カテゴリー: ファクタリング
ファクタリングで初回債権は買い取ってもらえるのか!?買い取り可能なポイントもチェック
ファクタリングは融資よりも早く、書類なども少なくて済む資金調達方法として注目されています。
「即日資金調達可能」で信用情報にも影響しないのも事実で、使い方次第では自社の資金繰りやキャッシュフローが大きく改善されます。
ファクタリングは売掛債権(売掛金)の譲渡、売却ですが、この売掛債権(売掛金)が「初回債権」の場合はどうなのでしょうか?通常のファクタリングと初回債権のファクタリングでは異なるところがあるのでしょうか?
今回は初回債権のファクタリングについて説明します。通常のファクタリングよりも厳しい点もありますが、ポイントを押さえれば初回債権のファクタリングも可能です。
ぜひ参考にしてください。
初回債権とは何?
まず初回債権について説明します。
A社がB社に対してものを売って、その代金を売掛金として計上し、一定期間後に振込される契約(売掛契約)を結んでいたとします。
毎月末日締め翌月末日払いを提携したと仮定します。
7月1日にこの契約を締結した場合、A社のB社への売上代金は、7月31日締め、8月31日払いになります。
初回債権とは、その売掛契約で最初、第1回目の売掛債権が未入金の債権です。
7月31日締めで100万円の売掛金があり、8月31日にB社から入金される前にファクタリングをするケースです。すでに何回も入金がある場合は通常のファクタリングになりますが、1回も入金実績がないので、本当に売掛契約をしているのかファクタリング会社にはわかりません。
ひょっとすると、売掛債権(売掛金)の請求書は架空のものかもしれない、そうした疑念を生じさせるリスクがあるのが初回債権です。
初回債権は最初の売掛債権(売掛金)入金前の請求書段階の債権だとご認識ください。
初回債権の買い取りができないファクタリング会社もある
初回債権は入金実績がないので、本当に期日に入金してくれる売掛先かどうかわかりません。ファクタリング会社もそのリスクをしっかり認識しています。
そのため初回債権、あるいは入金が1回、2回の売掛債権(売掛金)については買い取りしないファクタリング会社もあります。
初回債権の買い取りはそれだけリスクがあるので、可能ならばそうではない継続して取引している売掛先への売掛債権(売掛金)をファクタリングしてください。
初回債権の買い取りを行うファクタリング会社は全部ではない、ということを知っていただき、初回債権の買い取りを行うファクタリング会社へどのようにしてファクタリングを行うのか次項で解説します。
初回債権のファクタリングのポイント
初回債権のファクタリングは通常のファクタリングと比べて審査が厳しくなります。そのため、「申し込みを受け付けてもらう」「審査に通る」ためには、いくつかの注意点があります。
初回債権お断りのファクタリング会社は諦める
「初回債権お断り」「〇か月以上取引している売掛先の債権のみ」と条件を付けているファクタリング会社は、最初からファクタリング会社の候補にしない方が良いでしょう。
ファクタリングは当事者間の自由な契約が優先するので、初回債権NGと謳っていても、ファクタリング会社がOKならば初回債権でも契約できます。
しかし、その交渉のコストを考えるとやめておいた方がよいでしょう。似た条件で初回債権買い取り可能なファクタリング会社は見つかります。
ファクタリングはオンラインファクタリングを使えば、全国各地のファクタリング会社に申し込みできます。
わざわざ難易度が高いチャレンジをしなくても済みます。
必要書類が増える可能性がある
通常のファクタリングで提出する書類は以下になります。
- 本人確認書類(身分証明書)
- 売掛金の請求書
- 銀行の通帳(売掛金の入金確認)
- 確定申告書、決算書
- 商業登記簿謄本(法人のみ)
このうち、特にファクタリングで重要なのは「請求書」と銀行の通帳です。しかし、初回債権の場合、売掛先からの入金がないのですから、通帳コピーは無意味になってしまいます。
通帳コピーは売掛先から継続的に売掛債権(売掛金)の入金があるかどうか把握する重要な書類なのですが、これがない中でファクタリングを申し込むことになります。
したがって、それに代わる書類や通常のファクタリングでは必要としない書類も提出して、ファクタリング会社に信じてもらうしかありません。
そのために、必要な書類は以下になります。
- 印鑑証明書
- 売掛金との契約書/li>
- 資金繰り表(融資の借入なども含む)
本当に提出する請求書は本物で架空の売掛債権(売掛金)でないか、その依頼人と売掛先が本当に正しい売掛契約をしているか確認しなければなりません。
書類を追加で求めることで、「確かだ」とファクタリング会社が認識しなければなりません。
3社間ファクタリングになる可能性が高い
その依頼人と売掛先が本当に正しい売掛契約をしているか確認するために、好ましいのは3社間ファクタリングの契約をして、売掛先の同意を得ることです。
売掛先が「確かにA社とは売掛契約をしています。当社は末日締め翌月末支払いの契約をしていて、初回は8月31日に支払います」という言質をとれれば、初回債権のファクタリングが成功するかもしれません。
2社間ファクタリングでは、提出した請求書が架空のものかもしれず、通帳で入金確認できない初回債権のファクタリングは難しくなります。
即日資金化を求めない
初回債権は本当に売掛先から入金されるのかファクタリング会社がしっかりチェックしなければなりません。継続取引ならば、毎月決まった日に売掛先から入金されていることが通帳で一目瞭然ですが、初回債権の場合その確認ができません。
したがって審査に時間がかかります。3社間ファクタリングになれば、売掛先からの同意が必要になります。
「即日資金化」はあくまで「継続取引している売掛先からの請求書の2社間ファクタリング」で可能なものです。
