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「日本中小企業金融サポート機構」とは?手数料、審査、口コミ、活用事例を徹底解説
ファクタリングは融資と異なり、行政の許認可を得なくても開業できます。そのため、さまざまな事業者が参入していて、その中には悪徳業者や反社会的勢力、ヤミ金融といった、お付き合いしてはいけない勢力もないとは言えません。
少しでも危険な勢力と接触するリスクを避けないのですが、この場合、今回紹介する「日本中小企業金融サポート機構」はいかがでしょうか?
日本中小企業金融サポート機構は、その社名の前に「一般社団法人」と付きます。株式会社ではなく「一般社団法人」として活動しているのである程度の公益性が認められます。
ファクタリング初心者が安心できる「一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構」について今回は解説していきます。
日本中小企業金融サポート機構とはどのようなファクタリング団体か?
まず、日本中小企業金融サポート機構についてその概要をまとめておきましょう。
日本中小企業金融サポート機構はファクタリング事業だけではなく、公的な役割を担う一般社団法人として活動しています。
日本中小企業金融サポート機構は、全国各地で「経営革新等支援機関」に認定されており、国や自治体の補助金申請時に有効な認定証を取得可能です。補助金申請をご検討の方は、認定の可否について日本中小企業金融サポート機構へ相談できます。なお、認定証が不要でもファクタリング自体は問題なく申請できます。
日本中小企業金融サポート機構は、公的な目的を持つ一般社団法人が運営しており、社会的信用度が非常に高いのが特徴です。ファクタリングを初めて利用する方や不安を感じる方にも適したサービスを提供しています。
また、個人事業主やフリーランスの方も利用可能ですが、対象となる売掛債権(売掛金)は法人向けに限定されています。個人を相手にした小規模事業の場合は対象外となるため、ご注意ください。
公的な立場を持つ一般社団法人が運営するファクタリング会社のため、初めての方でも安心して利用できる点が大きな魅力です。
日本中小企業金融サポート機構におけるファクタリングの概要
日本中小企業金融サポート機構で実施しているファクタリングの概要について表にまとめました。
【日本中小企業金融サポート機構の概要】
審査通過率 | 95%以上(HPより) |
---|---|
手数料 | 1.5%~10% |
契約方式 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
入金までのスピード | 最短即日、3時間以内 |
買い取り可能額 | 上限なし、下限なし |
必要書類 | 請求書、通帳コピー、契約書 |
対象者 | 法人、個人事業主・フリーランス(可能だが売掛先は法人限定) |
運営会社 | 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構 |
日本中小企業金融サポート機構は東京に本社を持ちますが、全国の事業主様もオンラインで利用可能です。経営支援メニューも多いので、単なる資金調達ではなくさまざまな利用法があります。
日本中小企業金融サポート機構の各重要項目について解説
日本中小企業金融サポート機構の契約条件について解説します。これを他社と比較できれば、よりよいファクタリング契約につながるでしょう。
審査通過率
日本中小企業金融サポート機構の審査通過率は公式で95%を超えると書かれています。一般的なファクタリングの審査通過率が60%~70%だと言われているので、相当に高いものと言えるでしょう。
手数料
日本中小企業金融サポート機構の手数料は1.5%~10%です。低い方で契約できれば、実質的に融資と変わらないものになります。
契約方式
