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ファクタリングと請求書カード払いの違いは何?信用情報無関係に資金調達できるのはファクタリングだけ!

3月31日に50万円支払わなければならない買掛金があります。しかし、3月31日までに50万円分の現金を用意できません。そのような事例で役立つのがファクタリングと請求書カード払いという方法です。今回は両者の違いについて解説します。

どちらの方法でも、3月31日に現金がない、融資も間に合わないという状況において不渡りを起こさない方法としてファクタリングと請求書カード払いが利用されます。

両者の違いはどのようなものなのか、どちらを利用するべきなのか、今回はファクタリングと請求書カード払いの違いについて総合的に答えていきます。ぜひ貴社の資金調達が難しい場合の方法について考えてください。

ファクタリングによる資金調達とは?

まずファクタリングについて簡単に説明します。

ファクタリングは以下の資金調達方法の表にある「アセットファイナンス」に該当します。

     内容 資金調達方法の選択肢
アセットファイナンス 自社の資産を現金化する ①不動産売却
②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
③独占販売権、営業権などの無形資産の売却
④ファクタリング
⑤でんさい(電子記録債権)譲渡
⑥債権回収
⑦セール&リースバック
デットファイナンス 「借入金融」お金を借りる、返済義務あり ⑧銀行融資(無担保、無保証人)
⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人)
⑩不動産担保融資
⑪消費者金融、ビジネスローン
⑫手形割引
⑬社債、私募債発行
⑭ABL(動産・売掛金担保融資)
エクイティファイナンス 他社、第3者から出資を受ける、返済義務なし ⑮新株発行公募
⑯IPO(新規公開株)による資金調達
⑰株主配当増資
⑱第三者配当増資
⑲クラウドファンディング
⑳ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家
その他の資金調達方法 返済不要の公的資金を受け取る ㉑補助金(行政機関が支出)
㉒助成金(主に厚生労働省が支出)

アセットファイナンスは資産を売却して換金する方法で、中古本や中古ゲームの売却をイメージしてください。

実際に会社の資産である不動産売却を行い、資金調達するのは「最後の手段」と考えられますが、ファクタリングは「売掛債権(売掛金)」を売却します。

3月31日に50万円受け取る権利があり、そのために請求書を売掛先に発行していましたが、3月31日を待てないので「3月31日に50万円受け取る権利」をファクタリング会社に買い取ってもらいます。

50万円満額とはいかず、「45万円で買い取り、5万円を手数料としてファクタリング会社に支払う」というイメージです。売掛債権(売掛金)満額は受け取れませんが、3月10日くらいに45万円で資金調達できます。

迅速な資金調達方法として知られていて、3月20日に30万円支払わなければ不渡りを起こしてしまうような場合、ファクタリングによって3月20日以前に「3月31日に50万円受け取る権利」を30万円以上で換金できれば支払いに間に合います。

ファクタリングは通常申し込みから数日以内に買い取り、入金まで完了します。迅速な資金調達方法としてだけではなく、売掛債権(売掛金)の回収が危ぶまれるような経営状態が悪い売掛先から、早期に売掛債権(売掛金)回収を目指し、回収不能リスクを下げる意味でも用いられます。

ファクタリングは融資と異なり、民法上の契約行為であり、「当事者間の自由な意思表示」が優先されます。

中には悪徳業者もいると聞いています。ファクタリングは許認可業種ではないので、金融機関のような「最低保証」はありませんので、しっかり真贋を見極めてください。

請求書カード払いは資金調達ではない

違いを考察するもう1つの「請求書カード払い」についても解説します。

同じように3月20日に30万円支払わなければならない買掛債務(買掛金)があったとします。ファクタリングできる売掛債権(売掛金)がない、しかし現金を用意できない場合、不渡りを余儀なくされてしまうのでしょうか?

