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Tranzax(トランザックス)のファクタリングの評判は?手数料、審査、口コミやおすすめ利用法などを徹底解説
今回は「Tranzax(トランザックス)」というファクタリング会社について紹介します。
Tranzax(トランザックス)は、非常に特殊な「集合債権ファクタリング」というもののみを行っているので、今回はいつもの解説とは少々異なる展開をしていきます。
ファクタリングは民法上の債権譲渡行為なので、さまざまな応用が利き、集合債権ファクタリングもその応用の1つになります。
ファクタリングの枠組みを利用した新時代の資金調達方法とも言えるため、ぜひご理解ください。うまく使えば、従来のファクタリング以上に経営改善、自己資金確保に役立ちます。
それでは、「Tranzax(トランザックス)」のファクタリングについて、今回は詳しく解説していきます。
ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説|ファクタリング初心者必見
Tranzax(トランザックス)とはどのようなファクタリング会社か?
まず、Tranzax(トランザックス)のファクタリングについてその概要を説明します。
Tranzax(トランザックス)のファクタリング概要
Tranzax(トランザックス)は、東京都港区虎ノ門に拠点を構える総合金融企業であり、電子記録債権という金融インフラに最先端のIT技術を融合させることで、中小企業やベンチャー企業に対して新しい形の資金調達を行っています。
現物資産に依存する従来の金融から、商取引を基盤とした、よりスマートな資金調達モデルへの転換を支援します。
Tranzax(トランザックス)の経営陣は、メガバンクなど大手金融機関出身者によって構成されており、豊富な実務経験と深い金融知識をもとに、中小企業が持つ成長ポテンシャルを最大限に引き出すことを得意としています。
Tranzax(トランザックス)はファクタリングだけではなく、政府から電子債権記録機関として正式に指定を受けており、「でんさい」(電子記録債権)のシステムも導入しています。
大企業の信用力を中小企業につなげ、これまで資金調達が困難であった企業にも新たなチャンスを提供しています。これにより、国内初となる電子記録債権を活用したIT金融型の「キャッシュ・マネジメント・ソリューション」というもので、ファクタリングの自由な仕組みを利用して新しい金融サービスを提供しています。
Tranzax(トランザックス)のファクタリング条件は以下になります。
【Tranzax(トランザックス)の概要】
審査通過率 | 非公開 |
---|---|
手数料 | 平均支払サイト1か月以内は1.0%~3.0% 平均支払サイト1か月超2か月以内は2.0%~6.0% |
契約方式 | 集合債権ファクタリング |
入金までのスピード | 最短翌日(翌営業日) |
買い取り可能額 | 300万円~1億円 |
必要書類 | 非公開 |
対象者 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社Tranzax(トランザックス) |
Tranzax(トランザックス)は、非常に新しい仕組みである「集合債権ファクタリング」を取り扱っています。それについては後述いたします。
Tranzax(トランザックス)の各重要項目について解説
それでは、Tranzax(トランザックス)の各項目について上の表に沿って解説していきます。
審査通過率
Tranzax(トランザックス)の審査通過率は非公開です。集合債権ファクタリングは新しい仕組みなので、どの程度の審査通過率なのかは要問い合わせになります。
手数料
Tranzax(トランザックス)のファクタリング手数料は、集合債権としてまとめる各種売掛債権(売掛金)の平均支払いサイトによって異なります。
平均支払サイト1か月以内は1.0%~3.0%
平均支払サイト1か月超2か月以内は2.0%~6.0%
まとめる売掛債権(売掛金)の支払いサイトが短いほど、手数料は低くなります。
契約方式
Tranzax(トランザックス)のファクタリングは、「集合債権ファクタリング」(TARFF)です。集合債権ファクタリングについては後述いたします。
入金までのスピード
Tranzax(トランザックス)の入金スピードですが、ホームページには「最短翌営業日」と記載されています。全売掛債権(売掛金)をまとめた買い取りにしては早く、「でんさい」に似たシステムを使っていることの有用性がわかります。
買い取り可能額
Tranzax(トランザックス)のファクタリング買い取り金額は下限300万円上限1億円です。
1つの売掛債権(売掛金)ではなく、集合債権として全部まとめたものの合計額になります。
必要書類
Tranzax(トランザックス)の必要書類については、特に表記がありません。
集合債権ファクタリングは新しいタイプのファクタリングなので、請求書と通帳コピーといういつものセットと同じと言うわけにはいかないはずです。
対象者
Tranzax(トランザックス)は一定規模の法人を対象にしますが、個人事業主やフリーランスも対象になるかは不明です。
「でんさい」に近いとすると、個人事業主やフリーランスもできる可能性があるため、ぜひTranzax(トランザックス)までお問い合わせください。
Tranzax(トランザックス)が行う集合債権ファクタリングの概要
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングについて概要を説明します。
