カテゴリー: 資金調達情報
【フリーランス様必見】報酬の先払いを可能にする方法とは!
フリーランス様に特化した「報酬先払いサービス」をご存知ですか?銀行融資やカードローンの審査に通らなかったフリーランス様・個人事業主様でも、十分に利用できる可能性があります。そこで今回は、報酬先払いサービスの特徴やメリット・デメリット、手続きの流れについてまとめてみました。
1.フリーランス様の報酬は先払いできる?
会社員という働き方に比べて、好きな場所・時間に活動できる自由度が魅力のフリーランス。
その反面、仕事量や収入が安定しにくく、資金繰りが滞りやすいという大きなデメリットを併せ持っています。
付き合いが長くある程度の信頼関係が築けている場合は、契約の時点で報酬の先払いを承諾してくれる依頼主もいるでしょう。
高額の案件であれば、前払いとして報酬の10~20%ほどが完了前に入金されるケースも例外的にあります。
しかし、日本では「報酬=仕事を完納してから支払われるモノ」という固定観念があり、下記のような理由からクライアントに「報酬を先払いして欲しい!」と要求しにくいのが実情です。
▼フリーランス様が先払いを要求しにくい理由
- 面倒なフリーランスだと思われて、仕事の依頼を減らされるのでは?
- フリーランスのクセに…と不快な印象を与えるのでは?
- 先払いさせて報酬を持ち逃げしようとしている…と誤解されるのでは?
まして、独立して2年以内の「かけだしフリーランス」様であればなおさらでしょう。
フリーランス様に報酬が支払われるタイミングは、「仕事のボリューム」や「納期の緊急性」など契約時の条件によって様々です。
早ければ仕事が完了した月の末〆翌月払いで入金されますが、中には完納してから3~6ヵ月ほど経ってから支払われるケースも珍しくありません。
2.先払い・前払いより融資を受けるべき?
「先払いで依頼主との関係が悪化するくらいなら、融資を受けた方が良いのでは?」と考えるフリーランス様も居るでしょう。
しかし、ほとんどの金融機関は「フリーランス=収入が不安定=返済能力が低い」と見なすため、法人よりも資金調達のハードルが高いうえ、融資額も少額になりがちです。
▼フリーランス様の資金調達が難しい理由
- 銀行融資やカードローンの審査で落されやすい
- カードローンの審査に通っても、事業資金として使えるとは限らない
3.フリーランス様向けの報酬先払いサービスとは?
「報酬を先払いしてもらえれば、資金繰りもメンタルの負担も軽くなるのに…」と思っているフリーランス様も多いでしょう。
とはいえ、会社という後ろ盾を持たないフリーランス様や個人事業主様にとって、何より怖いのは「仕事を失うこと」です。
だからこそ、クライアントの気分を損ねかねない「先払いして欲しい!」の一言が言い出せないのでしょう。
そこで登場したのが、クライアントに知られずに秘密厳守で利用できる「フリーランス様向け報酬先払いサービス」です。
フリーランス様向け報酬先払いサービスとはファクタリングの一種で、売掛債権(売掛金)である請求書を活用した資金調達方法を指しています。
フリーランス様がクライアントに対して発行した請求書をファクタリング会社が買取り、手数料を差し引いた残りの買取額を本来の支払い日よりも前に受け取る方法です。
銀行やカードローンのような融資とは違い、あくまで売掛債権(売掛金)つまり「〇〇日までに支払いを受ける権利」の売買契約なので、信用情報への影響もありません。
つまり、報酬先払いサービスならクライアントとの良好な関係を維持したまま、請求書発行から入金されるまでのタイムラグを格段に短縮させることができるのです。
まさに、セーフティーネットが薄いフリーランス様や個人事業主様に向いている資金調達方法と言えるでしょう。
ちなみに、フリーランス様を対象にしたファクタリングについては、「【2020年版】ファクタリングをご検討中のフリーランス様へ」でも詳しく解説しております。
4.報酬先払いファクタリングのメリット5つ
なぜ、報酬先払いファクタリングがフリーランス様・個人事業主様の資金調達方法としてシェアを伸ばしているのでしょうか?
