カテゴリー: ファクタリング
ファクタリングで経営が悪化するのはどのようなとき?重大な経営ミスが潜んでいる可能性も!?
ファクタリングは融資によらない新しい資金調達方法として注目されています。融資の審査を待っていれば資金調達に間に合わず、経営が悪化する事態になるのを防ぐため、最短即日で資金調達できるファクタリングが重宝されます。
しかしファクタリングは万能薬ではありません。ファクタリングすることでかえって経営が悪化してしまう事態、事例は起きえます。
どのような場合も融資に代わってファクタリングが良いというわけではなく、経営が悪化する事例もあることをぜひ知ってください。
今回はファクタリングで経営が悪化する事例をお示しして、そうならないようにみなさまの事業所がファクタリングする材料にしていただければと存じます。
適宜適切なファクタリングによって経営が悪化することは防げます。何が何でもファクタリングではないこともぜひ意識してください。
ファクタリングで経営が悪化する事例を8個紹介
ファクタリングは融資よりも迅速で、信用情報照会がないので、誰でも利用でき、自社の資金繰り悪化を助けるはずです。しかし、結果的に信用が悪化してしまう事例があります。それがどのような事例なのか考えてみましょう。
経営が悪化する事例1 審査落ちして資金調達そのものに失敗してしまった
ファクタリングは融資と比べて審査が緩く、融資でお断りされてしまうような事業者でも資金調達できることがあります。
しかし、すべての事業者がファクタリングで資金調達できるわけではなく、審査に落ちてしまうこともあります。審査に落ちれば資金繰りが間に合わず、経営が悪化する事例になります。
審査に落ちるのは信用情報に問題があるのではなく、まだ入金実績がない売掛債権(売掛金)をファクタリングしようとした、売掛債権(売掛金)の相手(売掛先)がどこのだれかわからない個人だったなど、回避しようと思えばできるものです。
焦って売れそうな売掛債権(売掛金)をファクタリングしようとして失敗し、経営が悪化する事例になってしまいます。
経営が悪化する事例2 手数料が高く上手く資金繰りを改善できなかった
ファクタリングは売掛債権(売掛金)の額面から手数料を引いた金額が入金されます。本来100万円必要で120万円の売掛債権(売掛金)をファクタリングしたが90万円しか資金調達できなかった場合、希望額に足りません。
その結果支払い遅延になって不渡りのリスクも発生してしまいます。「とにかく現金を!」と焦って、希望額を資金調達できず結果が悪化してしまえば、経営者としてゼロ点です。
120万円の売掛債権(売掛金)を90万円で売却してしまえば、差額30万円が消えてしまいます。ファクタリングは本来支払い期日に受け取るべき金額から減ってしまうことを前提に、確実に必要な金額を確保しなければなりません。
120万円の売掛債権(売掛金)は最低100万円でファクタリングできないと、大きな経営の失敗、経営が悪化する事例になってしまいます。
経営が悪化する事例3 売掛先との関係が悪くなった
2社間ファクタリングは事業主とファクタリング会社で完結するので問題ないのですが、3社間ファクタリングの場合、債権譲渡通知が売掛先に行きます。そのため、ファクタリングの事実がバレてしまいます。
売掛先にとってみれば、契約している買掛先がファクタリングのお願いをしているということは、「資金繰りに困っている」「経営が悪化する状態にある」と判断するかもしれません。
少なくとも、ファクタリングの事実を知らされた売掛先との関係はプラスになりません。また、3社間ファクタリングにかかわる諸手続きの負担を売掛先に強いることになります。売掛先にとっては、ファクタリングによって得られるものはなく、事務のコストを無料で行わなければなりません。
取引先の経営が危ないかもしれないと思い、かつ事務手続きの負担がやってくる、そうなると売掛先にとってはみなさんとの取引をやめる方向に作用するかもしれません。
契約が打ち切られる、あるいは取引量を減らさせるような事態になれば、みなさんの経営が悪化することにつながります。
かといって、売掛先にバレない2社間ファクタリングは手数料が高く、必要額を調達できないリスクも否定できません。
経営が悪化するリスクは、どのようなファクタリング事例でもあるのかもしれません。
