カテゴリー: 経営情報

会社運営の基礎知識|資金繰り表の重要性をわかりやすく解説

今日は、会社を運営していく中でとても重要な事。

それは・・・・・

会社の資金繰り表の重要性についてデス。

私も社内一のスーパー営業マン(自称)として、日夜お客様から色々なご相談を頂いております。

その中で思った事があります。
それは、弊社にご相談いただくお客様のほとんどが資金繰り表を作成・管理していないという事実です。(・。・;

会社の経営者たるもの、毎日お忙しいのはよくわかります。

が、しか~し!

資金繰り表を作っている会社作っていない会社とでは、決定的な違いがあるのです。

これから、その違いについて解説します。

「資金繰り表を作っている社長様」の例

社長様「いや~、まいっちゃったよ。」

ミノリカワ「どうされました?」

社長様「今月の収入支出の計算を立てていたんだけどね、今月は資金的に問題ないかな~って思っていた矢先に新規の受注が入ってきちゃってさ~」

ミノリカワ「それはいい話じゃないですか!」

社長様「まあ、そうなんだけどね。新規の仕事を受注するには材料代の立替や下請けへの支払いが必要なんだよ。」

ミノリカワ「なるほど。そういう事でしたら、是非弊社でご協力させていただきます。」

社長様「来月にある程度売上があがる予定だから、それでファクタリングを頼むよ。」

ミノリカワ「かしこまりました。早速、契約に向けた準備に入らせていただきます。」

このように、資金繰り表がしっかり作成されている会社では、会話もスムーズですし、必要なタイミングでの資金回収も明確に進められます。

また、資金繰り表があれば、今後どのように現金をコントロールし、収入のタイミングに合わせた支出や返済計画を立てるか、といったキャッシュフローの戦略も組み立てやすくなります。

特に中小企業の場合、突然の資金不足設備投資などが倒産のリスクに直結する事もあるため、的確な資金繰りの予測は重要です。

「資金繰り表を作っていない社長様」のあるある

それでは、反対に資金繰り表をつけていない社長様の「あるある事例」を紹介します。
問答形式ではなく、箇条書き形式で書きますヨ。

1.入金は把握しているが支出の把握が曖昧。
2.入金と支払いのタイミングがズレて黒字倒産の危険性。
3.大事な支払い日を忘れていて急な資金不足に陥る。
4.ドンブリ勘定で、正確な帳簿管理ができていない。
5.請求が来て初めて気づく取引や支払いがある。
6.「なんとかなる」と思い込み、予測が甘い。
7.自社の利益率現金の流れを正しく理解していない。
8.支払い遅延が頻発して、金融機関との信頼を失っている。
9.そもそも経理担当が不在で、専門知識が不足している。

ざっと、こんな感じでしょうか(;一_一)

この様な状態での経営は、大変危険です。
「利益は出てるのに現金が足りない」…なんて黒字倒産も、起こり得る話です。

ですが・・・・・ご安心ください。(^^♪

資金繰り表の具体的な作り方【ステップ解説】

「資金繰り表ってどうやって作るの?」という初心者の方のために、シンプルな作り方を5ステップでご紹介します。

STEP1:目的を明確にする
まずは「何のために資金繰り表を作るのか」を明確にします。
・日々の現金の動きを把握したい
資金不足のタイミングを予測したい
金融機関に見せる資料を作成したい など、目的に応じて作成方針が変わります。

STEP2:期間を決める(「日次」or「月次」)
期間は月次(1ヶ月ごと)または日次(毎日)で設定します。
詳しくは次の章で解説します。

STEP3:収入・支出の項目を洗い出す
売上、入金予定、借入金などの収入項目と、家賃、仕入、人件費などの支出項目を一覧にしましょう。
この項目管理が正確さのカギです。

STEP4:時系列で金額を入力する
エクセルやGoogleスプレッドシートを使い、1日または1か月ごとの表に金額を記入していきます。
帳簿取引データを参考にすると正確です。

STEP5:期首と期末の現金残高を確認
最初にいくら現金があるか(期首)、最終的にいくら残るか(期末)を確認。
マイナスになる日や月があれば、そこが資金ショートの危険ゾーンです!

月次資金繰り表と日次資金繰り表の違いと使い分け

資金繰り表には「月次型」と「日次型」の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、状況に応じて使い分けましょう!

月次資金繰り表【おすすめ:中長期の計画に】

毎月の売上支出返済の流れが把握しやすい

金融機関への提出資料にも使われる

黒字倒産リスクの把握にはやや不向き
→ 経営計画や投資判断など、全体戦略に役立ちます

日次資金繰り表【おすすめ:直近の現金管理に】

毎日の現金の出入りを正確に把握できる

急な支払いのタイミングも可視化できる

シビアな資金繰りが必要な企業に最適
→ 毎日管理する分、手間はかかるが現場対応力は◎

使い分けのポイント:
「日次で短期管理+月次で中長期予測」このハイブリッド管理が理想です!

⚠ 黒字倒産の実例と資金繰り表で防ぐ方法
黒字倒産とは、利益が出ているにも関わらず、現金が足りずに倒産する状態のこと。
中小企業では特に多く、資金繰り表の未管理が大きな要因となります。

【実例】建設業A社のケース

粗利益率25%で黒字経営

大口取引の入金サイトが90日(3か月後)

しかし仕入・外注・人件費などの支出は即発生

売上が増えたのに、現金は足りないという逆転現象に!

結果、追加融資が間に合わず、資金ショート→倒産

【対策】資金繰り表を使えば回避できた

売上と入金タイミングを分けて記録

未来の支出予測し、いつ資金不足になるかを可視化

事前にファクタリングや短期借入などの手を打てた可能性あり

資金繰り表があれば、「資金が尽きるタイミング」を事前に確認倒産の可能性を未然に防ぐことが十分可能キャッシュフロー改善のためのコンサルティングを行っております。
資金繰り表の作り方がわからない初心者の方でもOK!

・無料の簡易ひな形もご提供
日次月次シンプルな資金繰り表の作成をサポート
・必要な項目内容をわかりやすい形でご案内
・今後の支出収入予測確認可能!

毎月の状況を数字で「見える化」し、適切な資金繰りへと導きます。

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