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ファクタリングという新しい資金調達システムを徹底解説!アセット・ファイナンスの新しい手法!
会社や個人事業主が事業活動をする際に、運転資金、設備資金、あるいは開業資金などを資金調達することが必要な場面があります。
これまでの資金調達方法は融資や株式発行、手形割引などが思い浮かびます。しかし、どの方法も手続きが複雑で、かつさまざまな規制法によって臨機応変な対応ができなくなっています。
こうした中で、新しい資金調達方法として注目されているのがファクタリングです。これまでの資金調達方法と何が異なるのか、どのようなことが新しいのか解説します。新しい方法を知っていただいたうえで、その時々に最適な資金調達方法を選択してください。
今回はそのための新しい資金調達方法、ファクタリングを紹介します。
ファクタリングによる資金調達の概要
ファクタリングはみなさんがクライアント、取引先に提出している請求書=売掛金=売掛債権を期日到来前に買い取ってもらう制度です。
この新しい仕組みについてはこうした例で考えてみましょう。
A社がB社にものを売っている
掛け売りで支払いサイトは60日
9月末日締めの支払いは11月末日
9月30日に売掛金200万円計上、請求書をB社宛に出す
11月末日を待てず資金調達の必要性が出る
10月1日に200万円の売掛金をファクタリング会社Cに170万円で売却
11月30日に200万円入金があったのち、A社はC社に200万円支払う
A社は手数料をC社に支払って、請求書の信用をもって、200万円の債権を170万円で期日到来前に売る、という新しい仕組みがファクタリングです。
手数料をファクタリング会社に支払い、差額を買い取り料金として受け取ります。これが資金調達の新しい方法となります。
ファクタリングは融資などと比べて迅速に資金調達できる新しい方法ですが、メリットだけではなくデメリットもあるので、即断せず他の資金調達方法と比較検討してください。
ファクタリングはアセット・ファイナンスによる新しい資金調達
アセット・ファイナンスとは、企業が保有する資産を原資とする資金調達方法です。融資ではなく、「資産を売る」「自己資産をお金に変える」方法になります。
<アセット・ファイナンスの具体例>
①不動産売却
②知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
③独占販売権、営業権などの無形資産の売却
④ファクタリング
⑤でんさい(電子記録債権)譲渡
⑥債権回収
⑦セール&リースバック(※)
代表的なアセット・ファイナンスとして、不動産の売却、知的財産権の売却の売却などが挙げられます。
ファクタリングも、アセット・ファイナンスの新しい手法として注目されています。ファクタリングは所有している「売掛債権」(売掛金)という資産の売却なので該当します。
知的財産権や営業権などを売ることは現実的には考えにくく(会社を畳む覚悟になります)、不動産売却も大きな賭けになります。
そうではなく、比較的「気軽」に自社の資産を売却して資金調達できるファクタリングは、新しい手法として注目されます。
ファクタリングは他の資金調達方法と違いここが新しい!
ファクタリングで資金調達するのと上で挙げた代表的な資金調達方法では何が違うのでしょうか?いくつかの資金調達方法についてまとめてみました。
ファクタリングと融資の違い
ファクタリングは「アセット・ファイナンス」、融資は「デット・ファイナンス」と呼ばれています。
大きな違いは、いくつもあげられますが、まずファクタリングには信用情報照会がありません。一方、融資には信用情報照会が義務付けられていれ「金融ブラック」の人はその時点ではねられてしまいます。
融資を申し込んだ人の信用重視なのが融資、一方、取引先、売掛先の信用重視なのがファクタリングです。ファクタリングは売掛金が確実に回収できることが何より大切な審査基準になります。
融資はキャッシュフローとともに「負債」も増加しますが、ファクタリングの場合負債は増えず、資本(総資産)が増加します。貸借対照表上も負債の増加にならないので、経営指標的に安定します。
同じ資金調達なのに、貸借対照表上の数字がまったく異なるので、ファクタリングのメリットが大きいものと考えます。
ファクタリングと手形割引の違い
ファクタリングは「アセット・ファイナンス」、手形割引は「デット・ファイナンス」です。
手形割引は商慣習として世界的に歴史があり、法体系(手形法など)や判例が充実しています。
一方、ファクタリングは新しい資金調達方法なのでそのあたりが未整備で、被害者保護などが未整備な面もあり、悪質な業者が入り込む余地も否定できません。
大きな違いとして、手形割引は償還請求権(貸し倒れになった時に依頼人が支払いを肩代わりする義務)がありますが、ファクタリングは償還請求権がないものが多くなっています。
これを利用して、資金調達以外にも、倒産しそうな会社(売掛金回収が危ない)をファクタリングによって現金化し、貸し倒れリスクをファクタリング会社に転嫁できます。
ファクタリングと「でんさい」(電子記録債権)の違い
オンライン上ですぐに債権買取ができるシステムとして認知されている「でんさい」ですが、ファクタリングとともに両方とも「アセット・ファイナンス」です。ファクタリングは売掛債権の一括の売却、一方「でんさい」は売掛金を分割して譲渡できます。
より「でんさい」のほうが利便性は高く、すべてオンライン取引で完結するので、メリットが大きそうなのですが、債権者も債務者(売掛先)も「でんさいねっと」に加入していなければ取引できないデメリットがあります。
また、オンライン取引の際、取引先にも必ずバレるため、自社の資金繰りが悪いときに利用すると、取引を打ち切られたり印象を悪くされたりするデメリットもあります。
ファクタリングと債権回収(サービサー)の違い
比較的有名なアセット・ファイナンスの手法として「サービサー」というものがあります。ファクタリングは売掛債権の買い取りのみですが、サービサーは不良債権も含めて買い取りを行います。
言い換えるとサービサーは債権回収、借金取りとも言えるので、より法的権限を与えられた人が行い、副作用も強いアセット・ファイナンスの手法になります。
合法的な「借金取り」、強力な権限を持った債権回収であり、ファクタリングはそれよりも何倍もマイルドな手法です。まず、ファクタリングによって売掛債権を現金化し、資金調達を目指す方が良いでしょう。
メリットとデメリットを見極めて新しい資金調達としてファクタリングを考えよう
このようにファクタリングはアセット・ファイナンスの新しい手法として世の中に広まりつつあります。
既存の資金調達方法との違いも知ってたいただいたうえで、ファクタリングによって資金調達したい場合、ぜひNo.1までお問い合わせください。
「株式会社No.1」は経験と実績があり、プロフェッショナルによる迅速な審査によって早期現金化、資金調達を可能にします。他の資金調達方法との違いについても適切にアドバイスし、ファクタリングを無理におすすめすることはありません。
新しい資金調達方法の1つとしてファクタリングを知っていただき、特にアセット・ファイナンスによって資金調達したい方は、ぜひ候補に入れていただければと存じます。
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