経営が悪化する事例4 売掛先の倒産でファクタリング会社に取り立てられた
ファクタリングは売掛債権(売掛金)を譲渡した時点で、売掛先の倒産リスク、回収不能リスクもファクタリング会社へ移転します。
しかし、「償還請求権」付きのファクタリング契約をしてしまうと、売掛先から回収できなかった場合、ファクタリング会社から予定の回収額の返済を求められることがあります。
取り立てというのはやや激しいニュアンスですが、償還請求権があると、売掛債権(売掛金)の回収不能、遅延リスクがファクタリング会社に移転しません。そうなると、売掛債権(売掛金)の回収を早期に行うためのファクタリングも無意味になってしまいます。
実は償還請求権付きファクタリングについては、ファクタリングではなく融資であるという裁判事例が出ています。つまり融資なら、手数料を年利換算して利息制限法の20%以内にする、金融業の許可がいるなど条件が厳しくなります。
実際にはそうしたファクタリング会社は少なく、違法行為をしているのですが、それに引っかかってしまうような事例では経営が悪化するのも宜なるかな、という経営者が多いのもまた事実です。
経営が悪化する事例5 資金調達に間に合わなかった
ファクタリングは最短即日の資金調達がメリットですが、即日資金調達を可能にするには「オンラインファクタリング」「書類にミスが無い」「2社間ファクタリング」などの条件を満たした場合に限られます。
何か欠けていれば即日資金調達ができません。ファクタリングならどのような場合も即日資金調達できるわけではなく、準備状況によっては間に合わない可能性もあります。
即日ではないと経営が悪化するような状況はそもそも好ましくなく、資金調達以前に抜本的な経営改善が不可欠です。
資金調達に間に合わないことですぐに経営が悪化するような事例は、根本的に、キャッシュフローの改善など見直しが必要です。ファクタリング会社が悪いのではなく、自社の経営に明らかな問題が認められる事例なので要注意です。
経営が悪化する事例6 頻繁に利用していたらかえって資金繰りが悪化した
ファクタリングは迅速な資金調達方法ですが、計上している売掛債権(売掛金)を全額資金化できるわけではありません。
「売掛債権(売掛金)額面-手数料」が資金化できる金額であり、100万円の売掛債権(売掛金)を95万円で資金化すれば特に経営が悪化するように思えないかもしれませんが、10回繰り返せば、手数料が50万円になり、バカにできない金額となります。
必要ないのにファクタリングすることで、本来回収してキャッシュとして計上できるはずだったお金が消えてしまいます。
資金に余裕があるのにファクタリングを繰り返すことで、財政的に厳しくなり経営が悪化することになります。
必要ない時、現預金(キャッシュ)に余裕があるときは、ファクタリングを行わないのも賢い経営手法になります。
経営が悪化する事例7 申し込みを拒否された
ファクタリングは融資と異なり信用情報照会がないので、信用情報をみて「信用情報ブラックだから一発アウト」ということはありません。
しかし、何とか事情でファクタリング業界内の「ブラックリスト」に載ってしまっている可能性があります。金融機関の信用情報については、自分で確認できますが、業界のブラックリストについては確認する方法がありません。
もし本当にファクタリング業界のブラックリストに載っているとすれば、経営が悪化する要素が強くなります。こうした事例では、資金調達に強い税理士や経営コンサルタントなどの力を借りることも検討してください。
経営が悪化する事例8 悪徳業者に申し込んでしまった
ファクタリングは融資と異なりファクタリング業を始めるのに許認可がいりません。したがって誰でもファクタリング業を始められます。そのため、中には悪徳業者も紛れ込んでいる可能性があります。
ヤミ金融や反社会的勢力のフロント企業としてファクタリング会社を作っていることがあり、そうした悪徳業者に申し込んでしまうと、余計な情報が抜かれ、悪徳業者間で共有されます。
最終的にはファクタリングではなく融資(法外金利の違法融資)で誘導し、借金漬けにして利子の支払いで身ぐるみをはがされてしまいます。
金融庁のホームページでも「貸金業の登録をしていない業者がファクタリング会社を装って貸付をする、偽装ファクタリングやヤミ金融の利用に注意してください」という注意喚起があり、一度悪徳業者の高利貸しに巻き込まれてしまうと、その金利支払いで経営が悪化することになります。