集合債権ファクタリングは、企業が持つ複数の売掛債権(売掛金)を一つにまとめて資金化する仕組みで、Tranzax(トランザックス)が提供する電子記録債権(でんさい)の技術(TARFF)を活用することで、よりスムーズかつ効率的な資金調達を実現します。
手続きの流れとしては、まず企業が保有する売掛債権(売掛金)(複数の取引先に対する請求書など)を、Tranzax(トランザックス)のシステム(TARFF)上に登録します。これらの売掛債権(売掛金)は、個別に扱うのではなく、集合債権という形でひとまとめにされ、債権全体の信用力として評価されます。
次に、この集合債権をもとに、Tranzax(トランザックス)が電子記録債権を発行し、それを担保に第三者(金融機関)へとファクタリング、つまり売却を行います。事業主様が直接ファクタリング会社に売るのではなく、Tranzax(トランザックス)が金融機関へでんさいの要領で売ります。
買い取られた資金は、金融機関から事業主様へ一括で提供され、これによって事業主様は売掛債権(売掛金)の入金を待たずに現金を手にすることができます。
この仕組みにより、事業主様は請求先(売掛先)の数が多くても一括でファクタリング手続きを進められ、従来のファクタリングのように、1つ1つの売掛債権(売掛金)について個別審査の手間やコストを大幅に削減できます。
また、電子記録債権の仕組みを活用することで債権の権利関係が明確になり、譲渡や管理の透明性も高まります。特に、売上が安定していても入金までの時間が長い業種にとっては、資金繰りを安定させるための非常に有効な手段です。結果として、集合債権ファクタリングは、スピードと柔軟性を兼ね備えた新しい資金調達の方法として、大いに注目されています。
Tranzax(トランザックス)のメリットとデメリット
Tranzax(トランザックス)を利用する際のメリットとデメリットについて、ここでは紹介します。
Tranzax(トランザックス)のメリット
Tranzax(トランザックス)を利用するメリットは以下になります。
集合債権ファクタリングのメリットを受けられる
上述のようにTranzax(トランザックス)では、集合債権ファクタリングのみを行います。そして、その集合債権ファクタリングのメリットこそが、Tranzax(トランザックス)最大の強みになります。
集合債権ファクタリングによって、複数の売掛債権(売掛金)をまとめて一つの集合債権として扱えるため、債権ごとの個別審査や売却手続きが不要になり、事務処理の負担が大幅に軽減されます。
さらに、電子記録債権を用いることで債権の権利関係が明確になり、取引の透明性と信頼性が高まります。これにより、より迅速かつ安全に資金を調達できる点もメリットです。
また、集合債権全体で信用評価を受けるため、個々の債権規模が小さくても、総合的な信用力を高めることができ、資金調達の幅が広がります。
集合債権ファクタリングなので、銀行融資とは異なり、担保や保証人を必要とせず、柔軟な資金調達が可能になることも、急な資金需要に対して効果的に作用します。
専門コンサルタントによる丁寧な経営指導
Tranzax(トランザックス)のファクタリングは、集合債権ファクタリングのみですが、それ以外にも多様な資金調達メニューがあり、合わせて利用できます。
具体的には「POファイナンス」「レセプトファイナンス」など、ファクタリングに似ていますが、「でんさい」や「動産担保融資」の仕組みに近い新機軸の資金調達です。
さらに、「補助金対応POファイナンス」では、本来、事業実施後、監査を経て「後払い」で支払われる補助金について、事前に資金を入手できるという方法です。対応している補助金も「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」など、「有名どころ」も含まれているため、ファクタリングでは不可能な事前資金調達もこれなら可能です。
集合債権ファクタリングと、その他の新機軸資金調達をうまく組み合わせて、融資ではできない経営改善に役立てられます。
Tranzax(トランザックス)のデメリット
一方、Tranzax(トランザックス)にはデメリットもあります。デメリットも知ることが大切です。
必要書類など情報公開があまりない
Tranzax(トランザックス)では必要書類などを公開していません。いったいどのような書類が必要なのか、通常のファクタリングよりは多くなりそうですが、とにかく情報が少ないので、事前に問い合わせるなどしないと、いざ集合債権ファクタリングを利用しようと決めても、すぐにできない可能性もあります。
仕組みがなかなか理解できない、個別債権を「バラ売り」できない
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリング、あるいはその他の金融サービスもなじみがないものばかりで、なかなか理解できません。
しっかり集合債権ファクタリングを勉強していかないと、結果的に損することにもなりかねません。
集合債権ファクタリングは、自社が持つ売掛債権(売掛金)をひとまとめにするものです。個別債権の「バラ売り」ができなくなります。
その辺りについてもしっかりご理解ください。
「でんさい」の応用なので売掛先もシステム加入が必須
集合債権ファクタリングは「でんさい」の仕組みを応用します。「でんさい」は債権者、債務者双方が「でんさいネット」へ加入することが必須です。
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングもそれと同じで、売掛先についても集合債権ファクタリングシステムで加入しなければいけません。大きな売掛先なら大丈夫ですが、小さな売掛先はそれができない可能性もあります。
