カテゴリー: ファクタリング

ファクタリングを利用していても銀行融資の審査への影響はない!?両者の審査基準の違いを理解しよう

資金調達でファクタリングだけではなく銀行融資も合わせて行う人も多いはずです。あくまで資金調達のメインは銀行融資でファクタリングはその補助、補完という方もいるはずです。

その場合「ファクタリングを利用しすぎている銀行融資の審査への影響が出てしまうのでは?」という心配をしてしまうかもしれません。確かにファクタリングの利用によって銀行融資に悪影響が出てしまえば、ファクタリングの利用を考えざるを得なくなります。

そこで事前にファクタリングの利用による銀行融資の審査への影響を調べておくことが大切です。銀行融資の審査への影響が分かればさまざまな対処が可能になります。

それではファクタリングの銀行融資審査への影響について説明していきます。

そもそもファクタリングと銀行融資は違うカテゴリであることに注意しよう

そもそもファクタリングと銀行融資は異なる資金調達の方法、カテゴリであることに注意してください。

さまざまな資金調達についてまとめた表が以下になります。

     内容 資金調達方法の選択肢
アセットファイナンス 自社の資産を現金化する ①不動産売却
②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
③独占販売権、営業権などの無形資産の売却
④ファクタリング
⑤でんさい(電子記録債権)譲渡
⑥債権回収
⑦セール&リースバック
デットファイナンス 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり ⑧銀行融資(無担保、無保証人)
⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人)
⑩不動産担保融資
⑪消費者金融、ビジネスローン
⑫手形割引
⑬社債、私募債発行
⑭ABL(動産・売掛金担保融資)
エクイティファイナンス 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし ⑮新株発行公募
⑯IPO(新規公開株)による資金調達
⑰株主配当増資
⑱第三者配当増資
⑲クラウドファンディング
⑳ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家

ファクタリングは資産を売却してお金に換える「アセットファイナンス」、そして銀行融資はお金を借りて利子を付けて返す「デットファイナンス」というカテゴリです。

それぞれ資金調達の種類が異なるのですから、審査方法や審査の際にチェックするポイントも異なります。

お金を借りる場合とものを売る場合では、当然「現物」がある後者の方が、審査としては簡便になります。

また銀行融資の場合は、必ず「信用情報照会」を行わなければなりません。これは法律などで決められています。「やらなければならないもの」であり、そのための専門の信用情報機関が3つあり、融資の種類によって照会する信用情報機関が異なります。

信用情報機関には、各個人、事業者が過去に借りた銀行融資やカードローンなどの金額、金融機関名、返済振り(期日に返済したか遅れたか)などがすべて記載され、各金融機関はその情報を共有できます。

逆にファクタリングの場合は、ファクタリング会社に信用情報機関への照会権はありません。信用情報機関が情報提供するのは金融機関のみであり、ファクタリング会社は申し込み者の過去の融資履歴を調べたくても調べられません。

そもそも、現物を売りに来た人のローンの借り入れ履歴を中古ショップの人が調べても意味がありません。

ファクタリング会社=中古ショップであり、ファクタリング会社が申込者の融資についての信用情報を調べてもファクタリングの審査に役立つ情報はありません。融資の利用歴や返済振りがファクタリングの審査への影響がないのと同様に、銀行融資についてもファクタリングの利用歴について審査への影響は原則的にないと言ってよいでしょう。

銀行が融資利用者の過去の中古品や不動産売却についてそれほど重視しないのは当然で(もちろん「お金が厳しいのかな?」くらいはわかる)、銀行融資の場合、負債となった借入を確実に返せる「今の経営状態かどうか」が重要視されます。過去に資金繰りが厳しく、不動産などを売却してもそれによって経営が改善して、今経営が順調ならば、問題ありません。

過去に借入履歴があり、そこでトラブルを起こした「信用情報ブラック」ならば、返済できない、しない人かもしれないという疑義が生じますが、ファクタリングの場合は、ものを売っただけなので、返済する、しないの話にはなりません。

以上のようなことから、銀行融資とファクタリングは根本的に異なるカテゴリの資金調達方法であり、審査への影響がわかりやすく出るものではなく、むしろ審査への影響がない方向になることがわかります。

ファクタリングによって銀行融資の審査への影響が出る場合はある?

ファクタリングは信用情報調査でその利用歴がわからないので、銀行融資の審査への影響は基本的にありません。しかし、財務諸表を見れば「売上債権売却損」などの勘定科目や売掛金の消滅などによってファクタリングしていることが分かるケースもあります。

その場合、銀行融資の審査への影響がまったくないとは言えません。ファクタリングの内容によっては微妙に銀行融資の審査への影響が出る可能性があります。

勘定科目「売上債権売却損」があるとファクタリング利用歴がわかる

事業者の損益計算書の経費に「売上債権売却」という勘定科目でファクタリング手数料を計上していると、黙っていてもファクタリングしている事実が銀行にバレてしまいます。

別に違法行為ではないですし、この勘定科目を使うのも正しいのですが、場合によっては「支払手数料」などファクタリング手数料以外にも使う勘定科目にファクタリング手数料を当てると、銀行融資の審査への影響は最小限になるかもしれません。この勘定科目でも偽装やごまかしにはならないので安心してください。

ファクタリングに利用頻度が高いと疑念を持たれる可能性もあり

ファクタリングは、売掛金を現金化することで短期的なキャッシュフローの改善に役立ちますが、ファクタリングの利用頻度が高い場合、銀行側から「自社の営業活動から得られるキャッシュフローが不安定なのではないか」という疑念を持たれる可能性があります。

信用情報への影響はある?