ファクタリングは売掛債権(売掛金)から手数料を支払って終わりですが、悪徳融資は金利の支払いが無限に続き、経営が悪化するだけでなく倒産へ一直線になってしまうでしょう。
ファクタリングが使えない場合…融資とファクタリング以外の資金調達方法も知っておこう
ファクタリングも融資も資金調達方法として一長一短があり、どちらを使っても経営が悪化してしまう事例もあります。
貴社がそのような事例にあたった場合、諦めるのではなく他の資金調達方法を模索してください。
資金調達方法は融資やファクタリングだけではありません。
これだけある中にはふさわしいものもあるはずです。諦めず資金調達に強い専門家の意見も聞きながら適時適切な選択をお願いいたします。
【資金調達方法】
内容 | 資金調達方法の選択肢 | |
---|---|---|
アセットファイナンス | 自社の資産を現金化する | ①不動産売却 ②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却 ③独占販売権、営業権などの無形資産の売却 ④ファクタリング ⑤でんさい(電子記録債権)譲渡 ⑥債権回収 ⑦セール&リースバック |
デットファイナンス | 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり | ⑧銀行融資(無担保、無保証人) ⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人) ⑩不動産担保融資 ⑪消費者金融、ビジネスローン ⑫手形割引 ⑬社債、私募債発行 ⑭ABL(動産・売掛金担保融資) |
エクイティファイナンス | 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし | ⑮新株発行公募 ⑯IPO(新規公開株)による資金調達 ⑰株主配当増資 ⑱第三者配当増資 ⑲クラウドファンディング ⑳ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家 |
その他の資金調達方法 | 返済不要の公的資金を受け取る | ㉑補助金(行政機関が支出) ㉒助成金(主に厚生労働省が支出) |
これだけ資金調達のメニューがあるのですから、ファクタリングによって経営が悪化する事例にならなくても、さまざまな選択肢があります。
焦って悪徳業者に引っかかってしまわないようにしてください。
経営が悪化する事例には当てはまらないファクタリングを株式会社No.1で行おう!誠実なファクタリングの重要性がわかります
ファクタリングは資金調達を迅速に行い、信用情報にも影響しない資金調達方法で、急な資金調達に迫られたときには極めて有効な資金化手法です。
しかし、あらゆるものに万能!ということはなく、ファクタリングすることで経営が悪化する事例も存在します。売掛債権(売掛金)があれば何でもファクタリングして早期資金回収すればよいというものではありません。ファクタリングにもデメリットがあり、使い方次第で経営が悪化してしまう事例もあります。
そうした事例になるリスクを少しでも減らすため、安心できるファクタリング会社を選んでください。
当社株式会社No.1は買い取り金額が高く、資金ショートに陥りにくい健全な老舗ファクタリング会社です。経営が悪化する事例のようなことは起きづらくなっています。またみなさまがファクタリングすることで経営が悪化すると株式会社No.1が判断した場合、無理にファクタリングを勧めず、経営の見直しなどコンサルティング的なアドバイスをします。
決して経営が悪化するようなケースでもファクタリングをごり押ししませんのでご安心ください。金融を担うものとしてそれが当然の責務だと感じております。
株式会社No.1のファクタリングはオンライン手続きも可能で、全国どこの事業主様でもご利用いただけます。最短即日、最短数時間での資金化によるリスクは少ないものの、経営が悪化するようなことがないよう適宜アドバイスしていきます。
ぜひ一度株式会社No.1のファクタリングをご検討ください。
何卒宜しくお願い致します。
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