カテゴリー: ファクタリング

ファクタリングは自社の財務状況に関係なく利用可能!むしろ財務諸表を改善できる可能性あり

ファクタリングは新しい資金調達方法として注目されており、売掛債権(売掛金)の買い取りによって資金化します。

ファクタリングと融資を比較するケースが多いのですが、ファクタリングの特徴として、自社の財務状況に関係なく申し込みできるというものがあります。

融資の場合、財務状況が悪いかどうか財務諸表でチェックしますが、ファクタリングの場合は、そもそも財務諸表の提出を求められることはあまり多くなく、もし必要書類に該当したとしてもそこまで重視しません。

これはファクタリングと融資の資金調達方法の違いでもあります。
財務状況に関係なくファクタリングはどうして申し込めるのでしょうか?

今回はファクタリングと自社の財務状況との関係について考えていきます。

ファクタリングは財務状況に関係なく資金調達できる

ファクタリングは融資と審査基準が異なるため、財務諸表に記された自社の財務状況がよくなくても利用、資金調達できます。
なぜなのか考えてみましょう。

財務諸表とは何?

今回の記事で何回も出てくる「財務諸表」について簡単に解説します。

事業者は原則的に、白色申告の個人事業主を除いていくつかの書類を決算期末に作成します。
具体的には以下になります。

  • 1.貸借対照表(B/S)
  • 2.損益計算書(P/L)
  • 3.キャッシュ・フロー計算書(C/F)
  • 4.株主資本等変動計算書(S/S)

この中で上の3つが「財務三表」と呼ばれていて、自社の経営状態を把握し、対外的に証明するために重要になります。

法人の場合、「財務三表」を作成することが多く、個人事業主の場合は、貸借対照表と損益計算書の2つは作るはずです。

特に現在の借り入れ状況、負債がどのくらいあるのかを示した貸借対照表は、融資の審査にあたり重要になります。

また、返済資力を示すための現金がどのくらいあるのか、キャッシュフロー計算書で客観的に示せることも大切です。
実際の売上がどのくらいあり、それが継続していて、返済資金についてもねん出できるのか確認できるのが損益計算書です。

キャッシュフロー計算書については、個人事業主の場合作成しない人が多いので、個人事業主も融資を受けることから鑑みて、融資の審査で重要な財務諸表は、貸借対照表と損益計算書です。

特に貸借対照表で借入=負債が多いと、一発で審査落ちになってしまいます。

ファクタリングと融資の審査基準の違い

ファクタリングの審査は融資の審査と異なります。

融資の審査は、借入した事業主様が必ず毎月の返済日に元本+利子を返済できることが前提になります。

そのため、現況の営業実績や財務状況が重視されます。
毎月決まった金額を返済できるだけの売上、利益があり、その中から借りたお金を返済できることです。
しかも、それが継続していることを損益計算書で把握し、現在の借入がどのくらいあるのか、実際に返済できるものなのかを貸借対照表で確認します。

貸借対照表に勘定科目が多すぎる場合、何か不良債権化したものが紛れ込んでいる可能性があり、審査においてマイナスとなります。
なるべく審査する側がわかりやすく、余計な勘定科目を排した貸借対照表が求められます。

一方ファクタリングの場合、「売掛債権(売掛金)がある」ということが大切であり、それが確認できるのは財務諸表ではなく請求書になります。

貸借対照表上で、「売掛金」がいつまでたっても振り込まれない、不良債権化していることが確認できればマイナスになりますが、規定の売掛債権(売掛金)がサイトまでに入金されていて、しっかりお金が回っているならば、財務状況が多少悪くてもファクタリングによって売掛債権(売掛金)を買い取りできます。

ファクタリングは毎月返済するわけではなく、振り込まれた売掛債権(売掛金)からの一括支払いになるので、その売掛債権(売掛金)が信用できるものならば、支払い遅延や支払い不能は考えられません。
つまり、ファクタリング申請者の業況がどうであれ、財務状況がよくなくても、「その売掛債権(売掛金)が期日に入金される」なら買い取りできます。

審査基準は、依頼主様ではなく売掛先の信頼がより重視されることが異なります。
自社の財務諸表の数字がよくない場合以外にも、過去に返済遅延、返済事故、消費者金融からの過度な借入歴などがある「信用情報ブラック」の方でもファクタリングは問題なく利用できます。

利用できる幅が広いのは融資よりもファクタリングになります。

ファクタリングはアセットファイナンス!返済義務がなく財務状況に直接影響しない

融資やファクタリングなどの「資金調達方法」は、大きく分けて「アセットファイナンス」「デットファイナンス」「エクイティファイナンス」と呼ばれる方法があります。

具体的な分類は以下になります。

     内容 資金調達方法の選択肢
アセットファイナンス 自社の資産を現金化する ①不動産売却
②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
③独占販売権、営業権などの無形資産の売却
④ファクタリング
⑤でんさい(電子記録債権)譲渡
⑥債権回収
⑦セール&リースバック
デットファイナンス 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり ⑧銀行融資(無担保、無保証人)
⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人)
⑩不動産担保融資
⑪消費者金融、ビジネスローン
⑫手形割引
⑬社債、私募債発行
⑭ABL(動産・売掛金担保融資)
エクイティファイナンス 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし ⑮新株発行公募
⑯IPO(新規公開株)による資金調達
⑰株主配当増資
⑱第三者配当増資
⑲クラウドファンディング

