ファクタリングでは有名な会社を選ぶべき？ネームバリューよりも実績重視すべき理由を紹介！

何か新しいことを始める場合、知名度のある有名な会社や企業にお願いするということはよくある話です。

資金調達の場合も、銀行融資を受ける際に、新興のネット銀行ではなく、昔からある有名な都銀や地方銀行にお願いするのが安全という考えは根強いです。

そういう考えをもとにすると、ファクタリングによって資金調達する場合も有名な会社を探せばよいのでしょうか？実はそうとも言えない事情があります。

ファクタリング会社独自の理念や事情もあり、ファクタリングを検討する際は有名かどうかの知名度だけではなく、実績や口コミでファクタリング会社を決めることをおすすめします。有名だけで決めてはいけないファクタリングの事情をここでは解説していきます。

ファクタリングの「有名」は本当に裏打ちされたものなのか？

ファクタリング会社の中で「有名」と言われるところは、本当に歴史や伝統、実績などがあるものなのでしょうか？

最初にファクタリングの歴史について押さえておきます。

ファクタリングの原型となる売掛債権の売買は、産業革命以後、19世紀後半のアメリカやイギリスであったと言われています。

しかし、ビジネスの場面で積極的に使われだしたのは第二次世界大戦前後であり、銀行融資と比べると浅い歴史になります。

比較してみると、

・近代の銀行の歴史：1600年代（17世紀）ヨーロッパ
・手形割引の歴史：12世紀 イタリア
・ファクタリングの歴史：1900年代後半 アメリカ

このようにファクタリングはまだまだ歴史が浅いことが分かります。

特に日本におけるファクタリングはさらに歴史が浅く、1970年代に入らないと資金調達方法として社会に登場しません。

そして、日本で実際にビジネスの場面でファクタリングが使われだしたのは、債権譲渡登記制度ができた2005年以降になります。

つまり、日本におけるファクタリングの本当の歴史は15年足らずと捉えることができるでしょう。都銀のように統合を繰り返しながらも「三菱」「三井」などの名前がついていて、誰でも知っている、というような有名な会社はありません。

ファクタリングで有名というのは、みんな誰でも知っているという意味での有名ではない可能性があります。

有名なファクタリング会社＝ネット対策が有効なファクタリング会社かもしれない

ファクタリングを初めて利用しようとしている方が「ファクタリング　有名」「ファクタリング　老舗」などで検索する方も多いはずです。

そうしたキーワードで検索すると、上位に来るのは「おすすめファクタリング会社○選」のようなまとめページが多いはずです。

それらのまとめページには、おすすめファクタリング会社が上位からランキング形式で紹介されています。

しかし、それらのファクタリング会社がすべて有名で利用者の評価も高く良心的なところである、とは言い切れない事情もあります。

上記のようにファクタリング自体の歴史が日本では浅いため、本当に有名な会社というのは少ないもしくはほとんどないのです。

有名な銀行と聞くと、誰でも都銀や地元の地銀を複数答えられるはずです。また消費者金融でも大手についてはTVCMなどで知っている人も多いはずです。

しかし、ファクタリングを利用したことがない人、ファクタリング会社を調べたことがない人からするとファクタリング会社の名前を知っていることは滅多にありません。ファクタリング会社がTVCMや広告で流れることはほとんどないです。
上記したようなファクタリングをネットで調べたときによく見かけるそのランキングサイトが実は広告（アフィリエイト広告）になっている可能性があります。一般的な広告とは異なり、「ファクタリング会社を探している人」が検索すると上位に表示される仕組みになっています。

ファクタリング会社は銀行のように「お金を借りたい人以外でも知っている」ことは少なく、そのため、ファクタリング会社を検索して上位にきたサイトに掲載されているファクタリング会社を有名で実績のあるところと解釈してしまいます。

ランキング上位に来ているファクタリング会社は有名であるところがもちろん多いですが、なかには利用者評価が高く有名という会社ではなく、サイト運営者に広告料を支払って「順位を買っている」ファクタリング会社もいるようです。

ファクタリング利用者の中には有名で評価が高いから、ランキングの順位が高いのだと感じてしまいますが、実際にファクタリングランキング上位の会社の諸条件を見てみるとそこまで利用者にとって有利なものではないかもしれません。

利用者にとってメリットが大きい（手数料が安い、買取率が高いなど）ファクタリング会社は、こうしたアフィリエイトランキングサイトに載っていないこともあります。有名かどうかはわかりませんが、優良中小のファクタリング会社というものは意外に多く存在しています。

ファクタリングは銀行のように、銀行法や利息制限法など各種法律によって細かい規制がありません。その分各ファクタリング会社の創意工夫が反映されやすくなっています。そのため、大手銀行のような「横並び」メニューではありません。

かつて銀行は「護送船団方式」と言って、みんな同じような条件で営業をしていました。同じ条件ならば、有名な歴史のある銀行を選ぶというのはいざという時のためにリスクヘッジになっていたかもしれません。

しかし北海道拓殖銀行の倒産や相次ぐ外資系の買収劇などもあり、有名だから安全という神話は崩れてしまいました。

また、銀行の統合だけにとどまらず、最近では店舗の減少、ＡＴＭすら複数の銀行が共有するようになっていて、以前のような利便性がなくなっています。

そのため、現在では新興のネット専業銀行の方が融資利率は安い、24時間対応など使い勝手がよくなり、昔からある有名な銀行の優位性がなくなっています。

新興業界のファクタリングならなおのことであり、有名というのは歴史があり実績があることになりません。ネットのSEO対策やアフィリエイト広告で知名度を上げている会社も存在しており、本当に利用者本位の条件が良いファクタリング会社を見つけることは中々難しいことかもしれません。

その中でいかにしてこのように埋もれている優良なファクタリング会社を探せるかが大きなカギになります。

まとめ：有名なファクタリング会社は少ない！信頼と実績のある No.1ファクタリングに相談しよう

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