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入金QUICKの評判は?手数料、審査、口コミ、活用事例やおすすめ利用法などを徹底解説
今回は「入金QUICK」というファクタリング会社を紹介します。
ファクタリングは融資ではないので、当事者間の自由な意思表示によって契約できます。そのため、「従量課金制」のような手数料の設定も問題ありません。
入金QUICKは手数料にある種の従量課金要素を導入しています。ファクタリングする売掛債権(売掛金)の支払いサイトが短いものは、ファクタリング会社にとってもリスクが低いため手数料が安く、逆に支払いサイトが長いものは不測のリスクがあるため手数料が高くなる仕組みです。
入金QUICKのこの仕組みによって通常のファクタリング会社では断られる案件も、上乗せ手数料(期間手数料)を支払うことで、ファクタリングできるようになりました。
支払いサイトが長い建設業やIT業の方も含めて、幅広い業種の方にご利用いただけるファクタリング会社になります。
ちょっと面白い特徴を持つファクタリング会社「入金QUICK」について今回は解説していきます。
ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説|ファクタリング初心者必見
入金QUICKとはどのようなファクタリング会社か?
まず、入金QUICKのファクタリングについてその概要を説明します。入金QUICKはオンラインファクタリング専業のファクタリング会社で、2社間ファクタリングに特化しています。なかなかユニークなシステムを導入しているので、ぜひチェックしてみてください。
入金QUICKにおけるファクタリングの概要
入金QUICKは、請求書管理システム「請求QUICK」が持つファクタリング機能です。基本的に請求書作成クラウドソフト「請求QUICK」を使っている事業者向けですが、それ以外の方も問い合わせ可能です。
SBIシステムが提供している請求書管理ソフト「請求QUICK」に追加できるオプションサービスで、請求業務全般を幅広くサポートします。
「請求QUICK」を利用中のユーザーであれば、そのシステム内からスムーズにファクタリングを実施可能です。このサービスを利用するには「請求QUICK」への事前登録が必要です。
専任スタッフによる丁寧な支援が受けられる点も、このサービスの特長のひとつです。わからないことがあれば専任スタッフにオンラインで聞けます。
手数料の料金体系は2段階方式を採用しており、「基本手数料」(0.5%~3.8%)と「期間手数料」(0%~5%)が発生します。支払いサイトが短い場合には期間手数料が安くなり、30日以内であれば0%になるケースもあります。
また、期間手数料を支払うことで、最長180日(約半年)といった長期の支払いサイトを持つ売掛金でも、他社では難しい買い取りに対応しています。
オンライン専業で店舗を持たず、2社間ファクタリングのみを実施します。
入金QUICKで実施しているファクタリングの概要について表にまとめました。
【入金QUICKの概要】
審査通過率 | 非公開 |
---|---|
手数料 | 0.5%~3.8%+支払いサイトに応じた手数料(0%~5%) |
契約方式 | 2社間ファクタリング |
入金までのスピード | 最短2営業日 |
買い取り可能額 | 30万円~ |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、決算書2期分、商業登記簿謄本 |
対象者 | 法人限定 |
運営会社 | SBIビジネス・ソリューションズ株式会社 |
入金QUICKのファクタリングはオンラインファクタリングの2社間ファクタリングに特化しています。「請求QUICK」の1機能ではありますが、多数の売掛債権(売掛金)を扱う法人であればボタン1つでファクタリングできるため、とても簡単です。
なにより最大180日の支払いサイトの売掛債権(売掛金)をファクタリングできるのは大きな強みだと言えるでしょう。
入金QUICKの各重要項目について解説
入金QUICKの各項目について上の表に沿って解説していきます。
審査通過率
入金QUICKの審査通過率は非公開です。請求QUICKと結びついていますので、審査通過率が低い可能性はあまりないと思われます。