融資を含めたデットファイナンスは、お金を借りるため、借入したお金については、財務諸表である貸借対照表の「負債の部」に計上します。

負債は返済しなければならないものであり、財務諸表の数字がよくないと「返済能力がない」と判断されて審査に通りません。

しかし、ファクタリングはアセットファイナンスであり、資産を売って換金する手法なので、その資産(ファクタリングの場合は売掛債権(売掛金))があれば資金化可能です。

財務状態がよくない場合は、アセットファイナンスのように自分の所有物を売却することで資金調達するのは不思議なことではありません。
特に審査が厳しいものではなく、その資産があれば資金化できるので、財務状況に関係なく臨機応変にファクタリングを含めたアセットファイナンスを利用するとよいかもしれません。

ファクタリングは財務諸表にプラスの効果!経営のオフバランス化

売掛債権(売掛金)は会社の資産であり、売掛金が多いとそれに伴い会社の資産も増えます。
資産が多いことは悪いことではないようにも思えますが、売掛債権(売掛金)が必要以上に多いと、会社が「肥大化」していることになります。

財務諸表である貸借対照表(バランスシート)の数字が売掛金勘定によって膨れ上がります。

それは、外部(金融機関を含めて)から見ると、非効率的な経営を行っているというマイナス評価につながってしまいます。企業に「ぜい肉」が多い状態です。

ぜい肉をそぎ落とし、海兵隊のように最小限の武器で機動的に動き回れる(もちろん、負債が少なく、純資産(資本)が多い)状況が好ましくなります。

そこで、ファクタリングによって売掛債権(売掛金)を現金化できます。
売掛金が資産から消え、貸借対照表はスリム化します(現金化した売掛金は純資産に統合される)。

余分な勘定科目がなく、スリムで効率的、しかも(純資産という)体力がある筋肉質な経営を行っているというプラス評価につながります。
これは経営の「オフバランス化」であり、ファクタリングによって売掛金勘定を消すことで実現できます。

ファクタリングは資金が足りない場合の資金調達手法だけではない使い方もできることがわかります。

ちなみに、金融機関から融資を受けた借入の場合、貸借対照表上の「負債」が膨らむだけなのでバランスシート上さらに数字が増加してしまいます。
これはぜい肉どころか、中性脂肪やコレステロールの増加であり、企業体質にとっては極めて悪影響になります。

融資を受けることは、自社の経営体質を悪化させることにつながり、返済不能による不渡り、倒産など企業の「破綻」のリスクを高めてしまいます。

自社の財務諸表をより健康にするためにも、「ファクタリング療法」を使って、経営のオフバランス化を図れることもぜひおぼえておきましょう。

・資産を減らすことができ、財務諸表がすっきりする
・財務諸表(貸借対照表)オフバランス化すると金融機関や外部からの評価が高くなる

このメリットはおぼえておきましょう。

財務諸表が厳しい場合はファクタリング!むしろ「オフバランス化」が期待できるNo.1のファクタリングに相談しよう!

このように、ファクタリングは負債を伴わないアセットファイナンスであることから、財務状況、特に財務諸表である貸借対照表の数字があまりよくなくても(もちろん良くても)、売掛債権(売掛金)さえあればファクタリングは申し込めます。

自社の財務諸表の数字よりも、売掛債権(売掛金)の相手、売掛先の信用が重視されます。

さらに、ファクタリングによって、貸借対照表(バランスシート)の項目が減る「オフバランス化」も期待できます。
オフバランス化して項目が少なくなった財務諸表は、余計なぜい肉をそぎ落とした筋肉質の経営体質となるため、融資や外部との取引の際に有利になります。

資金調達目的ではなく、機動的な経営体質を作るため、意図的にファクタリングを行い、オフバランス化を果たすこともできます。

このようにファクタリングは融資と異なる多様な実現性があるため、経営者として選択肢を持っておきたいものです。
信頼できるファクタリング会社ならば自社の売掛債権(売掛金)を高価買い取りしてくれるはずなので安心できます。

ファクタリング会社の中でも「株式会社No.1」は経験と実績があり、他社と比較しても安心してご利用いただけます。

資金調達の場合も、財務諸表を改善しオフバランス化を図る場合も、積極的にNo.1のファクタリングをご利用いただければと存じます。

事業主様の売掛債権(売掛金)を高価買い取りすることで、経営改善にお役立ていただけるはずです。
ぜひ当社No.1に問い合わせいただき、財務状況にマイナスとならない資金化を実現させてください。

筋肉質で機動的な財務状況は、さまざまな場面でプラスに働くはずです。

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