Tranzax(トランザックス)の評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介
Tranzax(トランザックス)の口コミや評判について以下で紹介します。
「最初は普段取引のある銀行に債権の資金化を相談したのですが、ほとんど取り合ってもらえませんでした。隣のカウンターでは住宅ローンの話がすんなり進んでいるのを見て、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。一方、Tranzax(トランザックス)さんは「とにかく一度試してみよう」というスタンスで、従来型の金融機関とは発想からして違うと感じました。お願いして本当に良かったと思っています。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)
「当社と取引先との契約形態が一般的ではなかったため、柔軟に対応できる資金調達方法を探していたところでTranzax(トランザックス)のサービスに出会いました。事情を詳しくお伝えしたところ、個別の状況に合わせて専用の仕組みを構築していただき、結果として取引先にも利点がある内容となったため、三者間で合意し活用を開始しています。これにより、以前よりも双方の業務効率が上がり、非常に助かっています。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)
「まず、費用負担が抑えられたことで資金繰りにゆとりが生まれました。さらに、案内資料が分かりやすく、電話での対応も丁寧で安心感がありました。契約手続きもオンラインで完結し、手間や時間が最小限で済んだのも好印象です。資金の受け取りも想定よりスムーズで、全体的に非常に満足しています。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)
口コミの数自体は少ないものの、「集合債権ファクタリング」はかなり特殊で、それに助けられている事業主様が意外と多いことがわかります。
Tranzax(トランザックス)の利用をおすすめする活用事例
Tranzax(トランザックス)はどのような事業主様におすすめできるのでしょうか?
売掛先が複数あり、請求件数が多い企業
多くの取引先へ売掛債権(売掛金)を有している場合、それぞれ個別にファクタリングするのは手間とコストがかかります。
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングでは、多数の売掛債権(売掛金)を一括でまとめて資金化できるため、事務効率が大幅に向上します。
定期請求が多い業種
建設業や運送業など、月次や定期的に一定の請求がある業態にとっては、集合ファクタリングによってまとめてしまうのもおすすめです。
ただし、支払いサイトが長すぎるものは利用できない可能性があるため、事前にTranzax(トランザックス)までお問い合わせください。
少額債権が多く、通常のファクタリングではまとまった資金が調達できない場合
1件ごとの請求金額が少額でも、集合債権ファクタリングで複数まとめれば大きな金額になり、効率的な資金調達が可能です。
単体での売掛債権(売掛金)では対応が難しかったケースにも対応しやすくなります。
Tranzax(トランザックス)で審査通過するためのポイント
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングで審査に通りやすくなるためには、一般的なファクタリングの通りやすさである、信頼できる売掛先が全部必要になります。
「でんさい」も加盟するのに厳しい審査があります(売掛先も事業主様も)。Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングも同様で、ひとまとめにする売掛債権(売掛金)の売掛先全部が信用できないとまとめられません。
従って、集合債権ファクタリングできる時点で、事業主様も売掛先(全部)も、かなり信頼されていることになります。
集合債権ファクタリングできることは1つのアピール材料にもなるため、各売掛先が問題ないか調査するのも、Tranzax(トランザックス)の審査に通過できる可能性を上げる重要な要素になるでしょう。
Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングで多くの売掛債権(売掛金)をひとまとめにして資金調達できる!
Tranzax(トランザックス)は、集合債権ファクタリングという多数の債権をひとまとめにして、ファクタリングの要領で売却して、期日到来前に資金調達できる新しい仕組みを用意しています。
この集合債権ファクタリングは、「でんさい」など新機軸の資金調達方法と共通するものもあり、電子化されている債権譲渡になります。
仕組みは複雑ですが、集合債権ファクタリングできることは、従来のファクタリング審査以上に厳しい審査を突破した「ステータス」であり、むしろアピール材料になります。
どのくらい複数の売掛債権(売掛金)をまとめる必要があるのかは、みなさまの事業次第ですが、ひとまとめにした方が効率的で手間も減るならば、Tranzax(トランザックス)の集合債権ファクタリングをご検討ください。
ぜひ、Tranzax(トランザックス)を利用してください。
何卒よろしくお願いいたします。
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