カテゴリー: ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルと出会う方法は?5つの方法を解説
ベンチャーキャピタルからの資金調達を希望している方も多いのではありませんか?
ベンチャーキャピタルは資金を提供してくれるだけではなく、経営ノウハウなども提供してくれます。
会社を大きくするための方法を彼らは知っているのです。
しかし彼らとはどこで出会えばよいのでしょうか?
思い浮かばない、という方が圧倒的に多いのではありませんか?
こちらではベンチャーキャピタルと出会う方法について明らかにします。
返済不要の資金調達(出資による調達)を考えており、将来的に株式の上場も視野に入れている方は必見です。
コンテストやイベントに積極的に参加すること
ベンチャーキャピタルと出会う方法として、まず取り上げたいのがコンテストやイベントへの参加です。
様々なビジネス系のコンテストやイベントが行われていますよね。
実はそれらの催しには、ベンチャーキャピタルも参加しているものがあります。
まだ世に出ていないような斬新なアイデアを持った起業家をベンチャーキャピタルは探しているのです。
コンテストやイベントに参加するのは、ベンチャーキャピタルと出会う方法の中でも現実的であり、有効な手段といえます。
ただし、コンテストへの参加とイベントへの参加は、別個の方法と捉えるべきです。
それぞれみていきましょう。
ベンチャーキャピタルと出会う方法1:コンテストへの参加
ベンチャーキャピタルと出会う方法のひとつめは、コンテストへの参加です。
代表的なものとしてピッチコンテストがあります。
ピッチコンテストとは、スタートアップや起業家を対象とするコンテストです。
特徴は「ピッチ」という形式にあり、ベンチャーキャピタルなどに対して、事業の魅力や将来性、実現可能性をごく短時間(数分~10分程度)で説明しなければなりません。
そして競って評価をされると表彰される、というものです。
最優秀賞に選ばれると数十万円の賞金が出ることもあります。
賞金を獲得できれば、起業資金として使うことができます。
しかし、ピッチコンテストは単なる賞金稼ぎの場ではありません。
ベンチャーキャピタルと出会う方法として考えてみましょう。
ピッチコンテストの審査員には、ベンチャーキャピタルが参加している場合が多いです。そもそも、なぜベンチャーキャピタルがピッチコンテストに参加するのかといえば、言うまでもなく出資先を探しているからです。
ピッチコンテストで結果を残せば、ベンチャーキャピタルに注目されることは間違いなく、参加している(複数の)ベンチャーキャピタルから声を掛けられ、出資をもちかけられるでしょう。
ベンチャーキャピタルと出会う方法を探しているならば、ピッチコンテストに参加し、優勝を目指すのも一つの手です。
ただし、ピッチコンテストで優勝するのは簡単ではありません。
自分の描いている事業を短い時間で的確に説明することは難しく、競争も激しいです。
競争に勝ち抜くには、ピッチ時間内に事業の魅力を伝えられるよう、練習を重ねることです。
また、ベンチャーキャピタルからの質問に備えて、様々なデータを準備しておくのがよいでしょう。
ピッチコンテストに参加するには、まず応募書類を送り、予選を突破する必要があります。
予選さえ通過できず、ベンチャーキャピタルに出会う方法として全く役立たないことも多いのです。
予選に落ちた場合、ベンチャーキャピタルに注目されることはありません。
ベンチャーキャピタルは、予選を通過したものの中から出資先を探します。
予選を落ちたものをわざわざ再検討し、出資するベンチャーキャピタルはないのです。
逆にいえば、予選に通過しさえすれば、ピッチコンテストはベンチャーキャピタルと出会う方法としてかなり現実味があります。
ここで注目してほしいのは、表彰されなくてもOK、というところです。
ベンチャーキャピタルも見に来ているので、彼らのうち一人にでも興味を持ってもらえればそれが資金調達に繋がる可能性もありますよね。
満場一致で優勝が決まることは少なく、2位以下の参加者に興味を持つベンチャーキャピタルも少なくありません。
要は参加することに意義がある、ということなのです。
せっかく素晴らしいアイデアがあるのに発表をしなければ、その考えはベンチャーキャピタルには伝わりません。
まずはベンチャーキャピタルに自分の考えを理解してもらうことが肝心なのです。
ベンチャーキャピタルと出会う方法2:イベントへの参加
