セイシンのファクタリングの評判は？手数料、審査、口コミやおすすめ利用法などを徹底解説

今回は「セイシン」というファクタリング会社について紹介します。

ファクタリングは通常の2社間ファクタリング、3社間ファクタリング以外にも個性豊かなファクタリングメニューを創設できます。

これは、ファクタリングが融資のように細かい規制によって営業しなければならないのとは異なり、民法上の債権譲渡契約なので当事者間の自由な契約が優先されます。

その自由な契約を生かしたのが、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングになります。

今回は通常のファクタリング以外に、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングを実施している「セイシン」というファクタリング会社について紹介します。

それでは、「セイシン」のファクタリングについて、詳しく解説していきます。

ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説｜ファクタリング初心者必見

セイシンとはどのようなファクタリング会社か？

まず、セイシンのファクタリングについてその概要を説明します。セイシンは東京都文京区音羽にあるファクタリング会社です。

周囲は出版社が多く、とても落ち着いた雰囲気の場所にあります。

それではセイシンについて解説してきましょう。

セイシンのファクタリング概要

セイシン株式会社は、平成22年10月5日に設立されｔ、東京都文京区音羽に本社を構える企業です。主に医療・介護分野における診療報酬、調剤報酬、介護報酬に関するファクタリング業務を中心に、売掛債権（売掛金）の買い取り（一般的なファクタリング）や信用保証、クレジット業、消費者金融業など幅広い金融サービスを提供しています。

東京都知事より貸金業登録（第31516号／4回目更新）および個別信用購入あっせん登録（関東第87号－3）を受けており、日本クレジット協会（会員No185070000）にも加盟しています。

セイシンはファクタリングも行う、総合的な貸金業という位置づけになっています。

セイシンのファクタリング条件は以下になります。

【セイシンの概要】

セイシンは通常の3社間ファクタリングだけではなく、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングも扱っています。2社間ファクタリングは行っていない可能性があります。

なお、「交通費利用者負担」とあるので、オンラインファクタリングはできないものと思われます。

セイシンの各重要項目について解説

それでは、セイシンの各項目について上の表に沿って解説していきます。

審査通過率

セイシンの審査通過率は非公開です。ファクタリングにおける一般的な審査通過率は60％～70％ですが、それと比較するとどうなのでしょうか？

手数料

セイシンのファクタリング手数料は1％以上です。3社間ファクタリング、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリング全部1％以上ですが、上限がないので実際にどのくらいでファクタリング契約できるのか分かりません。

一般的な見解としては、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングの手数料は、3社間ファクタリングなどより低くなるはずです。

契約方式

セイシンのファクタリングは従来の3社間ファクタリングに加えて、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングも対応しています。ホームページには3社間ファクタリングの例が載っています。2社間ファクタリングについては行っていない可能性があります。

どちらかと言うと、後者（診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリング）の方がメインのようです。

入金までのスピード

セイシンのファクタリングは、ホームページには「最短翌日」とあります。診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングのページにそうあるので、これが事実なら大きなメリットになります。

3社間ファクタリングについては期日の記述がありませんでした。

買い取り可能額

セイシンのファクタリング買い取り金額は、3社間ファクタリングが100万円～500万円、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングは100万円～2000万円です。

回収不能リスクが低い診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングの方が、買い取り可能額が高くなっています。

必要書類

セイシンの必要書類については、特に表記がありません。後述のように連帯保証人を求めるので必要書類は多いかもしれません。

対象者

セイシンの対象者は、法人と診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングを利用する病院、クリニック、介護事業所です。

個人事業主やフリーランスについて不可という記述は見つかりませんでしたが、別のファクタリングサイトには不可とあったため保留にします。

セイシンの申し込み手続きの流れ

セイシンではどのようにファクタリングするのでしょうか？手続きの流れを紹介したいのですが、ホームページに記述がないので書けません。

本サイトはウソを書けないので、あとはセイシンにお問い合わせをお願い致します。

セイシンのメリットとデメリット

セイシンを利用する際のメリットとデメリットについて、ここでは紹介します。

セイシンのメリット

セイシンを利用するメリットは以下になります。

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングが可能

セイシン株式会社では、医療機関や介護サービス事業者様を対象に、診療報酬や介護報酬に基づく売掛債権のファクタリング（診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリング）を行っています。

診療報酬の売掛先である「社会保険診療報酬支払基金」や「国保連」は、公的な機関であるため、支払い不能のリスクが事実上存在せず、資金の回収が確実であることが強みです。

このように、診療報酬や介護報酬債権は信用性が極めて高いため、セイシンもリスクを最小限に抑えた運営が可能となり、超低手数料（1％～）でファクタリング可能です。

なお、こうした診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングが可能なファクタリング会社は多くないので、セイシンは病院、クリニック、介護事業所にとって有力な選択肢になります。

