カテゴリー: ファクタリング
ファクタリングは同時申込可能!?同時申込の際のポイントと絶対避けなければならないこととは?
融資を同時申込すると、信用情報照会でバレてしまいます。一度に複数の金融機関で同時申込することは、良い印象を与えません。
金融機関とすれば、自社に一本化して申し込みしてくれることを望んでおり、他社への同時申込は、「何かやましいことがあるのでは?」と邪推されてしまいます。
ファクタリングについて同時申込することは、それと同じなのでしょうか?ファクタリングの同時申込は可能なのでしょうか?
今回はファクタリングの同時申込についてその可否や絶対にしてはいけないことについて解説していきます。
ファクタリングの同時申込で可能なのは同じタイミングで申し込みするケース
ファクタリングの同時申込で法的にも制度的にも問題がないのは、同じタイミングで別々の売掛債権(売掛金)をファクタリングするケースです。
例えば、8月20日前後に以下のようにファクタリングの同時申込をするようなケースはまったく問題ありません。
売掛債権(売掛金)A:ファクタリング会社甲 に売る。
売掛債権(売掛金)B:ファクタリング会社乙 に売る。
売掛債権(売掛金)C:ファクタリング会社丙 に売る。
売掛債権(売掛金)D:ファクタリング会社丁 に売る。
こういうことは何ら問題なく、その逆でむしろおすすめできる方法になります。
その理由はなぜなのでしょうか?
融資の場合は、同時申込すると、金融機関から「なぜ1本に融資をまとめて申し込まないのか」「1社ではなく複数の金融機関に同時申込するのはなにか別の(邪な)目的があるのでは?」などと邪推されてしまいます。
黙っていても融資の場合には金融機関への信用情報照会があり、そこで同じタイミングで融資の同時申込をしていることがバレる可能性があります。
あまりに多くの金融機関と同時に取引しているのはマイナスです。可能な限り少数の金融機関と深い付き合いをしていくことが経営者には求められます。複数の金融機関と「お付き合い」することは悪いことではありませんが、少なくとも同じタイミングで同時申込してしまうと、「なぜ融資を1本にまとめられないんだ」という話になります。
しかし、ファクタリングではそうした心配は杞憂です。ファクタリングの際には信用情報照会が必要手続きにありません。
ファクタリング会社は利用者の(他の会社の)ファクタリング利用状況について信用情報照会からわかりません。そもそもファクタリング会社に信用情報機関へ照会する権利がありません。
したがって、利用者が何社ファクタリング会社を利用していてもファクタリング会社にはバレず、それゆえネガティブな心証を与えることなく、よりよい条件のファクタリング会社を探せます。
ファクタリングの同時申込は、少しでも良い条件のファクタリングを探しながら、迅速な資金調達を実現させるために不可欠な手続きになります。
ファクタリングの同時申込は法的には問題にならない
事例のように同じタイミングでファクタリングを同時申込することについては法的に問題ありません。
後述のように1つの売掛債権(売掛金)についてファクタリングの同時申込をして、複数のファクタリング会社に譲渡するのは二重譲渡で詐欺罪や横領罪になりますが、そういうことではなく、別々の売掛債権(売掛金)を別々のファクタリング会社に譲渡することについては、法律的に問題になることはありません。
道義的にも特段の問題にはなりません。そもそも、ファクタリングと融資では資金調達のカテゴリが異なります。
以下の表をご覧ください。
内容 | 資金調達方法の選択肢 | |
---|---|---|
アセットファイナンス | 自社の資産を現金化する | ①不動産売却 ②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却 ③独占販売権、営業権などの無形資産の売却 ④ファクタリング ⑤でんさい(電子記録債権)譲渡 ⑥売掛債権(売掛金)証券化 ⑦セール&リースバック |
デットファイナンス | 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり | ⑧銀行融資(無担保、無保証人) ⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人) ⑩不動産担保融資 ⑪消費者金融、ビジネスローン ⑫手形割引 ⑬社債、私募債発行 ⑭ABL(動産・売掛金担保融資) |
エクイティファイナンス | 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし | ⑮新株発行公募 ⑯IPO(新規公開株)による資金調達 ⑰株主配当増資 ⑱第三者配当増資 ⑲クラウドファンディング ⑳ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家 |
融資は「デットファイナンス」、ファクタリングは「アセットファイナンス」に該当します。
アセットファイナンスは自社の資産を売却してお金に換える方法なので、中古ゲームや中古本を売るのと同じ原理になります。
みなさんがゲームや本を売るときを考えてみましょう。少しでも高い価格で買い取りしてくれるお店を選ぶはずです。
中古ゲームソフトA:買い取りショップX
中古ゲームソフトB:買い取りショップY
中古ゲームソフトC:買い取りショップZ
こういう売り方をすることはありますよね。ゲームによって買い取り価格は異なり、AというゲームはXという買い取りショップ、BというゲームはYという買い取りショップで一番高く買い取ってもらえることがあります。