ベンチャーキャピタルと出会う方法として、イベントへの参加もおすすめです。
ベンチャー系イベントやカンファレンスには、ベンチャーキャピタルが多数出席しています。
これらのイベントに参加するメリットは、ベンチャーキャピタルと名刺交換ができること。
一度の参加で多数のベンチャーキャピタルと接触でき、それが事業説明・出資依頼の場になることもあります。
ベンチャーキャピタルも多く接触したいと考えるため、自分だけが長時間話し込むことはできません。
大抵は数分でしょう。
つまりイベントは、ピッチコンテストをマンツーマンで行うようなものです。
当然、イベントに参加するにあたって、説明する内容を考えたり、練習したりすることが欠かせません。
ただイベントに参加し、名刺を交換するだけでは、とりあえず出会う方法にはなるものの、出資にたどり着くのは困難です。
イベントでベンチャーキャピタルと出会い、興味を持ってもらうためにいくつかポイントがあります。
まず、参加前に登壇者リストをチェックし、自分に興味を持ってくれそうなベンチャーキャピタルにターゲットを絞ること。
ベンチャーキャピタルの投資実績を調べることで、マッチングの可能性を予測し、ターゲットが見えてくるはずです。
また、名刺交換にもコツがあります。
ビジネス経験の浅い起業家や、イベントに参加したことがない人は、簡単な自己紹介だけで終わってしまうことが多いようです。
しかし、それではベンチャーキャピタルの印象に残らず、出会う方法としてはほとんど役立ちません。
名刺交換時には、事業内容を簡単に説明し、ベンチャーキャピタルの投資領域とマッチすることを伝えましょう。
さらに、名刺に記載されているメールアドレスに連絡することを習慣づけてください。
イベントでベンチャーキャピタルと出会うデメリットは、参加費用がかかること、準備に手間がかかることです。
コンテストの場合、無料で参加できることが多いのですが、イベントには参加費がかかります。
また、コンテストほどではないにせよ、全くの徒手空拳では意味がありません。
ベンチャーキャピタルの出資を狙う人にとって、イベントは貴重な場です。
イベントも競争率が高く、準備は必須と考えてください。
コンテストやイベントは様々な勉強の機会になります。
視野を広げる事にもなりますし、情報収集の場ともなります。
投資家を見つけるだけではなく、将来的に取引先になるような企業との出会いの場ともなっており、会社の発展にはかかせませんよ。
会社が大きくなってしまえばコンテストやイベントに参加するのは難しくなってしまいます。
フットワークが軽いうちに参加しましょう。
ベンチャーキャピタルと出会う方法3:知人に紹介をしてもらう
ベンチャーキャピタルと出会う方法のうち、コンテストやイベントはハードルが高いと感じる人も多いはずです。
そこで考えたいのが、知人にベンチャーキャピタルを紹介してもらうこと。
知人の紹介は、ベンチャーキャピタルと出会う方法の中で最も信頼性が高く、成功率も高い方法といえます。
知人の紹介が出会う方法として優秀な理由
なぜ、ベンチャーキャピタルと出会う方法のなかでも、知人の紹介が効果的なのでしょうか。
それは、VCが「Warm Introduction(温かい紹介)」を好むためです。
当然、知人などの第三者からの紹介も、ベンチャーキャピタルの好むところ。
ベンチャーキャピタルの事業(出資)は、基本的にハイリスクです。
全ての出資者は、将来的な利益のために出資します。
出資者によって利益の出し方が異なり、ベンチャーキャピタルは出資先の上場によって、株式の値上がり益で儲けています。
ベンチャーキャピタルが出資した会社のうち、上場にたどり着くのはごく一部です。
出資の多くは失敗に終わるため、それだけでもリスクが高いといえます。
ベンチャーキャピタルが厳選した出資先のうち、成功するのは一部だけですから、出資を求める会社や起業家の一群はまさに「有象無象」といってよく、その中から理想的な出資先を選び出すのは容易ではありません。
また、出資依頼の中には詐欺も紛れ込んでいます。
それを見極めながら出資を検討するのですから、この意味でもベンチャーキャピタルの事業がハイリスクです。
信頼できる第三者から紹介を受けた場合、それだけで詐欺のリスクは大きく低下し、出資の成功率はグンと上がります。
人脈次第ではあるものの、ベンチャーキャピタルと出会う方法として「知人の紹介」は非常に効果的です。
知人の紹介をうけるには?
