カテゴリー: ファクタリング
資金調達の中でもファクタリングがとても有効な理由を紹介!融資だけでなくファクタリングも検討しよう
事業を営む上で資金調達は何より重要です。日常的な固定費の支払いだけでなく、大型案件を受注する際の運転資金、急な事業用機械の故障、修理代金、大規模な設備投資(の一時金)など、融資では対応できないような比較的急な資金需要が発生する可能性があります。
融資に頼れない中で、怪しい金融に手を出さず、経営上のリスクを下げる資金調達方法としてファクタリングが脚光を浴びています。
ファクタリングが資金調達方法として優れていることを知っていただき、みなさまの資金調達方法の1つとして新しく選択肢に加えていただくよう、今回説明いたします。ファクタリングを利用しても以後の経営に与えるリスクも低く、資金調達方法の「カード」として持っておくことは悪くないはずです。
では資金調達方法とファクタリングについて解説していきます。
ファクタリングを含めた資金調達方法一覧
まず、ファクタリングを含め、資金調達方法にはどのようなものがあるのか、一覧表にしました。
内容 | 資金調達方法の選択肢 | |
---|---|---|
アセットファイナンス | 自社の資産を現金化する | ①不動産売却 ②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却 ③独占販売権、営業権などの無形資産の売却 ④ファクタリング ⑤でんさい(電子記録債権)譲渡 ⑥債権回収 ⑦セール&リースバック |
デットファイナンス | 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり | ⑧銀行融資(無担保、無保証人) ⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人) ⑩不動産担保融資 ⑪消費者金融、ビジネスローン ⑫手形割引 ⑬社債、私募債発行 ⑭ABL(動産・売掛金担保融資) |
エクイティファイナンス | 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし | ⑮新株発行公募 ⑯IPO(新規公開株)による資金調達 ⑰株主配当増資 ⑱第三者配当増資 ⑲クラウドファンディング ⑳ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家 |
このほか、どのカテゴリにも当てはまらない資金調達方法として、補助金や助成金があります。補助金、助成金は返済義務もない資金調達方法として知られています。
一般的に資金調達というと融資を思い浮かべる人が多いですが、実はこれだけの資金調達方法があり、場面に応じて臨機応変に使い分けることができます。
ファクタリングもそうした資金調達カードの1つであり、非常に切りやすい、使いやすいカードになります。
多様な資金調達方法の中で、ファクタリングの有用性を覚えておいていただけると、今後の経営においてすごく役立ちます。
ファクタリングは「アセットファイナンス」の1つ
上の表で説明したように、ファクタリングは「アセットファイナンス」と呼ばれる資金調達方法の1つになります。
- ファクタリング
- 知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
- 独占販売権、営業権などの無形資産の売却
- 電子記録債権(でんさい)による資金化
- 債権回収(代行会社による)
- 不動産売却
アセットファイナンスは資金調達方法3つの中でも、リスクという面では低い方法です。自分(の会社)が保有する資産を売却して資金に換えます。
資産がある部分だけ資金化できるので、借入(デットファイナンス)のように身の丈に合わない高額の負債を負うこともありません。
自分が換金できる範囲内で資金調達できるので、これによって経営が大きく行き詰まりになる可能性も低くなります。
デットファイナンスは返済に追われて、資金が回らなくなる可能性があります。エクイティファイナンスは、希望額を資金調達できない可能性があります。また、資金調達まで時間がかかり、数か月スパンで準備しないといけないケースもあります。
迅速な資金調達が求められ、かつ確実性を重視した場合、デットファイナンスやエクイティファイナンスではなく、アセットファイナンスが望ましいのです。
そして、アセットファイナンスの中でも、最も資金調達方法として使いやすいのが、売掛債権(売掛金)を売却するファクタリングになります。
