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三菱UFJファクターのファクタリングの評判は?手数料、審査、口コミやおすすめ利用法などを徹底解説

今回は「三菱UFJファクター」のファクタリング事業について紹介します。

ファクタリング会社は新規参入が容易なので、聞いたことがないような中小企業も多く参画しています。

しかし、業界最大手、金融業界のマザーシップ、不沈空母である三菱グループのファクタリング会社もあります。

今回紹介する三菱UFJファクターは、三菱UFJ銀行100%出資のファクタリング会社です。天下の三菱が運営するファクタリング会社ですので、そこで提供されるメニューは、通常のファクタリング会社とかなり異なるようです。

どのように異なるのか、今回は三菱UFJファクターについて詳しく解説していきます。

ファクタリングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ファクタリングを徹底解説|ファクタリング初心者必見

三菱UFJファクターとはどのようなファクタリング会社か?

まず、三菱UFJファクターのファクタリングについて、その概要を説明します。三菱UFJファクターは、三菱UFJ銀行が100%株主(100%出資)の完全子会社で、三菱グループのミッション実現のために、1972年創業、1977年株式会社として設立しました。

当然、メガバンク1位の三菱UFJ銀行と密接な関係があり、三菱UFJ銀行でカバーできない業務を担っています。

三菱UFJファクターのファクタリング概要

三菱UFJファクター株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員として、日本国内外におけるファクタリング業務を中心に、多様な金融サービスを提供している企業です。1970年代に設立され、長年にわたり企業の資金繰りや与信管理の支援を行ってきました。

主な業務内容には、売掛債権(売掛金)の買取りや保証、代金回収の代行などが含まれ、特に企業間の取引において発生する売掛債権(売掛金)に関するリスクを軽減し、キャッシュフローの安定化を図る役割を果たしています。また、近年ではデジタル技術を活用したオンラインファクタリングサービスや、AIを活用した与信判断なども取り入れ、より迅速かつ柔軟な対応が可能な体制を整えています。

三菱UFJファクターは、信頼性の高い金融グループ(三菱グループ)の一員であることから、信用力や取引先の安心感も大きな強みとされています。

さらに、国内取引だけでなく国際取引にも対応しており(国際ファクタリング)、海外企業との取引に伴う債権管理や、回収リスクにも備えることが可能です。そのため、輸出入取引を行う企業にとっても心強いパートナーとなり得ます。経済環境の変化が激しい現代において、同社は企業の資金調達や信用管理の課題を解決するために進化を続ける、総合ファクタリングサービスのリーディングカンパニーとして位置づけられています。

三菱UFJファクターのファクタリング条件は以下になります。

【三菱UFJファクターの概要】

審査通過率 非公開
手数料 非公開
契約方式 診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリング、保証ファクタリング、国際ファクタリング、下請債権保全支援事業
入金までのスピード 非公開
買い取り可能額 非公開
必要書類 非公開
対象者 法人、病院、クリニック、介護事業所、国際企業
運営会社 三菱UFJファクター株式会社

三菱UFJファクターのファクタリングは、診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリング、保証ファクタリング、国際ファクタリング、下請債権保全支援事業という特殊なファクタリングを行う会社で、「即日資金調達目的」などのニーズに応えるものではありません。

三菱UFJファクターの各重要項目について解説

三菱UFJファクターの各項目について上の表に沿って解説していきます。

審査通過率

三菱UFJファクターの審査通過率は非公開です。ある種、特別なファクタリング会社なので、あまり審査通過率は気にしなくてよいはずです。そもそも迅速な資金調達目的で使う事業者は少ないはずです。

ただし、三菱グループの審査なので相応に厳格で厳しくなるようです。

手数料

三菱UFJファクターのファクタリング手数料も非公開です。診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングについては、かなりの低手数料が期待できそうです。

契約方式

三菱UFJファクターのファクタリングは、診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリング、保証ファクタリング、国際ファクタリング、下請債権保全支援事業です。