その理由は、フリーランス様の業務形態や資金繰りの難しさをカバーしてくれる、下記のようなメリットが揃っているからです。
▼フリーランス様が報酬先払いファクタリングを利用するメリット
- 最短即日で入金される
- 第3者に知られずに使える
- 税金・保険料を滞納しているフリーランス様でもOK
- ブラックリストに入っているフリーランス様でも可能性大
- 保証人も担保も必要なし
ここからは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
4-1.最短即日で入金される!
報酬先払いファクタリングには多くのメリットがありますが、特にフリーランス様にとって魅力的なのが「入金スピードの速さ」です。
フリーランス様にとって、報酬の受取が完了しなければ仕事が終わったとは言えません。
その点、報酬を先払いで受け取れるファクタリングであれば、最短即日で現金が手に入るのです。
しかも、同じファクタリング会社を繰り返し利用する度に審査がスムーズに進み、さらに待ち時間が短縮される傾向が見られます。
中には、わずか60分ほどで現金が口座に振り込まれたというファクタリング事例もあるほどです。
特に、下記のような状況に直面しているフリーランス様・個人事業者様であれば、緊急時の資金調達方法として報酬先払いファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか。
▼緊急性の高いシチュエーション
- 今日中に資金化したい
- 明日までに現金が用意できないと、次の仕事が滞る
- 月末で生活費の支払いがピンチ
4-2.第3者に知られずに使える!
クライアントに知られるリスクがないのも、報酬先払いファクタリングがフリーランス様に向いている理由の1つです。
フリーランス様にとって、仕事を依頼してくれるクライアントほど気を使う相手は居ません。
クライアントとの信頼関係にヒビが入ってしまったら、事業計画が大幅に狂ってしまいます。
かといって、一から新しい顧客を開拓するのは簡単ではありません。
その点、報酬先払いファクタリングは「利用者」と「ファクタリング会社」のみで契約する「2社間ファクタリング」がほとんどです。
3社間ファクタリングのように売掛先が介在しませんので、内密に請求書を譲渡して報酬を先払いで受け取れる仕組みになっています。
4-3.税金・保険料を滞納しているフリーランス様でもOK!
報酬先払いファクタリングの審査で最も重視されるのは、請求書を発行したフリーランス様ではなく、受け取ったクライアント(売掛先)の信用度です。
▼売掛先の与信調査ポイント
- 売掛債権(売掛金)を支払う能力があるか?
- 連続した赤字決算や債務超過など、経営状態に問題がないか?
- メインバンクや取引先との関係が良好か?
もちろん、報酬先払いファクタリングの利用者であるフリーランス様・個人事業主様の与信調査も行われますが、あくまで審査のメインは売掛先であって請求書の発行者ではありません。
実際、当社でも数カ月にわたって滞納していた税金・保険料を理由に融資を断られたフリーランス様で、問題なく報酬先払いファクタリングの審査に通った事例がいくつもあります。
ただし、滞納の放置による売掛債権(売掛金)の差し押さえを回避しておくのが大前提。
税務署や自治体の窓口で相談のうえ、あらかじめ分納計画などを提出しておかなければ審査には通りません。
4-4.ブラックリストに入っているフリーランス様でも可能性大!
結論から言うと、ブラックリストに入っているフリーランス様・個人事業主様であっても報酬先払いファクタリングを利用できる可能性は大いにあります。
なぜなら、保険や税金の滞納と同じく、借入金の多さや返済状況などはサブ的な審査対象だから。
ファクタリング会社としては、請求書を受け取ったクライアントに十分な返済能力さえあれば、大きな問題にはならないのです。
4-5.保証人も担保も必要なし!