不動産や知的財産権などを売却してしまうのは、取り返しがつかないことでもあり、最後の最後の手段だと言えます。アセットファイナンスは資産を「失う」ことが最大のデメリットになります。
しかし、売掛債権(売掛金)という日常的に発生し、1か月~数か月で消滅する債権を事前に売却して資金化するだけならば、自社の経営にそこまで大きな影響を与えません。
「前借り」程度のものであり、確実に回収できる売掛債権(売掛金)ならば、負債を抱えることにならないアセットファイナンスであるファクタリングは資金調達のための有効な手法になります。
ファクタリングは1回使っても自社の経営を大きく追い込むことにはなりません。ファクタリングで売るアセット(資産)は、1か月~数か月の期日が経てば自然に回収できるものであり、土地や知的財産権といった「1度手放すとまた買いなおすのが難しい」アセット(資産)とは違います。
最初から手放すことが確定している、手放さなければならないアセットが売掛債権(売掛金)であり、それをただ期日前に少々早く現金化するだけです。
この手法により、迅速な資金調達が必要な場合に、信用情報に影響を与えずキャッシュを得られるわけですので、大いに活用したいものです。
デットファイナンスである融資を待っていては時間がかかり、なおかつ、貸借対照表上の負債を背負うことになってしまいます。
そのリスク、マイナス点と比べれば、ファクタリングはほぼノーリスクで、最短即日の資金調達が可能になります。
ファクタリングという資金調達方法を知っているのと知っていないのでは、経営上の危機(特に資金調達について)に当たったときの解決策がまったく異なります。
ぜひファクタリングを有効な資金調達方法として知っておいてください。
デッド・ファイナンスの具体例
デット・ファイナンスは、「借入金融」として知られ、融資などがこれに該当します。手形割引は期日前の資金調達ということで、ファクタリングに類似していますが、手形を担保にして金融機関から借り入れる方法です。
「売る」のではなく「担保」で借りるのが手形割引の建付けになります。
手形割引は「借りる」ので融資として扱われ、手数料についても利息制限法の対象となります。
ファクタリングに似たもう1つのものとして「動産担保融資(ABL)」があります。これはファクタリングも可能な売掛債権(売掛金)を担保にしてお金を借りるというもので、政府、金融庁なども新しい融資、不動産担保融資に代わるものとして推奨しています。
しかし、融資=デットファイナンスである以上、「負債」として計上しなければなりません。負債が多いと外部評価も信用も下がってしまいます。誰でも思いつく資金調達方法ですが、マイナス面も大きいことに注意してください。
- 銀行融資(無担保、無保証人)
- 自治体等の公的融資(無担保、無保証人)
- 不動産担保融資
- 消費者金融融資、ビジネスローン
- 手形割引
- 社債、私募債
- ABL(動産・売掛金担保融資)
エクイティ・ファイナンスの具体例
「資本」(総資産)の増加を伴う資金調達手法がエクイティファイナンスです。
「出資を受ける」形での資金調達であり、株式の発行やクラウドファンディングもこれに含まれます。
負債が増加せず、返済不要の資金調達手法ですが、株式発行などでは経営権の一部が譲渡されるリスクも存在します。会社への介入、経営への介入もあり得る「金も出すが口も出す」という副作用があります。
エクイティファイナンスは最初に設定した資金調達額を得られない可能性もあり、賭けの要素があるので注意してください。資金調達の確実性からすると、アセットファイナンスやエクイティファイナンスに劣ります。
- 株式発行
- 株主配当増資
- 第三者配当増資
- IPO(新規公開株)による資金調達
- ベンチャーキャピタルからの出資
- クラウドファンディング
資金調達のカテゴリを意識しよう
資金調達で思い浮かぶ
- ファクタリング
- 銀行融資
- 株式発行、クラウドファンディング
は別カテゴリになります。それぞれメリット、デメリットがあり、経営上の戦略や当面する課題に応じて資金調達方法をうまく使い分けてください。
アセットファイナンス、デットファイナンス、エクイティファイナンス、それぞれ向いている資金使途があります。
表にまとめたので参考にしてください。
- 運転資金:政府系金融機関からの融資・アセット・ファイナンス全般(特に緊急性がある場合ファクタリング)
- 設備資金:政府系金融機関からの融資・ABL(動産・売掛金担保融資)、補助金・助成金