まずは、身近な知人をあたってみましょう。
自分の知り合いにベンチャーキャピタルにつながっている人がいるかも知れません。
たとえば同級生であるとか友人、さらには前の仕事仲間などに相談してみましょう。
他にも家族であるとか親戚がベンチャーキャピタルにつながっているかもしれません。
近くにそのような知人がいなければ、過去のつながりを洗い出すのがよいでしょう。
Facebookなどを利用することで、過去のつながりを再確認できます。
紹介してくれそうな知人がみつかれば、ベンチャーキャピタルと出会う方法を模索しており、紹介してほしいということを伝えてください。
相手から全く反応がなければ、紹介してもらえる可能性は低いです。
何らかの反応があれば、事業の簡単な説明を行うのがポイントです。
これにより、知人がベンチャーキャピタルに紹介しやすくなり、実際に出会う方法にもなり得ます。
紹介者に負担を掛けないことを心がけましょう。
ベンチャーキャピタルを紹介してくれた知人にはお礼の連絡をし、関係の維持と発展を目指すことも忘れずに。
もちろん、紹介してくれなかった知人も切り捨てることなく、無理のない範囲で関係を築いていくことが大切です。
長期にわたる人間関係の積み重ねが人脈となり、ベンチャーキャピタルと出会う方法にもつながっていきます。
自身の人脈を生かしてベンチャーキャピタルを紹介してもらい、出会う方法もあるのです。
ベンチャーキャピタルと出会う方法4:金融機関に紹介してもらう
ベンチャーキャピタルとつながっている知人が全くいない場合、紹介によって出会う方法はないのでしょうか。
そんなことはありません。
金融機関に紹介してもらうことも、ベンチャーキャピタルと出会う方法としてかなり現実的です。
ベンチャーキャピタルと出会う方法の中でも、金融機関の紹介には大きなメリットがあります。
それは、金融機関の信用がプラスになる点です。
知人の紹介を受ける場合、ベンチャーキャピタルの反応にはバラつきがあります。
紹介してくれる知人が、ベンチャーキャピタルからどう見られているかによって差が出るのです。
知人があまり信用されていなければ、紹介されても出資にはつながりにくく、逆に警戒される恐れもあります。
その点、金融機関は信用が高いため、ベンチャーキャピタルのレスポンスも良いことが多いです。
金融機関の紹介を受けるには
メガバンクはもちろんのこと、信金や地銀などの多くはベンチャー支援部門を持っています。
それをきっかけにすることで、信用金庫であるとか地方銀行からベンチャーキャピタルを紹介してもらうことも可能なのです。
信用金庫であれば「信金キャピタル」と呼ばれるものがあります。
全国の信用金庫が窓口になっているので、各信用金庫に相談することで紹介してもらえるチャンスが出てきます。
地方銀行とつながっているベンチャーキャピタルも存在しています。
何も首都圏だけにしかベンチャーキャピタルがないわけではありません。
地元であれば出資してもらいやすいかもしれませんよね。
なるべく近くのベンチャーキャピタルから資金調達をしたい場合には、地方銀行に話を持っていきましょう。
ただし、ベンチャーキャピタルに紹介してもらうには、金融機関と何らかの取引がなければなりません。
後述の通り、金融機関は信用が高く、その点がベンチャーキャピタルにも評価されます。
信用を積み重ねることは難しく、損なうのは簡単です。
金融機関の信用が高いのは、信用を損なう行為を慎んでいるためでもあります。
ベンチャーキャピタルに紹介するにあたっても、相手が信頼できることを見極めたうえで紹介します。
何の取引もない状態で金融機関を訪ね、ベンチャーキャピタルへ紹介を頼んだところで、相手にされない可能性が高いです。
まずは、取引のある金融機関の中から、ベンチャー支援を行っている金融機関を探しましょう。
ベンチャー支援を行っている金融機関を選んだら、事業の立ち上げのために資金を必要としていること、そのために融資を相談したいこと、さらにはベンチャーキャピタルを紹介してほしいことを伝えます。
基本的に、民間の金融機関は、事業実績のない相手に新規融資出しません。
融資を受けられるに越したことはありませんが、現実的には困難です。
