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オージェイのファクタリングの評判は?手数料、審査、口コミやおすすめ利用法などを徹底解説
今回は「オージェイ」のファクタリングサービスについて紹介します。
ファクタリング会社は融資に似たイメージがありますが、それは売掛債権をもとに資金調達することからそのような認識になっています。
しかし、融資とファクタリングでは大きな差があります。
今回紹介する「オージェイ」は、ファクタリングの口コミサイトにはよく登場しますが、ファクタリングを実施しておらず、ファクタリング会社ではありません。
どのような点でファクタリング会社ではないのか、ファクタリングと似た資金調達方法を知ることで、ファクタリングとそうでない資金調達方法を知る機会にしていただければと存じます。
ぜひオージェイを知っていただき、ファクタリングとの違いをご認識ください。そして、みなさまの資金調達の参考にしてください。
今回はオージェイについて詳しく解説していきます。
ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説|ファクタリング初心者必見
オージェイとはどのようなファクタリング会社か?
まず、オージェイについてその概要を説明します。株式会社オージェイは、東京都中野区中央に本社を構え、平成25年8月に創業した資本金5,500万円の金融サービス企業です。
同社では、無担保融資や手形割引、不動産・動産を活用した担保融資、さらに診療報酬を担保とした融資など、幅広いサービスを展開しています。
提供するサービスは、大きく「個人向け」と「事業者向け」の2つに分かれます。特に事業者向けでは、商業手形割引や売掛債権担保融資、無担保の事業資金貸付、不動産・動産担保融資、診療報酬や介護報酬を対象とした融資など、様々な金融ニーズに対応したプランを取り揃えています。
中でも特徴的なのが、売掛債権を活用した融資サービスです。30万円から最大2,000万円までの幅広い資金調達に対応しており、事業者様の資金繰り改善を力強くサポートしています。
オージェイのファクタリング概要
株式会社オージェイはファクタリングを実施していません。
オージェイは、企業や事業主様の資金ニーズに応えるため、さまざまな金融サービスを提供しています。主な取扱いは、無担保で利用できるビジネスローンや手形割引、不動産や動産を担保とした融資、診療報酬や介護報酬を活用した資金調達、さらに売掛債権を対象とした資金化サービスなど、多岐にわたります。
事業者向けのサービスでは、事業主様向け融資をはじめ、商業手形の割引、無担保型の事業資金貸付、不動産担保・動産担保を活用した融資など、状況に応じた柔軟なプランを提案しています。また、ファクタリングに類似するサービスとして、売掛債権担保融資や介護・診療報酬を担保にした資金調達の仕組みも整えています。
売掛債権担保融資では、お客様が保有する売掛金を担保に設定し、迅速な審査から契約までをサポートしています。最短での現金化を実現し、仕入れや運転資金など短期的な資金需要に迅速に対応します。銀行からの借入が難しいケースや、赤字決算の企業でも申し込み可能で、資金調達の選択肢を広げられるのが大きな特徴です。
ただし、オージェイが提供するサービスは「売掛債権担保融資」(動産担保融資:ABL)であり、厳密な意味での「ファクタリング」とは異なります。ファクタリングは売掛債権そのものを売却する取引である一方、売掛債権担保融資は売掛金を担保として資金を借り入れる仕組みです。
そのため、ファクタリングは無担保であるのに対し、オージェイの売掛債権担保融資や診療報酬担保融資では、請求権そのものを担保に設定している点が大きな違いといえます。
担保融資を行っている会社なので、しっかり貸金業許可を取っています(東京都知事 (4) 第31549号)。
オージェイのファクタリング条件は以下になります。
【オージェイの概要】
審査通過率 | 非公開 |
---|---|
手数料 | 非公開 |
契約方式 | ファクタリングを実施していない |
入金までのスピード | ファクタリングを実施していない |
買い取り可能額 | 非公開 |
必要書類 | 非公開 |
対象者 | 法人、個人事業主やフリーランス |
運営会社 | 株式会社オージェイ |
オージェイはファクタリングを実施していません。オージェイで実施している資金調達方法は以下になります。
- 手形割引
- 手形・小切手貸付(担保融資)
- ビジネスローン(無担保)
- 不動産担保融資
- 動産担保融資
- 売掛債権担保融資
- 介護・診療報酬債権担保融資
オージェイの動産担保融資などとファクタリングの違い