- 開業費用:政府系金融機関(日本政策金融公庫)の創業融資・自治体の創業融資・個人投資家からの出資・クラウドファンディング
- 事業拡大:民間金融機関からの融資・ベンチャーキャピタルからの出資
- 自社の信頼度向上:民間金融からの少額融資(実績作り)
ファクタリングが資金調達方法として優れていること
以上、アセットファイナンス、デットファイナンス、エクイティファイナンスの概略とアセットファイナンスであるファクタリングについて解説しました。
ファクタリングは他の資金調達方法にはない大きなメリットを持っています。貴社の経営改善、経営の危機に際して、ファクタリングを知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。
ファクタリングが資金調達方法として優れていることをまとめました。
迅速な資金調達が可能
ファクタリングは手続きから入金まで審査が融資と比べて迅速です。「最短即日入金」を可能にする資金調達方法はファクタリング以外だと消費者金融の「ビジネスローン」くらいです。
ビジネスローンには後述のように大きな負の副作用がありますが、ファクタリングにはそれがありません。数日内に資金調達したい場合は、ファクタリングが優れています。
信用情報に影響しない
融資の場合、審査時に信用情報機関へ過去の取引や借入について紹介を行います。そこで返済遅延や消費者金融からの借り入れがあれば、「信用できない人」と評価され、融資の審査に大きなマイナスとなります。
また、ファクタリングしたことについて信用情報に書かれることもありません。融資の場合は「○○銀行から1000万円」など利用歴が信用情報に書かれます。
ファクタリングと同じように迅速な資金調達ができるビジネスローンは「消費者金融からの融資」であり、その事実が信用情報に書かれてしまいます。これは避けられないことであり、以後の融資の際に大幅なマイナス点となります。
消費者金融から融資を受けている人には貸さない、という金融機関もあります。
貸倒れ、返済不能リスクを減らす
ファクタリングは迅速な資金調達以外にも使い道があります。それが貸し倒れリスクを減らす効果です。
ファクタリングによって売掛債権(売掛金)回収期日よりも前に「期日に売掛金を受け取る権利」をファクタリング会社に買い取ってもらえます。
これはイコール「期日に回収できないリスク」も買い取ってもらうことであり、期日に回収が危ない売掛先の「爆弾」をファクタリング会社に渡せるというメリットがあります。
なお、この効果を受けるには「償還請求権なし(ノンリコース)」のファクタリング契約をする必要があります。
貸借対照表の強化、経営の「オフバランス化」
ファクタリングは売掛金を現金に変えるため、貸借対照表の健全性を向上させることができます。つまり、ファクタリングすることで、貸借対照表から「売掛金」の項目がなくなり、「現金」「預金」など自己資本へコンバートできます。
貸借対照表がスリム化して、贅肉体質から、軽武装の海兵隊のような機動的な会社運営を行っていると、外部から評価されるようになります。
売掛金を現金化することで、企業の資産の流動性が向上します。流動資産は不良債権化していない「いますぐ使える資産」であり、経営上の余力、「遊び」ができます。
その「いますぐ使える資産」=キャッシュが多ければ、負債の支払いや投資に充てる資金を確保できます。
ファクタリングによって自社の経営基盤が強化されます。
キャッシュフローが改善する
未収金である売掛金を現金化することで、自社のキャッシュフローを改善できます。
キャッシュフローが改善すれば、融資を受けなくても臨機応変に使えるお金キャッシュが増えます。企業活動のための「血のめぐり」が良くなります。
これにより、経営資金の繰り延べや資金不足による支払い遅延を防ぎ、業務の円滑な運営が可能になり、企業経営においてさまざまな選択肢を取りやすくなるでしょう。
申し込み事業者の信用度よりも売掛先の信用度重視
ファクタリングは売掛先への信用をある種の「担保」として利用するため、申込者(事業主様)の信用よりも売掛先の信用度が重視されます。
事業主様の実績や経営状況が芳しくなくても、資金調達のためファクタリングする売掛債権(売掛金)の宛名(売掛先)が大企業や自治体などの行政機関であれば、「期日に確実に入金される」という信用、担保があるので、資金調達しやすくなります。
自社の経営は不安だ、しかし、売掛先は信用できるという場合、資金調達には融資よりもファクタリングがおすすめできます。