ファクタリングについても、それぞれの売掛債権(売掛金)についてファクタリング会社ごとの評価が異なります。
そのため、Aという売掛債権(売掛金)はXというファクタリング会社、Bという売掛債権(売掛金)はYというファクタリング会社、というように同時申込することは、むしろ経営戦略、経営戦術として正しいことになります。
少しでも自社の売掛債権(売掛金)を高く買い取ってくれるファクタリング会社を複数探して、それぞれの売掛債権(売掛金)のファクタリングを同時申込していただいてまったく問題ありません。
信用情報照会がないのでファクタリング会社は同時申込してもわからない
融資の場合、金融機関に同時申込していることは、融資希望者が手続きで口外しなくてもバレてしまいます。
各金融機関は融資の申し込みがあった場合、まず信用情報機関へ利用歴や事故歴の照会を行います。
ここで各信用情報機関持つ現在、融資希望者の過去の融資情報、返済情報、事故情報、債務整理歴などを共有できます。タイミング次第では同時申込がバレてしまいます。
融資の同時申込をしているのがバレると、金融機関にとっては「他社に乗り換えるつもりなのか?」「経営状態が悪く片っ端から申し込みしているのか」「自行(その銀行)を信頼していないのか」「1本にまとめて融資を受けられるのにやましいことがあるのか」など、どうしてもネガティブな評価がついてしまうことになります。
融資の場合、多数の金融機関へ「浮気」しないで、1社に決めて、そこと深いお付き合いをした方が信頼を得られることがあります。
他行を利用しても信用情報照会でバレてしまうのですから、1つの金融機関にとことんお願いして、「いざというときには助けてください」という姿勢を見せておくことも大切です。金融は「浪花節」の価値観もあるため、尽くしてくれる事業者には助けてあげようという配慮がはたらくことがあります。
一方、ファクタリングは信用情報照会自体、審査手続きの際にないので、ファクタリング会社に同時申込してもバレることはありません。
つまり、売掛債権(売掛金)ごとに少しでも高く買い取ってくれるファクタリング会社を選べば良く、ある会社への売掛債権(売掛金)はA社、別の売掛債権(売掛金)についてはB社と同時申込することで、あるタイミングで資金調達できる金額を可能な限り引き上げることができます。
売掛債権(売掛金)の数次第にはなりますが、5社、あるいは10社と並行して同時申込することも問題ありません。少しでもよい条件のファクタリング会社を同時申込していただいて構いません。
同時申込を駆使することで、ある資金調達できるタイミングでは、少しでも手数料が安く、高い買取率でファクタリングできるようになります。
1つのファクタリング会社の「常連」「お得意様」になることがダメとは申しませんが、ファクタリングならば信用情報照会でバレてしまうことはないので、積極的に売掛債権(売掛金)ごと好条件で買い取ってくれるファクタリング会社を選び同時申込を考えてみてください。
単発契約の多いファクタリングなので、同時申込は非常に有効です。
その都度条件の良いファクタリング会社さがして、A債権ならばX社、B債権ならばY社のように同時申込をすれば、資金調達できる金額が上がっていきます。
大前提!同時申込によって二重譲渡になるファクタリングは絶対にダメ!
ファクタリングの同時申込の際に絶対にやってはいけないのが1つの売掛債権(売掛金)の二重譲渡です。
100万円の売掛金を3月31日に受け取る売掛債権(売掛金)Aがあったとします。
この債権Aを3月10日にファクタリング会社X社に90万円でファクタリング、同じAを3月20日にファクタリング会社Y社に85万円でファクタリング、計175万円の資金調達に成功しました。
売掛金入金日の3月31日にX社に100万円、Y社に100万円同じタイミングで返済すれば1つの債権Aで2回ファクタリング可能です。これなら100万円で175万円調達できて得だと思われます。しかも、2社間ファクタリングならば売掛先にバレません。ファクタリングは融資ではないので信用情報照会もありません。
しかしこれは重大な違法行為、犯罪になります。
1つの債権(この場合A)を複数利用して2つ(以上の)ファクタリング会社(この場合XとY)に譲渡できません。1つの売掛債権(売掛金)のファクタリングを同時申込して実際に同時に資金化すると「二重譲渡」になります。
二重譲渡は本来民法で行ってはいけない行為です。1つしかないものを2人以上の人に上げることは不可能です。
不可能なのに二重譲渡を行ってしまうと「できないのにできるとウソを言った」「本来できないものを使って不当に利益を上げた」とみなされてしまいます。
結果として
・詐欺罪
・横領罪
に問われる可能性が出てきます。
詐欺罪は懲役10年以下、横領罪は2種類あり、単純横領罪は懲役5年以下、業務上横領罪は懲役10年以下という規定です。
詐欺罪も横領罪も罰金刑がないので、執行猶予が付かなければ問答無用で懲役刑になります。軽い気持ちで二重譲渡のファクタリングを同時申込してしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
損害賠償すればよいという次元ではなくなります。もし、どうしても1つの売掛債権(売掛金)で額面以上の資金調達を考えているなら、ファクタリングではなく動産担保融資などを考えてみてください。できる金融機関(銀行)は限られますが、可能性はゼロではありません。
ファクタリングはものを売って資金調達するので、二重譲渡は絶対にあり得ず、同時申込して額面以上の換金をしないでください。