保証ファクタリングと国際ファクタリングを行えるファクタリング会社はとても珍しく、三菱UFJファクターの大きな魅力になっています。

なお、ファクタリングではありませんが、「電子記録債権(でんさい)」や「代金回収」など新しい形の資金調達方法についても契約できます。

入金までのスピード

三菱UFJファクターのファクタリングは非公開です。診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリング、保証ファクタリング、国際ファクタリング、下請債権保全支援事業、どのファクタリングも資金調達の迅速性を求めるものではないため、しっかり審査を行うはずです。

買い取り可能額

三菱UFJファクターのファクタリング買い取り金額も非公開です。三菱グループの経済力からすれば、おそらく上限はあってないようなものだと思われます。

必要書類

三菱UFJファクターの必要書類は非公開です。銀行系のファクタリング会社ですので、請求書と通帳コピーだけということにはならないはずです。

対象者

三菱UFJファクターは主に法人が対象になります。個人事業主やフリーランスについての記載がありませんが、そもそも三菱UFJ銀行をメインバンクにしているのは大規模法人が多いはずなので、基本的にその流れに沿うはずです。

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングについては、医療法人、病院、クリニック、介護事業所が対象になります。

三菱UFJファクターの申し込み手続きの流れ

三菱UFJファクターではどのようにファクタリングするのでしょうか?三菱UFJファクターの申し込み手続きは、それぞれのファクタリングでかなり異なります。

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングの流れ

お客さまは、三菱UFJファクターと診療報酬債権に関する譲渡契約を締結します。その後、当社とお客さまの連名にて、債権の譲渡について各保険機関(社会保険および国民健康保険)に対して通知を行います。

毎月10日前後には、お客さまが社保および国保に対して通常通り診療報酬の請求手続きを行っていただきます。

並行して、お客さまは当社に対し、診療報酬に係る債権の買い取りを申込む形となります。

買い取りが成立した場合、当社は請求予定の診療報酬から所定の手数料などを差し引いた金額を、およそ1.5か月先行してお客さまにお支払いします。

その後、三菱UFJファクターは約1.5か月後に、保険者(社保・国保)から実際の診療報酬を受領します。

国際ファクタリングの流れ

国債ファクタリングのご利用に際しては、まず初めに輸出先の取引相手(バイヤー)から同意を得てください。

その後、三菱UFJファクターに対し、バイヤーに関する与信調査の実施をご依頼ください(信用調査費は一律1バイヤーにつき10,000円(税別))。三菱UFJファクターは連携する現地のファクタリング会社に対し、バイヤーの信用保証を申請します。

現地ファクターによって信用状況の確認が行われ、保証可能な金額が確定次第、その内容を貴社に通知いたします。

輸出手続きが完了しましたら、インボイスおよび船荷証券(B/L)の写しをご提出のうえ、ファクタリングのお申し込みをお願いいたします。

その後、現地のファクターが輸出先から債権代金を回収し、弊社を経由して貴社にお支払いいたします

保証ファクタリングの流れ

保証を希望される相手先企業について、当社にお申し込みいただきます。

ご提出いただいた情報に基づき、対象となる企業の信用調査を実施します。審査結果を踏まえ、保証可能な金額や契約条件などをご案内します。

保証ファクタリングに関する契約を締結後、対象企業へ保証の開始をお申し付けください。

保証ファクタリング開始に当たり、原則として、保証を希望するお取引先は10社以上でのお申し込みをお願いしています。
お申込みに先立ち、三菱UFJファクターにてあらかじめ審査を行います。

三菱UFJファクターのメリットとデメリット

三菱UFJファクターを利用する際の、メリットとデメリットについてもしっかり押さえておきましょう。

三菱UFJファクターのメリット

三菱UFJファクターを利用するメリットは以下になります。

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングが可能

三菱UFJファクターは、診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングが可能です。診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングの「売掛先」は病院やクリニックなどになり、とても社会的な地位のあるところばかりです。

