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新しい資金調達の形「インボイスファイナンス」の代表としてファクタリングがおすすめ!
「インボイス」という言葉を最近耳にすることが多くなりました。
2023年10月よりインボイス制度が正式にスタートし、特にこれまで年間売上1000万円未満で消費税納税を免除されていた「免税事業者」の負担について、大きくクローズアップされています。
しかし、インボイスを表す「売手が、買手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるための手段」、つまり請求書や発注書など自体はこれまでもあり、まったく新しい制度ではありません。
この請求書などを利用した「インボイスファイナンス」=「金融」「資金調達」は日本のインボイス制度導入前より存在していました。
今回はこの請求書などを用いた資金調達手段であるインボイスファイナンスについて説明します。インボイスファイナンスの中でもファクタリングは特に使いやすい資金調達手段であることを読みいただければ幸甚です。
>h3>インボイスファイナンスとは何?
インボイスファイナンスについて説明する前に「インボイス」について定義を確認します。インボイスとは請求書や発注書、領収証など「売手が、買手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるための手段」を指します。モノやサービスを提供する際、売る側が買う側に出す書類全般を指すとイメージしてください。
インボイスファイナンスはこのインボイスを使って資金調達することを指します。
インボイスファイナンスには大きく分けて3つ方法があります。
- ファクタリング
- 売掛債権(動産)担保融資(ABL)
- インボイスディスカウントファイナンス
それぞれ簡単に解説します。
ファクタリング
売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらいます。
100万円を5月31日に受け取る権利を、それ以前に90万円で買い取ってもらえば、入金日を待たずに資金調達できます。
その際には、売掛先(取引先)に出す請求書が大切になります。請求書の金額が確定しないと、ファクタリング会社は適切な買い取り額がわかりません。
ファクタリングには、自社とファクタリング会社で完結する「2社間ファクタリング」と、それに加えて売掛先の同意も必要な「3社間ファクタリング」があります。
融資ではないので、銀行法や貸金業法の対象外で、審査も比較的早く簡便なものになります。
売掛債権担保融資
売掛債権担保融資(ABL融資)とは通常の担保付き融資で担保として提供される不動産(土地、建物等)に代わり、動産や売掛債権を担保として提供する融資、およびその融資による資金調達方法を指します。
動産担保融資(アセット・ベースト・レンディング)の頭文字をとって「ABL融資」とも名付けられています。
通常の不動産担保融資に代わり、商品や在庫、車両、機械などの動産、さらに売掛債権(売掛金を受け取る権利)も担保に出せます。売掛債権担保融資は融資なので、銀行業や貸金業の許可事業者しか営めません。また、利息制限法(上限金利15%~20%)の適用対象となります。
インボイスディスカウントファイナンス
かなり使う状況が限られるインボイスファイナンスです。輸出企業が銀行に輸出売掛債権
を売却して資金化します。
「国際ファクタリング」と似ていますが、国際ファクタリングは債権回収ができなかった場合の保険であるのに対して、インボイスディスカウントファイナンスは売掛債権(売掛金回収の権利)そのものを銀行に売却します。
その際手数料を取られるので、当初の売掛金額よりもディスカウントされます。買い取り型国際ファクタリングというイメージです。
ファクタリングと売掛債権担保融資(ABL融資)は異なる
インボイスディスカウントファイナンスは例外的なものなので、ひとまず、ファクタリングとABL融資の違いを知っておきましょう。
同じインボイスファイナンスでもファクタリングは売掛債権を「売却」することで資金を調達し、一方ABLは売掛を担保に「融資」を受けます。
それぞれファイナンスの種類が異なります。ファクタリングは「アセットファイナンス」であり、ABL融資の場合は「デットファイナンス」になります。
資金調達の種類が異なることに注意してください。
ABL融資の場合、借入を返済すれば、また同じ売掛債権を担保に新しい融資(インボイスファイナンス)を受けられます。
