株式会社No.1 > No.1のファクタリング ー 資金調達ブログ ー > 資金調達情報 > 初めての起業と資金調達3

カテゴリー: 資金調達情報

初めての起業と資金調達3

初めての起業と資金調達3

メインバンクと資金調達の関係性

よく「当社のメインバンクは○○銀行です」という会社や「創立以来△△銀行にお世話になっているから当社のメインバンクです」という企業があります。

しかし、一方で「景気が悪くなったらメインバンクのXX銀行に見放された」という言葉も聞きます。

ではそもそもメインバンクとは企業にとってなんなのでしょう。

まずはその点から見ていきましょう。

メインバンクとは何か

「メインバンク」といっても、企業側がそう勝手に名乗っているだけで特に届出やなんらかの契約を行なっているものではありません。

古い考え方の経営者の中には「他の銀行から融資を受けてしまうとメインバンクの心証が悪くなる。」「メインバンクの心証が悪くなれば融資を打ち切られるかもしれない。」と思ってメインバンクとしている銀行だけで資金調達をする会社も少なくないのではないでしょうか。

確かにテレビドラマの中ではそのようなシーンもあることからそう思ってしまっても仕方がないように思います。

しかし、銀行からみればその銀行をメインバンクと思い込んでいる企業であっても「数ある預金先、融資先の1つに過ぎない」ということを忘れてはいけないのです。

ですから、いくら担当の銀行員が「御社は当行がメインバンクです」と言っても、それはあくまで営業上のリップサービスで、仮に経営状況が悪化すれば速やかに手を引くということもありうるというものなのです。

銀行自体の経営体質も変化している

いまや従来からあったメインバンクという考え方がこれまでより希薄になっているのも事実です。

確かに以前は企業と銀行の関係においても、古き良き時代ともいえる「義理人情で融資をしていた時代があったのかもしれませんが、いまや銀行の店舗も数値で経営管理され、審査フローも本店主導でマニュアル化され、格付けや信用調査のフローもマニュアル化され、さらにスコアリングシステムなどのシステム化やコンプライアンス体制の整備などで古くから付き合っている「企業だから業績が悪くても融資をする」「銀行に接待をしていれば業績が悪くても融資する」といったことは起こりえないようになってきたのです。

つまりメインバンクを義理立てする必要がなくなったともいえるのです。

どこの銀行から融資を受けるべきか

例えば「メインバンクはこの銀行だけ」と固執して、一行からしか資金調達をしていない場合その銀行が「これ以上の融資はできない」といってきた場合にはどうするのでしょうか。

他の銀行に融資を依頼すると思いますが、銀行というのは普段付き合いのない一見客に対しては厳しい対応をするのが現実です。

つまり取引銀行が1社だけの場合は、いざというときに身動きが取れなくなってしまう可能性があるということなのです。

ここで重要なのは「少額でも良いからつきあいのある銀行をある程度増やしておく」「口座だけでも作ってお金を動かしておく」「担当者に決算状況の報告などをしておく機会を作っておく」などメインバンク以外の複数の銀行とパイプを持っておくことが重要なのです。

複数の銀行とのコネクションがある状態にしておけば、

・メインバンクから融資を断られたときに融資を受けられる可能性が高まる
・有利な融資条件を提示してくれる可能性がある

といった可能性もあるのです。

つまり複数の銀行やノンバンクとの付き合いというのも、非常に重要なポイントになってくるということなのです。

ただし、事業を始めた当初は、一つの銀行からの融資からはじめ、事業歴や売上規模が大きくなるにつれ、付き合いをする銀行やノンバンクなどを増やして行くことが重要です。

また他の銀行から融資を受けるような場合は、他の取引銀行に一声かけておいた方が、銀行との関係も円滑です。

日銀のマイナス金利など、銀行の経営環境も厳しくなってきています。

そのような中で企業と銀行の付き合い方も変わってきているのも事実です。

普段から銀行との良好な関係を維持しつつ、いくつかの銀行やノンバンクなどから資金調達できるような工夫も必要なのではないでしょうか。