後述のように、三菱UFJファクターは三菱グループなので、その社会的信用度は桁違いに高く、そのため診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングの手数料もとても低いものになるはずです。

保証ファクタリングが可能

三菱UFJファクターでは、「保証ファクタリング」も取り扱っています。これは、売掛先企業が倒産したり、支払い不能に陥ったりした場合でも、あらかじめ設定された保証範囲内で、売掛債権(売掛金)に相当する金額をファクタリング会社が補填するという仕組みです。

保険のようなイメージを持たれることもありますが、これは保険業者ではなく、ファクタリング会社が直接提供するサービスである点が異なります。(尤も三菱UFJファクターならその辺の保険会社よりもはるかに信頼度が高いでしょう)。

保証ファクタリングを利用することで、企業は取引先の信用リスクや、売掛金の未回収リスクといった問題を軽減することができ、より安心して日々の業務を送れます。

取引先の経営に不安がある場合や、高額な売掛金を扱う企業にとっては、非常に強力なリスク管理手段として注目されています。

なお、保証型ファクタリングは提供できるファクタリング会社が限られており、三菱UFJファクターはその中でも数少ない事業者のひとつです。

国際ファクタリングが可能

三菱UFJファクターのメリットとして、さらに上げられるのが国際ファクタリングに対応している点です。国際ファクタリングは、海外の取引先との売掛債権(売掛金)に関しても、リスクを抑えながら資金化できる仕組みであり、輸出企業にとって非常に有効な資金調達手段となります。

海外取引では、商習慣や法制度、言語の違いなどから債権の回収不能リスクが高まる傾向にありますが、三菱UFJファクターは現地のファクタリング会社などと提携し、海外売掛先の信用調査や回収業務を代行することで、これらのリスクを大きく軽減します。

「信用情報調査」+「回収不能保険」=国際ファクタリングというイメージです。

さらに、万が一、海外の取引先が倒産した場合でも、一定の条件下で売掛債権(売掛金)が保証されるため、企業は安心して海外事業を展開できます。

信頼性の高い三菱グループのネットワークと実績に裏打ちされたこのサービスは、海外展開を希望している事業主様のリスクを減らします。

建設業向け「下請債権保全支援事業」を受託している

三菱UFJファクターは、国が実施する「下請債権保全制度」の業務を受託している企業の一つです。この制度は、建設業界における下請事業者を保護することを目的としたもので、特に元請企業や発注者が経営破綻するなどのケースにおいて、代金が回収できなくなるリスクを軽減するために設けられています。

建設業者の下請けに特化した保証ファクタリングのようなイメージです。

具体的には、下請企業や資材業者が保有する売掛債権(売掛金)や手形などの債権に対して、ファクタリング会社が保証を提供することで、倒産などによる債権の不回収を防ぎ、資金の流動性を確保する仕組みです。これにより、建設現場で働く事業者の資金繰りを安定させる効果が期待されています。

この制度は、国土交通省により2010年(平成22年)3月1日から施行されており、さらに2012年(平成24年)1月16日からは、東日本大震災の影響を受けた地域の建設現場に対し、建機の割賦契約やリース、レンタルといった取引で生じる債権も保証の対象に含まれるようになりました。

このように、ファイナンスのみならず建設機械リースなども関わる制度の担い手として、三菱UFJファクターは、全国でわずか9社のみが認定されている「債権支払保証制度」の運営企業に名を連ねています。

下請債権保全支援事業|国土交通省

三菱UFJファクターのデメリット

一方、三菱UFJファクターにはデメリットもあります。デメリットもしっかりご理解ください。

ファクタリング諸条件が非公開で問い合わせが必要

三菱UFJファクターに関する具体的な情報は、一般にはあまり開示されていないため、サービスの詳細を知るには直接問い合わせるのが確実です。

三菱UFJファクターは、三菱UFJ銀行グループに属しており、金融機関としての信頼性は非常に高いといえます。怪しい企業という印象はまったくなく、むしろ社会的にも安定した評価を得ている存在です。