オージェイではファクタリングを実施していませんので、他社のようにファクタリングの内容を解説していても意味がないので、オージェイで実施している他の資金調達方法と、ファクタリングの違いについて解説していきます。
この違いを理解していただくことで、ファクタリングの良さを改めて知っていただけるはずです。
手形割引とファクタリングの違い
手形割引とファクタリングは、どちらも将来受け取る売掛金を早期に資金化する方法ですが、仕組みと契約形態が異なります。
手形割引は、取引先から受け取った約束手形を金融機関や手形買取業者に持ち込み、満期前に現金化するサービスです。金融機関は手形を買い取り、手数料(割引料)を差し引いた金額を融資の形で提供します。万が一、手形が不渡りになった場合は、受取人が支払う「償還義務」「償還請求権」があります。
一方、ファクタリングは売掛債権を専門業者(ファクタリング会社)に売却し、現金化する方法です。売掛先が代金を回収できない場合でも、原則として償還義務はなく(ノンリコース契約)、債権譲渡型の取引になります。
手形・小切手貸付(担保融資)とファクタリングの違い
手形・小切手貸付は、保有する手形や小切手を担保として金融機関から融資を受ける方法です。融資契約となるため、元本返済義務があり、期日までに返済できない場合は、担保として預けた手形や小切手が処分される可能性があります。
融資なので、信用情報照会があり、金利も利息制限法に縛られます。
一方、ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、代金を早期に現金化する仕組みです。売掛債権を「売却」する形となるため、融資のような「デットファイナンス」ではなく、「アセットファイナンス」になります。
ビジネスローンとファクタリングの違い
ビジネスローンとファクタリングは、いずれも事業者向けの資金調達手段ですが、仕組みやリスクが異なります。
ビジネスローンは、金融機関や貸金業者から事業資金を借り入れる融資契約です。即日資金調達可能ですが、返済義務があり、利息も発生します。また、上限金額も約1000万円と制限があります。原則無担保ですが、ケースによっては担保や保証人を求められる場合もあり、審査では事業の業績や信用情報が重視されます。
一方、ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却し、代金を早期に現金化する方法です。借入ではないため信用情報照会もなく、資産を現金化する取引になります。赤字決算や税金滞納がある企業でも利用しやすいのが特徴です。
利用金額もファクタリング会社次第で、数億円の売掛債権を買い取る会社もあります。
動産担保融資とファクタリングの違い
動産担保融資とファクタリングは、どちらも新しい資金調達の方法として、金融庁や経済産業省が推進しているものになります。
動産担保融資は、在庫商品や機械、設備などの「動産」を担保として金融機関から融資を受ける方法です。融資契約のため元本返済義務があり、返済が滞ると担保として差し入れた動産を処分される可能性があります。審査では担保価値や返済能力が重視されます。
一方、ファクタリングは売掛債権を業者に売却して現金化する仕組みです。借入ではないため返済義務はなく、担保も不要です。赤字決算や税金滞納があっても利用しやすく、資金化までのスピードも比較的早いのが特徴です。
売掛債権担保融資とファクタリングの違い
売掛債権担保融資は、動産担保融資のうち、保有する売掛債権を担保として金融機関から資金を借り入れる仕組みです。融資契約となるため、借入金の返済義務があり、利息も発生します。当然、信用情報照会があり、各種融資関連の法規に縛られます。
一方、ファクタリングは売掛債権そのものを業者に譲渡し、早期に現金化する方法です。借入ではないため信用情報照会が不要で、審査も比較的柔軟です。
なお、いわゆる「給与ファクタリング」や「償還請求権付きファクタリング」(リコースファクタリング)については、裁判所によって「ファクタリングではなく融資である」という判決が出ています。これらの「ファクタリング」を実施する「ファクタリング会社」は、「貸金業許可」を得ているところで手数料を年利換算した場合、利息制限法の範囲内で実施する場合、金融業や貸金業許可が必要になり、通常の「ファクタリング会社」ではできないものになっています。
オージェイは貸金業許可があるので、売掛金担保融資ができます。
介護・診療報酬債権担保融資とファクタリングの違い
介護・診療報酬債権担保融資とファクタリングは、どちらも医療機関や介護事業者が将来受け取る診療報酬、介護報酬を活用した資金調達方法ですが、仕組みが異なります。