1つの売掛債権(売掛金)を相見積もりするための同時申込は問題なし
同じ1つの売掛債権(売掛金)の二重譲渡は犯罪なので絶対にしてはいけませんが、相見積もりの同時申込ならば問題ありません。
実際にファクタリング手続きを行う前の「相見積もり」を同時申込して、少しでも良い条件のファクタリング会社を見つけるのはまったく問題なく、むしろ相見積もりの本来の使い方になります。
少しでも良い条件でファクタリングするためには、なるべく多くのファクタリング会社に相見積もりを同時申込することが必要です。
同時申込について「相見積もりを取らせていただきます」と事前にファクタリング会社に伝えることもできます。ファクタリングの金額によっては、それぞれのファクタリング会社が良い条件を提示してみなさまの売掛債権(売掛金)を買い取ろうとするはずです。
買い取り不可な場合と、債権者にやや有利な契約でも買い取りが可能な場合では、ファクタリング会社にとって「全く取引できない」か「ある程度利益が見込めるか」の選択になります。売掛債権(売掛金)の金額次第では、多少通常の買い取り条件より債権者有利でも、ファクタリング会社が見積もりを出すはずです。
相見積もりによって、保有している売掛債権(売掛金)をより高い価格で、有利な条件で売却できる可能性が高まります。
また、ファクタリングの審査は融資の手続きよりもはるかに迅速で簡単です。そのため、複数のファクタリング会社から相見積もりを取っている間に資金調達のリミットに間に合わなかったという心配はほとんどありません。
ただし、即日で資金を調達したいなど緊急の資金調達が求められる場合には、1社に絞って申し込むことで迅速な対応を得るのが良いでしょう。
同時申込の候補としても1社に決めていただく場合もおすすめできる株式会社No.1のファクタリング
ファクタリングを行う際に、同時申込で二重譲渡は絶対にやってはいけない前提をまずご理解ください。
そのうえで
・それぞれの売掛債権(売掛金)を違うファクタリングで同時申込(A債権はX社、B債権はY社)
・相見積もりを複数のファクタリング会社へ同時申込
この2つについては、少しでもファクタリング条件を良くするために積極的に行うべきです。
ある売掛債権(売掛金)Aはファクタリング会社X、別の売掛債権(売掛金)Bはファクタリング会社Yの方が条件よく買い取ってもらえる可能性があるため、ぜひ積極的に同時申込をして資金調達額を上げてください。
もちろん、1社に絞って深い付き合いをした方が、「お得意様」として認識され、サービス内容が良くなる可能性はあります。
そもそも「お得意様」になったファクタリング会社も、本当に自社だけを利用しているのか分かりません。信用情報に記載されない事項なので「御社だけを使っています」と言ってお得意様になりつつも、他社も同時申込するという方法を取ってもバレないでしょう。
あとはみなさまだどのような経営判断をするかにかかっています。ぜひ利用していただきたいファクタリング会社として株式会社No.1を紹介します。
「株式会社No.1」は歴史と実績があるファクタリング会社です。売掛債権(売掛金)について高価買い取りを売りにしていて、業界でも屈指の低手数料と高い買取率がメリットです。
東京都内住所 | 〒171-0014 東京都豊島区池袋4丁目2−11 CTビル3F |
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ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
買い取り手数料率 | 1%~15% |
即日資金化可能か? | 可能 |
入金までの時間 | 最短30分 |
審査通過率 | 90%以上 |
買い取り可能金額 | 50万円~5000万円(個人事業主、フリーランスはもう少し下限が下がるかも) |
オンラインファクタリングの可否 | 可能 |
対応エリア | 全国各地 |
ファクタリング会社HPURL | https://no1service.co.jp/ |
株式会社No.1を同時申込の対象や」相見積もりの対象にしてください。しっかりと評価いただけるメニューを提示いたします。
特に最短30分で資金化まで進む独自の2社間ファクタリングシステム「イージーファクター」や、個人事業主、フリーランス、建設業向けのプランがあります。
また他社からの「乗り換え」の方についても優遇します。同時申込の相見積もりをしていただき、ぜひ株式会社No.1でファクタリングしてみてください。
No1ファクタリングは手続きをすべてオンラインで完結することもできます。株式会社No.1の事務所は東京、名古屋、博多ですが、遠隔地にお住まいの方もオンラインファクタリングならば利用できます。
一度も株式会社No.1の店舗へお越しいただかなくても入金まで完了しますので、ぜひ同時申込や相見積もりの候補としてご検討宜しくお願い致します。
ファクタリングは信用情報と無関係なので、どんどん同時申込していただき、少しでも有利な条件で契約してみてください。
1つの売掛債権(売掛金)を二重譲渡しなければ大丈夫です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ファクタリングなら株式会社No.1 詳細情報
株式会社No.1の各サービスの紹介は下記からご覧ください。
ご不明点やご質問はお気軽にお問い合わせください。
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