかります。

「即日資金化可能!」と謳っているファクタリング会社でも、それができるのは、長年取引している売掛先の債権で、次の期日にもほぼ確実に入金されることが明らかな場合のみです。

単発債権の場合、少々審査に時間がかかるので注意してください。本当に即日、あるいは翌日に資金調達したい場合、単発債権のファクタリングはやらない方が良いでしょう。

大企業、官庁、行政機関などへの請求書にする

単発債権でも、大手システム会社からの下請け案件や、地方自治体の公共事業の請負であれば、期日に入金されることが期待されます。

請求書の宛名が大企業、官庁、行政機関など社会的信用が高いところであれば、単発債権の「期日に入金されるかどうかわからない」という短所はなくなります。

単発債権のファクタリングを希望する場合、売掛先の社会的信用度が少しでも高いところにしてください。

売掛債権(売掛金)の支払いサイトが短いものにする

単発債権でしかも支払いサイトが半年後というものがあれば、ファクタリング会社としては本当に支払われるのかわからず買い取りできません。

単発債権をファクタリングしたい場合、可能な限り支払いサイトが短いものにしましょう。最低でも支払いサイト2か月、可能なら1か月(30日)以下のものにしてください。それなら、比較的振り込まれる可能性が高く、ファクタリング会社としても買い取りしやすくなります。

ただし、大型単発案件(公共事業や大型システム開発)は得てして、支払いサイトが長い傾向にあります。

その場合、他のポイントを押さえて、ファクタリング会社を納得させなければなりません。

これまで取引のあるファクタリング会社にお願いする

ファクタリング会社としても、これまで継続債権のファクタリングについて取引実績がある「お得意様」であれば、すでに信用があるため、単発債権のファクタリングもリスクが低いと判断するはずです。

ずっと取引している事業主様が架空の請求書や入金されないリスクがある請求書を出すとは考えにくいからです。

単発債権のファクタリングをしたい場合、新規のファクタリングではなく、すでに取引がある顔なじみのファクタリング会社を利用し、これまで構築した信頼を活かすのも1つのポイントになります。

単発債権のファクタリング デメリットはある?

継続した取引で次回も入金が推定される売掛債権(売掛金)であれば審査もやさしく迅速なものになりますが、単発債権の場合はそうではありません。デメリットについても押さえておきましょう。

継続した債権があればそれを先にファクタリングすることを検討してください。

ファクタリングの諸条件が厳しくなる

ファクタリング会社は、過去に買い取り歴のない本当に期日に入金されるかどうかわからない、単発債権を買い取りします。

そのため、通帳コピーなどによらない審査を行わなければならなくなります。

そのため、手数料が高くなる、掛け目(買取率)が低くなるなど、通常のファクタリングと比較して条件が悪くなります。

確実に期日までに入金される保証がないので、この辺りは仕方ないものとして受け入れてください。

ファクタリング審査に時間がかかる

ファクタリング審査に時間がかかることもデメリットとして挙げられます。2社間ファクタリングが難しく3社間ファクタリングになるので、当然売掛先の同意が必要になります。

即日資金化は2社間ファクタリングを行い預金通帳コピーで定期的な入金を確認できた場合の例外的な結果だとご認識ください。

即日資金化したい場合、単発債権のファクタリングは向きません。継続して行っている売掛先との売掛債権(売掛金)をファクタリングしてください。

単発債権のファクタリングは時間に余裕があるときに計画的に行うものです。

よほど単発債権の売掛先が有名企業や行政機関でないと、ファクタリング会社もすぐに審査OKとはしないのでご注意ください。

単発債権も積極的に買い取りします!そのために株式会社No.1へご相談ください

単発債権は過去の入金実績がないので、ファクタリング会社にとっては入金の継続性が確認できないため、買い取りを避けるのはリスクヘッジとしてある意味当然です。

しかし、「1回だけ、単発の大仕事」というものもあります。そうした単発債権については、売掛先が有名企業や行政機関で信頼性が担保される、単発債権の金額が多すぎない、そのファクタリング会社と継続取引していて依頼人に信頼がある、などの条件を満たせば買い取りができることもあります。

まず、売りたい単発債権についてどのような条件なのか整理してみてください。それをもとにファクタリング会社がしっかり審査します。

「株式会社No.1」は歴史と伝統、実績のあるファクタリング会社で、単発債権の買い取りについてもノウハウがあります。しっかり、単発債権についても査定し、問題なしと判断できれば高価買い取りします。

単発債権を何とかして資金化したいとお悩みの方は、ぜひ株式会社No.1までご相談ください。単発債権についても可能な限り高く評価できればと思っております。

ぜひ一度株式会社No.1まで単発債権のファクタリングについてご相談ください。

何卒よろしくお願いいたします。

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