介護・診療報酬債権担保融資は、国保連や社会保険診療報酬支払基金から入金される報酬債権を、担保として金融機関から資金を借りる方法です。融資契約であるため、返済義務が発生し、遅延すると担保である報酬が充当される可能性があります。
一方、ファクタリングは介護報酬や診療報酬の債権を専門業者へ売却し、早期に現金化する仕組みです。国保連や社会保険診療報酬支払基金からの入金遅延や入金不能はありえないので、非常に低い手数料でファクタリングできます(診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリング)。
オージェイのメリットとデメリット
オージェイを利用する際のメリットとデメリットについても、しっかり押さえておきましょう。
オージェイのメリット
オージェイを利用するメリットは以下になります。
ファクタリング以外のさまざまな担保融資が可能
オージェイは貸金業(ノンバンク)として、よくあるビジネスローン以外にも多様な融資メニューを用意しています。
- 手形割引
- 手形・小切手貸付(担保融資)
- ビジネスローン(無担保)
- 不動産担保融資
- 動産担保融資
- 売掛債権担保融資
- 介護・診療報酬債権担保融資
これだけの融資が可能なので、通常のビジネスローンや不動産担保融資ができない事業主様も、積極的に融資による資金調達が可能です。
オージェイのデメリット
一方、オージェイにはデメリットもあります。デメリットもしっかりご理解ください。
ファクタリングできない
オージェイは口コミサイトでファクタリング会社と混同されます。しかし、ファクタリングは行わないノンバンクです。
ファクタリングできないので、当然融資として信用情報照会があり、利息制限法や各種融資関連法令の規制に縛られます。
ファクタリングの良さは、民法上の債権譲渡契約なので、当事者間の自由な意思表示によって融通が利くというメリットはありますが、オージェイは融資専門なので融資関係の諸法律を厳格に守らなくてはいけません。
オージェイはファクタリング会社ではないので、ファクタリングできないのでご注意ください。
オージェイの評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介
オージェイの口コミや評判については、ファクタリング会社ではないのでここでは言及しません。
ファクタリングを希望する方は、ぜひファクタリング会社についての口コミを当たってください。
オージェイの利用をおすすめする活用事例
オージェイのサービスはファクタリングではありません。ノンバンクで多様な担保融資が揃っていますので、ファクタリング手数料よりも融資金利の方が少ないというメリットを活かしたい事業主様のみ利用をお願いします。
オージェイで審査通過するためのポイント
ファクタリングと融資では審査のポイントが異なります。融資の場合、事業主様の事業実績、経営実績が重要です。売上、利益の中から返済しなければならず、赤字が続いていれば返済できないからです。
しかし、オージェイで取り扱っていないファクタリングならば、事業主様の事業実績以上に売掛先の信用が審査において重視されます。
たとえ事業主様が赤字続きでも、有効な請求書があり、その宛名(売掛先)に社会的信用があれば、その売掛債権は期日(まで)に回収できるので、ファクタリング会社は買い取り、資金化できます。
ノンバンクの融資とファクタリングでは、同じ資金調達でも審査のポイントが異なります。事業実績が良くない、過去に返済事故がある、税金を滞納しているなどの事情があれば、オージェイのノンバンク融資ではなく、ファクタリング会社のファクタリングを検討してください。
ノンバンク融資とファクタリング、それぞれメリットとデメリットがあり、審査基準も異なるので優劣はないのですが、貴社が置かれている状況を俯瞰して、審査基準についても資金調達方法の検討材料にしてください。
オージェイはファクタリング会社ではないことに注意
オージェイは、ファクタリング口コミサイトでよく言及されますが、ファクタリング会社ではありません。
多様な担保融資ができるノンバンクです。
ノンバンク融資を希望される事業主様と、そうではなくファクタリングによる迅速な資金調達を希望される事業主様では選択肢が異なります。
オージェイは多様な担保融資が可能ですが、ファクタリング会社ではないのでご注意ください。
ファクタリング会社をお探しの場合、当サイトの他のページにあるファクタリング会社を選択肢にしていただければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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