ここで役立つのが「請求書カード払い」です。買掛債務について、売主からの請求書があるとこのシステムが利用できます。

クレジットカードでショッピングすると、実際の口座引き落としは1か月~2か月先になります。今現金がなくても、口座引き落とし日までに用意できればショッピング可能です。

これと同じように、「3月20日に自社に代わって30万円売主に支払うサービス」を3月20日前にクレジットカードで購入します。

そうすると「3月20日に自社に代わって30万円売主に支払う」買掛債務の引き落としは、4月や5月になります。それまでにクレジットカード口座に30万円できれば問題ありません。

請求書カード払い代行会社は、クライアント(みなさま)名義で3月20日に銀行振り込みします。銀行振り込みの場合、振り込み名を変えられるのでこのシステムが成立します。

自動引き落としになっている買掛債務については代行できません。あくまで請求書払いになっている買掛債務について、本来の債務者に代わって期日に支払い、手数料を加えて、クレジットカード会社から支払いを受けます。カード会社は後日(1か月~2か月後)クレジットカード払いで販売したのと同様に利用者の口座から「3月20日に自社に代わって30万円売主に支払う」サービスの代金を回収します。

要は販売する商品が「3月20日に自社に代わって30万円売主に支払うサービス+手数料」に変わっただけです。

請求書払いは、ファクタリングと違い、売主(買掛先)にバレることはありません。あくまで、債務者(利用者)、請求書カード一払い業者、クレジットカード会社の3社で完結するシステムになります。

利用額はクレジットカードの上限です。他にプライベートな買い物をしていれば、請求書カード払いで利用できる金額は減ります。

クレジットカードの利用可能額は、特別な「ブラックカード」は青天井(上限数千万円)ですが、通常のカード(プラチナやゴールド含む)だとせいぜい1000万円です。

利用可能額にはあまり高くない上限があるので、本当に支払いが間に合わない請求書払いをピンポイントにターゲットとして、支払いを後ろ倒しにできます。

比較的新しい経営改善手法ですが、資金調達ではありません。支払いをクレジットカード払いのシステムを応用して遅らせるのです。お金の貸し借りも発生しません。

ただし、クレジットカード払いになるので、銀行融資の信用情報機関ではなく、クレジットカードの信用情報機関にあるクレジットヒストリーが影響します。

当然、クレジットカードを持っていない人は請求書カード払いを利用できません。法人カード、個人カードどちらでも利用できますが、個人カード(代表者)の場合、立替払いの仕訳が必要になります(事業主借)。

ファクタリングと請求書カード払いの違い

ファクタリングと請求書カード払いについて概要を説明しました。両者の違いについてここでは解説します。

まず、ファクタリングと請求書カード払いの違いを表にまとめました。

違いの項目 ファクタリング 請求書カード払い
目的・内容 請求書の入金を前倒しする 請求書の支払いを遅らせる
手数料 2社間ファクタリング 10%~20%
3社間ファクタリング 1桁%
3%~5%
審査有無 融資よりもやさしい審査アリ 事実上審査ナシ(カードを持っていることが審査)
利用可能額 数万円~数億円 クレジットカード利用限度額内
入金までの期間 最短即日数十分 最短即日数十分
必要書類 請求書、通帳コピー、本人確認書類、商業登記簿謄本(法人)、決算書など 請求書
信用情報照会 なし なし
取引先にバレるか? 2社間ファクタリング バレない
3社間ファクタリング バレる
バレない

それでは、ファクタリングと請求書カード払い、それぞれの違いについて見ていきましょう。

違い1 目的・内容

ファクタリングの目的は請求書の売掛債権(売掛金)を前倒して資金化することです。請求書カード払いの目的は請求書の買掛債務(買掛金)の支払いを後ろ倒し、先延ばしすることです。

当面の支払い資金がない場合にどちらも使いますが、ファクタリングは支払い資金がないケース以外にも、売掛先の貸し倒れ(回収不能リスク)の減らすことや、一時的な運転資金調達などより汎用性がある使い方が可能です。