つまり、入金QUICKの審査通過率については、一般的なファクタリングの審査通過率(60~70%)を上回る可能性が高そうです。
手数料
入金QUICKのファクタリング手数料は「基本手数料」と「期間手数料」の二本立てになっています。
基本手数料は0.5%〜3.8%で、こちらはファクタリング審査により決定します。
期間手数料は、買い取り申請日から支払期限まで(売掛債権(売掛金)の支払いサイト)が30日を超える場合に発生します。期間手数料、30日ごとに1%ずつ加算されていきます(最大180日)。
つまり、最大180日=6か月の支払いサイトの売掛債権(売掛金)までファクタリングできることになります。
期間手数料がない場合、最低手数料は0.5%であり、2社間ファクタリングの手数料としてはあり得ないくらい低くなっています。
契約方式
入金QUICKのファクタリングは2社間ファクタリングかつオンラインファクタリングになります。
そもそも「請求QUICK」の登録者向けサービスですので、請求QUICKのクラウドソフト上からの手続きになります。
入金までのスピード
入金QUICKのファクタリングは最短2営業日です。初回についてはさらにかかり、最短6営業日(ほぼ1週間)になります。
これは他のファクタリング会社と比較してかなり時間がかかるので注意してください。
債権譲渡通知、債権譲渡登記についてはともに不要です。
買い取り可能額
入金QUICKのファクタリング買い取り金額請求QUICKの請求書データをもとに判断します。下限は30万円ですが、上限については請求QUICKの金額をもとに判断されますが、上限額については設定されていません。
必要書類
入金QUICKのファクタリングに必要な書類は「請求書」「通帳コピー(6か月分)」に加えて「代表者の身分証明書」と「決算書2期分」そして「商業登記簿謄本(3か月以内)」になります。
なお請求書については「請求QUICK」にデータがあるためそれと連動させますので、提出は不要です。
残りの書類についてはスキャンしてPDFなどのデータにしておきましょう。
対象者
入金QUICKは法人限定のファクタリングです。個人事業主やフリーランスの方は利用できないのでご注意ください。
開業後間もない方も申し込みできるのが大きなメリットです。
入金QUICKの申し込み手続きの流れ
入金QUICKの申し込み方法や手続きについて、その流れを解説します。
「請求QUICK」から申し込み
入金QUICKでファクタリングする場合、請求QUICKのソフト上から申し込みを行います。必要事項を入力して、書類(請求書以外)をアップロードします。
入金QUICKの審査
書類をもとに入金QUICKのほうで審査を行います。請求QUICKの「取引先マスタ」を選び、そこから「取引先審査申請」を行ってください。
審査結果が問題なければ、「買い取り申請」を行います。審査終了後自動的に入金とならないのでご注意ください。
「入金QUICK」から振り込み
最短2営業日(初回は6営業日)で入金QUICKからファクタリング代金の振り込みがあります。
売掛金の返済
売掛債権(売掛金)最終日当日中に、入金QUICK指定口座へ返済を行ってください。当日中であり、猶予はないのでご注意ください。
入金QUICKのメリットとデメリット
ここで入金QUICKのメリットとデメリットについて説明します。
入金QUICKのメリット
入金QUICKを利用するメリットは以下になります。
2社間ファクタリングでは破格の1%を切る低手数料
入金QUICKの手数料率は期間手数料がなければ最少0.5%です。2社間ファクタリングの手数料が0.5%というのは破格の低さであり、他のファクタリング会社ではあり得ません。
融資を受けるときの金利と変わらないくらいの負担で自由に資金調達できます。
もちろん31日以上支払いサイトがあれば期間手数料がかかりますので、基本手数料だけで済ますように支払いサイトが短い売掛債権(売掛金)を積極的にファクタリングするようにしましょう。
支払いサイト180日(6か月、半年)の売掛債権まで対応
30日ごとに「期間手数料」が1%じつ加算されていくものの、最終的に支払いサイト180日の売掛債権(売掛金)まで買い取り可能です。
ファクタリング会社によっては、最大2か月~3か月までの支払いサイトの売掛債権(売掛金)しか買い取らないところもあります。
しかし「入金QUICK」は支払いサイト半年の売掛債権(売掛金)まで買い取るので、業界慣習的に支払いサイトが長い建設業やIT業の法人事業主様も安心してご利用いただけます。