日本中小企業金融サポート機構は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングを実施し、一般的なファクタリング契約が可能になっています。
入金までのスピード
日本中小企業金融サポート機構では最短即日3時間で資金化まで進みます。
オンラインファクタリングでしっかり書類を準備できれば、この条件で資金調達可能です。
買い取り可能額
日本中小企業金融サポート機構は買い取り上限額、下限額ともに設定ありません。かといって1万円でも買い取るかどうかはわかりません。みなさまの事業所規模や燃焼などと相談することになります。
必要書類
日本中小企業金融サポート機構の申し込み書類は請求書、通帳コピー、売掛先との契約書になります。3つの書類ともにデータ化して、PDFか画像ファイルでもっておくと良いでしょう。
対象者
法人も個人事業主やフリーランスも利用できます。なお、請求書の宛名は法人限定です。個人事業主やフリーランスの方も、法人と取引している場合のみ利用できますのでご注意ください。
日本中小企業金融サポート機構の申し込み手続きの流れ
日本中小企業金融サポート機構の申し込み方法や手続きについて、その流れを概観します。ぜひ手続きの流れを押さえておきましょう。
ファクタリングの申し込み
日本中小企業金融サポート機構へお電話またはお問い合わせフォームからお申し込みいただけます。確認後、担当スタッフよりご連絡いたします。ファクタリングの手数料を事前に知りたい方は、HPにある「即日調達診断」をご活用ください。
必要書類のご提出
審査に必要な書類について、担当スタッフからご案内いたします。
以下の2点をご提出いただくことで、審査手続きが開始されます。
- 通帳のコピー(表紙付き・直近3か月分)
- 売掛金に関する書類(請求書や契約書など)
書類の提出は、オンライン・メール・FAX・LINE に対応しております。
審査結果のご案内
提出いただいた書類をもとに審査を行います。審査では、お客様の与信情報ではなく(信用情報調査を行わず)、売掛先や売掛債権(売掛金)を対象に評価します。
審査については、最短30分で審査結果をご案内いたします。
契約~入金~返済
審査結果や提示金額にご納得いただけましたら、契約手続きへ進みます。当機構ではクラウドサイン を導入しており、オンライン上で契約を締結可能です。契約完了後、ご指定の口座へお振込みいたします。
2社間ファクタリングの場合、売掛債権(売掛金)入金日には日本中小企業金融サポート機構までみなさまの方でお支払いをお願いいたします。
日本中小企業金融サポート機構のメリットとデメリット
日本中小企業金融サポート機構でファクタリングすることのメリットとデメリットについて解説します。両者を比較してぜひご判断ください。
日本中小企業金融サポート機構のメリット
日本中小企業金融サポート機構を利用するメリットは以下になります。
「経営革新等支援機関」であり経営支援を受けられる
日本中小企業金融サポート機構最大のメリットは「経営革新等支援機関」の認定を受けていることです。
「経営革新等支援機関」とは、中小企業の経営課題に対して専門的な支援を行う機関です。税務や金融、企業財務などの専門知識や支援の実務経験が一定レベル以上ある個人や法人、中小企業支援機関などが認定されます。
商工会議所、銀行、弁護士(法人)、税理士(法人)、経営コンサルタントなどが該当します。日本中小企業金融サポート機構はそれらの団体、個人と同じ位置づけになります。
「経営革新等支援機関」の主な業務内容としては経営に関するアドバイス(経営コンサルティング)、事業計画の策定、資金調達、補助金申請の支援、事業承継の支援、知的財産戦略の策定や申請のサポート、事業承継(M&A)支援など多岐にわたります。
融資やファクタリングと言った資金調達だけでなく、公的な補助金、助成金などの審査サポートを受けられるのが大きな魅力です。