繰り返しになりますが、ファクタリングの利用自体が直接的に信用情報に影響を与えることは一般的にありません。

しかし、ファクタリングのやりすぎで、キャッシュが不足するなど、キャッシュフローや財務の安定性に影響を及ぼす場合、その結果、融資審査に影響を与える可能性があります。

ファクタリングは本来100万円もらえる売掛債権を10万円の手数料を支払い、90万円で売るようなイメージであり、本来の手取りが減ることは事実だからです。

総じて、ファクタリングの適切な利用は短期的な資金繰り改善に役立つ一方で、過度な依存は銀行融資の審査への影響がある程度ネガティブに出てしまう可能性があることはぜひ知っておいてください。

ファクタリングによって銀行融資の審査への影響がプラスになることもある

ファクタリングの利用歴があっても原則的に銀行融資の審査への影響はありませんが、決算書を深く読む場合、ファクタリング利用歴について発覚する可能性があります。ファクタリング手数料を「売上債権売却」などの勘定科目で計上すれば如実にわかります。

銀行融資の審査への影響として、これを「資金繰りに困っている」と評価する金融機関があるかもしれません。そうなると、ファクタリング利用歴は銀行融資の審査への影響としてネガティブにはたらくことになります。

一方で、銀行融資の審査への影響としてポジティブ、プラスに働くこともあります。それがファクタリングの効果の1つである「オフバランス化」です。

オフバランス化とは、事業者の貸借対照表から「売掛金」勘定を消すことです。貸借対照表(バランスシート)から売掛金をオフにするので「オフバランス化」になります。

貸借対照表に多くの売掛金があると、回収が困難な不良債権である可能性が疑われ、資産ではなく負債と見なされることがあります。これが、見かけ上の資金に過ぎないと捉えられることもあります。

しかし、ファクタリングを活用して売掛債権を現金化すれば、貸借対照表から売掛金が消え、その分現金預金として計上されます。この結果、資産構成が変わり、現金預金が増加します。

ファクタリングは、貸借対照表に記載されている資産や負債を消す、オフバランス化する手段です。売掛債権を売却することで、貸借対照表から売掛金の項目が削除されます。

売掛金がなくなれば不良債権のリスクも減るため、銀行融資の審査への影響としてはプラスになります。不良債権がない、筋肉質の身軽な経営は銀行融資の審査にプラスとなります。

売掛金が現金預金に変わることで、流動資産が増え、キャッシュフローが改善されます。キャッシュフローが豊富であれば、外部の評価が向上し、企業の健全な資金循環が認識されやすくなります。こちらも銀行融資の審査への影響としてプラスに作用します。

現金預金は不良債権化のリスクがなく、通帳を確認すれば即座に確認可能です。金融機関も、資金が「見せ金」ではなく正常なものであることを確認すれば、融資審査の評価にプラスとなります。

資産(売掛債権)を効率的に資本に移行できれば、オフバランスを実現し、経営の効率化が可能となります。

オフバランス化によって売掛金が現金預金に変わっても、「資産=負債+資本」の構造に変化はありません。

売掛債権の現金化に伴い「売掛金」がオフバランス化し、貸借対照表から売掛金が消えることで、実質的に経営はスリム化します。スリムな経営を銀行融資の審査では評価します。その意味では戦略的にファクタリングを行うことで、銀行融資の審査への影響をプラス、ポジティブに変えることができるかもしれません。

原則としてファクタリングの「利用歴」は銀行融資の審査への影響はありませんが、ファクタリングの「結果」、銀行融資の審査への影響をプラスにすることができるかもしれません。

銀行融資の審査への影響がほぼゼロのファクタリングは株式会社No.1!ぜひ利用を検討してみよう!

ファクタリングと銀行融資は異なる資金調達のカテゴリであり、銀行融資は「デットファイナンス」として負債を計上しますが、ファクタリングは「アセットファイナンス」なので、負債になりません。

そのため、金融機関が行う信用情報照会についても、銀行融資は必須ですが、ファクタリングについては行いません。そのため、信用情報照会から、ファクタリングの利用がバレ、銀行融資の審査への影響はあり得ません。

ただし、経費の勘定科目で「売上債権売却損」などファクタリングの利用を前提としたものを使っていると、銀行融資の審査の際に発覚する可能性がゼロとも言えません。勘定科目を「支払手数料」にするなどして他の経費に紛れ込ませることは違法ではありません。ただし、銀行がそれを見抜く可能性はあります。

銀行融資で困るのは、ファクタリング手数料が高く、償還請求権付きでいきなりファクタリングが負債になりうるリスクです。償還請求権がないノンリコースファクタリングならばそうした心配はありません。

基本的に信用情報照会の過程で銀行融資の際にバレることはありませんが、その他の項目から審査で見抜かれる可能性はゼロではないことは注意してください。

ただし、ファクタリングには「オフバランス化」など融資にプラスとなる採用もあり、銀行融資の審査への影響がポジティブになる可能性も否定できません。

要は使い方次第なので、安心できるファクタリング会社に委ねてください。そうしたアドバイスも受けられるはずです。

「株式会社No.1」はファクタリング会社の中では老舗で、安心して利用できるファクタリング会社になります。銀行融資の審査への影響も熟知しており、悪影響が出ないようなファクタリングの利用法についても的確にアドバイスできます。

もちろん、審査への影響がポジティブになるような貸借対照表の「オフバランス化」なども行いながら、銀行融資とファクタリングの両輪で貴社の経営が改善するようサポートいたします。

ぜひ株式会社No.1をご利用ください。

何卒よろしくお願い申し上げます

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