違い2 手数料

ファクタリング手数料は2社間ファクタリングで10%~20%、3社間ファクタリングの場合は1桁%です。請求書カード払いは3%~5%なので、多くの場合、手数料だけ考えると請求書カード払いの方が安くなります。

本当に請求書払いが間に合わない少額の買掛金なら、請求書払いの方が良いかもしれません。

違い3 審査有無

ファクタリングには審査があります。融資の審査よりは緩めですが、特に売掛先から期日までに確実に売掛債権(売掛金)を回収できるかをしっかり判断します。

一方請求書カード払いの審査は事実上ありません。クレジットカードでショッピングする際にいちいち審査はしません。それと同じです。

ただし、クレジットカードを所有するにあたっての審査は、信用情報照会も含めてしっかり行います。クレジットカードを所有する時点で、ある程度フィルタにかけられているという判断になります。

違い4 利用可能額

ファクタリングの利用可能額はファクタリング会社によります。ファクタリング会社によっては数億円まで買い取り可能なところもあります。

請求書カード払いの場合は、利用可能額はクレジットカードの利用上限額を超えられません。

特別な「ブラックカード」以外のクレジットカードは、利用上限が数百万円です。したがって、数千万円の支払いをしなければ・・・という場合には焼け石に水になるでしょう(もっともそこまでの請求書払いはめったにないかもしれませんが)。

違い5 入金までの期間

申し込みから入金までの期間はそれほどの違いはありません。ファクタリングの場合は、自社の口座への入金、請求書カード払いの場合は、売主の口座への入金になります。

ただ、ファクタリングの方が若干早い印象があります。即時即日数十分で入金まで進むのはファクタリングがほとんどです。

違い6 必要書類

ファクタリングと請求書カード払い、どちらも「請求書」はマストです。ファクタリングは「自分が発行した売掛先への請求書」、請求書カード払いは「売主から受け取った自分の支払い条件が書かれた請求書」になります。

請求書カード払いは原則これだけですが、ファクタリングは売掛債権(売掛金)の支払いを確認するための通帳コピーや、法人の商業登記簿謄本も必要になります。

請求書カード払いは、代表者の身分証明書の提出を求められこともあります。

違い7 信用情報照会

利用するにあたって融資のように信用情報機関への照会は、ファクタリングも請求書カード払いもありません。

融資のように銀行法や貸金業法で信用情報照会しなさい、と決まっているわけではないからです。

ただし、請求書カード払いの場合、クレジットカードを所有する際に当然信用情報照会があります。

融資で照会する信用情報を扱うのが「KSC」、クレジットカードの信用情報は「CIC」という信用情報機関になります。

それぞれ取り扱っている情報が異なります。ここは簡単に理解しておいてください。クレジットカードがあれば、信用があります。また、ファクタリングの場合は、信用情報照会自体まったく無関係なので「信用情報ブラック」の事業主様も問題なく利用できます。

違い8 取引先にバレるか?

ファクタリングの場合、債権者とファクタリング会社で完結する2社間ファクタリングならば取引先にバレません。しかし、売掛先の同意、債権譲渡通知を必要とする3社間ファクタリングならば、当然取引先にバレます。

バレる3社間ファクタリングですが、手数料は下がります。手数料が高くてもバレない2社間ファクタリングか、手数料が安いがバレる3社間ファクタリングかの選択になります。

請求書カード払いの場合、買掛先にバレることはありません。みなさん名義で請求書カード払い代行会社が振り込むだけなので、買掛先はその事実を知ることはないのです。

以下の各項で違いを解説していきます。

汎用性があるのはファクタリング!ファクタリングをまず考えるべき!