また融資を受ける際の事業計画書の策定の支援も受けられます。「経営革新等支援機関」の指導を受けた認定証があれば、融資を受ける際に金利優遇や一部審査の免除、加点など大きなメリットが期待できます。
さらに「事業再構築補助金」など一部補助金の申請にあたっては、認定経営革新等支援機関から事業計画書の確認を受けることが必須要件の一つです
日ごろから日本中小企業金融サポート機構でファクタリングを受けていれば、国の補助金や特殊な融資を受けたい場合も、そのまま「経営革新等支援機関」としてサポートが受けられます。
経営革新等支援機関として認められるためには、かなり高い条件があります。
専門的な知識を持ち、一定の実務経験を有する支援機関を国が審査し、認定されなければなりません。中小企業庁が定めた基準を満たす必要があり、具体的には、税務・金融・財務に関する高度な知識を備えていることが求められ、それに加えて、これらの分野に関連する国家資格や業務の免許・認可を取得していることも条件となります。
また、中小企業や小規模事業者を支援する実務経験が3年以上あり、そのうち1年以上は法定業務に携わった実績が必要です。日本中小企業金融サポート機構には、こうした厳格な基準をクリアした専門スタッフが多数在籍しており、経営者の皆様の課題に応じた的確な解決方法をお示しできます。
単なるファクタリング会社を超えた価値が日本中小企業金融サポート機構にあり、これが最大のメリットになります。
最短即日3時間分で入金可能
オンラインファクタリングを用いるなどすれば、30分で審査の結果が出て、その後の手続きを踏まえて、最短3時間で資金調達まで進みます。その日中に買い取り代金を受け取ることも可能です。
全ての手続きがオンラインで完結できる
日本中小企業金融サポート機構では東京の本社だけではなく、全国各地の事業所とオンラインで契約できます。
オンライオンファクタリングが可能なので、時間や場所に影響されず、全国各地からファクタリング手続き可能なのは大きなメリットになります。
日本中小企業金融サポート機構のデメリット
日本中小企業金融サポート機構にはデメリットもあるので知っておきましょう。
売掛先が個人の場合はファクタリングできない、売掛先は法人限定
日本中小企業金融サポート機構では売掛先が個人の場合、その売掛債権(売掛金)をファクタリングできません。売掛先は法人限定になります。
BtoCで売掛先が個人の場合だけでなく、BtoBでも売掛金が法人ではない(商業登記簿謄本を取得できない)個人事業主やフリーランスの場合、ファクタリングできません。
他社では個人事業主やフリーランス宛ての請求書をファクタリングできるところがあるので、これはデメリットとして挙げられます。
売掛先が新規取引先(3か月以内)だと審査が難しくなる
取引をはじめて日が浅い(3か月以内)の売掛先の場合、審査が厳しくなるようです。やはり一定期間継続して取引している方が審査にとってはプラスです。
通帳コピーや契約書で取引開始をチェックできるので、ウソをつけません。ただし、取引先が自治体や行政機関などの公共セクター、社会保険診療支払基金や国保連など診療報酬関係、大企業であれば一定の信頼は担保されるため、減点幅が減る可能性はあります。
取引開始から日が浅い売掛債権(売掛金)をファクタリングしたい場合、可能な限り公的機関や大企業のものにしましょう。
日本中小企業金融サポート機構の評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介
日本中小企業金融サポート機構の口コミや評判を抜き出してみました。
「ファクタリングの審査に落ちて困っている人は、日本中小企業金融サポート機構の即日払いに相談するといい。一般社団法人で好感の持てる手数料と速さが売り
#日本中小企業金融サポート機構 #ファクタリング」
(「X」より引用)
「一般社団法人のファクタリングなら日本中小企業金融サポート機構はおすすめ!