SBIグループが運営している
「入金QUICK」は「SBIグループ」に属しています。SBIグループはネット証券最大手のSBI証券、日本長期信用銀行の流れを汲むSBI新生銀行(旧新生銀行)、ベンチャーキャピタルのSBIインベストメントなど、証券業、銀行業、保険業、ノンバンク、資産運用、プライベートエクイティ投資、暗号資産、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を行い、社会的信用度も非常に高いコングロマリットです。
さらに、SBI自身がソフトバンクの子会社として設立されたソフトバンク・インベストメントを前身としている過去もあります。2006年8月2日をもって同ソフトバンクグループから完全に独立したものの、その社会的信用度は言うまでもなく段違いということになります。
スタッフによる丁寧なサポートがある
入金QUICKではオンライオンファクタリングでありながら、請求QUICKのスタッフが積極的にサポートします。
専任担当がいますので、彼らのアドバイスを受けながら迷わずファクタリングを成功させられます。
入金QUICKのデメリット
一方入金QUICKにはデメリットもあります。デメリットについても知ることが大切です。
即日資金調達ができない
「入金QUICK」は即日資金調達ができません。初回は6営業日かかり、2回目以降も最短2営業日かかります。
迅速に資金調達するための2社間ファクタリングなのに、数日かかってしまうのは2社間ファクタリングのメリットを打ち消してしまうかもしれない。
「請求QUICK」のユーザー以外の人は、わざわざ「入金QUICK」を利用しなくても他のファクタリング会社でよいのかもしれません。
法人限定で個人事業主やフリーランスの方は利用できない
「入金QUICK」は法人限定のファクタリングです。つまり、個人事業主やフリーランスの方は利用できないのでその点はデメリットになります。
個人事業主やフリーランスの方は別のファクタリング会社を探してください。
「請求QUICK」への加入が不可欠
オンライオン請求書管理ソフト「請求QUICK」への加入が「入金QUICK」利用の前提になります。
他の会計ソフトで請求書管理をしている事業主様は、わざわざ「請求QUICK」を利用するメリットがありません。
二度手間になってしまいます。確かに手数料は破格の安さですが、手間をお金に換算すると、あまり、コスパが良いとは言えないかもしれません。
入金QUICKの評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介
入金QUICKの口コミや評判を抜き出してみました。
「当期は黒字決算なのですが、キャッシュフローに課題がありました。与信枠(融資可能枠)も使い切っていて、メインバンクからの資金調達もできずに困っていました。「入金QUICK」を利用することで資金調達が実現し、キャッシュフローが改善したので助かっています。(9000万円、手数料2%)」
(公式サイト事例より引用一部修正)
「自社はアパレルの卸売業を行っているのですが、業界の商慣習から入金サイクルが遅く(長く)、キャッシュフローを改善したいと思い、「入金QUICK」を導入しました。「請求QUICK」で発行していた請求書だけではなく、指定請求書の買い取りも対応してもらえたため、予想以上に早期資金化できる請求書、売掛債権が増えて助かっています。(2200万円、手数料3%)」
(公式サイト事例より引用一部修正)
「取引の売掛サイトが長く、事業を拡大する際の資金繰りに課題を感じていました。銀行借り入れを検討するも枠を使い切っており、新たに資金調達の方法を検討する必要がありました。「入金QUICK」を利用することで、時間をかけずに安い手数料で資金調達ができ、とても助かりました。(5000万円、手数料2.5%)
「部品の仕入れにあたっては先に資金が必要になるため、これまでもファクタリングを活用していましたが、このたび「入金QUICK」へ乗り換えることにしました。SBIグループが運営しているという信頼性に加え、手数料が良心的な点が大きな決め手です。私はパソコンの操作にあまり慣れていないのですが、請求書の発行から買い取りまで、ひとつひとつ丁寧にサポートしてもらい、とても助かりました。担当してくれた方もとても親切で、安心して取引が進められたことに感謝しています。これからも継続して利用したいと考えています。」