なお、手数料や必要書類、申込から契約締結までの具体的な手順についても、事前に確認しておくことが大切です。

迅速な資金調達目的ではない

三菱UFJファクターは、通常の2社間ファクタリングや3社間ファクタリングを取り扱っていないので、迅速な資金調達目的での利用はできません。

診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングも行いますが、当然、医療機関や介護事業所しか使えないファクタリングです。

それよりも、国際ファクタリングや保証ファクタリングなど、他社が行わない特別なファクタリングを実施できることに、価値を見出す事業主様向けのファクタリング会社になります。

三菱UFJファクターの評判と口コミ:利用者のリアルな声を紹介

三菱UFJファクターの口コミや評判を抜き出してみました。

「主要取引銀行だったこともあり、無事契約することができました。母体がメガバンクだけあって手数料は格安で利用できました。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)

「窓口や電話対応は銀行のように丁寧でしたが、三菱UFJ銀行のように審査は激しく難しく結局契約はできませんでした。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)

「資金繰りが厳しく、できるだけ早く現金を確保しなければならない状況に直面したときに、こちらのファクタリングサービスを利用しました。急ぎの場面でも対応してもらえたのは非常に助かりました。
実際に使ってみて良かったと感じたのは、万が一、取引先が倒産してしまった場合でも、売掛金や手形といった債権が保証される点です。売上が回収できないという最悪のリスクを避けられるのは、大きな安心材料でした。」
(ファクタリング口コミサイトの口コミを一部修正)

口コミ自体は少ないのですが、どれも三菱の手堅い対応を評価しているものばかりでした。ここと特殊なファクタリングできれば、かなり自社のリスクを減らせそうです。

三菱UFJファクターの利用をおすすめする活用事例

三菱UFJファクターの利用をおすすめするのは、海外と取引している大口顧客がいる法人、国内で売掛先からの回収漏れリスクを排したい法人、そして、病院、クリニック、介護事業所などです。

つまり、一定規模以上の事業を行い、社会的信用度が高く、三菱UFJとお付き合いしていても遜色ないくらいの事業主様が、迅速な資金調達以外の目的で利用する場合に向いています。

いつものファクタリングのように迅速な資金調達が目的の場合、三菱UFJファクターは役立ちません。

そうではなく、国際ファクタリングや保証ファクタリングなど他のファクタリング会社ではほとんど行っていない、リスクを減らすサービスを積極的に受けるために三菱UFJファクターを利用することをおすすめします。

三菱UFJファクターで審査通過するためのポイント

三菱UFJファクターのファクタリングは、かなり特殊なファクタリングになるため、一般的なファクタリングのように「攻略法」はありません。

そもそも、三菱UFJファクターとビジネスパートナーになれる時点で相当な「審査」を経ています。

従いまして、ぜひ三菱UFJファクターに問い合わせや相談いただいて、三菱UFJファクターが提供する特殊なファクタリングを受けられるか確認してください。

確実に審査に通るというか、みなさまが希望するファクタリングが三菱UFJファクターでできるかどうかをまず確認してください。

国際ファクタリングや保証ファクタリングができる貴重なファクタリング会社が三菱UFJファクター

三菱UFJファクターは、診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングに加え、国際ファクタリングや保証ファクタリング、さらに下請債権保全支援事業にも対応しています。

非常にレアなファクタリングメニューを多く用意しているので、通常の迅速な資金調達以外の目的でファクタリングを使いたい場合、ぜひ検討してみてください。

ただし、三菱UFJから認められることが必要であり、審査も相応に厳しいという現実もご理解ください。

ぜひ回収不能のリスクヘッジとして、特殊なファクタリングを利用したい場合、三菱UFJファクターを候補に入れてください。

何卒宜しくお願い致します。

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