・手数料1.5%
・最短30分で審査可能
・審査通過率95%以上 #日本中小企業金融サポート機構 #ファクタリング」
(「X」より引用)
「(中小企業診断士・技術士)@·
日本中小企業金融サポート機構、ジャパンM&Aソリューションとビジネスパートナー提携 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000061340.html @PRTIMES_JP
よりM&Aが中小企業の経営戦略においても選択肢としての認識が広がりつつあると感じた次第です。#M&A」
(「X」より一部改変して引用)
「コロナ禍から立ち直りつつある現在、急激に売上を伸ばしたこともあって帳面は黒字なのにキャッシュフローが中々改善せず資金繰りに困っていました。
担当の方も親身になって相談に乗ってくださり助かっています。担当者さんの力量によるところも多いのかもしれませんが、嫌な思いをしたことは一度もなくスムーズにお取り引きさせていただいております。
今後も必要がある場合にはお世話になりたいと思っています。」
(Google「口コミ」より)
「今まで利用したファクタリング会社の中で、一番手数料が安かったです。
担当の方が凄くいい人で、ファクタリングだけじゃなく助成金なども詳しくて頼りになりました。」
(Google「口コミ」より)
口コミは圧倒的にポジティブなものが多く、現役中小企業診断士の方もほめています。補助金や助成金に詳しいのも口コミからわかり、通常のファクタリング会社では得られない付加価値を感じます。
日本中小企業金融サポート機構の利用がおすすめの活用事例
日本中小企業金融サポート機構は最大のメリットである「経営革新等支援機関」としての経営サポートを受けられることを中心に考えます。
おすすめの活用法は創業間もないスタートアップ企業や独立直後の個人事業主(ただし3か月経過後)は、経営経験が浅く、財務管理に不慣れな場合も少なくありません。
「経営革新等支援機関」の視点で現在の財務状況や事業計画を分析することで、経営上の課題が明確になったり、今後の方向性を見直したりする機会になります。もちろん、融資や補助金手続きに必要なサポートも受けられるので、総合的な資金繰りの見直しにもつながります。
ファクタリングによる迅速な資金調達だけではなく、自社の経営や資金繰りを総合的に俯瞰するためのお手伝いが日本中小企業金融サポート機構にはできます。
民間経営コンサルタントや弁護士、税理士に依頼するよりもはるかに安く、経営支援を受けられるので、資金調達の「ついで」でも良いので、「経営革新等支援機関」でしか得られない付加価値を体験するのがおすすめの活用方法になります。
日本中小企業金融サポート機構の審査通過のポイント
日本中小企業金融サポート機構に申し込む際、審査に通過しやすいポイントはどのようなものなのかまとめてみました。
社会的信用度の高い売掛先の請求書を提出する
ファクタリング審査を迅速かつ適切に進めるためには、売掛先の信用力が大きなポイントとなります。特に、官公庁・自治体などの公共セクターや大企業への請求書は信頼性が高いため、審査が通りやすくなる傾向があります。
また、継続的に信頼性の高い企業と取引を行っている場合、利用者自身の信用評価も向上し、審査の通過率がさらに上がる可能性があります。信頼できる売掛先と長期間取引できることは、みなさまの信用にもつながるのです。
取引履歴の継続性や安定性を通帳コピーで確認できる
もう一つ審査で重要となるのが、売掛先からの入金履歴です。通帳に定期的な入金が記録されていると、安定した取引関係があると判断され、審査を有利に進めることができます。
売掛先からの入金遅延が通帳で確認されれば、その売掛先は信用できないことになります。
日本中小企業金融サポート機構の審査では「通帳のコピー」が提出書類として必要となるため、毎月決まった日の入金がなるべく長く確認できる売掛先を選んでおくことが大切になります。
日本中小企業金融サポート機構の「経営革新等支援機関」というメリットを最大限活用した資金調達を!
日本中小企業金融サポート機構はファクタリング会社(業者)である以上に「経営革新等支援機関」という長所が大きいです。
「経営革新等支援機関」ならばファクタリングだけではなく、融資、補助金の優遇措置や知財申請のサポート、さまざまな経営コンサルティングが受けられます。
ファクタリングという1つの資金調達方法以外にも無数にある資金調達について、「経営革新等支援機関」の日本中小企業金融サポート機構から支援を受けられるのは非常に大きなメリットです。
別途経営コンサルタントや税理士などに依頼するよりもはるかに廉価で、さまざまな資金調達のベネフィットが受けられます。
一般社団法人という民間企業ではない公益性をぜひ生かしていただき、日本中小企業金融サポート機構を「ファクタリング+さまざまな経営支援」の枠組みでとらえていただければと存じます。
ぜひよろしくお願いいたします。
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