短期間の資金調達、その場限りの資金調達が可能
ファクタリングは融資ではないので、長期の借入契約や返済スケジュールに悩まされることはなく、一時的な資金調達ニーズに対応できます。
売掛債権(売掛金)回収日が来れば、それで返済しておしまいです。融資のように何年、何か月も引っ張ることはありません。
柔軟な利用が可能
融資の場合、銀行法や貸金業法、利息制限法などでその運営はガチガチに縛られています。
しかしファクタリングは「ファクタリング法」のようなものがなく、民法の債権譲渡の規定に基づく契約です。
民法は当事者間の自由な意思表示が優先します。したがって、事業主様とファクタリング会社で合意できれば、かなり柔軟な内容のメニューを提供できます。
「保証ファクタリング」や「国際ファクタリング」、「注文書ファクタリング」などもこのファクタリング契約の柔軟性を利用しています。
売掛金管理の効率化、一元化
売掛債権(売掛金)回収の手間が大変で、多少手数料を支払っても、資金回収を楽にしたいという事業主様がいらっしゃいます。その場合、まず請求書を多数ファクタリング会社に買い取ってもらい、実際の売掛債権(売掛金)回収を丸投げ、アウトソーシングすることが可能です。
ファクタリング会社が実際の売掛金の回収を行うため、事業主様(依頼人)は売掛金の管理や債権回収にかかる時間や労力を削減できます。
これにより、業務の効率化やコスト削減を実現できます。多少回収額が減ってもよい(ファクタリング手数料を支払う)ということならば、全面的にファクタリングすることも1つの経営判断になるでしょう。
大型案件が受注でき事業拡大につながる
ファクタリングによって企業は安定したキャッシュを確保し、業務の拡大や新規プロジェクトの実行などの成長戦略を推進できます。
建設業やIT業の場合、大きな仕事を受注する際、一時的に自己負担(持ち出し)が増えます。その運転資金をファクタリングによって調達します。
ファクタリングならば迅速な資金調達が可能なので、大型案件の依頼があったときもすぐに必要な資金を用意し、取り掛かることができます。
このようにファクタリングによる資金調達は「融資よりも早い」以外にも多数のメリットがあります。デットファイナンスやエクイティファイナンスでは達成できない副次的効果もあり、単に融資の代わりではなく経営戦略上の手法、「カード」として有用です。
ぜひ迅速な資金調達でない場合も、ファクタリングによる資金調達を1つの武器としてとらえて、積極的な活用をしてみてはいかがでしょうか?
新しい資金調達としてファクタリングを知ることが大切!利用する場合は株式会社No.1がおすすめ
資金調達にはさまざまな方法がありますが、特に融資の場合は信用情報と密接に関係するためむやみに用いられません。
しかし、予想外で迅速な資金調達を必要とする場面は多く、いくら上手な経営をしていても突発的な資金需要が発生する可能性はあります。
その際に、融資に頼らず、他の資金調達方法はリスクがあるため、自社が持つ売掛債権(売掛金)を売却して換金するアセットファイナンスの手法が有効になります。
アセットファイナンスは資産の換金なので、負債は計上せず、純資産(資本)を増やせる資金調達方法です。ファクタリングは気軽にできるアセットファイナンスです。不動産の換金はとても大きな経営判断になりますが、本来回収する売掛債権(売掛金)を早期に資金化するだけのファクタリングは、気軽にでき、かつ負債にならない資金調達方法としてとても有効です。
必要なときに必要なだけ資金調達でき、外部評価でマイナスにならないファクタリングは、有効な資金調達方法として注目されるべきです。信用情報に関係ないのは事業者としてはとても助かります。
ぜひ、仕方なしのファクタリングではなく、積極的な資金調達方法としてファクタリング利用を前向きにご検討ください。
「株式会社No.1」によるファクタリングは、事業者の方にはとても好評で口コミ評価も良くなっています。特に仕事を受ける際にまとまった一時金が必要な建設業の方向けには特別プランも設けています。
遠隔地にお住まいの方には、申し込みから入金まですべてオンライン完結するシステムも用意しています。対面面談が不要で全部オンラインで完結するのもファクタリングの大きな強みになっています。
資金調達方法としてファクタリングはとても便利です。ぜひ積極的にご活用いただき、みなさまの経営改善に役立ててください。
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