報酬先払いファクタリングは融資ではなく、売掛債権(売掛金)の権利を譲渡して資金化する売買契約です。
そのため、フリーランス様であろうと法人であろうと、融資を受ける際に必須の保証人・担保はどちらもファクタリングでは必要ありません。
ただし、報酬先払いファクタリングにもかかわらず保証人や担保を求められた場合は要注意!
ファクタリングと見せかけた「借り入れ契約」など、悪徳業者の可能性が高いのです。
口頭の説明だけでなく、必ず契約書で確認しておきましょう。
5.報酬先払いファクタリングのデメリット3つ
報酬先払いファクタリングは、フリーランス様・個人事業主様にとって非常にリスクの低い安全な資金調達方法です。
とはいえ、デメリットが全くないという訳ではありません。
この段落では、フリーランス様・個人事業主様が報酬先払いファクタリングを利用する際のデメリットについて解説します。
▼フリーランス様が報酬先払いファクタリングを利用するデメリット
- 法人よりも手数料が割高になりがち
- フリーランス様・個人事業主様の取扱い業者が少ない
- 法人よりは審査に通りにくい
5-1.法人よりも手数料が割高になりがち!
報酬先払いサービスは、そのほとんどが売掛先に知られない2社間ファクタリングで行われています。
ここで問題となるのが、フリーランス様・個人事業主様の場合は「債権譲渡登記」ができない、という点です。
債権譲渡登記とは、債権を譲渡したことを誰もが閲覧できるように法的な記録に残す手続きで、ファクタリング会社にとっては「二重譲渡のリスク」を回避する効果があります。
つまり、フリーランス様や個人事業主様は「債権譲渡登記」ができない分、リスク管理の一環として手数料相場が割高に設定されているのです。
なお、手数料の詳細については「ファクタリング手数料の相場は?内訳・金額の決定要因・費用を抑えるポイントを解説」を参照して下さい。
5-2.フリーランス様・個人事業主様の取扱い業者が少ない!
政府が公に推奨して以降、ファクタリングの利用件数は格段に増加しています。
なぜ、政府は数ある資金調達方法の中でファクタリングを推奨しているのでしょうか?
その理由は、ファクタリングが不動産担保を持たない「中小零細企業」でも活用しやすいからです。
そのため、ファクタリングは主に中小企業を対象にした資金調達方法としてシェアを伸ばしてきました。
今では、フリーランス様や個人事業主様を対象にした報酬先払いファクタリングを提供している業者もありますが、相対的に少ないのが実情なのです。
5-3.法人よりは審査に通りにくい!
残念ながら、フリーランス様はファクタリングの審査に通りやすいとは言えません。
企業形態を大きく3つに分類した場合、審査の難易度は下記の通りです。
▼ファクタリング審査の難易度が高い順番
- 1.1人で事業を営んでいる「フリーランス」様
- 2.複数の従業員が在籍している「個人事業主」様
- 3.株式会社や有限会社などの「法人」
債権者であるフリーランス様は審査対象のメインではないものの、下記の3点がネガティブな評価に繋がりやすいのです。
▼フリーランス様のネガティブ要因
- 収入が安定しておらず、健全な経営状態を維持しにくい
- 継続的な取引案件が少ないうえ、取引先の多くが小規模
- 1件あたりの売掛債権(売掛金)が少額
上記の3点は、必ずしも全てのフリーランス様に当てはまる訳ではありませんが、マイナスイメージが定着しているのは事実です。
報酬先払いサービスを利用する際は、フリーランス様に特化したプランを提供しているファクタリング会社を選べるかどうかが成功のカギとなります。
6.報酬先払いサービスを利用する流れ
ここからは、フリーランス様が報酬先払いサービスを利用する際の流れについて見てみましょう。
報酬先払いサービスの主流である2社間ファクタリングは、基本的に5つのステップで進行します。
▼報酬先払いサービスを利用する手順
- ファクタリング会社へ資金化したい請求書を提示し、審査を依頼する
- 審査に通った場合、フリーランス様とファクタリング会社とで契約を締結する