文京区には医療機器メーカーなども多く、医療分野はお手の物です。

ファクタリング以外の資金調達も合わせて行える

セイシンではファクタリングだけでなく、ビジネスローンやクレジットも実施していて、総合的な資金調達コンサルティングサービスを受けられます。

ファクタリングではない資金調達方法を組み合わせることで、より効果的な資金調達やキャッシュフロー改善を実現できます。

もちろん、セイシンは正規の貸金業許可「東京都知事（4）第31516号」、クレジット協会会員「日本クレジット協会会員 No,185070000」なので、安心安全な業者として認められています。

セイシンのデメリット

一方、セイシンにはデメリットもあります。デメリットも知ることが大切です。

手数料など情報公開があまりない

セイシンのホームページを見ても、手数料だけでなく、審査通過率や買い取り可能額の下限が公開されていません。

重要な情報なのに非公開なのは、いろいろ邪推してしまいます。事前にしっかり問い合わせをお願い致します。

対面手続きが必要、オンラインファクタリング不可

セイシンでは音羽の店舗での対面手続きが必要になります。オンラインファクタリングはできないので、実際にお店まで行っていただくことになります。

2社間ファクタリングできない可能性

セイシンのホームページに事例で出ているのは、3社間ファクタリングと診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングで、「2社間ファクタリング」の文言がありません。

セイシンでは2社間ファクタリングを実施していない可能性があります。迅速な資金調達をするには2社間ファクタリングであり、その選択肢がないということは、急いでお金が欲しい場合、セイシンは向かないことになります。

ファクタリングにあたり連帯保証人が必要

セイシンのファクタリングでは連帯保証人を求めます。これは回収できない時に連帯保証人に支払ってもらうということでしょうか？

償還請求権とあまり変わらないものですが、セイシンのホームページには「ノンリコース」（償還請求権なし）という文言もあります。

こちらについては、デメリットになる可能性があるので、ぜひ問い合わせしてください。

3社間ファクタリングでは「審査料」がかかる

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングではかかりませんが、3社間ファクタリングでは「審査料5000円」が発生します。

このような手数料以外の費用は、ファクタリングが浸透する中で淘汰されてきたのですが、セイシンでは残っています。この審査料は、ファクタリング審査の可否やファクタリング契約によらず発生します。

審査にかかるお金なので、審査に落ちても発生しますので、よく知識として頭に入れておいてください。

セイシンの評判と口コミ：利用者のリアルな声を紹介

セイシンの口コミや評判を探しましたが、Google口コミ、「X」やFacebook、ファクタリング口コミサイトいずれも見当たりませんでした。

公式サイトにも「利用者の声」のようなページがないため、口コミについてはわかりませんでした。

ここは正直に記します。ぜひみなさまがセイシンを利用し、最初の口コミを書いてみてはいかがでしょうか？

セイシンの利用をおすすめする活用事例

セイシンは、どのような事業主様におすすめできるのでしょうか？

セイシンのファクタリングの大きなメリットは、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングができる点です。

上限2000万円までのファクタリングならば数日内に資金化できます。通常の診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングは1週間ほどかかりますが、セイシンの場合それよりも早く資金化できる可能性があります。

文京区は医療機器や医療関係の出版社も多く、診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングともに相性が良いかもしれません。

交通の便もよく、首都圏からならば比較的容易に来られます。セイシンをおすすめできるのは、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングが可能な比較的小規模な医療関係、介護関係の事業主様になります。

セイシンで審査通過するためのポイント

セイシンのファクタリング審査を通りやすくするためには、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングならば、売掛先が社会保険診療報酬支払基金や国保連なのでそれほど気にする必要はありません。

3社間ファクタリングする場合、売掛先については安定しているところにしましょう。具体的には自治体、官公庁、行政機関などの「公共セクター」や誰もが知っている有名大企業です。

セイシンは対面面談必須なので、そこでファクタリングが必要な理由について、やる気や熱意を含ませてアピールすれば「定性面」が伝わり、審査において加点要素になるかもしれません。

いずれにしても、ホームページだけではわからないことがあるので、申し込む前にはセイシンに問い合わせしてみてはいかがでしょうか？

セイシンは比較的少額の資金調達を希望する医療、介護事業主様におすすめ

セイシンは「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」が可能です。ファクタリング可能額上限は2000万円とやや低いものの、他社よりも早く資金調達できる可能性があるため、急ぎの資金調達を希望する病院、クリニック、介護事業所などは、ぜひ診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングを検討してください。

それ以外の事業主様は3社間ファクタリングしかできない可能性があるので、事前にセイシンへ問い合わせしてみましょう。

手数料率は1％以上なので、低い方に出れば思わぬ「掘り出し物」になるかもしれません。

ぜひセイシンを利用してください。

何卒よろしくお願いいたします。