(口コミサイトの感想を一部修正)
「請求QUICK」を通してのファクタリングですが、請求QUICKで作成していない請求書も買い取り可能だということがわかりました。
手数料が2社間ファクタリングなのにあり得ないくらい低いのも事実のようです。
これは多少(請求QUICKに入る)コストがかかっても、法人事業主様なら「入金QUICK」を検討しても良いかもしれません。
入金QUICKの利用をおすすめする活用事例
入金QUICKは、手数料を抑えたい方や、信頼性の高いSBIグループによるサービスを利用したい方にぴったりのファクタリングサービスです。
特に、手数料は2社間ファクタリングなのに0.5%~と業界最安値、これ以上ないくらい低く設定されています。
とにかく多少時間がかかっても、売掛先にバレずテスク資金調達したい場合、「入金QUICK」を利用すると良いでしょう。SBIグループが運営しているという安心感も、大きな魅力のひとつです。
また、30万円から利用可能で、上限額が設けられていないため、多額の資金を調達したいと考えている方にも適しています。手続きはすべてオンライン上で完結するため、時間を有効活用でき、コスパが良いです。
さらに、初めて利用する場合でも専属の担当者がついてくれるうえ、電話によるサポートも提供されているため、パソコン操作が苦手な方や、メールやチャットでのやりとりに不安がある方でも安心して利用できる環境になっています。
ファクタリングに慣れていないが、安く2社間ファクタリングしたい法人事業主様は「入金QUICK」を利用することをおすすめします。
なお、「入金QUICK」を利用するには、事前に「請求QUICK」への登録が必要となりますので、その点にはご注意ください。
入金QUICKで審査通過するためのポイント
入金QUICKのファクタリング審査において審査通過率を高めるポイントについて考えます。
ファクタリングを利用する際の審査では、売掛先の信頼性が大きなカギとなります。売掛先が経営難や倒産といった状況に陥ると、予定していた入金が得られないリスクがあるため、業者は売掛先の与信を重視して評価します。信用度が高いのは自治体、官公庁、行政機関といった公共セクターや誰もが知っている大企業です。
そのため、(「請求QUICK」で管理している)複数の請求書が手元にある場合は、信用力の高い売掛先との取引分を選ぶことがポイントです。たとえば、支払期日が短く、かつ確実に入金される見込みのある請求書を優先的に提出しましょう。入金QUICKでは売掛債権(売掛金)の支払いサイトで手数料が大きく変わります。なるべく短い支払いサイトのもとを選ぶことで手数料も下がり、審査通過率も上がります。
また、取引先が一社のみの場合でも、その企業の支払い能力や信頼性を裏付ける資料(例:過去の長期間の取引実績や支払い記録など)を添えることで、審査の通過に向けた加点要素になります。
入金QUICKは面談なしなので、定性面をアピールするためには、信頼できる売掛先の請求書をファクタリングして、依頼人が「そのような法人と取引できている」ということを含ませることが重要になります。
入金QUICKは支払いサイトが短い売掛債権(売掛金)ならば絶大なコスパの良さになります
入金QUICKは「請求QUICK」への登録が必要ですが、登録しちるユーザーならばそのまま流れるように入金QUICKへの手続きでファクタリングできます。
入金QUICKは支払いサイトが短い売掛債権(売掛金)ほど手数料が下がります。2社間ファクタリングで1%を下回る手数料はほとんどなく、入金QUICKの大きなメリットになります。
売掛債権(売掛金)の支払いサイトが30日までなら入金QUICKは、診療報酬ファクタリングなど特殊なファクタリングに匹敵する低手数料になります。
法人限定のサービスなど諸条件はありますが、それを満たす事業主様は入金QUICKの活用をぜひ考えてみてください。
これを機に請求書管理を「請求QUICK」に変えてしまうのも1つの方法で、そのファクタリング部門である「入金QUICK」をやりやすくなります。
法人の方はぜひ検討してください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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