一方、ファクタリングは、売掛債権の譲渡になるので、権利も譲渡先に移転します。
資金を調達できるのはその1回のみで、その後はインボイスファイナンスを受けられません。
インボイス登録とインボイスファイナンスは関係ない
2023年10月からインボイス制度が始まります。仕入れ控除を受けるためには、インボイス登録して課税事業者番号を請求書や領収証に記すことが必要になります。
一方でこれまで通り免税事業者を選択して、インボイス登録せず、課税事業者番号を取得しない(課税事業者にならない)こともできます。
その場合、売掛先が仕入れ控除を受けられなくなりますが、それでも良いと契約すればそれが有効です。つまり、今まで通り益税を受けられる課税事業者番号のないインボイスを発行できます。
その課税事業者番号のないインボイスであっても、有効な書類ですのでインボイスファイナンスができます。ファクタリング会社にとってインボイス登録の有無はあまり関係なく、要は売掛金入金日に回収できれば問題ありません。
したがって免税事業者を選択しても、インボイスファイナンスは利用できるので安心してください。
インボイスファイナンスのメリット
インボイスファイナンスを利用するメリットは何なのでしょうか?まとめました。
不動産が要らない、担保にしてもバレない
不動産を所有していなくても資金調達できます。また、担保にして融資を受けると、不動産は登記簿謄本を取れば担保設定状況が記載されていてバレます。しかし、インボイスファイナンスならば担保設定がバレません。
ファクタリングの場合、2社間ファクタリングならば取引先にファクタリングの事実を知られずに済みます。
審査が早い、不動産よりも査定しやすい
不動産を担保にする場合、評価額の算定などに時間がかかることがあります。しかし、インボイスファイナンスの場合、請求書の金額がそのまま評価額になります。
一目瞭然、とてもわかりやすく外部からの査定が可能です。迅速性を考えたらインボイスファイナンスに利があります。
インボイスファイナンスならばABL融資よりもファクタリングをおすすめできる理由を解説
同じインボイスファイナンスでもABL融資ではなくファクタリングのほうがおすすめできます。その理由を解説します。
まず、ファクタリングとABL融資を比較しました。
ファクタリング | ABL融資 | |
---|---|---|
概要 | 売掛金をもらう権利を売る | 売掛債権(請求書など)を担保にした融資 |
ファイナンスの種類 | アセットファイナンス | デットファイナンス |
審査の対象 | 売掛金契約書、売掛先の信用情報 | 会社、経営状態、申し込み人の信用情報 |
審査期間 | 短い。最短即日 | 長い。2~3週間 |
信用情報照会 | なし。金融ブラックでも利用可能 | あり。金融ブラックは利用不可 |
金利 | 高い。利息制限法適用外 | 低い。利息制限法が上限 |
資金調達額 | 売掛債権の金額未満 | 売掛債権の金額よりも高い調達も可能 |
同じインボイスファイナンスでもかなり異なります。ファクタリングが優れているのは、金利相当の手数料以外の面で、ABL融資よりもメリットが大きいことです。
高めの手数料さえ納得できれば、審査が迅速で信用情報にも影響しないアセットファインならば、負債も増えず、決算書に与えるマイナス点も少なくできます。
借入(ABL融資)の場合、どうしても負債勘定が増えるので、オフバランス化に逆行してしまいます。すっきりしたわかりやすい決算書を作れるのはファクタリングで、キャッシュフローもわかりやすくなります。
ファクタリングならば、銀行系以外にもさまざまな会社が参入していて、その中で選択できます。逆にABL融資はできる銀行が少なく、インボイスファイナンスの中でもあまり選択肢がありません。
インボイスファイナンスを気軽に利用するにはファクタリングがおすすめ!No.1ファクタリングなら即時現金化可能
インボイスファイナンスは大きく分けると、ファクタリングとABL融資があります(インボイスディスカウントファイナンスは例外的)。
どちらも売掛債権と有効な請求書を前提にした資金調達方法ですが、アセットファイナンス、デットファイナンスという違いがあり、両者は大きくことなる概念です。
その2つの中では、ファクタリングの方が利便性があります。審査が緩く、法律にあまり左右されず、規制も少なく、迅速な資金調達ができます。
せっかくインボイスファイナンスという特別な資金調達を使うのですから、よりメリットを享受できるファクタリングを使ってみてはいかがでしょうか?
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