このようにファクタリングと請求書カード払いの違いについてご理解いただけたはずです。審査がなく、請求書だけで支払いを延ばせる請求書カード払いがお得そうに見えますが、汎用性があるのはファクタリングです。

請求書カード払いはあくまで、特定の請求書払いの買掛債務について、最大60日先延ばしにできるだけです。また上限額はクレジットカードの利用額上限です。クレジットカードの上限は、一部プレミアムな「ブラックカード」以外は、せいぜい数百万円です。

これでは、先延ばしにできる支払いが限られてしまうかもしれません。利用額上限内なら一応問題はありませんが、クレジットカード会社として、あまりにカードの利用が多い人については「お得意様」になるのか、「危なっかしい人」になるのか、考え方に違いがあります。

また、クレジットカードをリボ払いにしている場合、手数料分もどんどん増えていき、高いとされるファクタリング手数料を超えるかもしれません。

そうなると、特定の買掛金支払い対応だけではなく、広く運転資金や設備資金の調達が可能なファクタリングの方によりメリットがあります。売掛債権(売掛金)さえあれば、その範囲内で資金調達可能で上限は事実上ありません。複数のファクタリング会社を利用すれば、何億円も資金調達できます。

「利用上限が青天井」「自由な資金使途が可能」、この2点で、ファクタリングは請求書カード払いよりも非常に高い汎用性を持ちます。ファクタリングと請求書カード払いの違いを知ったうえで、売掛債権(売掛金)を持っているなら、まずファクタリングで支払い対応をしていただければよいのではないでしょうか?

ファクタリングと請求書カード払いの違いは信用情報リスク!誰でも利用できる株式会社No.1に相談してみよう

ファクタリングも請求書カード払いも目の前に迫った支払いに対する対処法として役立つものです。

どちらも良いのですが、売掛債権(売掛金)の回収を早めるファクタリングと買掛債務(買掛金)の支払いを遅らせる請求書カード払いでは、信用情報の扱いが大きな違いとなります。

ファクタリングは売掛債権(売掛金)売却なので、資産を売ることになり、そこには「期日までに返済」という信用情報問題は発生しません。

しかし、請求書カード払いは、あくまで買掛債務の支払いを遅らせるだけで、最終的に信用払いになります。

請求書カード払いの場合、クレジットカードの方で信用情報調査を行いますので、そこに問題があるとそもそも利用できません。

法人カードを持っていない人は代表者の個人カードとなり、公私の区別をどのようにつけるのかが問題になります。

クレジットカードの利用上限額までしか請求書カード払いは使えないので、事実上利用可能額は多くありません。

まとまった金額を信用情報無関係に数日内に資金調達するのはファクタリングが適しています。ファクタリングをしても信用情報に記載されず、2社間ファクタリングならば売掛先にバレることもありません。

ぜひ積極的にファクタリングを活用して資金調達してください。

おすすめしたいファクタリング会社として株式会社No.1を挙げます。株式会社No.1は老舗のファクタリング会社で口コミ評判も良く、最短即日30分で資金調達を可能にしている「イージーファクター」というシステムを導入しています。

株式会社No.1のファクタリング概要は以下になります。

東京都内住所 〒171-0014 東京都豊島区池袋4丁目2−11 CTビル3F
ファクタリングの種類 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
買い取り手数料率 1%~15%
即日資金化可能か? 可能
入金までの時間 最短30分
審査通過率 90%以上
買い取り可能金額 50万円~5000万円
オンラインファクタリングの可否 可能
対応エリア 全国各地
ファクタリング会社HPURL https://no1service.co.jp/

クレジットカードの利用上限が5000万円という人は「ブラックカード」を持っているごく一部の例外を除いていないはずです。明らかに事業規模が大きなところは、請求書カード払いでは足りません。

信用情報照会の有無、利用可能額双方でメリットがあるのは、請求書カード払いではなくファクタリングです。売掛債権(売掛金)さえあればファクタリングを利用できます。

このファクタリングと請求書カード払いの違いをしっかり理解して、さまざまなことに影響する信用情報と無関係なファクタリングの利用をおすすめします。

何卒よろしくお願いいたします。

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