カテゴリー: ファクタリング
事業資金を調達する新しい選択肢としてファクタリングを考えてみよう!
資金調達でイメージするのは金融機関からの融資ですが、実はそれ以外にもたくさん選択肢があります。
さまざまな資金調達の選択肢の中で最近注目されているのが「ファクタリング」という方法です。ファクタリングは使い方次第で資金調達の有力な選択肢になります。
ファクタリングとはいったいどのような資金調達方法なのでしょうか?
今回は選択肢になり得るかどうか、ファクタリングについて資金調達としてどうなのか解説していきます。ぜひ参考にしてください。
ファクタリングは「アセットファイナンス」という資金調達方法
ファクタリングはさまざまにある資金調達の選択肢の中で「アセットファイナンス」というものに属します。
アセットファイナンスとは、自社が所有している資産を利用して事業資金を調達することです。
資金調達の選択肢の中でも、リスクが比較的低い方法になります。
アセットファイナンスで利用する資産は不動産が多いのですが、不動産以外にも動産や債権を活用して資金調達します。
不動産の売却や知的財産権、商標などの売却、そして売掛債権の売却であるファクタリングもアセットファイナンスに含まれます。
ファクタリングとは、債権者が持っている売掛債権(売掛金を期日に回収する権利)を専門のファクタリング会社に買い取って、現金化、資金調達するサービスです。
近年、盛んに用いられるようになった比較的新しい資金調達の選択肢になります。
ここで事例を考えてみましょう。
ある人が商品を売り、400万円の売掛金を持っている場合、これを回収日前に「400万円を受け取る権利」として350万円で売却するようなイメージです。差額50万円は手数料としてファクタリング会社に支払います。
手形割引に似ていますが、手形割引はアセットファイナンスではありません(手形割引はデットファイナンス。後述)。
ファクタリングは手形割引と異なり、手形を振り出さず、売掛債権の売掛契約のみで成立します。
売掛はすでに資産として計上されていて、回収できる見込みがかなり高くなっています。したがって、審査は緩く融資と比べて極めて迅速な資金調達が可能です。
このファクタリングという選択肢を採れるようになったため、資金調達の緊急性に応じた方法が増えました。ファクタリングを利用せず、従来通りの融資による資金調達ももちろん有効です。
一方で、ファクタリング会社に支払う手数料について、年利に直すと相当高くなるなどデメリットもあります。すべての資金調達をファクタリングで行うのではなく、選択肢の1つとして準備しておくという姿勢が大切です。
3つの資金調達方法の違い、選択肢はさまざまにある!
ファクタリングについて概略を理解していただき、ファクタリングが「アセットファイナンス」という資金調達方法であることを知っていただいたうえで、そのほかの資金調達の選択肢についても簡単に知っておきましょう。
ファクタリングが属するアセットファイナンス以外にもデットファイナンス、エクイティファイナンスという資金調達方法があります。
それぞれ違いを表にまとめました。資金調達方法の選択肢はかなりあることを理解してください。
それぞれの資金調達方法はかなり異なります。通常資金調達としてイメージする金融機関からの融資は、デットファイナンスと呼ばれ、貸借対照表上では「負債」が増加します。
一方、ファクタリングはアセットファイナンスと呼ばれ、貸借対照表上の「資産」を売却して自己資本に換えます。
貸借対照表はむしろすっきりして「オフバランス化」できます。負債を増やせない場合はファクタリングを含めたアセットファイナンスが選択肢になります。
メリット | デメリット | 資金調達方法の選択肢 | |
---|---|---|---|
アセットファイナンス | 資産を無駄にせず、決算書のオフバランス化が可能。 債務者側のリスクヘッジになる |
活用できる資産が必要。 ない場合は利用できない |
①不動産売却 ②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却 ③独占販売権、営業権などの無形資産の売却 ④ファクタリング ⑤でんさい(電子記録債権)譲渡 ⑥債権回収 ⑦セール&リースバック(※) |
デットファイナンス | 誰でも利用できき、株主等から会社の経営に介入さない。 金融機関との実績ができるのでいざという時に助けてもらえる可能性がある |
信用情報に借入履歴が残るので、金融ブラックになると以後の経営に大きな支障が出る。 返済ができなくなるリスクや負債が増えてしまうリスクもある |
⑧銀行融資(無担保、無保証人) ⑨自治体等の公的融資(無担保、無保証人) ⑩不動産担保融資 ⑪消費者金融、ビジネスローン ⑫手形割引 ⑬社債、私募債発行 ⑭ABL(動産・売掛金担保融資)(※) |
エクイティファイナンス | 返済義務がないく、資金調達したお金の使途が比較的自由である | 株式を多数取得され、会社を乗っ取られたり経営に介入されたりするリスクがある | ⑮新株発行公募 ⑯IPO(新規公開株)による資金調達 ⑰株主配当増資 ⑱第三者配当増資 ⑲クラウドファンディング |
ファクタリングが他の資金調達方法と違うところ、選択肢として優れているところを紹介
ファクタリングは「アセットファイナンス」、融資は「デットファイナンス」です。大きな違いは、ファクタリングには信用情報照会がありませんが、融資には信用情報照会が義務付けられています。
信用情報照会に問題があるいわゆる「金融ブラック」「信用情報ブラック」と呼ばれる人もファクタリングならば利用可能です。デットファイナンスが使えない場合も、アセットファイナンスのファクタリングならば資金調達できます。
資金調達する人の社会的信用や属性が重視されるのが融資を含むデットファイナンスです。逆に、ファクタリングは逆に売掛先、取引先の信用を重視します。自分の信用がない、低いと考える場合、デットファイナンスではなく、ファクタリングを含めたアセットファイナンスが選択肢になります。
上述のように、ファクタリングと手形割引は似ていますが、前者はアセットファイナンス、後者はデットファイナンスです。
手形割引については商慣習上の歴史や手形法などの法体系が整備されてますが、ファクタリングは新しい制度なので、そのあたりが厳格に整備されていません。
それは、デメリットでもありますが、柔軟な資金調達につながるというメリットもあり、選択肢として持っておくことは悪くないでしょう。
ファクタリングと同じアセットファイナンスとして「電子記録債権」(でんさい)があります。両者とも売掛債権の売却による資金調達ですが、ファクタリングは一括売却しかできないのに対して、でんさいは分割売却も可能です。
でんさいを行うには、「でんさいネット」へ債権者、債務者双方が加入するなど条件面も厳しいので、一長一短があります。
資金調達の選択肢として、両方押さえておいて損はないでしょう。
ファクタリングもでんさいも新しいアセットファイナンスの選択肢になるのでチェックしておきましょう。
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従来の融資や手形割引以外の資金調達方法が出てきました。ファクタリングに代表される新しい選択肢によって経営の幅が広がり、さまざまな資金調達の場面に活用できます。
臨機応変に場面や資金調達の緊急度に応じた選択肢ができるのは経営にとって大いにプラスです。ファクタリングはその新しい選択肢の中でも有力で、ファクタリング会社も増えてきていて、競争によって利用条件がどんどん良くなっています。
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