初回債権の場合、即日、あるいは翌日、翌々日の資金化は難しいものだとご認識ください。「明日お金が必要だ!」という場合、初回債権ではなく、継続して取引している売掛先の請求書を出してください。
大企業、官庁、行政機関などへの請求書にする
初回債権であっても、その請求書の宛名が大企業や行政機関ならば、請求書が偽物、架空のものでない限り期限に入金されるでしょう。逆に個人や聞いたことがない会社であれば、本当に期日に入金されるか確証が得られません。
初回債権をファクタリングしたい場合、なるべく社会的信用度が高い売掛先への請求書を出してください。あとは、売掛先と確かに契約していることが確認できればファクタリングにつながります。
契約書や売掛先の資料を積極的に用意する
初回債権は銀行通帳が役に立たない(入金の事実を確認できない)ので、代わりになる書類を徹底的に用意しなければなりません。
上記の書類以外にも、自発的に売掛先の商業登記簿謄本を取得するなどして、少しでも信用が得られるようにしてください。商業登記簿謄本は売掛先が法人の場合のみで、個人の場合は取得できません。
極端な話、初回債権のファクタリングは売掛先が登記簿謄本を取得できる法人であることは最低条件であり、売掛先が個人の場合は初回債権のファクタリングを諦めるくらいの認識でいた方が良いでしょう。
通常のファクタリングですら、売掛先個人NGのファクタリング会社はかなりあります。
初回債権のファクタリングでのデメリットも知っておこう
初回債権のファクタリングはデメリットがあります。可能ならば数か月売掛債権(売掛金)入金が確認できるものの方が望ましいです。ファクタリング会社もリスクが少ない売掛債権(売掛金)買い取りをしたいのは事実です。
下記のデメリットについて知っておきましょう。
ファクタリングの買い取り条件が厳しくなる
ファクタリング会社は、本当に期日に入金されるかどうかわからない、履歴、実績ゼロの売掛債権(売掛金)を買い取るので、買い取り条件を厳しくします。
つまり手数料がかなり高くなり、掛け目(買取率)も低くなります。100万円の初回債権の売掛債権(売掛金)も60万円くらいでしか資金化できないかもしれません。
初回債権以外に継続している売掛債権(売掛金)があれば、そちらのファクタリングを優先した方が得です。一度も売掛債権(売掛金)の入金がない債権を買い取るというのは、いくら売掛先が有名企業や行政機関でもファクタリング会社は、買い取りを躊躇してしまいます。
初回債権の買い取りは他に資金調達の手段がない場合に限定すべきです。
ファクタリング審査に時間がかかる
初回債権は過去に継続的な取引歴がないので、通常のファクタリングのようにスムーズな審査ができません。
本当に期日に売掛先から振り込みされるのか、初回債権では確信できません。そのため、追加書類などを求めて審査を行います。
そのため、通常「即日資金調達可能なファクタリング!」と謳っているファクタリング会社も審査に数日かかる可能性があります。
3社間ファクタリングになれば、即日資金化はどう考えても無理です。
迅速な資金調達を希望している事業主様は、初回債権のファクタリングではそれが叶わない可能性があることをご認識ください。
3社間ファクタリングで売掛先の評価が下がる
上述のように初回債権のファクタリングは、売掛金支払い実績がないので、3社間ファクタリングで売掛先の同意を得て、ファクタリング会社が直接売掛先から回収することが基本になります。
その場合、売掛先は一度も売掛金を支払う前に、取引先からファクタリングの打診が来ることになります。
いきなりそのようなファクタリングの提案をされれば、債権者(取引先)の資金繰りがとても悪いのでは?取引して大丈夫なのか?という疑念を持たれてしまいます。
通常の3社間ファクタリングでも売掛先の心証はマイナスになります。今回は初回債権ということで、何の実績ない取引先がいきなりファクタリングするというのは、その評価を大きく下げてしまいます。ひょっとすると「詐欺では?」と思われるリスクもあります。
2社間ファクタリングならばバレませんが、ファクタリング会社が引き受けるリスクが高くなります。初回債権を2社間ファクタリングできたとして資金調達できる金額はかなり少なくなることが予想されます。
いずれにしても初回債権のファクタリングはデメリットが多いです。それでも資金調達が必要な場合、覚悟を決めて少しでも良い条件のファクタリング会社を利用しましょう。
初回債権のファクタリングもしっかり査定し高額買い取り!株式会社No.1へご相談ください
ファクタリングを行う際、初回債権は支払い、入金実績が確認できないため、その売掛契約について疑問を持たれることがあります。
本当に支払ってもらえる売掛先なのか、ファクタリング会社はしっかり審査しなくてはなりません。また依頼人に求める書類も通常のファクタリングと比較して多くなりがちです。
それでも資金調達が必要で初回債権のファクタリングが必要な場合、ぜひ当社株式会社No.1をご利用ください。初回債権については買い取りを拒否するファクタリング会社も中にはございます。
「株式会社No.1」は口コミ評価も高く、初回債権についてもしっかり査定し、問題ないとなれば高額で買い取りいたします。
売掛先の信用が確認できれば、初回でも10回目でも可能な限り同じ条件で買い取りします。そのため、通常よりも資料を求めることがあるかもしれませんが、ご協力お願いします。
株式会社No.1は多くのみなさまにご利用いただいているファクタリング会社で、当社を信頼していただければ初回債権についても期待に添える金額で資金化できます。
ぜひお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。
ファクタリングなら株式会社No.1 詳細情報
株式会社No.1の各サービスの紹介は下記からご覧ください。
ご不明点やご質問はお気軽にお問い合わせください。
よく見られているファクタリング記事