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ファクタリングの準備|売上債権回転率をチェックしよう
ファクタリングの準備|売上債権回転率をチェックしよう
ファクタリングを利用する前には、まず分析をしなければなりません。
分析をすることで、ファクタリングが自社にとって資金繰りを改善するために本当に必要なのかを確かめられるのです。
その分析方法の一つとして注目しなければならないのが、「売上債権回転率」です。
売上債権回転率を知ることができれば、売掛金や受取手形などの売上債権の回収がうまくいっているのかがわかります。
うまくいっていないのであれば、ファクタリングなどの資金調達法を考えることになるでしょう。
こちらでは売上債権回転率を調査することで何がわかるのか?
売上債権回転率の計算方法とは?
理想的な売上債権回転率とは?
の3つのテーマをお伝えしますね。
売上債権回転率を計算することでわかることとは?
経営効率がわかるようになります。
企業の売上債権の回収が、どの程度効率的に行われているのかを示す比率が売上債権回転率です。
基本的に回転率は高ければ高いほうが良いとされています。
回転率が低いということは、売上債権の回収が効率的に行われていない、ということを表しているからです。
そもそも企業間の取引の多くはツケとなっています。
掛取引で行われているので、入金されるまでにはどうしても時間がかかってしまいますよね。
現金取引であれば入金がその場で行われるので問題ありません。
しかし現金取引が行われることは企業間取引ではほとんどありません。
現金の出し入れをするのはかなり企業として面倒なのです。
経理の仕事も増えてしまいます。
そこで支払いをまとめるために掛け取引などが行われているわけです。
しかし入金までに時間がかかるので、資金繰りの悪化を招きやすいのも事実、そこで売上債権回転率を調査する必要性が出てくるのです。
売上債権回転率の計算方法とは?
計算式は【売上高 ÷ (受取手形+売掛金)】です。
それほど難しくはありません。
計算式を見てるだけでは始まらないので実際に計算してみましょう。
以下のケースで計算してみますね。
売上高・・・5,000万円
受取手形・・・500万円
売掛金・・・1,000万円
計算式は「5,000万円÷(500万円+1,000万円)」となります。
計算結果は「約3.3」となりました。
要は売上債権が一定の期間内(1年間)に3.3回は回転している、ということになります。
もう一つのケースで計算してみましょう。
売上高・・・1億5,000万円
受取手形・・・500万円
売掛金・・・2,000万円
計算式は「1億5,000万円÷(500万円+2,000万円)」となります。
計算結果は「6」となりました。
前述したものよりも回転率が高くなったことになります。
要は売上債権が一定の期間内(1年間)に6回は回転している、ということになります。
要は売上高が高く、売上債権の金額が低ければうまく回収ができている、ということになるわけです。
理想的な売上債権回転率とは?
「6回転以上」が理想的な回転率になります。
年間で6回転以上ということは、2ヶ月に1回のペースで売上債権が回収できている、ということになりますよね。
2カ月以内で回収できていれば、定期的に会社に資金が入ってきている、ということになります。
会社の資金繰りにも良い影響が出ているはずです。
仮に「6回転以上」であるのに資金繰りが悪化しているということは、ファクタリングでは資金繰りの改善に対処できません。
入金に問題が発生しているとは言えないからです。
売上をアップさせる対策であるとか、経費を削減させるなどの方法で資金繰りを改善させましょう。
一方で問題が発生しているとされる回転率は「3回転以下」となります。
スローペースな回収となっているので、回転率に問題が生じていると考えられるわけです。
こちらの場合にはファクタリングなどの資金調達法による資金繰りの改善がおすすめです。
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