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正しいノンバンクの選び方
正しいノンバンクの選び方
ノンバンクといっても、キャッシング枠を取り扱っているクレジットカード会社や、消費者金融業者、事業者向け専用の金融業者、信販系業者などさまざまな種類の業者がありますが、一言でいえば銀行ではない金融機関のことを指しています。
「預金サービスがない金融業者」ということになり、法人や個人への融資のみを行なっている金融業者ということになります。
そしてノンバンクは貸金業や利息制限法といった法律により規制され、金融庁の許認可や上限金利などについても厳しく規制されているのです。
ではこのような規制があるなかでノンバンクを利用する場合、どのような観点から利用する業者を選べばいいのでしょうか。
最高実質年率が低い業者を選ぶ
借入れによる資金調達を行う場合、ノンバンクだけでなく誰しもが金利は気になるところです。
金利が低いということは、それだけ利息の負担が少なく有利な借り入れができることになります。
しかし、ノンバンクでは自社の貸出金利を「3.0%から18.0%」といった幅をもたせた表示にしているケースが多いです。
そして自社にどれだけの金利が設定されるかについては実際に審査を受けてからでなければわかりません。
ノンバンクを選ぶときには、つい目先の「最低実質年率」から業者を選ぶケースもあるようですが、実は注目すべきなのは「最高実質年率」なのです。
その理由はノンバンクを利用するとき、最も設定されやすいのが「最高実質年率」だからなのです。
そもそも、ノンバンクの金利は利用限度額と連動しており、利用額がどれくらいかによって、設定される金利が決まるものです。
借入額 10万円以下
金利 ~20%
借入額 10万円~100万円
金利 ~18%
借入額 100万円以上
金利 ~15%
つまり利用額が大きいほど、設定される金利が低くなるのです。
しかしノンバンクの場合、高額での利用は難しく、たとえ事業者向けのローンであっても、数百万円程度の少額の利用が多いのが現状です。
そしてその場合、業者が設定している「最高実質年率」を適用されることが多いです。
ですからノンバンクを選ぶときは「最低実質年率」よりも「最高実質年率」を比較することが重要だといえるのです。
借入れ方法と返済方法の種類から利用業者を決定する
ノンバンクを利用するメリットの1つに「利用するときの利便性」があります。
つまり、借入れや返済が便利にできるという観点もノンバンクを選ぶときの重要なポイントなのです。
例えば振込での対応だけでなく、銀行やコンビニなどのATMを利用できることや返済を銀行引き落とし(口座振替)で対応できることもメリットだといえるのです。
またATMを利用できる場合は、どこの提携先ATMを利用できるか、そして対応が可能な時間や手数料も重要な要素です。
コンビニのATMが利用できるノンバンクであれば、深夜の利用ができることもあります。
出張先などでも利用できるのでおすすめだといえます。
返済日が自由に設定できる
借り入れを行うときに重要なポイントが返済日です。
借入金の返済に遅れた場合は、通常の金利に加え遅延損害金を取られるケースもあり、自社の与信にも影響します。
ですから売掛金の入金日など自社のキャッシュフローに合わせた返済日の設定ができることもノンバンク選びのポイントになるのです。
ですから、返済日が「毎月5日、毎月10日、毎月15日、毎月20日、毎月25日、毎月末日」の中から選ぶことができるなど、ある程度自由に設定できるかどうかもノンバンク選びの重要なポイントなのです。
ノンバンクは審査が緩く、短期間で資金調達できるというメリットがある反面、金利が銀行と比べて高いというデメリットもあります。
また決算書にノンバンクからの融資残高が残っていた場合、銀行からの融資に影響が出ることもあるのです。
資金調達を行う場合、自社の資金繰りに合わせ、それぞれのメリット・デメリットを考慮した複数の調達方法を組み合わせることをオススメします。
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