そこで金融機関は、「融資することは難しいですが、ベンチャーキャピタルの紹介ならできます」と提案してくるのです。
もちろん、金融機関に紹介を断られることもあるでしょう。
その場合、金融機関が開催しているマッチングイベントに参加するのがおすすめです。
りそな銀行や三菱UFJ銀行などの大手金融機関では、定期的にベンチャーキャピタルのマッチングイベントを開催しています。
同様に、金融機関が主催する、ベンチャー向けのセミナーに参加するのも一つの手です。
このようなイベントやセミナーに参加することで、ベンチャーキャピタルの担当者と顔を合わせる機会ができ、金融機関から紹介してもらえる可能性が高まります。
ベンチャーキャピタルと出会う方法5:ベンチャーキャピタルに直接コンタクトをとる
ベンチャーキャピタルと出会う方法として、直接コンタクトを取ることも可能です。
ベンチャーキャピタルのホームページと、SNSアカウントが窓口となります。
ホームページからコンタクトを取る
ベンチャーキャピタルに関してはインターネット上などに連絡先を載せているケースもあります。
その連絡先に対して直接連絡する、という方法もありますよ。
連絡先として電話番号を掲載しているベンチャーキャピタルは少なく、大抵はメールで連絡を取ることになります。
なるべく面談に持ち込めるように努力してみましょう。
そのためにも、まずはメールを見てもらうための工夫をすべきです。
できることは限られますが、メールには件名を記載し、添付資料を最小限に抑えることを心がけてください。
件名を書いていないメールは、ベンチャーキャピタルの担当者の目に留まらない恐れがあります。
また、添付資料があまりにも多ければ、担当者の読む気が失せたり、後回しになったりするでしょう。
このほか、メール本文には、事業概要と出資希望額を明記することも忘れずに。
事業概要と出資額が分からなければ、ベンチャーキャピタルとしても出資を検討できません。
面談をすれば相手に印象を残すことも可能です。
ちなみに彼らの中にはいくつもの起業家を集めた面談会なるものを開催しているところもあるので、気になる方は是非参加してみましょう。
SNSでコンタクトを取る
ベンチャーキャピタルによってはSNSを利用しているため、DMを送ることも可能です。
ベンチャーキャピタルと出会う方法を模索するうちに、ベンチャーキャピタルに関する情報は増えていきます。
自社とマッチするベンチャーキャピタルもみえてくるはずです。
そのベンチャーキャピタルがSNSを利用していないか、調べてみるとよいでしょう。
ベンチャーキャピタルへのDMは簡潔を心がけてください。
ベンチャーキャピタルの投資哲学に共感しており、事業について相談するだけでも構いません。
自社とベンチャーキャピタルに共通点があれば、その点を強調するのがポイントです。
DMの性質上、ホームページからメールを送るよりも、短文にしたほうが返信率は上がります。
狙い目は、中堅のベンチャーキャピタルです。
フォロワーが多いベンチャーキャピタルほどDMを受け取ることが多く、返信率も低くなります。
返信がない場合、短期間で何度もDMを送るのは避けるべきです。
最初のDMから1週間後を目安にフォローアップすれば、積極性を示せます。
それでも返信がなければ、別のベンチャーキャピタルを当たりましょう。
まとめ:ベンチャーキャピタルと出会う方法は色々
この記事では、ベンチャーキャピタルと出会う方法を5つ紹介しました。
ベンチャーキャピタルと出会う方法は色々あり、簡単に取り組めるもの(ホームページから直接連絡)もあれば、手間がかかるもの(コンテストで優勝を目指す)もあります。
自社に適した方法を選ぶことで、ベンチャーキャピタルに出会える確率は高まるでしょう。
ただし、ベンチャーキャピタルに出会うことと、出資を取り付けることは全く別の問題です。
ベンチャーキャピタルに出会う方法を知っても、出資を受けられなければ意味はありません。
資金調達方法の中でも、ベンチャーキャピタルの出資は非常に難易度が高いのです。
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