- 手数料を差し引いた買取金額が、ファクタリング会社からフリーランス様の口座に振り込まれる
- 支払い期日に、売掛先からフリーランス様の口座に入金される
- フリーランス様からファクタリング会社へ、売掛債権(売掛金)の満額を支払う
つまり、報酬先払いサービスでは内密に資金調達ができるよう、通常通り直接フリーランス様の口座に売掛先から入金される仕組みになっているのです。
7.報酬先払いサービスを利用する際に準備するもの
フリーランス様の場合、基本的に下記の3点さえあればファクタリングの審査・契約が可能です。
▼報酬先払いファクタリングの必要書類
- 本人確認書類:運転免許証/パスポートなど
- ビジネス用の通帳コピー:Web明細でもOK
- 売掛債権(売掛金):ファクタリングで資金化したい請求書
フリーランス様は債権譲渡登記の対象外になっていますので、法人のように登記簿謄本や履歴事項全部証明書などは必要ありません。
ただし、即日ファクタリングを希望される場合は、その場で契約できるよう「印鑑」も忘れずにご持参下さい。
なお、来店不要のオンライン完結型ファクタリングであれば、電子署名にも対応しています。
8.フリーランス様向け報酬先払いサービスの選び方
フリーランス様が手元の請求書を活用して「安全かつ素早く」資金化するには、どのような報酬先払いサービスを選ぶべきなのでしょうか。
ここからは、代表的な3つの選択ポイントについてご紹介します。
8-1.フリーランス様・個人事業主様が対象になっているか?
日本では、法人向けファクタリング会社がほとんどなので、何よりフリーランス様を対象にしていることが大前提。
なおかつ、フリーランス様に特化した柔軟な「審査基準」や「契約条件」を設けているファクタリング会社が理想的です。
8-2.フリーランス様向け手数料が安く設定されているか?
前述した通り、債権譲渡登記が行えないフリーランス様は二重譲渡のリスクが予防できない分、手数料が高くなりがちです。
しかも、報酬先払いファクタリングの手数料相場は3%~25%と幅広く、判断しにくいのが難点。
例えば当社であればフリーランス様向けに業界最安の1%~提供しておりますが、10%前後であればリーズナブルな手数料と思って良いでしょう。
8-3.少額な売掛債権(売掛金)の小口ファクタリングは可能か?
法人に比べ、フリーランス様の売掛債権(売掛金)は少額なのが特徴です。
報酬先払いサービスを選ぶ際は、小口の少額債権でも可能かどうかを確認しておきましょう。
ちなみに、売掛債権(売掛金)の金額が少額になるほど手数料比率が不利になってしまいます。
より手数料比率を抑えて少しでも満額に近い報酬額を先払いしてもらうには、複数の少額債権をまとめてファクタリングするのも賢い方法です。
8-4.悪質な違法業者ではないか?
残念ながら、ファクタリング業界には少なからず悪質業者が紛れ込んでいます。
少なくとも、下記の3点だけは確認しておきましょう。
▼悪質なファクタリング業者の特徴
- 口頭では請求書の買取と説明されたのに、契約書に「借入」と記載されている
- 架空の住所や電話番号が記載されており、会社が実在していない
- 保証人・担保を要求される
詳しくは「優良ファクタリング会社の選び方ポイント8つ!悪質業者の特徴は?」ををご一読下さい。
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資金調達が難しいフリーランス様にとって、報酬先払いサービスが有益なセーフティーネットになることは間違いありません。
とはいえ、一口に報酬先払いサービスと言っても利用条件はファクタリング会社によって大きく異なるのが実情です。
「審査の柔軟性」や「手数料の安さ」を重視するなら、フリーランス様に特化したサービスを提供しているファクタリング会社が有力候補となります。
報酬先払いサービスの選び方で迷われている方は、ぜひ株式会社NO.1にご相談下さい。
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